JP2629487B2 - ヘッド位置決め装置 - Google Patents
ヘッド位置決め装置Info
- Publication number
- JP2629487B2 JP2629487B2 JP3130926A JP13092691A JP2629487B2 JP 2629487 B2 JP2629487 B2 JP 2629487B2 JP 3130926 A JP3130926 A JP 3130926A JP 13092691 A JP13092691 A JP 13092691A JP 2629487 B2 JP2629487 B2 JP 2629487B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- signal
- head
- shake
- servo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスク装
置、ハードディスク装置や光ディスク装置などのディス
ク装置に用いられるヘッド位置決め装置に関するもので
ある。
置、ハードディスク装置や光ディスク装置などのディス
ク装置に用いられるヘッド位置決め装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスク装置において
は記憶容量を増大させるためにトラック密度を増加させ
る研究がなされている。従来のフロッピーディスク装置
におけるヘッド位置決めは、ステッピングモータのオー
プンループ駆動により行なわれるのが一般的である。フ
ロッピーディスク装置は、媒体を装置へ装着する際に生
じるチャッキングずれや媒体の温湿度膨張等によりトラ
ック振れ(偏心)が生じる。従来の位置決め方式では、
トラック振れ量がトラックピッチと比較して大きくなる
と、磁気ヘッドの記録トラックに対する位置決め精度が
悪化して隣接トラックにまたがって記録再生することに
なるのでデータの信頼性が低下する。よって、フロッピ
ーディスク装置において、高トラック密度化を実現する
には、サーボ信号をディスク面に記録しておき、このサ
ーボ信号からトラックずれ情報を検出して磁気ヘッドを
トラックに位置決めするトラック追従制御が必要とな
る。
は記憶容量を増大させるためにトラック密度を増加させ
る研究がなされている。従来のフロッピーディスク装置
におけるヘッド位置決めは、ステッピングモータのオー
プンループ駆動により行なわれるのが一般的である。フ
ロッピーディスク装置は、媒体を装置へ装着する際に生
じるチャッキングずれや媒体の温湿度膨張等によりトラ
ック振れ(偏心)が生じる。従来の位置決め方式では、
トラック振れ量がトラックピッチと比較して大きくなる
と、磁気ヘッドの記録トラックに対する位置決め精度が
悪化して隣接トラックにまたがって記録再生することに
なるのでデータの信頼性が低下する。よって、フロッピ
ーディスク装置において、高トラック密度化を実現する
には、サーボ信号をディスク面に記録しておき、このサ
ーボ信号からトラックずれ情報を検出して磁気ヘッドを
トラックに位置決めするトラック追従制御が必要とな
る。
【0003】またトラック密度が高いハードディスク装
置では、セクタサーボ方式と呼ばれるトラック追従制御
が実施されている。この方式は、データ面を複数のセク
タに分割し、各セクタの1部にサーボ信号を記録して、
この信号を磁気ヘッドにより再生してトラック位置誤差
信号を得て、この信号を基にアクチュエータの電流もし
くは電圧をコントロールして磁気ヘッドをトラックに位
置決めするものである。このセクタサーボ方式を、フロ
ッピーディスク装置に適用して高トラック密度化を実現
する研究がなされている。
置では、セクタサーボ方式と呼ばれるトラック追従制御
が実施されている。この方式は、データ面を複数のセク
タに分割し、各セクタの1部にサーボ信号を記録して、
この信号を磁気ヘッドにより再生してトラック位置誤差
信号を得て、この信号を基にアクチュエータの電流もし
くは電圧をコントロールして磁気ヘッドをトラックに位
置決めするものである。このセクタサーボ方式を、フロ
ッピーディスク装置に適用して高トラック密度化を実現
する研究がなされている。
【0004】以下に従来のセクタサーボ方式について説
明する。図6はサーボ信号が記録された記録媒体を示し
ており、図において記録媒体の1面または両面の記録領
域はセクタ41に分割され、更に各セクタはデータ領域
43とサーボ領域42に分割されている。
明する。図6はサーボ信号が記録された記録媒体を示し
ており、図において記録媒体の1面または両面の記録領
域はセクタ41に分割され、更に各セクタはデータ領域
43とサーボ領域42に分割されている。
【0005】図7は各セクタの構成である。図におい
て、サーボ領域42にはトラック44に対して半トラッ
クピッチずれた位置に交互にサーボ信号が記録されてい
る。ヘッド11は、図に示した様に記録媒体の半径方向
へ移動してトラック中心に位置決めされる。
て、サーボ領域42にはトラック44に対して半トラッ
クピッチずれた位置に交互にサーボ信号が記録されてい
る。ヘッド11は、図に示した様に記録媒体の半径方向
へ移動してトラック中心に位置決めされる。
【0006】図8に従来のトラック追従制御装置の概略
構成図である。各セクタに記録されているサーボ信号は
ヘッド11によって再生される。位置誤差信号生成手段
62は、各セクタ毎に再生されたサーボ信号を検出して
ヘッド11とトラック44のずれを示す位置誤差信号6
