JP2631393B2 - 吸引式播種装置 - Google Patents

吸引式播種装置

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JP2631393B2
JP2631393B2 JP18934388A JP18934388A JP2631393B2 JP 2631393 B2 JP2631393 B2 JP 2631393B2 JP 18934388 A JP18934388 A JP 18934388A JP 18934388 A JP18934388 A JP 18934388A JP 2631393 B2 JP2631393 B2 JP 2631393B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸引式播種装置に係るものである。
(従来技術) 従来公知の実開昭58−100514号公報には、周面に所定
の間隔を置いて種子吸着孔を並設した横軸回転の播種ロ
ールの回転上昇側の外周部に種子供給部を前記播種ロー
ルの下方の外周部に種子落下部をそれぞれ設け、前記播
種ロール内は前記種子供給部よりの種子を吸着する吸引
室と吸着した種子を吹出す吹出室をそれぞれ形成したも
のにおいて、回転する前記播種ロール内に位置固定のV
状の板部材を設け、該板部材により播種ロール内の空間
を吸引室と吹出室とに仕切った吸引式播種装置が記載さ
れている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知のものは、回転する播種ロール内に板部材を
設け、該板部材により吸引室と吹出室とに仕切った構成
であるから、前記板部材の先端を播種ロール内面に密に
接触させると、抵抗で播種ロールは回転しなくなるの
で、前記板部材の先端と播種ロール内面とは僅かの間隙
を形成している。そのため、吸引および吹出とも完全で
ない問題がある。
また、種子落下部では、種子を自然落下させるため、
落下が確実でない課題があり、種子供給部では種子吸着
孔に種子が吸着されないという課題がある。
そこで、本願は前記課題を解決したものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、周面に所定の間隔を置いて種子吸着孔8を
並設した横軸回転の播種ロール6の回転上昇側の外周部
に種子供給部13を前記播種ロール6の下方の外周部に種
子落下部14をそれぞれ設け、前記播種ロール6内は前記
種子供給部13よりの種子を吸着する吸引室16と吸着した
種子を吹出す吹出室17をそれぞれ形成した吸引式播種装
置において、前記播種ロール6内の中心に回転自在の小
径の中心軸筒18を設け、該中心軸筒18と前記播種ロール
6の間には回転自在の前ゴムロール20と後ゴムロール24
とを間隔を置いて設け、前後ゴムロール20、24は前記中
心軸筒18の外周と播種ロール6の内周の双方に常に接触
するようにして、前記吸引室16と吹出室17を形成した吸
引式播種装置としたものである。
本発明は、前記中心軸筒18は左右両側の回転しない移
動取付板28、29に軸装した回転軸27に回転自在に取付
け、前記前後ゴムロール20、24は前記移動取付板28、29
に遊嵌させた回転中心軸31、34のそれぞれに取付け、前
記中心軸筒18と前記播種ロール6の間の上部寄側には位
置決ローラー40を設け、該位置決ローラー40は前記移動
取付板28、29に偏心カム42を介して軸装した吸引式播種
装置としたものである。
本発明は、前記吹出室17内には、送風ケース50を設
け、送風ケース50の吹出口61は種子落下部14の前記種子
吸着孔8の内面側に位置させた吸引式播種装置としたも
のである。
本発明は、前記種子落下部14には前記種子吸着孔8を
外側から摺接する掻出ブラシ53を設けた吸引式播種装置
としたものである。
本発明は、前記種子供給部13には第1攪拌ブラシ56と
第2攪拌ブラシ57とを播種ロール回転方向に間隔を置い
て設け、かつ、前記ブラシ56、57の毛65はその先端が前
記種子吸着孔8に臨むようにまばらに設けた吸引式播種
装置としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図により説明すると、1は播種装
