JP2640975B2 - バタフライ弁の製造方法 - Google Patents

バタフライ弁の製造方法

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JP2640975B2 JP63320003A JP32000388A JP2640975B2 JP 2640975 B2 JP2640975 B2 JP 2640975B2 JP 63320003 A JP63320003 A JP 63320003A JP 32000388 A JP32000388 A JP 32000388A JP 2640975 B2 JP2640975 B2 JP 2640975B2
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義則 万木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、弁本体とシートリングとを同一の材質で
形成したバタフライ弁の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、円筒形状の流体通路を有する弁本体内に円板状
の弁体を回転自在に軸支して、弁本体内の流体通路を開
閉するようにしたバタフライ弁は公知であり、種々の流
体の制御に用いられている。
従来公知のバタフライ弁は、一般に弁本体及び弁体を
鋳造若しくは鍛造で形成し、弁本体内周面にゴム等の弾
性密封材で形成したシートリングと称せられる密封部材
を配在し、弁体の外周面とシートリング内周面との接離
により弁の開閉を行うようになっている。
しかしながら、弁本体を鋳造若しくは鍛造により形成
することは、重量や加工工程数の点で不都合が多く、又
別体に形成されたシートリングの嵌め込みが機械化、自
動化し難いため、量産性、経済性に劣っていた。特に鋳
造加工は、加工が非能率的であると共に作業環境を悪化
させる欠点があった。更に、別体のシートリングを弁本
体に嵌め込むため、高流速や真空の流体制御を行う場
合、シートリングが弁本体から脱落するのを防止する対
策が必要とされ、又鋳造製品には防触対策が必要とされ
ている。
(考案が解決しようとする課題) この発明は、従来のバタフライ弁にみられた前記の如
き欠点や問題点を解決せんとするものであり、弁本体と
シートリングとを同一材質で一体に形成せんとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、この発明が採った手段
は、弁本体を一次成型金型で半加硫状態に成形した後、
二次成型金型によりシートリングを弁本体の内周面に注
入成型し、加硫して、弁本体を過加硫状態とするように
したことを特徴とする。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この発明の好ましい実施例
を詳細に説明する。図において、(1)はバタフライ弁
の弁本体、(2)は該弁本体(1)の内周面を画成する
シートリングであり、両者は共に同一材質、例えばアク
リロニトリルブタジエンゴム(NBR)同志、クロロプレ
ンゴム(CR)同志、或はエチレンブロピレンゴム(EPD
M)同志で形成され、弁本体(1)は硬質に、シートリ
ング(2)は軟質に加硫成形される。
弁本体(1)とシートリング(2)には、その直径方
向対向位置に、両者を貫通して弁軸孔(3)(4)が形
成される。一方の弁軸孔(3)は、弁本体(1)の外周
面から外方へ一体に延び出す弁軸筒(5)内を貫通して
いる。(6)は円板状の弁体であって、弁本体(1)内
に回転自在に軸支され、その外周面がシートリング
(2)の内周面に接離して、流路の開閉が行われる。
(7)(8)は内端を前記弁体(6)に固着した弁棒で
あって、前記弁軸孔(3)(4)内に軸挿される。一方
の弁棒(7)は弁軸筒(5)を貫通して外方へ延び出
し、外端に所望の駆動手段が適用される。他方の弁棒
(8)は弁軸孔(4)内で終端しており、該弁軸孔
(4)の外端はプラグ(9)で閉塞される。弁軸筒
(5)を延び出す弁棒(7)はグランドパッキン(10)
で軸封されると共に、シートリング(2)内に埋め込ま
れたOリングケース(11)内のOリング(12)により軸
封される。(13)は弁棒(7)と弁体(6)とを固定す
るテーパーボルトである。
第2、3図に示すようにシートリング(2)は、その
両側面が弁本体(1)よりも寸法(l)だけ外側方へ突
出しており、この突出量()が配管時の圧縮代となっ
て配管フランジとの間の密封性を確保する。又、弁体
(6)の外径はシートリング(2)の内径よりも、若干
大きい径を有し、その径の差が圧縮代として全閉時にお
ける弁体とシートリング間のシール性を確保する。Oリ
ングケース(11)はステンレス鋼等の金属若しくは耐熱
性及び強度を有する合成樹脂で形成される。
次に、弁本体(1)及びシートリング(2)の成形に
ついて説明する。先ず、一次成型金型で弁本体(1)を
半加硫状態に成形し、次いで二次成型金型でシートリン
グ(2)を注入し加硫して一体化する。弁本体(1)と
シートリング(2)の接合面には合成接着剤を塗布す
る。
二次成型金型による加硫成型により、半加硫にあった
弁本体(1)は過加硫状態となり硬度が高くなる。尚、
半加硫とは、未加硫ゴムと完成品との中間の状態を意味
し、この状態では、ゴムとしての物理的性質は全く有し
ておらない。過加硫とすることより、物性値が低下しな
いように、ゴムの配合を調整しておくものとする。
以上の説明及び図面において、弁本体(1)とシート
リング(2)とは別個のものとして説明、図示したが、
実際は両者は一体化され両者の境界は明確なものではな
い。説明と理解の便宜のために従来の用法に従って弁本
体及びシートリングの用語を用いたにすぎない。
加硫後の弁本体(1)は例えば硬度95゜、シートリン
グ(2)は硬度70゜であった。
(発明の効果) この発明によれば、弁本体とシートリングが硬・軟質
のゴムで一体に成形されているため、従来の如き鋳造、
鍛造、仕上加工、組立などの工程が不要となり、大幅な
コストダウンがはかれると共に、シートリングが外れて
来るおそれがない為、高流速や真空の流体の如き流体条
件にも対応出来、広範囲な仕様条件に耐え、信頼性の高
いバタフライ弁を提供出来る。
又、シートリングを嵌め込む必要がなく、弁本体に一
体化されている為、弁の量産化、自動化が達成出来る。
本体部の防錆塗装が不要であり、使用後の再塗装などに
よる経費を削減出来ると共に、湿気の多い個所や水没仕
様にも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、第2図は一部の拡大断面図、第3図は
第2図と異なった個所の拡大断面図、第4図は弁本体の
縦断面図、第5図はシートリングを一体化した状態の縦
断面図である。 (1)……弁本体、(2)……シートリング (3)(4)……弁軸孔 (5)……弁軸筒、(6)……弁体 (7)(8)……弁棒、(9)……プラグ (10)……グランドパッキン (11)……Oリングケース、(12)……Oリング (13)……テーパーボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体を一次成型金型で半加硫状態に成形
    した後、二次成型金型によりシートリングを弁本体の内
    周面に注入成型し、加硫して、弁本体を過加硫状態とす
    るようにしたことを特徴とするバタフライ弁の製造方
    法。
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