6を生成する。補償手段63は、いわゆるPID制御を
行なうものであって位置誤差信号66を微分演算した結
果と位置誤差信号66を比例演算した結果と位置誤差信
号66を積分演算した結果とを加算してアクチュエータ
14に対して指令信号を出力する。アクチューエータ1
4には、ヘッド11が取り付けられており位置指令信号
に従ってヘッド11を移動させてトラックに位置決めす
る。(例えば日経エレクトロニクス 1987.1.26 NO.413)
構成図である。各セクタに記録されているサーボ信号は
ヘッド11によって再生される。位置誤差信号生成手段
62は、各セクタ毎に再生されたサーボ信号を検出して
ヘッド11とトラック44のずれを示す位置誤差信号6
6を生成する。補償手段63は、いわゆるPID制御を
行なうものであって位置誤差信号66を微分演算した結
果と位置誤差信号66を比例演算した結果と位置誤差信
号66を積分演算した結果とを加算してアクチュエータ
14に対して指令信号を出力する。アクチューエータ1
4には、ヘッド11が取り付けられており位置指令信号
に従ってヘッド11を移動させてトラックに位置決めす
る。(例えば日経エレクトロニクス 1987.1.26 NO.413)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなサーボ方式では、セクタ数つまりサーボ信号数が多
いほどサーボ性能は向上するが、サーボ信号の占有面積
が多くなるのでデータの占有面積が減少し記憶容量が少
なくなる。そのためセクタ数は40程度に設定されるの
が一般的である。従って、記録媒体の回転数が毎分60
0回転であるとするとサーボ信号のサンプリング周波数
は400Hzとなる。一般にサンプル値位置制御系の場
合、系の安定性を考慮するとゲイン交点周波数はサンプ
リング周波数の1/6以下に設定される。よって、セク
タ数が40である場合のゲイン交点周波数は67Hz以
下にしか設定できない。また、高トラック密度になると
ヘッドのトラックずれ量の許容値が小さくなる。プロッ
ピーディスク装置はラップトップコンピュータなどに用
いられるので大きな振動や衝撃をうけることになり、こ
の振動によってヘッド・アクチュエータに外力が生じる
ことから位置制御系の復元力すなわちスティフネスを高
くすることが必要となる。しかし、ゲイン交点周波数6
7Hzでは十分な帰還ゲインが取れないことから十分な
スティフネスが得られない問題点がある。
うなサーボ方式では、セクタ数つまりサーボ信号数が多
いほどサーボ性能は向上するが、サーボ信号の占有面積
が多くなるのでデータの占有面積が減少し記憶容量が少
なくなる。そのためセクタ数は40程度に設定されるの
が一般的である。従って、記録媒体の回転数が毎分60
0回転であるとするとサーボ信号のサンプリング周波数
は400Hzとなる。一般にサンプル値位置制御系の場
合、系の安定性を考慮するとゲイン交点周波数はサンプ
リング周波数の1/6以下に設定される。よって、セク
タ数が40である場合のゲイン交点周波数は67Hz以
下にしか設定できない。また、高トラック密度になると
ヘッドのトラックずれ量の許容値が小さくなる。プロッ
ピーディスク装置はラップトップコンピュータなどに用
いられるので大きな振動や衝撃をうけることになり、こ
の振動によってヘッド・アクチュエータに外力が生じる
ことから位置制御系の復元力すなわちスティフネスを高
くすることが必要となる。しかし、ゲイン交点周波数6
7Hzでは十分な帰還ゲインが取れないことから十分な
スティフネスが得られない問題点がある。
【0008】さらにヘッドが大きくオフトラックした場
合には、隣接トラックのデータを破壊する恐れがあるの
でヘッドのトラックずれ量が所定の値を超えた場合はデ
ータの書込みを禁止してデータの保護を行なう必要があ
る。しかし、衝撃などにより急激にヘッドが変位した場
合はサーボ信号のサンプリング周波数が低いので即座に
トラックずれ量を検出できず隣接トラックのデータを破
壊してしまう問題点がある。
合には、隣接トラックのデータを破壊する恐れがあるの
でヘッドのトラックずれ量が所定の値を超えた場合はデ
ータの書込みを禁止してデータの保護を行なう必要があ
る。しかし、衝撃などにより急激にヘッドが変位した場
合はサーボ信号のサンプリング周波数が低いので即座に
トラックずれ量を検出できず隣接トラックのデータを破
壊してしまう問題点がある。
【0009】さらに、フロッピーディスク装置は可搬型
であるためメディアの装着時に生じるチャッキングずれ
やベースフィルムの異方性の伸びなどがありハードディ
スク装置と比較するとトラックの偏心量が大きいので1
回転に40個のサーボ信号程度ではトラックずれの許容
値を満足する位置決め性能が得られないと言う問題点を
有していた。
であるためメディアの装着時に生じるチャッキングずれ
やベースフィルムの異方性の伸びなどがありハードディ
スク装置と比較するとトラックの偏心量が大きいので1
回転に40個のサーボ信号程度ではトラックずれの許容
値を満足する位置決め性能が得られないと言う問題点を
有していた。
【0010】本発明は上記問題点を鑑み、従来のヘッド
位置決め装置では実現できなかった高耐震性能と高精度
の位置決めを可能とするヘッド位置決め装置とサーボ信
号のサンプル周波数を見かけ上高くすることにより、ヘ
ッドが大きくオフトラックした場合でもすばやく検出し
てデータの書込みを禁止できる書込み禁止装置を提供す
るものである。