置の供給ホッパー、2は供給ホッパー1の縦板、3は底
板であり、前記縦板2の下端部と底板3の上面との間に
種子供給口4を形成する。5は、前記種子供給口4の大
きさを調節する供給口調節板である。
前記種子供給口4の斜め下方には、横軸回転の播種ロ
ール6を設ける。播種ロール6のロール部7は、合成樹
脂により筒体に形成され、その周面には、種子吸着孔8
を形成する。種子吸着孔8は、用意された籾米等の種子
または白菜のような極微粒子の種子の表面をコーティン
グしたコーティング種子の外径に合せて形成され、ロー
ル部7の母線方向および円周方向に所定の間隔を置いて
形成される。前記種子吸着孔8は上方からみると正円形
状に形成され、その断面形状は、播種ロール6の中心に
向かうに従い次第に小径となる傾斜面9が形成される。
該傾斜面9より奥側は終始同一直径の種子嵌合部10が形
成され、該種子嵌合部10の奥側にはロール部7の内部と
連通する連通口11を形成する。該連通口11は種子吸着孔
8の種子嵌合部10内に種子を吸引するためのものであ
り、連通口11の内径は前記種子嵌合部10より小径に形成
して種子が通過しない大きさに形成する。
前記底板3の先端部には取付板12を取付け、該取付板
12の先端はロール部7の外周面に近接させて取付板12と
ロール部7の外周面とにより種子供給部13を形成する。
播種ロール6の下方には、種子落下部14を形成し、種
子は前記種子供給部13で前記種子吸着孔8に嵌合して種
子落下部14までロール部7と共回りし、種子落下部14に
至ると吸引が解除されて下方に落下し、播種ロール6の
下方を通過するポット15内に播種するように構成する。
したがって、播種ロール6内には、種子吸着孔8の連
通口11より種子吸着孔8内に種子を吸引するための吸引
室16と、前記種子落下部14で吸引を解除して種子を落下
させるための吹出室17を形成する。
播種ロール6内の中心には、横方向の中心軸筒18を設
け、該中心軸筒18の下方に該中心軸筒18の外周面に密着
19する前ゴムロール20を設ける。該前ゴムロール20の外
周面は前記ロール部7の内周面21に密着22させる。前記
中心軸筒18の側部には該中心軸筒18の外周面と密着23す
る後ゴムロール24を設け、該後ゴムロール24の外周面を
前記ロール部7の内周面21に密着25させる。
前記吹出室17は、前記中心軸筒18と前ゴムロール20と
後ゴムロール24とロール部7の内周面21との各密着19部
と密着22部と密着23部と密着25部とにより、播種ロール
6内の種子落下部14から前記種子供給部13に至るロール
部7の回転上昇側の包囲された空間により形成される。
また、前記吸引室16は、前記中心軸筒18と前ゴムロー
ル20と後ゴムロール24とロール部7の内周面21との各密
着19部と密着22部と密着23部と密着25部とにより、播種
ロール6内の種子供給部13から種子落下部14に至るロー
ル部7の回転下降側の包囲された前記吹出室17以外の空
間により形成されるように構成する。
前記中心軸筒18は、金属製の筒体により形成され、中
心軸筒18内の左右両側にはフランジ26、26を固着し、該
フランジ26、26に左右方向の回転軸27の両端を軸着す
る。回転軸27の一端は前記播種ロール6内に設けた垂直
の移動取付板28の中心部に軸着し、他端は前記播種ロー
ル6のロール部7の端面の内側に設けた移動取付板29よ
り突出させて播種装置の側板30に回転自在に軸着する。
前記前ゴムロール20の回転中心軸31は、前記移動取付
板28と移動取付板29に形成した長孔32、32にブッシュ3
3、33を介して前後上下方向に移動自在に遊嵌する。
同様に前記後ゴムロール24の回転中心軸34は、前記移
動取付板28と移動取付板29に形成した長孔35にブッシュ
を介して前後上下方向に移動自在に遊嵌する。
40は、位置決ローラーであり、回転軸41に所定の間隔
を置いて複数のゴムローラー42を固着し、該ゴムローラ
ー42はロール部7の内周面21に当接させる。前記位置決
ローラー40は、回転軸41の両端を前記移動取付板28と移
動取付板29に偏心カム43、43を介して軸着する。
