JP2637135B2 - 電磁ブロワー - Google Patents

電磁ブロワー

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JP2637135B2
JP2637135B2 JP63015230A JP1523088A JP2637135B2 JP 2637135 B2 JP2637135 B2 JP 2637135B2 JP 63015230 A JP63015230 A JP 63015230A JP 1523088 A JP1523088 A JP 1523088A JP 2637135 B2 JP2637135 B2 JP 2637135B2
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permanent magnet
diaphragm
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泰昌 中野
慎一 喜多
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、浄化槽、養魚活魚水槽等に空気を圧送する
ための電磁ブロワーに関するものである。
(従来の技術) 以下、第3図〜第6図に基づいて従来の技術を説明す
る。但し、第3図及び第4図は従来と本発明の一実施例
としての図とを兼ねている。また、説明文中の上,下,
左,右等の方向を示す記載は図面上における方向を示し
ている。
浄化槽、養魚活魚水槽等に空気を圧送するために用い
られる電磁ブロワー1は、第3図の部分断面正面図、及
び第3図におけるカバー2、及びフィルターカバー4を
取外した状態での部分断面を含んだ第4図の平面図に示
すように、左右対称位置にダイアフラム室5及び6が形
成され、さらに、それぞれのダイアフラム室内のダイア
フラム7は振動子枠8の両端部においてセンターディス
ク9と結合されている。また、ダイアフラム7の外径縁
7Aはそれぞれのダイアフラム室5,6に固定されている。
上記振動子枠8の左側には上,下2ケ所に永久磁石10,1
1が取付けられ、上記振動子枠8の右側には上,下2ケ
所に永久磁石12,13が取付けられている。なお、第5図
及び第6図は振動子枠8に永久磁石10,11,12,13が取付
けられている状況を示した平面図、及び正面図である。
第4図に示すように、振動子枠8の両側には永久磁石10
〜13の磁極面と相対し、永久磁石10〜13を吸引もしくは
反発させるための電磁石14及び15が設けられている。電
磁石14及び15は、それぞれコア16にコイル17を巻いたも
ので外部の商用電源からプラグP及び電源コードPCを介
して供給された励磁電力により励磁され、商用電源の周
波数に対応して、前記永久磁石10〜13と対面する磁極面
がN極、S極に交互に励磁されるように構成されてい
る。
第3図に示すように上記電磁石14及び15は、鋼板等で
凹字状に形成されたコア架台18上面に取着されており、
一方、コア架台18の左外側面には前記ダイアフラム室5
とポンプ19とが一体的に取付けられ、コア架台18の右外
側面には前記ダイアフラム室6とポンプ20とが一体的に
取付けられている。ポンプ19にはエアパイプ21が接続さ
れる一方、ポンプ20にはエアパイプ22が接続されてお
り、エアパイプ21と22の反対端部はそれぞれエアタンク
23に接続されている。なお、上記ポンプ19,20から圧送
された空気は同エアタンク23及び吐出口24を介して外部
の浄化槽、養魚活魚水槽等に供給されるようになってい
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように構成された電磁ブロワーは、その使用分
野が浄化槽、養魚、活魚水槽等のいわゆる屋外使用が多
く、冬期寒冷時には−30℃にも低下することがある。と
ころが上記のような寒冷時には、前記電磁石14,15のそ
れぞれのコイル17に励磁電力が投入されたとき永久磁石
10〜13において集中した過大な反磁界が発生し、永久磁
石10〜13が減磁されるため、前記振動子枠8の往復駆動
力が定格能力より弱くなり、前記吐出口24から吐出され
る空気の流量が大幅に減少するという問題があった。