位置決め装置では実現できなかった高耐震性能と高精度
の位置決めを可能とするヘッド位置決め装置とサーボ信
号のサンプル周波数を見かけ上高くすることにより、ヘ
ッドが大きくオフトラックした場合でもすばやく検出し
てデータの書込みを禁止できる書込み禁止装置を提供す
るものである。
【0011】
【課題を解決する手段】上記問題点を解決するために本
発明のヘッド位置決め装置は、サーボ信号をセクタ毎に
記録した記録媒体と、サーボ信号を再生するヘッドと、
各セクタのサーボ信号を検出して目標トラック中心とヘ
ッドの位置ずれ量を示す位置誤差信号を生成する位置誤
差信生成手段と、ヘッドの絶対位置を検出してヘッド位
置信号を生成する位置検出手段と、サーボ信号を検出し
たときのヘッド位置を記憶するヘッド位置記憶手段と、
ヘッド位置記憶手段に記憶されたヘッド位置と位置誤差
信号を加算してサンプル的にトラック振れ量を検出する
トラック振れ検出手段と、トラック振れ量を少なくとも
セクタ数だけ記憶できるトラック振れ記憶手段と、トラ
ック振れ記憶手段に予め任意トラックのトラック振れを
記憶しておきサーボ信号がサンプルされた位置からのト
ラック軌跡を推定してトラック軌跡信号を生成する推定
手段と、トラック軌跡推定信号とトラック振れ検出手段
で検出されたトラック振れ量と加算する事により概ね連
続的なトラック振れ推定信号を生成するトラック振れ推
定手段と、ヘッド位置とトラック振れ推定信号を減算し
てヘッドと目標トラック中心とのずれ量を示す第二位置
誤差信号を生成する位置誤差信号推定手段と、ヘッド位
置信号を微分した結果と第二位置誤差信号を積分演算し
た結果とヘッド位置信号を比例演算した結果と第二位置
誤差信号を比例演算した結果とを加算して操作信号を生
成する補償手段とを備えたヘッド位置決め装置である。
発明のヘッド位置決め装置は、サーボ信号をセクタ毎に
記録した記録媒体と、サーボ信号を再生するヘッドと、
各セクタのサーボ信号を検出して目標トラック中心とヘ
ッドの位置ずれ量を示す位置誤差信号を生成する位置誤
差信生成手段と、ヘッドの絶対位置を検出してヘッド位
置信号を生成する位置検出手段と、サーボ信号を検出し
たときのヘッド位置を記憶するヘッド位置記憶手段と、
ヘッド位置記憶手段に記憶されたヘッド位置と位置誤差
信号を加算してサンプル的にトラック振れ量を検出する
トラック振れ検出手段と、トラック振れ量を少なくとも
セクタ数だけ記憶できるトラック振れ記憶手段と、トラ
ック振れ記憶手段に予め任意トラックのトラック振れを
記憶しておきサーボ信号がサンプルされた位置からのト
ラック軌跡を推定してトラック軌跡信号を生成する推定
手段と、トラック軌跡推定信号とトラック振れ検出手段
で検出されたトラック振れ量と加算する事により概ね連
続的なトラック振れ推定信号を生成するトラック振れ推
定手段と、ヘッド位置とトラック振れ推定信号を減算し
てヘッドと目標トラック中心とのずれ量を示す第二位置
誤差信号を生成する位置誤差信号推定手段と、ヘッド位
置信号を微分した結果と第二位置誤差信号を積分演算し
た結果とヘッド位置信号を比例演算した結果と第二位置
誤差信号を比例演算した結果とを加算して操作信号を生
成する補償手段とを備えたヘッド位置決め装置である。
【0012】
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、ヘッド位置を
位置検出手段により連続的に検出できるのでこの信号を
用いて安定化補償(微分演算)を行なえば、サーボ信号
のサンプリング周波数によるゲイン交点周波数の制限が
なくなり帰還ゲインを高くできる。よって位置制御系の
スティフネスを高くすることができ耐震性能が向上す
る。また位置誤差信号推定手段によって、ヘッドとトラ
ックの位置ずれ量が概ね連続的に求まるので少ないサー
ボ信号でも良好な位置決め性能が得られる。また衝撃な
どによる急俊なオフトラックが生じた場合でも位置誤差
信号推定手段によってすばやく検出してデータの書込み
を禁止できるのでデータの信頼性を確保できる。
位置検出手段により連続的に検出できるのでこの信号を
用いて安定化補償(微分演算)を行なえば、サーボ信号
のサンプリング周波数によるゲイン交点周波数の制限が
なくなり帰還ゲインを高くできる。よって位置制御系の
スティフネスを高くすることができ耐震性能が向上す
る。また位置誤差信号推定手段によって、ヘッドとトラ
ックの位置ずれ量が概ね連続的に求まるので少ないサー
ボ信号でも良好な位置決め性能が得られる。また衝撃な
どによる急俊なオフトラックが生じた場合でも位置誤差
信号推定手段によってすばやく検出してデータの書込み
を禁止できるのでデータの信頼性を確保できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例のヘッド位置決め装置
について図面を参照しながら説明する。
について図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第一の実施例におけるヘッ
ド位置決め装置の構成を示すものである。11はヘッ
ド、12は位置誤差信号生成手段、13は第二補償手
段、14はアクチュエータ、15は記録媒体、16はキ
ャリッジ、17はスケール、18は第一補償手段を示
す。以上の様に構成されたヘッド位置決め装置について
以下図1を用いて説明する。
ド位置決め装置の構成を示すものである。11はヘッ
ド、12は位置誤差信号生成手段、13は第二補償手
段、14はアクチュエータ、15は記録媒体、16はキ