すなわち、偏心カム43、43により位置決ローラー40の
位置を変更すると、移動取付板28、29がロール部7に対
して移動して、前ゴムロール20と後ゴムロール24の各回
転中心軸31、34が長孔32、35内を移動し、ロール部7の
内周面21に前後ゴムロール20、24と位置決ローラー40と
のそれぞれを密に当接させ、また、前後ゴムロール20、
24のそれぞれを前記中心軸筒18の外周面に当接させて、
前記吸引室16と吹出室17を形成する。
そして、播種ロール6は、前ゴムロール20と後ゴムロ
ール24と位置決ローラー40とによりロール部7が支受さ
れ、ロール部7のみが回転し、前ゴムロール20と後ゴム
ロール24と位置決ローラー40はロール部7に対する位置
関係を変えることなく、ロール部7の回転によりそれぞ
れの位置で回転する。
前記移動取付板28側のロール部7の端面には、回転取
付板44をネジ45により固着し、回転取付板44の中心には
駆動軸46を固着し、該駆動軸46を播種装置の側板47に軸
着し、駆動軸46には歯車48を固着する。したがって、播
種ロール6は駆動軸46と回転軸27により播種装置の側板
30と側板47に軸装される。
49は吸引室16の吸引口であり、吸引装置に接続する。
50は送風ケースであり、送風ケース50は吹出室17内に横
設され、その先端をロール部7の内周面21に近接させて
形成し、その基部は吹出口51に接続される。
前記種子落下部14の下方には、前記ポット15を嵌合さ
せた育苗箱62の移動装置63を設ける。前記種子落下部14
と前記育苗箱62の間には前記種子落下部14より落下する
種子を誘導する誘導ケース52を設ける。
誘導ケース52内には種子吸着孔8に嵌合して落下しな
い種子を掻落とす第1掻出ブラシ53と第2掻出ブラシ54
を設ける。第1掻出ブラシ53は前記吸引室16により吸引
作用の終了する前ゴムロール20とロール部7の内周面21
との密着22と前記送風ケース50の吹出口61との間に設け
る。第2掻出ブラシ54は吹出口61より回転上昇側に設け
る。
しかして、前記種子供給部13を形成する前記取付板12
の先端縁の下面には、漏止ブラシ55を設ける。該漏止ブ
ラシ55は種子供給部13より種子が漏れないようにして、
種子供給部13に種子を滞留させる。
前記漏止ブラシ55より回転上昇側の種子供給部13に
は、第1攪拌ブラシ56と第2攪拌ブラシ57とを播種ロー
ル回転方向に間隔を置いて設ける。
第1攪拌ブラシ56と第2攪拌ブラシ57は、共に、種子
吸着孔8の傾斜面9にブリッジ現象により嵌合しない種
子を掻き出すものである。
前記第2攪拌ブラシ57より回転上昇側の播種ロール6
の上方には、回転ブラシ58を設け、種子吸着孔8内に嵌
合していない余分な種子を種子供給部13側に戻す。
前記第1攪拌ブラシ56と第2攪拌ブラシ57は、該毛65
の先端は前記種子吸着孔8に臨むとともに、共にブラシ
取付板64に毛65を種子吸着孔8の間隔と略同じ隙間66を
有してまばらに植設して形成される。すなわち、稀に生
じる種子吸着孔8のブリッジ現象の種子を第2攪拌ブラ
シ57により掻出したとき、第2攪拌ブラシ57と回転ブラ
シ58との間で他の種子が種子吸着孔8内に嵌合するの
で、第2攪拌ブラシ57の周辺に種子を存在させるため
に、毛65と毛65との間に種子を通過させる隙間66を形成
して回転する播種ロール6と共回りさせる。
また、回転する播種ロール6と共回りして取付板12上
の種子が減少すると、第1攪拌ブラシ56により掻出した
後に種子吸着孔8内に他の種子が嵌合ないので、前記回
転ブラシ58により掃き戻された種子が隙間66を通って取
付板12上に戻すよう構成され、種子は毛65の隙間66を常
に矢印イのように移動し、種子吸着孔8は長い距離間種
子が存在する状態で回動して、種子嵌合の時間が長くな
り確実に嵌合させる。
59は前記移動取付板28の周縁に取付けたシールであ
り、吹出室17の側部に設ける。また、前記移動取付板29
側のロール部7の端面には、全周に亘りシール60を設け
る。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は前記の構成であり、播種ロール6内の左右両