そのため、従来は電磁石14,15のアンペアターンを減
らす一方、永久磁石10〜13に希土類磁石を用い、磁力を
増加させることにより、上記問題に対処していた。しか
しながら上記希土類磁石は高価なため、電磁ブロワー1
のコストが高価になるという問題があった。
そこで、本発明においては、永久磁石10〜13のそれぞ
れの磁極面に強磁性金属板を取着し、寒冷時の電源投入
時において、前記強磁性金属板により前記反磁界をバイ
パスし、反磁界の発生域を分散させ、集中させないよう
にすることにより前記減磁を阻止することを解決すべき
技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための技術的手段は、ダイアフラ
ム室のダイアフラムと結合されるセンターディスクが少
なくとも一方の端部に取付けられた振動子枠を設け、同
振動子枠には永久磁石が取付けられる一方、同永久磁石
の磁極面に対面する位置には同永久磁石と磁気吸引及び
磁気反発の作用により前記振動子枠を往復動させ、前記
ダイアフラム室のダイアフラムを作動させて外部に圧縮
空気を吐出させるための電磁石が設けられた電磁ブロワ
ーを、前記電磁石に電源が投入され、始動されたときに
流れる通常運転時よりも過大な電流による前記永久磁石
に発生する集中した過大な反磁界をバイパスし、その反
磁界の発生域を分散させて前記永久磁石の減磁を抑制す
るための強磁性金属板を前記永久磁石の磁極面に取着し
た構成にすることである。
(作 用) 上記構成の電磁ブロワーに依れば、寒冷時使用におい
て、前記電磁石に励磁電力が投入された場合でも、永久
磁石のそれぞれの磁極面に強磁性金属板が取着されてい
るため、同強磁性金属板により反磁界がバイパスされ、
反磁界の発生域が分散され、集中されることがなくな
り、永久磁石の減磁が阻止されるため、上記寒冷時の始
動においても電磁ブロワーの能力の低下を阻止する始動
をする。
第7図は、上記作用の部分的原理説明図である。第7
図において、PMG1とPMG2は平板状の永久磁石であり、永
久磁石PMG1,PMG2のそれぞれの磁極面と交流の電磁石EMG
1,EMG2の磁極面が相対されている。一方の永久磁石PMG2
の磁極面には強磁性金属板、例えば鋼板STが貼付けられ
ており、もう一方の永久磁石PMG1の磁極面には鋼板STが
貼付けられていない。そして永久磁石PMG1とPMG2は図に
示すように磁極面がそれぞれ磁極N,Sに磁化されてい
る。なお、永久磁石PMG1とPMG2は、図示していない振動
子枠に取付けられているものとする。
上記のような配置状態において、電磁石EMG1とEMG2の
図示していないコイルに交流の励磁電流が半サイクル通
電され、図に示すような磁極に磁化されたとき、永久磁
石PMG1とPMG2は図面上において左方に移動される。一
方、次の半サイクルで電磁石EMG1とEMG2の発生磁極が反
転されるため、永久磁石PMG1とPMG2は図面上において右
方に移動される。このような原理により前記振動子枠が
往復動されるものであるが、一般に電磁ブロワーの始動
時、即ち電源投入時において過大な電流が流れ、図に示
すような強反磁界A,Bが永久磁石PMG1,PMG2に大きな影響
を与え、永久磁石PMG1,PMG2において減磁作用が起き
る。そのため、電磁ブロワーの空気吐出能力が低下する
傾向がある。この空気吐出能力低下傾向は、特に寒冷
時、例えば−20℃あるいは−30℃のような低温になる
と、永久磁石PMG1,PMG2の特性により、より顕著にな
る。そこで永久磁石PMG2のように永久磁石の磁極面に鋼
板STを被ぶせることにより反磁界をバイパスさせ、反磁
界の分布域を広げる(反磁界B参照)ようにすると、永
久磁石PMG1のような場合と比較したとき、実験の結果か
ら、寒冷時の始動においても電磁ブロワーの能力低下傾
向が極めて少なくなることが確認された。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を第1図,第2図に従って説
明する。なお、電磁ブロワーの基本的構成は、第3図及
び第4図に示した前記従来の電磁ブロワーと同様である
ため、本実施例においては電磁ブロワー全体の構成の説
明を省略する。
第1図は、前記従来の技術の欄で説明した電磁ブロワ
