JP2641055B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JP2641055B2
JP2641055B2 JP63107808A JP10780888A JP2641055B2 JP 2641055 B2 JP2641055 B2 JP 2641055B2 JP 63107808 A JP63107808 A JP 63107808A JP 10780888 A JP10780888 A JP 10780888A JP 2641055 B2 JP2641055 B2 JP 2641055B2
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隆 石黒
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ光をもって記録信号の再生を行なう
光記録情報媒体に関し、特に製造後にレーザー光の照射
によってデータを記録することができる追記型の光情報
記録媒体や、記録、消去の自由な書換え可能型の光情報
記録に関する。
[従来の技術] 追記型光ディスクや書換え可能型光ディスクでは、光
ピックアップのトラッキングザーボやフォーカスサーボ
に必要な情報、或は光ディスク上の絶対番地を検知する
位置情報等、データの記録に必要な情報を光ディスクに
予め記録しておく必要がある。これらの情報をプレコー
デッドシグナルと呼ぶ。
第2図に従来の光情報記録媒体の構造を示すが、一般
にプレレコーデッドシグナルは、光ディスクの基板1の
板面に予め刻まれた幅0.1〜1μm、長さ0.1μm以上、
深さ0.01〜0.2μmの「プレピット」と呼ばれるピット
列や、これと同等の幅や深さを有する「プレグループ」
と呼ばれる連続溝等(以下これらを総称して「プレレコ
ードチャンネル」と称する。)からなる。
[発明が解決しようとする課題] 前記プレレコーデッドシグナルは、光ディスクにデー
タを記録し、それを再生するうえで極めて重要なもので
ある。しかし、このプレレコーデッドシグナルを再生す
るため、光ディスクの基板上に予め形成されたプレレコ
ードチャンネル5の上に記録層2を形成し、ここにデー
タを直接記録した場合、記録層2の膜厚、表面状態等が
前記プレレコードチャンネル5の凹凸の影響を受け、歪
んでしまうため、ピット4の形成の障害となり、記録特
性を悪化させるという問題があった。
従来の光ディスクでは、この問題を回避するため、前
記プレピットやプレグループと、記録膜へのデータ記録
領域とを分離する等の対策を講じてきた。しかし、この
ようにすると、データシグナルとプレレコーデッドシグ
ナルを記録できる領域が限定されるため、高い記録密度
が達成できない。
本発明は、前記従来の問題点に鑑み、プレレコードチ
ャンネルの上に形成された記録膜上に、直接データを記
録し、これを再生するに当り、前記プレコードチャンネ
ルによるピット形成の障害を排除すると同時に、従来と
全く同様にしてプレレコーデッドシグナルの再生が可能
な光情報記録媒体を提供するものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、前記従来の問題点を解決するため、本発明
において採用した手段は、プレレコーデッドシグナルが
予め溝状に記録された透明な基板1の上に記録層2を形
成し、この記録層2にデータシグナルを記録する光情報
記録媒体において、前記プレレコーデッドシグナルを再
生するためのプレレコードチャンネル5を、透明な下地
層6で埋め込んで、その表面を平滑とし、この下地層6
の平滑な表面の上に前記記録層2を形成すると共に、前
記プレレコードチャンネル5の深さdを、再生用のレー
ザ光の波長λと、基板1と前記下地層6との屈折率の差
Δn=n1−n2との比λ/Δnの1/8〜1/2倍の範囲とする
ことにある。
[作用] 第1図で示すように、前記光情報記録媒体では、光ピ
ックアップ7から集束されたレーザ光を前記プレレコー
ドチャンネル5に照射して、プレレコーデッドシグナル
を再生する場合、基板1を透過した光は、透明な下地層
6を透過して、記録層2との界面で反射し、光ピックア
ップ7で受光される。このとき、プレレコードチャンネ
ル5の部分と、それ以外の部分とでは、プレレコードチ
ャンネル5の深さdの2倍だけ下地層6を通過する距離
に違いがある。このため、光ピックアップで受光される
反射光には、プレレコードチャンネル5の深さd及び基
板1と下地層6との屈折率の差Δn=n1−n2とに比例す
る位相差が生じる。これによって、プレレコードチャン
ネル5により、通常の方法でプレレコーデッドシグナル
が再生できる。
例えば、前記プレレコーデッドシグナルは、光ピック
アップの分割光信号検出器により検出される信号の和信
号により得られる、いわゆるトラッククロスシグナル
や、前記分割光信号検出器により検出される信号の差信
号により得られる、いわゆるプッシュプルのトラッキン
グエラーシグナルにより再生される。前者の方式の場
合、プレレコードシグナル5の深さdをd=λ/4Δnに
選択したとき、前記位相差が最大となり、再生されるプ
レレコーデッドシグナルのC/Nが最大となる。他方、後
者の方式の場合、プレレコードシグナル5の深さdをd
=λ/8Δnに選択したとき、前記位相差が最大となり、
再生されるプレレコーデッドシグナルのC/Nが最大とな
る。前記光情報記録媒体の場合、何れかの再生方式を用
いることにより、λ/16Δn≦d≦λ/2Δnの範囲にお
いてプレレコーデッドシグナルの再生が可能である。
他方、記録層3は前記プレレコードチャンネル5を下
地層6で埋め込むことによって、平滑となった下地層6
の上に形成できるため、前記プレレコードチャンネル5
がピット4の形成に何等影響を与えない。
[実施例] 次ぎに、本発明の実施例について具体的に説明する。
(実施例1) 射出成型で得られた幅0.6μm、深さ1.0μmのプレグ
ループ(プレレコードチャンネル5)を有する屈折率1.