側には、回転しない移動取付板28と移動取付板29とを設
け、該移動取付板28と移動取付板29のそれぞれの中心に
中心軸筒18の回転軸27を固着し、前記中心軸筒18の下方
と側部には該中心軸筒18の外周面に密着する前ゴムロー
ル20と後ゴムロール24とを設け、前記中心軸筒18と前ゴ
ムロール20の後ゴムロール24とロール部7の内周面21と
の各密着19部と密着22部と密着23部と密着25部とによ
り、播種ロール6内の種子落下部14から前記種子供給部
13に至るロール部7の回転上昇側の包囲された空間の吹
出室17が形成され、前記中心軸筒18と前ゴムロール20と
後ゴムロール24とロール部7との各密着19部と密着22部
と密着23部と密着25部とにより、播種ロール6内の種子
供給部13から種子落下部14に至るロール部7の回転下降
側の包囲された前記吹出室17以外の空間により吸引室16
が形成されており、播種ロール6のロール部7の外周面
にはロール部7内に連通する連通口11を有する種子吸着
孔8が形成されているから、供給ホッパー1内に種子を
供給すると、種子は供給ホッパー1の種子供給口4から
種子供給部13に至り、種子供給部13において回転する播
種ロール6のロール部7の種子吸着孔8に吸引されて嵌
合する。
この場合、前記中心軸筒18は、回転軸27の両端が前記
播種ロール6内に設けた垂直の移動取付板28と移動取付
板29に軸着され、前記前後ゴムロール20、24の各回転中
心軸31、34は、前記移動取付板28と移動取付板29に形成
した長孔32、35に前後上下方向に移動自在に遊嵌され、
中心軸筒18と前記播種ロール6の間の上部寄側には位置
決ローラー40が設けられ、該位置決ローラー40は、回転
軸41の両端を前記移動取付板28と移動取付板29に偏心カ
ム43、43を介して軸着されているから、偏心カム43、43
により位置決ローラー40の位置を変更すると、移動取付
板28、29がロール部7に対して移動して、前ゴムロール
20と後ゴムロール24の各回転中心軸31、34が長孔32、35
内を移動し、ロール部7の内周面21に前後ゴムロール2
0、24と位置決ローラー40とのそれぞれを密に当接さ
せ、また、前後ゴムロール20、24のそれぞれを前記中心
軸筒18の外周面に当接させて、密閉された状態の吸引室
16と吹出室17を形成する。
しかして、取付板12の先端縁の下面の漏止ブラシ55と
播種ロール6の外周面とにより種子供給部13が形成さ
れ、種子供給部13内には、第1攪拌ブラシ56と第2攪拌
ブラシ57とを2段に並設しているから、稀に種子吸着孔
8の傾斜面9にブリッジ現象により嵌合しない種子があ
っても、これを第1攪拌ブラシ56と第2攪拌ブラシ57と
により確実に掻き出し、種子吸着孔8は他の種子を吸引
する。
また、第1攪拌ブラシ56と第2攪拌ブラシ57は、共に
ブラシ取付板64に毛65を種子吸着孔8の間隔と略同じ隙
間66を有してまばらに植設されて形成されているから、
回転する播種ロール6と共回りした種子は隙間66を通っ
て第2攪拌ブラシ57近傍に至り、また、前記回転ブラシ
58により掃き戻された種子は隙間66を通って取付板12側
に戻り、種子供給部13に均等に種子を存在させる。した
がって、第1攪拌ブラシ56および第2攪拌ブラシ57によ
りブリッジ現象の種子を掻出したとき、すぐに他の種子
を種子吸着孔8内に吸引させることができる。すなわ
ち、種子は毛65の隙間66を常に矢印イのように移動し、
種子吸着孔8は長い距離間種子が存在する状態で回動し
て、種子嵌合の時間が長くなり確実に嵌合させる。
しかして、種子吸着孔8内に吸引嵌合されている種子
は、ロール部7の回転により種子落下部14に至る。
種子落下部14の前ゴムロール20とロール部7の内周面
21に密着22する部分を種子吸着孔8が通過すると、種子
吸着孔8の連通口11からの吸引が解除されるとともに、
吹出口17に臨むから、吹出口17の正圧を受けて押出され
る状態となり、次いで、送風ケース50の吹出口61の強力
な吹出風により吹出されるが、本発明は、吹出口61より
の吹出風を受ける前に第1掻出ブラシ53により摺擦され
るから、固く嵌合している種子もある程度嵌合が弱めら