ャリッジ、17はスケール、18は第一補償手段を示
す。以上の様に構成されたヘッド位置決め装置について
以下図1を用いて説明する。
【0016】サーボ信号をセクタ毎に記録した記録媒体
15は回転しており、サーボ領域がヘッド11を通過す
るとサーボ信号が再生され位置誤差信号生成手段12に
送られる。位置誤差信号生成手段12は、セクタ毎に記
録されたサーボ信号をサンプル的に検出して目標トラッ
ク中心とヘッド11の位置ずれ量を示す位置誤差信号2
を生成する。また、ヘッド11の絶対位置は、光学的な
スケール17によって常時読取ることができ、ヘッド位
置信号2を第一補償手段18に与える。第二補償手段1
3は、位置誤差信号2に対して積分演算と比例演算を
し、これらの結果を加算してアクチュエータ14の指令
とする。また第一補償手段18は、ヘッド位置信号1に
対して微分演算と比例演算をし、これらの結果を加算し
てアクチュエータ14の指令とする。アクチュエータ1
4は、第一補償手段18および第二補償手段13の指令
よりヘッド11を移動させて目標トラックに位置決めす
る。
15は回転しており、サーボ領域がヘッド11を通過す
るとサーボ信号が再生され位置誤差信号生成手段12に
送られる。位置誤差信号生成手段12は、セクタ毎に記
録されたサーボ信号をサンプル的に検出して目標トラッ
ク中心とヘッド11の位置ずれ量を示す位置誤差信号2
を生成する。また、ヘッド11の絶対位置は、光学的な
スケール17によって常時読取ることができ、ヘッド位
置信号2を第一補償手段18に与える。第二補償手段1
3は、位置誤差信号2に対して積分演算と比例演算を
し、これらの結果を加算してアクチュエータ14の指令
とする。また第一補償手段18は、ヘッド位置信号1に
対して微分演算と比例演算をし、これらの結果を加算し
てアクチュエータ14の指令とする。アクチュエータ1
4は、第一補償手段18および第二補償手段13の指令
よりヘッド11を移動させて目標トラックに位置決めす
る。
【0017】一般に位置制御系は、安定に誤差なく位置
決めすることを目的とする。つまり制御目的は、安定化
制御と偏差制御の2つに大別される。図8に示した従来
のセクタサーボ方式では、補償手段62の入力は1つし
かないので2つの制御目的を同時に最適化することが困
難であるという問題がある。本実施例は、スケール17
を設けてヘッド11の位置を検出できるようにして、ヘ
ッド11の絶対位置とトラックずれ量である偏差の2つ
の情報を基に制御するので、この2つの課題を分離して
考えて設計することを可能としている。つまり安定化制
御(PD制御)は、第一補償手段18で比例演算と微分
演算により行ない、偏差制御(積分補償)は第二補償手
段13で行なう。ヘッド位置信号1は、スケール17に
より連続的に読取る事ができるため、位置誤差信号2の
サンプリング周波数によるゲイン交点周波数の制限がな
い。よって、安定な状態でゲイン交点周波数を高く設定
してスティフネスを高くできる。この結果、振動により
ヘッド11に外力が加わりヘッド11が変位しても素速
くスケール17により検出でき第一補償手段18により
アクチュエータに指令を送れるので従来のセクタサーボ
方式のヘッド位置決め装置で問題であった振動に弱い問
題点を解決することができる。ヘッド11の目標トラッ
クの位置決めは第二補償手段13で行なわれるが、安定
化補償は第一補償手段18で行なわれるので偏差補償で
最適化することができ、図8に示す従来のヘッド位置決
め装置よりトラック位置決め精度は良くなる。また第二
補償手段で行なわれる演算は、通常積分演算のみで行な
われるが偏差補償の即応性の改善として積分演算の結果
に比例演算の結果を加算しても良い。
決めすることを目的とする。つまり制御目的は、安定化
制御と偏差制御の2つに大別される。図8に示した従来
のセクタサーボ方式では、補償手段62の入力は1つし
かないので2つの制御目的を同時に最適化することが困
難であるという問題がある。本実施例は、スケール17
を設けてヘッド11の位置を検出できるようにして、ヘ
ッド11の絶対位置とトラックずれ量である偏差の2つ
の情報を基に制御するので、この2つの課題を分離して
考えて設計することを可能としている。つまり安定化制
御(PD制御)は、第一補償手段18で比例演算と微分
演算により行ない、偏差制御(積分補償)は第二補償手
段13で行なう。ヘッド位置信号1は、スケール17に
より連続的に読取る事ができるため、位置誤差信号2の
サンプリング周波数によるゲイン交点周波数の制限がな
い。よって、安定な状態でゲイン交点周波数を高く設定
してスティフネスを高くできる。この結果、振動により
ヘッド11に外力が加わりヘッド11が変位しても素速
くスケール17により検出でき第一補償手段18により
アクチュエータに指令を送れるので従来のセクタサーボ
方式のヘッド位置決め装置で問題であった振動に弱い問
題点を解決することができる。ヘッド11の目標トラッ
クの位置決めは第二補償手段13で行なわれるが、安定
化補償は第一補償手段18で行なわれるので偏差補償で
最適化することができ、図8に示す従来のヘッド位置決
め装置よりトラック位置決め精度は良くなる。また第二
補償手段で行なわれる演算は、通常積分演算のみで行な
われるが偏差補償の即応性の改善として積分演算の結果
に比例演算の結果を加算しても良い。
【0018】以下に本発明の書込み禁止装置について説
明する。図3は本実施例における書込み禁止装置を示す