59のポリカーボネート基板1の上に、屈折率1.49のUV硬
化樹脂をスピンコートして、下地層2を形成することに
より、前記プレグループを埋めると共に、基板1の表面
に平坦な面を形成した。さらに、この下地層2の上にTe
合金を85nmの厚みで真空蒸着し、追記型の光ディスクを
製作した。なお、第1図において、「3」の符号は、記
録層2を覆う保護層を示す。
この光ディスクを未記録のまま再生したところ、トラ
ッククロスシグナル及びプッシュプルのトラッキングエ
ラーシグナルとして、各々第3図(a)、(b)に示す
波形が得られた。この信号は、実質的に後述する比較例
1のこれらのシグナルと同等である。
次ぎに、この光ディスクに、記録レーザパワー5.6m
W、線速2.4m/sでEFM信号を記録し、これをレーザーパワ
ー0.5mWで再生し、C1エラーレートを測定したところ、1
5cpsであった。
(比較例1) 前記実施例1と同じプレグループ(プレレコードチャ
ンネル5)を有する屈折率1.59のポリカーボネート基板
1の上に、UV硬化樹脂をスピンコートせずに、直にTe合
金を85nmの厚みで真空蒸着し、追記型の光ディスクを製
作した。
この光ディスクを未記録のまま再生したところ、トラ
ッククロスシグナル及びプッシュプルのトラッキングエ
ラーシグナルとして、各々第4図(a)、(b)に示す
波形が得られた。この信号は、実質的に前記実施例1の
これらのシグナルと同等である。
次ぎに、この光ディスクに、前記実施例1と同じ条件
でEFM信号を記録し、これをやはり実施例1と同じ条件
で再生し、C1エラーレートを測定したところ、350cpsで
あった。
(実施例2) 射出成型で得られた幅0.6μm、深さ1.0μmのプレグ
ループ(プレレコードチャンネル5)を有する屈折率1.
59のポリカーボネート基板1の上に、屈折率1.49のUV硬
化樹脂をスピンコートして、下地層2を形成し、これに
よって、前記プレグループを埋めると共に、基板1の表
面に平坦な面を形成した。さらに、スピンコート法によ
り、この下地層2の上にシアニン系色素を70nmの厚みで
成膜し、追記型の光ディスクを製作した。
この光ディスクを未記録のまま再生したところ、トラ
ッククロスシグナル及びプッシュプルのトラッキングエ
ラーシグナルとして、各々第5図(a)、(b)に示す
波形が得られた。
次ぎに、この光ディスクに、記録レーザパワー3.2m
W、線速1.2m/sでEFM信号を記録し、これをレーザーパワ
ー0.5mWで再生し、C1エラーレートを測定したところ、8
cpsであった。
(比較例2) 前記実施例2と同じプレグループ(プレレコードチャ
ンネル5)を有する屈折率1.59のポリカーボネート基板
1の上に、UV硬化樹脂をスピンコートせずに、直にシア
ニン系色素を70nmの厚みでスピンコートし、追記型の光
ディスクを製作した。
この光ディスクを未記録のまま再生することにより得
られたトラッククロスシグナル及びプッシュプルのトラ
ッキングエラーシグナルの波形を、各々第6図(a)、
(b)に示す。この波形からは、トラッキングサーボに
必要なトラッキングエラーシグナルをとることができな
い。これは、前記プレレコードチャンネル5により、記
録層2にチャンネル部と非チャンネル部とに膜圧差が生
じることに起因する。
次ぎに、この光ディスクに、前記実施例1と同じ条件
でEFM信号を記録し、これをやはり実施例1と同じ条件
で再生し、C1エラーレートを測定したところ、180cpsで
あった。
[発明の効果] 本発明による光情報記録媒体では、プレグループやプ
レピットを有する基板1の上に平坦な板面を形成し、そ
こに記録層2を形成することができるため、前記プレレ
コードチャンネルのピット形成への悪影響を排除するこ
とができる。なおかつ、従来と全く同様にして前記プレ
レコードチャンネルからプレレコーデッドシグナルを再
生することができる。
従って、記録データのエラーの低減と、データシグナ
ルとプレレコーデッドシグナルを記録できる領域とを自
由に配置できるという双方の効果を同時に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例を示す光情報記録媒体の模式断
面図、第2図は従来例を示す光情報記録媒体の模式断面
図、第3図〜第6図は、実施例と比較例において再生さ
れたプレレコーデッドシグナルのオシロ波形を示す写真
である。 1……基板、2……記録層、4……ピット、5……プレ
レコードチャンネル、6……下地層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレレコーデッドシグナルが予め溝状に記
    録された透明な基板1の上に記録層2を形成し、この記
    録層2にデータシグナルを記録する光情報記録媒体にお
    いて、前記プレレコーデッドシグナルを再生するための
    プレレコードチャンネル5を、透明な下地層6で埋め込
    んで、その表面を平滑とし、この下地層6の平滑な表面
    の上に前記記録層2を形成してなり、前記プレレコード
    チャンネル5の深さdを、再生用のレーザ光の波長λ
    と、基板1と前記下地層6との屈折率の差Δn=n1−n2
    との比λ/Δnの1/8〜1/2倍の範囲としたことを特徴と
    する光情報記録媒体。
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JPH01279435A JPH01279435A (ja) 1989-11-09
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