JP2630773B2 - スクリュー遠心ポンプ - Google Patents

スクリュー遠心ポンプ

Info

Publication number
JP2630773B2
JP2630773B2 JP62130783A JP13078387A JP2630773B2 JP 2630773 B2 JP2630773 B2 JP 2630773B2 JP 62130783 A JP62130783 A JP 62130783A JP 13078387 A JP13078387 A JP 13078387A JP 2630773 B2 JP2630773 B2 JP 2630773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
screw
centrifugal pump
screw centrifugal
centrifugal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62130783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63295891A (ja
Inventor
和智 祷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP62130783A priority Critical patent/JP2630773B2/ja
Publication of JPS63295891A publication Critical patent/JPS63295891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2630773B2 publication Critical patent/JP2630773B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は汚水、泥漿、薬液などの流体を圧送するスク
リュー遠心ポンプに関するものであり、特に無漏洩のス
クリュー遠心ポンプに関する。
〔従来の技術〕
スクリュー遠心ポンプは固形物を含む液体を圧送して
もつまりが少なく、また一般的な遠心ポンプに比べて吸
込み能力が高いことや、軸動力特性が馬力オーバーの心
配がないリミットロード特性であるなどの特長を有する
ため、固形物を含む液体やスラリー物質の圧送などに使
用されている。
このスクリュー遠心ポンプの構造は、第4図に示すよ
うに、回転軸Kに固着したインペラIをケーシングC内
に配置し、該ケーシングCに連通する吸込口Aおよび吐
出口Bを備えたものであった。
前記インペラIにはテーパ雄ねじ状の羽根Hが形成さ
れており、前記回転軸Kを駆動装置(不図示)によって
回転させれば、羽根Hの回転に伴うスクリュー遠心作用
によって、流体を吸込口Aから吐出口Bへ圧送できるよ
うになっていた。
また、腐蝕性の強い液や有毒な液などを圧送する場合
には軸封部を全く持たず、取扱液が全く漏洩しない無漏
洩ポンプを用いていた。この無漏洩ポンプの構造は第5
図に示すように、インペラIの後部に回転体Rをシャフ
トで接続し、該回転体Rを隔槽Sで密閉したものであ
り、回転体Rには従動磁石M1が備えられ、隔槽Sを隔て
た外側に備えられた駆動磁石M2を回転させることによっ
て前記回転体Rに回転運動を発生させて、インペラIに
回転を伝達させるようになっていた。
〔従来技術の問題点〕
ところが、第4図に示したスクリュー遠心ポンプにお
いて、インペラI、ケーシングC等はねずみ鋳鉄や高ク
ロム鋳鉄などよりなっていたため腐蝕性の大きい流体を
圧送できないだけでなく、摩耗が大きいため長期間の使
用ができないという問題点があった。
上記問題点を解決するために、インペラI、ケーシン
グC等をセラミックで形成したスクリュー遠心ポンプも
開発されているが、インペラIは羽根Hが複雑な形状を
しており、この羽根Hは切削加工で形成しなければなら
ず、非常に手間がかかり、コストも高いものであった。
さらに、セラミックから成るインペラIを金属からなる
回転軸Kの強固に固着させることが困難であった。
また、第5図に示した無漏洩ポンプは、インペラIの
後部に回転体Rを備えているため、構造が複雑で小型が
困難であり、さらに、軸受部の潤滑、冷却用として内部
液を還流させる構造が複雑であった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、略円筒状のセラ
ミック体内面にテーパ雌ねじ状のスクリュー遠心羽根を
形成してなるインペラを、該インペラの内面に合致する
円錐状の固定体と隙間を設けて回転可能に配設してスク
リュー遠心ポンプを構成してなり、前記インペラを回転
させることによりスクリュー遠心羽根でもって流体を圧
送するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図によって説明する。
第1図は本発明実施例に係るスクリュー遠心ポンプの
断面を示しており、1はインペラで内面にテーパ雌ねじ
状のスクリュー遠心羽根1aを形成したセラミック体から
なるものである。前記インペラ1の内面テーパ形状にほ
ぼ合致するように円錐状の固定体2が配置され、該固定
体2が固着されたケーシング4とフラントカバー3を組
み合わせてポンプ内部空間を形成してある。前記インペ
ラ1はこのポンプ内部空間内で軸受8、11によって回転
自在に支持され、インペラ1の軸受8と接する部分には