ものである。4はトラック振れをあらわしており、ヘッ
ド位置との差がサーボ信号でサンプルされて位置誤差信
号2になる。サーボ信号のサンプルタイミングは図1の
位置誤差信号生成手段12で検出可能でありサーボ信号
検出信号3を生成するものとする。図3に戻り、サーボ
信号検出信号3のタイミング信号によりスケール17に
よって得られるヘッド位置信号1をサンプルして記憶す
る。位置誤差信号2は、サンプル点におけるヘッド位置
と目標トラックとの差であるので、サンプルされた時の
トラック振れ量はヘッド位置信号1と位置誤差信号2を
加算すれば求まりトラック振れサンプル信号6となる。
トラック軌跡推定手段20は、サンプル間のトラックの
軌跡を推定するトラック軌跡推定信号7を出力する。
明する。図3は本実施例における書込み禁止装置を示す
ものである。4はトラック振れをあらわしており、ヘッ
ド位置との差がサーボ信号でサンプルされて位置誤差信
号2になる。サーボ信号のサンプルタイミングは図1の
位置誤差信号生成手段12で検出可能でありサーボ信号
検出信号3を生成するものとする。図3に戻り、サーボ
信号検出信号3のタイミング信号によりスケール17に
よって得られるヘッド位置信号1をサンプルして記憶す
る。位置誤差信号2は、サンプル点におけるヘッド位置
と目標トラックとの差であるので、サンプルされた時の
トラック振れ量はヘッド位置信号1と位置誤差信号2を
加算すれば求まりトラック振れサンプル信号6となる。
トラック軌跡推定手段20は、サンプル間のトラックの
軌跡を推定するトラック軌跡推定信号7を出力する。
【0019】図4にトラック軌跡推定信号7の説明図を
示した。図4において、(a)はトラック振れ4を表
し、(b)はトラック振れサンプル信号6を表し、
(c)はトラック軌跡推定信号7を示す。トラック振れ
サンプル信号6はサンプルされると記憶手段21に記憶
されサンプル間の値はホールドされる。トラック軌跡推
定信号7は、サンプルされた次のセクタのトラック振れ
量を知ることができれば1次補間により求めることがで
きるが、時間的未来のものを知ることはできない。しか
し、記録媒体15は回転しているので、トラック振れの
周期性を利用すればこの問題を解決できる。図5はトラ
ック軌跡推定手段20の1部である。図5においてトラ
ック振れ記憶手段22は少なくともセクタ数と同じだけ
の記憶領域を有する。図5は28個のセクタ(サーボ信
号)の場合を想定している。サーボ信号がサンプルされ
るとトラック振れ記憶手段22に記憶されたトラック振
れ量はそれぞれシフトされる。トラック振れ記憶手段2
2の28番目の記憶領域には1回転前の現在サンプルさ
れた位置のトラック振れ量が記憶されており、27番目
の記憶領域には現在サンプルされているセクタの次のセ
クタの1回転前のトラック振れ量が記憶されている。記
録媒体15の回転によって、トラック振れ量は変化は非
常に小さいので、この2つの信号の差分を取れば次のセ
クタまでのトラックの傾斜を求めることができ、トラッ
ク軌跡推定信号7を得ることが可能となる。
示した。図4において、(a)はトラック振れ4を表
し、(b)はトラック振れサンプル信号6を表し、
(c)はトラック軌跡推定信号7を示す。トラック振れ
サンプル信号6はサンプルされると記憶手段21に記憶
されサンプル間の値はホールドされる。トラック軌跡推
定信号7は、サンプルされた次のセクタのトラック振れ
量を知ることができれば1次補間により求めることがで
きるが、時間的未来のものを知ることはできない。しか
し、記録媒体15は回転しているので、トラック振れの
周期性を利用すればこの問題を解決できる。図5はトラ
ック軌跡推定手段20の1部である。図5においてトラ
ック振れ記憶手段22は少なくともセクタ数と同じだけ
の記憶領域を有する。図5は28個のセクタ(サーボ信
号)の場合を想定している。サーボ信号がサンプルされ
るとトラック振れ記憶手段22に記憶されたトラック振
れ量はそれぞれシフトされる。トラック振れ記憶手段2
2の28番目の記憶領域には1回転前の現在サンプルさ
れた位置のトラック振れ量が記憶されており、27番目
の記憶領域には現在サンプルされているセクタの次のセ
クタの1回転前のトラック振れ量が記憶されている。記
録媒体15の回転によって、トラック振れ量は変化は非
常に小さいので、この2つの信号の差分を取れば次のセ
クタまでのトラックの傾斜を求めることができ、トラッ
ク軌跡推定信号7を得ることが可能となる。
【0020】またトラック振れ4は、時間の経過により
それほど変化しないので1度1回転分のトラック軌跡推
定信号7を求めておけば位置誤差信号2のサンプリング
毎に演算を行なう必要がなくなるので計算量を軽減でき
る。またトラック軌跡推定信号7は、高次の補間法(例
えばラグランジェ補間)やフーリエ変換を用いて求める
と誤差を軽減できる。図4においてトラック振れ推定信
号7とトラック振れサンプル信号6を加算すればトラッ
ク振れ4が連続的に推定できることがわかるが、図3に
おいてこの演算を行なってトラック振れ推定信号5を得
ている。トラック振れ推定信号5は、概ね連続信号であ
るので連続信号であるヘッド位置信号1との差をとれば
ヘッド11と目標トラックの連続的な位置ずれ量を示す
推定位置誤差信号8を求めることができる。図3に於い
て、この推定位置誤差信号8を求める手段をトラッキン
グエラー推定器19とする。23はオフトラック検出手
段であるが、推定位置誤差信号8が所定の範囲を超えた
場合に書き込み禁止信号を出してデータの書き込みを禁