れた状態になるので、吹出風による吹出しであらかた種
子落下部14内に落下する。
種子落下部14の下方には、前記ポット15を嵌合させた
育苗箱62の移動装置63が設けられ、前記種子落下部14と
前記育苗箱62の間には前記種子落下部14より落下する種
子を誘導する誘導ケース52が設けられているから、種子
吸着孔8から落下した種子は、前記誘導ケース52に誘導
されて散乱することなく、種子落下部14の下方を通過す
る育苗箱62に嵌合している各ポット15内に1粒乃至3粒
が点播種される。
また、第1掻出ブラシ53では掻出さない種子は第2掻
出ブラシ54があるので、完全に掻出されるものである。
しかして、前記吸引室16と吹出室17は、前後ゴムロー
ル20、24が前記中心軸筒18と前記播種ロール6の双方に
常に接触するようにして形成されているから、吸引室16
と吹出室17は密閉された状態に形成され、各吸引室16と
吹出室17の吸引および吹出が良好に行なわれる。
(効果) 本発明は、周面に所定の間隔を置いて種子吸着孔8を
並設した横軸回転の播種ロール6の回転上昇側の外周部
に種子供給部13を前記播種ロール6の下方の外周部に種
子落下部14をそれぞれ設け、前記播種ロール6内は前記
種子供給部13よりの種子を吸着する吸引室16と吸着した
種子を吹出す吹出室17をそれぞれ形成した吸引式播種装
置において、前記播種ロール6内の中心に回転自在の小
径の中心軸筒18を設け、該中心軸筒18と前記播種ロール
6の間には回転自在の前ゴムロール20と後ゴムロール24
とを間隔を置いて設け、前後ゴムロール20、24は前記中
心軸筒18の外周と播種ロール6の内周の双方に常に接触
するようにして、前記吸引室16と吹出室17を形成した吸
引式播種装置としたものであるから、前後ゴムロール2
0、24が前記中心軸筒18と前記播種ロール6の双方に常
に接触するので、吸引室16と吹出室17はそれぞれ密閉さ
れ、吸引室16と吹出室17の吸引および吹出が良好に行な
われる効果を奏する。
本発明は、前記中心軸筒18は左右両側の回転しない移
動取付板28、29に軸装した回転軸27に回転自在に取付
け、前記前後ゴムロール20、24は前記移動取付板28、29
に遊嵌させた回転中心軸31、34のそれぞれに取付け、前
記中心軸筒18と前記播種ロール6の間の上部寄側には位
置決ローラー40を設け、該位置決ローラー40は前記移動
取付板28、29に偏心カム42を介して軸装した吸引式播種
装置としたものであるから、偏心カム43、43により位置
決ローラー40の位置を変更すると、移動取付板28、29が
ロール部7に対して移動して、前ゴムロール20と後ゴム
ロール24を移動させ、ロール部7の内周面21に前後ゴム
ロール20、24と位置決ローラー40とのそれぞれを密に当
接させ、前後ゴムロール20、24のそれぞれを前記中心軸
筒18の外周面に密に当接させて、密閉された状態の吸引
室16と吹出室17を形成し、吸引・吹出が完全に行えて、
精密播種ができるという効果を奏する。
本発明は、前記吹出室17内には、送風ケース50を設
け、送風ケース50の吹出口61は種子落下部14の前記種子
吸着孔8の内面側に位置させた吸引式播種装置としたも
のであるから、種子吸着孔8に吸着されている種子を強
制的に落下させる効果を奏する。
本発明は、前記種子落下部14には前記種子吸着孔8を
外側から摺接する掻出ブラシ53を設けた吸引式播種装置
としたものであるから、種子吸着孔8に嵌合している種
子であっても確実に落下させることができる効果を奏す
る。
本発明は、前記種子供給部13には第1攪拌ブラシ56と
第2攪拌ブラシ57とを播種ロール回転方向に間隔を置い
て設け、かつ、前記ブラシ56、57の毛65はその先端が前
記種子吸着孔8に臨むようにまばらに設けた吸引式播種
装置としたものであるから、回転する播種ロール6と共
回りした種子は隙間66を通って第2攪拌ブラシ57近傍に
至り、また、前記回転ブラシ58により掃き戻された種子
は隙間66を通って取付板12側に戻り、種子供給部13に均
等に種子を存在させる。したがって、第1攪拌ブラシ56
および第2攪拌ブラシ57によりブリッジ現象の種子を掻
出したとき、すぐに他の種子を種子吸着孔8内に吸引さ
