JP2636549B2

JP2636549B2 - 携帯電話端末の個人電話番号変更方式

Info

Publication number: JP2636549B2
Application number: JP3114957A
Authority: JP
Inventors: 卓郎小口; 俊六佐々木; 勝浅原
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1991-05-20
Filing date: 1991-05-20
Publication date: 1997-07-30
Anticipated expiration: 2012-07-30
Also published as: JPH04342324A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は携帯電話システムにおい
て使用する携帯電話端末の個人電話番号変更方式に関す
るものである。

【０００２】例えば、自分の個人電話番号PID が登録さ
れた携帯電話端末を常時，持ち歩かず、出先で携帯電話
端末を借りる。そして、借用した携帯電話端末に自分の
個人電話番号を登録してこの携帯電話端末を使用する場
合がある。

【０００３】この時、間違えて他人の個人電話番号を登
録しても使用できるので、番号登録の際に誤用、悪用が
避けられる様にすることが必要である。

【０００４】

【従来の技術】携帯電話システムでは、固有の個人電話
番号( 以下, PID と省略する) を与え、このPID を携帯
電話端末に登録することで、その携帯電話端末に対して
追跡交換サービスを受けることができる様になってい
る。

【０００５】そこで、携帯電話端末を常に、持ち歩くこ
となく、出先で携帯電話端末を借用して、この端末に自
分のPID を登録することにより、上記の交換サービスが
受けられる。しかし、この方法は、間違えて他人の
PID を登録しても発呼ができるので、間違えた他人に課
金が行われる。

【０００６】盗用された時、盗まれた人のPID を利
用禁止処置( システム的に暗証番号を入れないと回線接
続しない) を行ったとしても、PID を変更されたら無断
使用を防げない。

【０００７】などの問題があった。そこで、上記の様な
問題を解決する為、携帯電話端末に暗証番号を記憶させ
てをき、携帯電話端末のPID 変更の際には暗証番号を入
力させる様にしたが、携帯電話端末の所有者しか暗証番
号を知らないので、利用が制約される。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記の方法は、例え
ば、携帯電話端末をレンタルさせて多くの人に使用して
もらう場合、使用者の全員に暗証番号を知らせなければ
らないので、これらの人のうちで番号登録の際、誤用、
悪用が発生する可能性があると云う問題がある。

【０００９】また、上記の項について、クレジットカ
ードを利用して携帯電話端末をレンタルする場合、誤用
または悪用して登録したPID に対応する、クレジットカ
ードの番号を持つ人に課金が行われると云う問題があ
る。

【００１０】本発明は個人電話番号変更の際、誤用、悪
用を避けることを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】図１は個人電話番号記憶
部分に書き込まれた個人電話番号を別の個人電話番号に
変更する場合のブロック図である。図中、BXは交換機、
BSは該交換機に接続される複数の無線基地局、PSは任意
の無線基地局に無線回線を介して接続可能な携帯電話端
末、CONTは該携帯電話端末が何れの無線基地局のサービ
スエリアにいるのかの位置情報を記憶する機能を持ち、
且つ該携帯電話端末に対して、記憶された該位置情報に
基づいて、対応する無線基地局を介して該携帯電話端末
を呼び出す回線制御部である。

【００１２】また、１は該個人電話番号記憶部分に書き
込まれた個人電話番号と設定された暗証番号との対象テ
ーブルを記憶する第１の記憶部、３はクレジットカード
の番号を読み取る番号読み取り回路、４はクレジットカ
ードの番号と予め与えられた個人電話番号との対象テー
ブルを記憶する第２の記憶部である。

【００１３】そして、該個人電話番号記憶部分に書き込
まれた個人電話番号を別の個人電話番号に変更する場
合、変更依頼携帯電話端末は、該別の個人電話番号と設
定された暗証番号とを無線基地局を介して回線制御部に
送出し、該回線制御部は、入力した該別の個人電話番号
と暗証番号とが、該第１の記憶部内の対象テーブルに書
き込まれた該別の個人電話番号と暗証番号に一致してい
ることを検出した時、該変更依頼携帯電話端末に個人電
話番号変更可信号を送出し、該変更依頼携帯電話端末は
個人番号変更可信号を検出した時、該別の個人電話番号
に変更する。

【００１４】第１の本発明は、クレジットカードを用い
て携帯電話端末を借用する場合、該番号読み取り回路
は、クレジットカードの番号を読み取って回線制御部に
送出し、該回線制御部は、入力したクレジットカードの
番号に対応する個人電話番号を該第２の記憶部内の対象
テーブルから読み出して借用携帯電話端末に送出し、該
借用携帯電話端末は、内部の個人電話番号記憶部に入力
した個人電話番号を書き込んで個人電話番号に変更す
る。

【００１５】

【作用】個人電話番号記憶部分に書き込まれた個人電話
番号を別の個人電話番号に変更する場合、個人電話番号
PID に対応する暗証番号のリストが書き込まれた第１の
記憶部を設ける。

【００１６】回線制御部は、変更依頼携帯電話端末から
PID と暗証番号が送られてきた時、送られたPID と暗証
番号が、第１の記憶部から読み出したPID と暗証番号に
一致するか否かを判断する。そして、一致した時、変更
依頼携帯電話端末にPID 変更可信号を送出する。

【００１７】変更依頼携帯電話端末はPID 変更可信号を
検出した時、PID を書き換える様にした。第１の本発明
は、番号読み取り回路とクレジットカードの番号との対
象テーブルを記憶する第２の記憶部とを設ける。

【００１８】回線制御部は、番号読み取り回路から読み
取ったクレジットカードの番号が送られてきた時、送ら
れたクレジットカード番号に対応するPID を第２の記憶
部から読み出す。そして、読み出したPID を携帯電話端
末内の個人電話番号記憶部分に書き込むことにより、PI
D を書き換える様にした。

【００１９】これにより、個人電話番号変更の際、誤
用、悪用が避けられる。

【００２０】

【実施例】図２は図１の具体的なブロック図、図３は第
１の本発明の実施例のブロック図である。

【００２１】ここで、PID-暗証番号対象テーブル11は第
１の記憶部１の構成部分、クレジットカード番号- PID
対象テーブル41は第２の記憶部４の構成部分である。以
下、図２，図３の動作を説明する。ここで、無線基地局
BS及び携帯電話端末PSは複数個設けられているが、１つ
で代表させている。

【００２２】先ず、図２において、携帯電話端末PSは、
内部の個人電話番号記憶部分21に、予め付与された個人
電話番号を格納しており、無線基地局BSのサービスエリ
ア内にいるものとする。

【００２３】今、携帯電話端末PSに着呼があったとする
と、該携帯電話端末が、何れの無線基地局のサービスエ
リアにいるかの位置情報を記憶する機能を持つ回線制御
部 CONT は、対応する無線基地局BSを介して該携帯電話
端末PSを呼び出す。これにより、発呼者は交換機BX, 無
線基地局BSを介して希望する携帯電話端末PSと通話する
ことができる。

【００２４】ここで、個人電話番号記憶部分に書き込ま
れた個人電話番号を別の個人電話番号に変更する場合、
PID とこのPID に対応する暗証番号との関連をPID-暗証
番号対象テーブル11に登録しておく。さて、Ａは借用し
た携帯電話端末に自分のPIDを登録する為、携帯電話端
末の電源をオンにして発呼操作を行い無線基地局BSとの
間に無線回線を構成する。

【００２５】そして、携帯電話端末に設けられた「PID
変更依頼を意味する釦」と「暗証番号」と「PID 」に対
応する釦を押す。これにより、これらの情報が無線基地
局BS経由で回線制御部CONTに送られる。

【００２６】回線制御部では、送られたPID と暗証番号
が、PID-暗証番号対象テーブル11に予め登録してあるPI
D と暗証番号に一致するか否かをチェックする。一致す
る時は、PID 変更依頼をした携帯電話端末( 以下、変更
依頼携帯電話端末と云う) に対して「PID 変更可」を意
味する情報を返送するので、変更依頼携帯電話端末は内
部の個人電話番号記憶部分21に書き込まれていたPID を
上記のPID に書き換える。これに対応して、変更依頼携
帯電話端末にPID 書換え完了を意味する記号を表示す
る。

【００２７】しかし、不一致の時は、変更依頼携帯電話
端末に対して「PID 変更不可」を意味する情報を返送す
る。変更依頼携帯電話端末はPID の変更ができないこと
を意味する記号を表示する。

【００２８】ここで、回線制御部にはPID と暗証番号の
一致/ 不一致をチェックするチェック部分、PID 変更可
信号発生・送出部分,PID変更不可信号発生・送出部分が
設けられているが、図示してない。また、チェック部分
の出力状態に対応して上記のPID 変更可信号発生・送出
部分または、PID 変更不可信号発生・送出部分が動作す
る様になっている。

【００２９】これにより、個人電話番号の変更の際、誤
用、悪用を避けることができる。なお、PID の変更の
際、無線基地局と携帯電話端末との間は無線回線でな
く、ケーブルで接続される様にしても良いのは勿論であ
る。

【００３０】第１の本発明は、番号読み取り回路３と、
クレジットカードの番号とPID との対象テーブル41を記
憶する第２の記憶部４とを設ける。そして、クレジット
カートを用いて携帯電話端末を借用する場合、該番号読
み取り回路３は、クレジットカード31の番号を読み取っ
て回線制御部CONTに送出する。そこで、該回線制御部
は、入力したクレジットカードの番号に対応する個人電
話番号を対象テーブルから読み出して、借用する携帯電
話端末( 借用携帯電話端末と云う) に送出する。

【００３１】該借用携帯電話端末は、内部の個人電話番
号記憶部21に、入力した個人電話番号を書き込んで、借
用携帯電話端末の個人電話番号を変更する。なお、上記
以外の方法ではPID の書換えをできない様にすることに
より、PID変更による誤用、悪用を避けることができ
る。

【００３２】また、番号読み取り回路と携帯電話端末と
の接続は、例えばケーブル、または無線基地局と同じ様
な機能を持つ疑似基地局を用いて行うことができる。

【００３３】

【発明の効果】以上詳細に説明した様に本発明によれ
ば、個人電話番号の変更の際、誤用、悪用を避けること
ができると云う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】個人電話番号記憶部分に書き込まれた個人電話
番号を別の個人電話番号に変換する場合のブロック図で
ある。

【図２】図１の具体的なブロック図である。

【図３】第１の本発明の実施例のブロック図である。

【符号の説明】

１第１の記憶部３番号読み取り
回路４第２の記憶部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開平１−180135（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−246939（ＪＰ，Ａ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】交換機(BX)と、該交換機に接続される複数
の無線基地局(BS)と、任意の無線基地局に無線回線を介
して接続可能な携帯電話端末(PS)と、該携帯電話端末が
何れの無線基地局のサービスエリアにいるかの位置情報
を記憶する機能を持ち、且つ該携帯電話端末に対する呼
に対して、記憶された該位置情報に基づいて、対応する
無線基地局を介して該携帯電話端末を呼び出す回線制御
部(CONT)とを設け、携帯電話端末に対する呼出しは、携帯電話端末内の個人
電話番号記憶部分(21)に書き込まれた個人電話番号によ
り行う携帯電話システムにおいて、クレジットカードの番号を読み取る番号読み取り回路
(3) と、クレジットカードの番号と予め与えられた個人
電話番号との対象テーブルを記憶する第２の記憶部(4)
とを設け、クレジットカードを用いて携帯電話端末を借用する場
合、該番号読み取り回路は、クレジットカードの番号を読み
取って回線制御部に送出し、該回線制御部は、入力したクレジットカードの番号に対
応する個人電話番号を該第２の記憶部内の対象テーブル
から読み出して、借用携帯電話端末に送出し、該借用携帯電話端末は、内部の個人電話番号記憶部(21)
に、入力した個人電話番号を書き込んで、個人電話番号
を変更することを特徴とする携帯電話端末の個人番号変
更方式。