止するが、推定位置誤差信号8は概ね連続的に得られる
ので、衝撃によってヘッド位置が大きく変位してトラッ
クずれを生じた場合、すぐに書き込みを禁止できるので
データの信頼性が向上する。
それほど変化しないので1度1回転分のトラック軌跡推
定信号7を求めておけば位置誤差信号2のサンプリング
毎に演算を行なう必要がなくなるので計算量を軽減でき
る。またトラック軌跡推定信号7は、高次の補間法(例
えばラグランジェ補間)やフーリエ変換を用いて求める
と誤差を軽減できる。図4においてトラック振れ推定信
号7とトラック振れサンプル信号6を加算すればトラッ
ク振れ4が連続的に推定できることがわかるが、図3に
おいてこの演算を行なってトラック振れ推定信号5を得
ている。トラック振れ推定信号5は、概ね連続信号であ
るので連続信号であるヘッド位置信号1との差をとれば
ヘッド11と目標トラックの連続的な位置ずれ量を示す
推定位置誤差信号8を求めることができる。図3に於い
て、この推定位置誤差信号8を求める手段をトラッキン
グエラー推定器19とする。23はオフトラック検出手
段であるが、推定位置誤差信号8が所定の範囲を超えた
場合に書き込み禁止信号を出してデータの書き込みを禁
止するが、推定位置誤差信号8は概ね連続的に得られる
ので、衝撃によってヘッド位置が大きく変位してトラッ
クずれを生じた場合、すぐに書き込みを禁止できるので
データの信頼性が向上する。
【0021】図2はヘッド位置決め装置の第2の実施例
である。図2において第1の実施例と異なるのは、図1
では第二補償手段13に入力する信号が位置誤差信号2
であったが、第二の実施例の場合は推定位置誤差信号8
を第二補償手段13の入力にしていることである。位置
誤差信号2はセクタ毎にサンプル的に得られるものであ
り、推定位置信号8は上記書き込み禁止装置のトラッキ
ングエラー推定器19により連続的に検出できる。よっ
て、トラックずれを示す情報量が増えるので第一の実施
例で示したヘッド位置決め装置よりも位置決め性能がさ
らに向上して大きなトラック振れがあった場合でも精度
良く位置決めが可能となる。
である。図2において第1の実施例と異なるのは、図1
では第二補償手段13に入力する信号が位置誤差信号2
であったが、第二の実施例の場合は推定位置誤差信号8
を第二補償手段13の入力にしていることである。位置
誤差信号2はセクタ毎にサンプル的に得られるものであ
り、推定位置信号8は上記書き込み禁止装置のトラッキ
ングエラー推定器19により連続的に検出できる。よっ
て、トラックずれを示す情報量が増えるので第一の実施
例で示したヘッド位置決め装置よりも位置決め性能がさ
らに向上して大きなトラック振れがあった場合でも精度
良く位置決めが可能となる。
【0022】本実施例は、フロッピーディスク装置を用
いて説明したが光ディスク、ハードディスクなどのディ
スク装置にも適用できる。また本実施例の第一補償手段
と第二補償手段で行なわれる比例演算の比例定数はゼロ
であっても良い。
いて説明したが光ディスク、ハードディスクなどのディ
スク装置にも適用できる。また本実施例の第一補償手段
と第二補償手段で行なわれる比例演算の比例定数はゼロ
であっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上の様に本発明は、サーボ信号をセク
タ毎に記録した記録媒体と、サーボ信号を再生するヘッ
ドと、各セクタのサーボ信号を検出して目標トラック中
心とヘッドの位置ずれ量を示す位置誤差信号を生成する
位置誤差信号生成手段と、ヘッドの絶対位置を検出して
ヘッド位置信号を生成する位置検出手段と、サーボ信号
を検出したときのヘッド位置を記憶するヘッド位置記憶
手段と、ヘッド位置記憶手段に記憶されたヘッド位置と
位置誤差信号を加算してサンプル的にトラック振れ量を
検出するトラック振れ検出手段と、トラック振れ量を少
なくともセクタ数だけ記憶できるトラック振れ記憶手段
と、トラック振れ記憶手段に予め任意トラックのトラッ
ク振れを記憶しておきサーボ信号がサンプルされた位置
からのトラック軌跡を推定してトラック軌跡信号を生成
する推定手段と、トラック軌跡推定信号とトラック振れ
検出手段で検出されたトラック振れ量と加算する事によ
り概ね連続的なトラック振れ推定信号を生成するトラッ
ク振れ推定手段と、ヘッド位置とトラック振れ推定信号
を減算してヘッドと目標トラック中心とのずれ量を概ね
連続的に第二位置誤差信号を生成する位置誤差信号推定
手段と、ヘッド位置信号を微分した結果と第二位置誤差
信号を積分演算した結果とヘッド位置信号を比例演算し
た結果と第二位置誤差信号を比例演算した結果とを加算
して操作信号を生成する補償手段とを設けることによ
り、偏差補償と安定化補償をそれぞれ最適に設計できる
のと、トラックずれ量を連続的に推定してサーボ信号の
サンプリング周波数による制御系の制約をなくす事がで
きる。これにより、高耐震性能と高精度位置決めが可能
となりトラック密度を高くすることができるので、容量
の大きな記憶装置を提供できる。また、衝撃などにより
ヘッドが大きく変位してトラックずれが生じた場合で
も、すばやくデータの書き込みを禁止できるので隣接ト
ラックのデータを破壊することがなくデータの信頼性が
向上する。
タ毎に記録した記録媒体と、サーボ信号を再生するヘッ
ドと、各セクタのサーボ信号を検出して目標トラック中
心とヘッドの位置ずれ量を示す位置誤差信号を生成する
位置誤差信号生成手段と、ヘッドの絶対位置を検出して