ー1の振動子枠8に取付けられた永久磁石10〜13のそれ
ぞれの磁極面に鋼板を取着した状態の平面図、第2図は
その正面図である。
第1図及び第2図に示すように、永久磁石10〜13のそ
れぞれの磁極面には鋼板31,32,33,34,35,36,37及び38が
貼付けられている。上記鋼板のそれぞれは、前記作用説
明欄において示した鋼板STに相当するものであり、本実
施例においては電磁石14及び15のそれぞれのコイル17に
始動電流が通電されたときに集中的に発生する反磁界を
バイパスさせ、反磁界の分布域を広げるためのものであ
る。従って、上記鋼板31〜38が永久磁石10〜13のそれぞ
れの磁極面に貼付けられている場合は、反磁界の集中が
緩和され、反磁界の集中による永久磁石10〜13の減磁作
用が緩和される。そのため、反磁界の発生が顕著になる
低温時の始動に際しても永久磁石10〜13の減磁作用が緩
和され、電磁ブロワー1の空気吐出能力の低下が阻止さ
れる。なお、一実験の結果、前記鋼板31〜38を用いない
電磁ブロワーを−30℃で始動した場合、約10%〜15%の
能力低下を生じていたが、前記鋼板31〜38を用いた同一
定格の電磁ブロワーの場合、−30℃で始動しても能力低
下は認められなかった。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、ダイアフラム室のダイ
アフラムと結合されるセンターディスクが少なくとも一
方の端部に取付けられた振動子枠を設け、同振動子枠に
は永久磁石が取付けられる一方、同永久磁石の磁極面に
対面する位置には同永久磁石と磁気吸引及び磁気反発の
作用により前記振動子枠を往復動させ、前記ダイアフラ
ム室のダイアフラムを作動させて外部に圧縮空気を吐出
させるための電磁石が設けられた電磁ブロワーにおい
て、前記電磁石に電源が投入され、始動されたときに流
れる通常運転時よりも過大な電流による前記永久磁石に
発生する集中した過大な反磁界をバイパスし、その反磁
界の発生域を分散させて前記永久磁石の減磁を抑制する
強磁性金属板を前記永久磁石の磁極面に取着したため、
特に、寒冷期において電磁ブロワーを始動させたときの
空気吐出能力の低下を抑制することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の特徴を示した平面図、第2
図は本発明の一実施例の特徴を示した正面図、第3図は
従来及び本発明の一実施例の電磁ブロワーの正面図、第
4図は上記電磁ブロワーの平面図、第5図は従来の電磁
ブロワーに使用されている振動子枠の平面図、第6図は
上記振動子枠の正面図、第7図は作用説明図である。 1……電磁ブロワー 5,6……ダイアフラム室 7……ダイアフラム 8……振動子枠 10,11,12,13……永久磁石 14,15……電磁石 17……コイル 31,32,33,34,35,36,37,38……鋼板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−227978(JP,A) 特開 昭63−176680(JP,A) 特開 昭63−243472(JP,A) 実開 昭61−194790(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイアフラム室のダイアフラムと結合され
    るセンターディスクが少なくとも一方の端部に取付けら
    れた振動子枠を設け、同振動子枠には永久磁石が取付け
    られる一方、同永久磁石の磁極面に対面する位置には同
    永久磁石と磁気吸引及び磁気反発の作用により前記振動
    子枠を往復動させ、前記ダイアフラム室のダイアフラム
    を作動させて外部に圧縮空気を吐出させる電磁石が設け
    られた電磁ブロワーであって、前記電磁石に電源が投入
    され、始動されたときに流れる通常運転時よりも過大な
    電流による前記永久磁石に発生する集中した過大な反磁
    界をバイパスしその反磁界の発生域を分散させて前記永
    久磁石の減磁を抑制するための強磁性金属板を前記永久
    磁石の磁極面に取着したことを特徴とする電磁ブロワ
    ー。
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