スリーブ9、スラストワッシャ10が、軸受11と接する部
分にはスリーブ12、スラストワッシャ13がそれぞれ備え
られており、インペラ1が回転すれば吸込口5から吐出
口6へ流体を圧送できるようになっている。また、クリ
アランス調整ねじ7によってボス2と遠心スクリュー羽
根1aとの隙間の大きさを調整できるようになっている。
さらにインペラ1には従動磁石15がスリーブ1bで覆わ
れて備えられ、ケーシング4を隔てた外側には駆動磁石
16を備えたプーリ14が回転自在に配置されており、モー
タ(不図示)で前記プーリ14を回転させればインペラ1
に回転力を発生させることができる。
また、軸受8、11には溝を形成しており、圧力の高い
吐出口6側から高圧液が軸受11の溝を通過してインペラ
1の外周部17を通り、軸受8の溝を通過して、吸込口5
へと還流するようになっており、簡単な構造で還流液に
よる軸受の潤滑、冷却作用を行うようになっている。
尚、インペラ1だけでなく、接液部品である、固定体
2、フロントカバー3、ケーシング4、軸受8、11、ス
リーブ9、12、スラストワッシャ10、13もすべてセラミ
ックから形成すればより効果的である。
このような本発明実施例に係るスクリュー遠心ポンプ
は接液部品がセラミックからなっているため腐蝕性のあ
る流体を圧送でき、摩耗も少ない。また、内面にスクリ
ュー遠心羽根1aを形成したインペラ1を外部から磁力に
よって回転させ、吐出口6は横向きに形成したことによ
って、非常に簡単な構造で小型の無漏洩ポンプとするこ
とができる。さらに、スクリュー遠心羽根1aの根元部の
面積が従来のものに比べて大きくなるため、スクリュー
遠心羽根1aの強度が大きい。
次に、本発明の他の実施例を説明する。
第2図に示したスクリュー遠心ポンプは第1図に示し
たものとほとんど同じ構造であるが、インペラ1にロー
タ18を備えケーシング4の外部にステータ19を固定して
キャンドモータに構成し、インペラ1を回転させるよう
にしたものである。
次にインペラ1の製法を説明する。インペラ1は、セ
ラミックよりなる略円筒体であり、内面にテーパ雌ねじ
状の遠心スクリュー羽根1aを形成したものであるが、こ
のような形状はラバープレス法や鋳込み成形法などによ
って成形することができる。
例えばラバープレス法による場合は、第3図に示すよ
うに、テーパ雄ねじ状でなめらかな表面を有する中金型
20を用意し、該中金型20とゴム型21との間にセラミック
の原料粉末22を入れて密封した後、高圧容器内の圧力媒
体である液体の中に入れ、この液体に高圧(約1000Kgf/
cm2)をかけて成形する。成形後は、セラミックが減圧
時に膨張して中金型20との間に微小間隔が生じ、また中
金型20がテーパ雄ねじ形状を有していることから、中金
型20をねじりながら抜き取ればよい。このようにすれば
均質で粒子間のつまりが良く、焼結による変形および収
縮も小さく均一になるため、内面の研削加工を行うこと
なく精度の優れたインペラ1を容易に得ることができ
る。
また、インペラ1やその他の接液部品を形成するセラ
ミックとしては、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、窒
化珪素、サイアロンなどが用いられるが、耐摩耗性、耐
蝕性などの点から、炭化珪素、窒化珪素が最も優れてい
た。
本発明の実施例として第1図に示したスクリュー遠心
ポンプを接液部品をすべてアルミナにより形成して試作
し、第4図に示した高クロム鋳鉄よりなる従来のスクリ
ュー遠心ポンプと共にスラリーの圧送に用いて、寿命お
よび性能を比較してみた。従来のものは半年〜1年後に
はインペラ等の摩耗が激しく極端に性能が悪くなって使
用が続けられなくなったのに対し、本発明実施例のもの
は寿命が約2〜3倍になり、また性能的にも優れたもの
であった。
〔発明の効果〕
叙上のように、本発明によれば、内面にテーパ雌ねじ
状のスクリュー遠心羽根を形成したセラミック体からな
るインペラと、該インペンラの内面に合致するように配
置した円錐状の固定体から無漏洩のスクリュー遠心ポン
プを構成したことによって、腐蝕性流体でも圧送でき、
摩耗が少ないため長期にわたって使用できるだけでな
く、構造が非常に簡単で小型のポンプとすることができ
る。また、インペラはラバープレス法などによって容易
に、低コストで形成でき、スクリュー遠心羽根の強度も
大きくなるなど、多くの特長を有したスクリュー遠心ポ
ンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例に係るスクリュー遠心ポンプを示
す断面図、第2図は本発明の他の実施例を示す断面図で
ある。第3図は本発明のスクリュー遠心ポンプを構成す
るインペラの成形方法を示す断面図である。 第4図は従来のスクリュー遠心ポンプを示す断面図、
第5図は従来の無漏洩ポンプを示す断面図である。 1:インペラ、2:固定体 3:フロントカバー、4:ケーシング 5:吸込口、6:吐出口 8,11:軸受

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒状のセラミック体内面にテーパ雌ね
    じ状のスクリュー遠心羽根を形成してなるインペラを、
    該インペラの内面に合致する円錐状の固定体と隙間を設
    けて回転可能に配設してなり、前記インペラを回転させ
    ることによりスクリュー遠心羽根でもって流体を圧送す
    るようにしたことを特徴とするスクリュー遠心ポンプ。
  2. 【請求項2】前記インペラに磁性体を配設し、外部の駆
    動磁石によって前記インペラを回転せしめるようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスクリュ
    ー遠心ポンプ。
JP62130783A 1987-05-27 1987-05-27 スクリュー遠心ポンプ Expired - Lifetime JP2630773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62130783A JP2630773B2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 スクリュー遠心ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62130783A JP2630773B2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 スクリュー遠心ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63295891A JPS63295891A (ja) 1988-12-02
JP2630773B2 true JP2630773B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=15042573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62130783A Expired - Lifetime JP2630773B2 (ja) 1987-05-27 1987-05-27 スクリュー遠心ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2630773B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544825B2 (ja) * 1989-06-05 1996-10-16 株式会社荏原製作所 マグネツトポンプ
FR2658870B1 (fr) * 1990-02-23 1994-09-02 Claude Girardet Pompe auto amorcante a vis sans fin et procede de pompage utilisant ladite pompe.
JP2001336494A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Nidec Shibaura Corp ポンプ装置
JP4820422B2 (ja) * 2009-01-30 2011-11-24 株式会社三栄水栓製作所 水栓用の水力発電機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS328084Y1 (ja) * 1955-05-04 1957-07-29
JPS419103Y1 (ja) * 1965-06-21 1966-04-30
JPS59180099A (ja) * 1983-03-30 1984-10-12 Ngk Insulators Ltd 無漏洩ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63295891A (ja) 1988-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5490763A (en) Pump for shear sensitive fluids
US5399074A (en) Motor driven sealless blood pump
US5580216A (en) Magnetic pump
EP0560466A3 (en) Centrifugal blood pump and motor drive
RU79623U1 (ru) Насосная установка
US6010086A (en) Grinder pump
GB1373955A (en) Combined viscosity pump and electric motor
WO2002038964A1 (fr) Pompe de moteur
JPH0587059A (ja) 一軸偏心ねじポンプ
JP2630773B2 (ja) スクリュー遠心ポンプ
JP2729637B2 (ja) スクリュー遠心ポンプ
JP2619642B2 (ja) 偏心ねじポンプ
JPS6229781A (ja) 偏心ねじポンプ
US3373690A (en) Electrically driven power pump
JPS63131877A (ja) 内接歯車式回転ポンプ
JP2849838B2 (ja) スクリュー遠心ポンプ
AU2008100123A4 (en) Pump Apparatus
JPH04112994A (ja) ターボ形ポンプ
JPS58133497A (ja) 耐蝕性無漏洩ポンプ
JPH0614487U (ja) 無漏洩ポンプ
US3134331A (en) Reversible self-priming pump
CN215486648U (zh) 一种液下式多用泥浆泵系单吸离心泵
CN219327643U (zh) 一种碳化硅渣浆泵
JPH0244076Y2 (ja)
JPS6346716Y2 (ja)