ヘッド位置信号を生成する位置検出手段と、サーボ信号
を検出したときのヘッド位置を記憶するヘッド位置記憶
手段と、ヘッド位置記憶手段に記憶されたヘッド位置と
位置誤差信号を加算してサンプル的にトラック振れ量を
検出するトラック振れ検出手段と、トラック振れ量を少
なくともセクタ数だけ記憶できるトラック振れ記憶手段
と、トラック振れ記憶手段に予め任意トラックのトラッ
ク振れを記憶しておきサーボ信号がサンプルされた位置
からのトラック軌跡を推定してトラック軌跡信号を生成
する推定手段と、トラック軌跡推定信号とトラック振れ
検出手段で検出されたトラック振れ量と加算する事によ
り概ね連続的なトラック振れ推定信号を生成するトラッ
ク振れ推定手段と、ヘッド位置とトラック振れ推定信号
を減算してヘッドと目標トラック中心とのずれ量を概ね
連続的に第二位置誤差信号を生成する位置誤差信号推定
手段と、ヘッド位置信号を微分した結果と第二位置誤差
信号を積分演算した結果とヘッド位置信号を比例演算し
た結果と第二位置誤差信号を比例演算した結果とを加算
して操作信号を生成する補償手段とを設けることによ
り、偏差補償と安定化補償をそれぞれ最適に設計できる
のと、トラックずれ量を連続的に推定してサーボ信号の
サンプリング周波数による制御系の制約をなくす事がで
きる。これにより、高耐震性能と高精度位置決めが可能
となりトラック密度を高くすることができるので、容量
の大きな記憶装置を提供できる。また、衝撃などにより
ヘッドが大きく変位してトラックずれが生じた場合で
も、すばやくデータの書き込みを禁止できるので隣接ト
ラックのデータを破壊することがなくデータの信頼性が
向上する。
【図1】本発明の第一の実施例のヘッド位置決め装置の
構成図
構成図
【図2】本発明の第二の実施例のヘッド位置決め装置の
構成図
構成図
【図3】本発明の実施例の書込み禁止装置のブロック図
【図4】(a)同実施例のトラック振れ4の特性図 (b)同実施例のトラック振れサンプル信号6の特性図 (c)同実施例のトラック軌跡推定信号7の特性図
【図5】同実施例のトラック軌跡推定信号7の生成法の
ブロック図
ブロック図
【図6】セクタサーボの概略構成図
【図7】セクタサーボの構成図
【図8】従来のヘッド位置決め装置の構成図
1 ヘッド位置信号 2 位置誤差信号 3 サーボ信号検出信号 4 トラック振れ 5 トラック振れ推定信号 7 トラック軌跡推定信号 8 推定位置誤差信号 11 ヘッド 12 位置誤差信号生成手段 13 第二補償手段 14 アクチュエータ 15 記録媒体 17 スケール 18 第一補償手段 19 トラッキングエラー推定器 21 記憶手段 22 トラック振れ記憶手段
Claims (1)
- 【請求項1】 サーボ信号をセクタ毎に記録した記録媒
体からサーボ信号を再生するヘッドと、各セクタの前記
サーボ信号を検出して目標トラック中心と前記ヘッドの
位置ずれ量を示す位置誤差信号を生成する位置誤差信号
生成手段と、前記ヘッドの絶対位置を検出してヘッド位
置信号を生成する位置検出手段と、前記サーボ信号を検
出したときのヘッド位置を記憶するヘッド位置記憶手段
と、前記ヘッド位置記憶手段に記憶されたヘッド位置と
前記位置誤差信号を加算してサンプル的にトラック振れ
量を検出するトラック振れ検出手段と、前記トラック振
れ量を記憶するトラック振れ記憶手段と、前記トラック
振れ記憶手段に予め任意トラックのトラック振れを記憶
しておきサーボ信号がサンプルされた位置からのトラッ
ク軌跡を推定してトラック軌跡推定信号を生成する推定
手段と、前記トラック軌跡推定信号と前記トラック振れ
検出手段で検出されたトラック振れ量と加算する事によ
り概ね連続的なトラック振れ推定信号を生成するトラッ
ク振れ推定手段と、前記ヘッド位置と前記トラック振れ
推定信号を減算して前記ヘッドと目標トラック中心との
ずれ量を示す第二位置誤差信号を生成する位置誤差信号
推定手段と、前記ヘッド位置信号に微分演算を施して第
一操作信号を生成する第一補償手段と、前記第二位置誤
差信号に積分演算と比例演算を施して第二操作信号を生
成する第二補償手段とを備え、前記第一操作信号と前記
第二操作信号を用いて前記ヘッドを目標トラックへ位置
決めするヘッド位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130926A JP2629487B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | ヘッド位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130926A JP2629487B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | ヘッド位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355281A JPH04355281A (ja) | 1992-12-09 |