せることができる。。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体の縦断側面図、第2図は縦断正面図、
第3図は掻出ブラシの斜視図、第4図は要部斜視図であ
る。 符号の説明 1……供給ホッパー、2……縦板、3……底板、4……
種子供給口、5……供給口調節板、6……播種ロール、
7……ロール部、8……種子吸着孔、9……傾斜面、10
……種子嵌合部、11……連通口、12……取付板、13……
種子供給部、14……種子落下部、15……ポット、16……
吸引室、17……吹出室、18……中心軸筒、19……密着、
20……前ゴムロール、21……内周面、22……密着、23…
…密着、24……後ゴムロール、25……密着、26……フラ
ンジ、27……固定軸、28、29……移動取付板、30……側
板、31……中心軸、32……長孔、33……ブッシュ、34…
…中心軸、35……長孔、40……位置決ローラー、41……
回転軸、42……ゴムローラー、43……偏心カム、44……
回転取付部、45……ネジ、46……駆動軸、47……側板、
48……歯車、49……吸引口、50……送風ケース、51……
吹出口、52……誘導ケース、53……第1掻出ブラシ、54
……第2掻出ブラシ、55……漏止ブラシ、56……第1攪
拌ブラシ、57……第2攪拌ブラシ、58……回転ブラシ、
59、60……シール、61……吹出口、62……育苗箱、63…
…移動装置、64……取付板、65……毛、66……隙間。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に所定の間隔を置いて種子吸着孔8を
    並設した横軸回転の播種ロール6の回転上昇側の外周部
    に種子供給部13を前記播種ロール6の下方の外周部に種
    子落下部14をそれぞれ設け、前記播種ロール6内は前記
    種子供給部13よりの種子を吸着する吸引室16と吸着した
    種子を吹出す吹出室17をそれぞれ形成した吸引式播種装
    置において、前記播種ロール6内の中心に回転自在の小
    径の中心軸筒18を設け、該中心軸筒18と前記播種ロール
    6の間には回転自在の前ゴムロール20と後ゴムロール24
    とを間隔を置いて設け、前後ゴムロール20、24は前記中
    心軸筒18の外周と播種ロール6の内周の双方に常に接触
    するようにして、前記吸引室16と吹出室17を形成した吸
    引式播種装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記中心
    軸筒18は左右両側の回転しない移動取付板28、29に軸装
    した回転軸27に回転自在に取付け、前記前後ゴムロール
    20、24は前記移動取付板28、29に遊嵌させた回転中心軸
    31、34のそれぞれに取付け、前記中心軸筒18と前記播種
    ロール6の間の上部寄側には位置決ローラー40を設け、
    該位置決ローラー40は前記移動取付板28、29に偏心カム
    42を介して軸装した吸引式播種装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、前記吹出
    室17内には、送風ケース50を設け、送風ケース50の吹出
    口61は種子落下部14の前記種子吸着孔8の内面側に位置
    させた吸引式播種装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、前記種子
    落下部14には前記種子吸着孔8を外側から摺接する掻出
    ブラシ53を設けた吸引式播種装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項において、前記種子
    供給部13には第1攪拌ブラシ56と第2攪拌ブラシ57とを
    播種ロール回転方向に間隔を置いて設け、かつ、前記ブ
    ラシ56、57の毛65はその先端が前記種子吸着孔8に臨む
    ようにまばらに設けた吸引式播種装置。
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