JP2629487B2 true JP2629487B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=15045962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3130926A Expired - Fee Related JP2629487B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | ヘッド位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2629487B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2726494B2 (ja) * | 1989-06-06 | 1998-03-11 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP3130926A patent/JP2629487B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04355281A (ja) | 1992-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5585976A (en) | Digital sector servo incorporating repeatable run out tracking | |
US5825578A (en) | Method and apparatus for compensating track position due to written-in runout error in a disc drive | |
US5978169A (en) | Repeated servo runout error compensation in a disc drive | |
US5986845A (en) | Apparatus for positioning magnetic head and method of the same | |
JP4177815B2 (ja) | ハードディスクのrro外乱の高速補償制御方法および装置 | |
KR20010075112A (ko) | 런-아웃 보상을 사용하는 가상 데이터 트랙의 집중 스페이싱 | |
JPH1145523A (ja) | 磁気ディスク装置及び同装置に適用するヘッド位置決め制御システム | |
US6963466B2 (en) | Radial dependent low frequency repeatable run out compensation apparatus and method | |
KR100238135B1 (ko) | 하드디스크 드라이브에서 보이스코일 모터의 토크량을 보상하는 방법 | |
KR20010105355A (ko) | 디스크 드라이브내의 이산-시간 서보 제어기를 위한폐루프 스케일링 | |
US7400468B2 (en) | Vibration detector for hard disk drives | |
US6111720A (en) | Method and apparatus for providing separate read/write velocity curves | |
JP2001256741A (ja) | ディスク装置のヘッド位置決め制御方法及び装置 | |
EP1950741A2 (en) | Device for control of the flying height of magnetic head in a hard disk drive apparatus and a control method therefor | |
US6049442A (en) | Multiply-written servo burst patterns for minimizing position error in servo disk drives | |
JP2629487B2 (ja) | ヘッド位置決め装置 | |
JPH1139814A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
US4556921A (en) | Method and apparatus to improve the positioning accuracy of a tracking arm | |
US6414815B1 (en) | Apparatus and method for controlling on-track operation of an actuator in a hard disk drive | |
JPH10275433A (ja) | ディスク記録再生装置及び同装置に適用するヘッド位置決め制御システム | |
US7397630B2 (en) | Signal reproducing method and storage apparatus | |
US5687038A (en) | Servo method and device for controlling head position for a hard disk drive | |
JP2553721B2 (ja) | トラック追従制御装置 | |
US7248429B2 (en) | Adaptive settling control method and apparatus in track seek mode of disc drive | |
JP2953403B2 (ja) | モード分離を用いたセトリング判定方法およびこれを用いたヘッド位置決め制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |