JP2625308B2 - プラスチック袋ディスペンサおよびそれに使用されるプラスチック袋ロール - Google Patents
プラスチック袋ディスペンサおよびそれに使用されるプラスチック袋ロールInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続してロール状に収
容されている物体を引き出すためのディスペンサに関す
る。特に、本発明は、セルフサービス店、食品店におい
て、またはゴミ袋として使用されるタイプの、プラスチ
ック袋ディスペンサに関する。
容されている物体を引き出すためのディスペンサに関す
る。特に、本発明は、セルフサービス店、食品店におい
て、またはゴミ袋として使用されるタイプの、プラスチ
ック袋ディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】スー
パーマーケットまたは食品マーケットにおいては、くだ
ものおよび野菜類は、しばしば、ばらで、積み重ねられ
て展示されており、消費者は、近くに設置されているデ
ィスペンサから袋をとりだし、商品をそれにいれなけれ
ばならない。最も一般的には、これらのプラスチック袋
は、円柱ロール状に連続して収容されており、水平にま
たは垂直に、軸部に設けられ、袋と袋との間には、ミシ
ン目がいれられているものである。したがって、ひとつ
の袋を分離するには、末端に位置する袋を片手で引っ張
り、次ぎの袋を他の手で押さえながら分離することにな
る。このような形態においては、しかしながら時には、
ロールから袋が分離されなかったり、袋が破損してしま
うこともある。また、次ぎの袋を押さえることなく、末
端に位置する袋をロールから捻り取ろうとする者もお
り、これによって、袋が破損するばかりでなく、ロール
が軸から外れてしまう可能性もある。また、末端の袋が
ロール表面に位置するため、ロール上における、末端の
袋の位置が見つかりにくいという欠点がある。
パーマーケットまたは食品マーケットにおいては、くだ
ものおよび野菜類は、しばしば、ばらで、積み重ねられ
て展示されており、消費者は、近くに設置されているデ
ィスペンサから袋をとりだし、商品をそれにいれなけれ
ばならない。最も一般的には、これらのプラスチック袋
は、円柱ロール状に連続して収容されており、水平にま
たは垂直に、軸部に設けられ、袋と袋との間には、ミシ
ン目がいれられているものである。したがって、ひとつ
の袋を分離するには、末端に位置する袋を片手で引っ張
り、次ぎの袋を他の手で押さえながら分離することにな
る。このような形態においては、しかしながら時には、
ロールから袋が分離されなかったり、袋が破損してしま
うこともある。また、次ぎの袋を押さえることなく、末
端に位置する袋をロールから捻り取ろうとする者もお
り、これによって、袋が破損するばかりでなく、ロール
が軸から外れてしまう可能性もある。また、末端の袋が
ロール表面に位置するため、ロール上における、末端の
袋の位置が見つかりにくいという欠点がある。
【0003】したがって、本発明の目的は、連続してロ
ール状に収容されている物体を引き出すための改良され
たディスペンサを提供することである。
ール状に収容されている物体を引き出すための改良され
たディスペンサを提供することである。
【0004】また、さらなる本発明の目的は、片手で、
連続してロール状に収容されている物体を分離すること
ができ、さらに次ぎの物体が取りやすい位置に配される
ための、改良された分離手段を提供することである。
連続してロール状に収容されている物体を分離すること
ができ、さらに次ぎの物体が取りやすい位置に配される
ための、改良された分離手段を提供することである。
【0005】また、さらなる本発明の目的は、引き出し
動作中に、ロールが勝手に回転することを防止する、改
良された防止手段を提供することである。
動作中に、ロールが勝手に回転することを防止する、改
良された防止手段を提供することである。
【0006】また、さらなる本発明の目的は、経済的で
かつ簡便なディスペンサを提供することである。
かつ簡便なディスペンサを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明による
プラスチック袋ディスペンサには、プラスチック袋を連
続して収容したロールが設けられており、各袋の間に
は、ミシン目がつけられている。このディスペンサに
は、突起部が設けられており、この突起部は、ロールの
末端に位置する袋と、その次ぎの袋との間に位置して、
分離しやすくするものである。この突起部によって、分
離線部において各袋の分離が行なわれるとともに、次ぎ
の袋が突起部に引っ掛かるようになっている。また、こ
の突起部の上流方向には、指部が形成されており、突起
部および指部の間には、空間部が形成されている。袋が
分離されると、次ぎの袋の前方部が、前記空間部に保持
され、次ぎの人が使いやすいようになっている。プラス
チック袋のロールは、ディスペンサの内部表面に摩擦的
に保持されるように、ディスペンサに設けられている。
プラスチック袋ディスペンサには、プラスチック袋を連
続して収容したロールが設けられており、各袋の間に
は、ミシン目がつけられている。このディスペンサに
は、突起部が設けられており、この突起部は、ロールの
末端に位置する袋と、その次ぎの袋との間に位置して、
分離しやすくするものである。この突起部によって、分
離線部において各袋の分離が行なわれるとともに、次ぎ
の袋が突起部に引っ掛かるようになっている。また、こ
の突起部の上流方向には、指部が形成されており、突起
部および指部の間には、空間部が形成されている。袋が
分離されると、次ぎの袋の前方部が、前記空間部に保持
され、次ぎの人が使いやすいようになっている。プラス
チック袋のロールは、ディスペンサの内部表面に摩擦的
に保持されるように、ディスペンサに設けられている。
【0008】
【実施例】ディスペンサには、連続した物体のロール1
2を収容するための長方形の箱部10が設けられてお
り、各々の物体14は、プラスチックのシート、たとえ
ば、あらかじめ製造されている袋状のもので、順次つな
がっているものが好ましい。箱部10の上方はロール1
2が簡単に取り替えられるように、開口しており、軸部
16を中心に回転するものである。軸部16の両端は、
箱部10の側面内部に形成された2つの溝部18に収容
されている。この溝部18は、側面の上方へのびてお
り、ここから、軸部16が挿入されるものである。軸部
16の一端には、好ましくは、切り込み部19が形成さ
れており、これに相当する溝部18は、ロール12が回
転する間、軸部16が回転することを防止するように、
狭まって形成されている。前方壁部20は、他の3方の
壁部の高さよりも低く形成され、袋14が、この前方壁
部20の上方から引き出されるようになっている。
2を収容するための長方形の箱部10が設けられてお
り、各々の物体14は、プラスチックのシート、たとえ
ば、あらかじめ製造されている袋状のもので、順次つな
がっているものが好ましい。箱部10の上方はロール1
2が簡単に取り替えられるように、開口しており、軸部
16を中心に回転するものである。軸部16の両端は、
箱部10の側面内部に形成された2つの溝部18に収容
されている。この溝部18は、側面の上方へのびてお
り、ここから、軸部16が挿入されるものである。軸部
16の一端には、好ましくは、切り込み部19が形成さ
れており、これに相当する溝部18は、ロール12が回
転する間、軸部16が回転することを防止するように、
狭まって形成されている。前方壁部20は、他の3方の
壁部の高さよりも低く形成され、袋14が、この前方壁
部20の上方から引き出されるようになっている。
【0009】各袋14は、一端が封止されており、ミシ
ン目部22によって次ぎの袋とつながっており、ミシン
目部22の中央部には、穴部24が形成されている。ま
た、突起部26が、前方壁部20と一体化して形成され
ており、この突起部26は、前記穴部24を受け入れる
ように、前方壁部20の上方中央部に、上向きに設けら
れている。突起部26は好ましくは、箱部10の内面方
向に高くなっていて、半楕円形状のものがよい。
ン目部22によって次ぎの袋とつながっており、ミシン
目部22の中央部には、穴部24が形成されている。ま
た、突起部26が、前方壁部20と一体化して形成され
ており、この突起部26は、前記穴部24を受け入れる
ように、前方壁部20の上方中央部に、上向きに設けら
れている。突起部26は好ましくは、箱部10の内面方
向に高くなっていて、半楕円形状のものがよい。
【0010】さらに、指部28が、前方壁部20と一体
化していても、別付けでもよいが、突起部26に隣接し
て、前方壁部20の内側に形成されている。指部28の
上端は、突起部26の上端よりも低く形成されている
が、前方壁部20の上端よりは上に形成されている。指
部28の上端は、好ましくは、袋14が指部28の上方
を動きやすいように、袋14の移動方向に向かって、丸
く突起して形成されているのがよい。突起部26および
指部28の上方の間には、袋14の移動方向に垂直に、
V字状の空間部30が形成されており、2つの袋14の
間の穴部24が、突起部26に挿入されたのち、上流側
の袋の先端を受けとめる役割をおこなっている。
化していても、別付けでもよいが、突起部26に隣接し
て、前方壁部20の内側に形成されている。指部28の
上端は、突起部26の上端よりも低く形成されている
が、前方壁部20の上端よりは上に形成されている。指
部28の上端は、好ましくは、袋14が指部28の上方
を動きやすいように、袋14の移動方向に向かって、丸
く突起して形成されているのがよい。突起部26および
指部28の上方の間には、袋14の移動方向に垂直に、
V字状の空間部30が形成されており、2つの袋14の
間の穴部24が、突起部26に挿入されたのち、上流側
の袋の先端を受けとめる役割をおこなっている。
【0011】空間部30内には、空間部30外に位置す
る袋14が上方には移動しにくいが、下方へは移動する
ことができる、妨害手段が形成されており、この手段
は、このましくは、第2図に示すように、空間部30内
に指部28の表面に形成された、歯部32である。
る袋14が上方には移動しにくいが、下方へは移動する
ことができる、妨害手段が形成されており、この手段
は、このましくは、第2図に示すように、空間部30内
に指部28の表面に形成された、歯部32である。
【0012】実際には、消費者は、第1図に記載されて
いるような状態のディスペンサの前方壁部20上端に、
袋の中央部が空間部に位置し、袋の両先端部34が、突
起部26を介して出ているのを見つける。そこで、この
袋の両先端部34を、前方上方に引っ張り、ロール12
から袋34を取り出す。歯部32は、袋34を空間部3
0からとりだすのに必要な最少限の力のみが必要とされ
るように設計されているので、袋にダメージを与えるこ
とはない。袋34は、ロール12から外されて、一旦、
下向きに、好ましくは空間部30の底部のレベルよりも
下に、突起部26上を通過して引っ張られると、突起部
は、袋が移動する際、袋の下側に接触するものである。
突起部26は、袋の穴部24と合うと、そこから亀裂が
起こり、袋は分離される。なお、次ぎの袋の先端中央部
が、空間部30に待機している。
いるような状態のディスペンサの前方壁部20上端に、
袋の中央部が空間部に位置し、袋の両先端部34が、突
起部26を介して出ているのを見つける。そこで、この
袋の両先端部34を、前方上方に引っ張り、ロール12
から袋34を取り出す。歯部32は、袋34を空間部3
0からとりだすのに必要な最少限の力のみが必要とされ
るように設計されているので、袋にダメージを与えるこ
とはない。袋34は、ロール12から外されて、一旦、
下向きに、好ましくは空間部30の底部のレベルよりも
下に、突起部26上を通過して引っ張られると、突起部
は、袋が移動する際、袋の下側に接触するものである。
突起部26は、袋の穴部24と合うと、そこから亀裂が
起こり、袋は分離される。なお、次ぎの袋の先端中央部
が、空間部30に待機している。
【0013】袋34は、引っ張られる力に応じて、ミシ
ン目部22の両端が、突起部26近傍に前方へ突出す
る。ミシン目部22は、次いで、袋の穴部24におい
て、各袋の分離を起こさせる。分離が行なわれ、袋34
が取り除かれると、ディスペンサは、また、第1図に示
された状態のように、次ぎの新しい袋が待機した状態に
なる。下向きの歯部32が空間部に形成されているた
め、袋34は、消費者が袋先端部を引っ張るまで、空間
部30に待機しているものである。ディスペンサは、こ
のように、袋のロール12が空になるまで、常に待機状
態となっている。
ン目部22の両端が、突起部26近傍に前方へ突出す
る。ミシン目部22は、次いで、袋の穴部24におい
て、各袋の分離を起こさせる。分離が行なわれ、袋34
が取り除かれると、ディスペンサは、また、第1図に示
された状態のように、次ぎの新しい袋が待機した状態に
なる。下向きの歯部32が空間部に形成されているた
め、袋34は、消費者が袋先端部を引っ張るまで、空間
部30に待機しているものである。ディスペンサは、こ
のように、袋のロール12が空になるまで、常に待機状
態となっている。
【0014】多くの異なったタイプのプラスチック袋
が、一般的には使用されているが、特に本実施例におい
ては、底部が丈夫で開き易くなっているため、第7図に
示すような、いわゆる”スターシール”が使用される。
袋がいかなる形状であっても、突起部26の幅に対する
ロールの幅は、ロールから袋が提供されるとき、引き続
く袋の端部が、ユーザーにとって引っ張りやすいよう
に、突起部26からある程度外側に出ていればよい。
が、一般的には使用されているが、特に本実施例におい
ては、底部が丈夫で開き易くなっているため、第7図に
示すような、いわゆる”スターシール”が使用される。
袋がいかなる形状であっても、突起部26の幅に対する
ロールの幅は、ロールから袋が提供されるとき、引き続
く袋の端部が、ユーザーにとって引っ張りやすいよう
に、突起部26からある程度外側に出ていればよい。
【0015】袋の端部34を引っ張ると、ロール12か
ら、回転推進力が得られるが、本実施例においては、軸
部16に設けられている円柱状のコア部15を中心に、
袋は巻かれており、軸部16に対して、ロール12およ
びコア部15が回転可能であることがわかる。袋34が
引き出されるとき、ロール12およびコア部15が、勝
手に回転することを防止するために、切り目19のつい
た軸部16に、好ましくは、ゴム製のOーリング38
が、第5図に示すように設けられ、ロール12のコア部
15を、摩擦的に留めている。なお、同様の機能を果た
すものであれば、Oーリングは、ゴム以外のものからで
きていてもよい。従来の装置においては、Oーリングは
軸部に嵌められており、一端を滑り止めするものであ
る。軸部16にあるOーリング38が、軸方向に移動す
ることを防ぐために、軸部16には、周囲溝36が形成
されており、これに、Oーリング38が、嵌められる。
溝部36は、Oーリング38の一部が、軸部16の外側
表面へ突出するような大きさに、形成されている。
ら、回転推進力が得られるが、本実施例においては、軸
部16に設けられている円柱状のコア部15を中心に、
袋は巻かれており、軸部16に対して、ロール12およ
びコア部15が回転可能であることがわかる。袋34が
引き出されるとき、ロール12およびコア部15が、勝
手に回転することを防止するために、切り目19のつい
た軸部16に、好ましくは、ゴム製のOーリング38
が、第5図に示すように設けられ、ロール12のコア部
15を、摩擦的に留めている。なお、同様の機能を果た
すものであれば、Oーリングは、ゴム以外のものからで
きていてもよい。従来の装置においては、Oーリングは
軸部に嵌められており、一端を滑り止めするものであ
る。軸部16にあるOーリング38が、軸方向に移動す
ることを防ぐために、軸部16には、周囲溝36が形成
されており、これに、Oーリング38が、嵌められる。
溝部36は、Oーリング38の一部が、軸部16の外側
表面へ突出するような大きさに、形成されている。
【0016】ディスペンサの設置は、水平面、垂直面、
その他、どのような表面上にも、ねじまたは接着材など
の常用手段により、簡単に取付けることが出きる。ま
た、必要ならば、フリーの状態で、どこへも固定せず、
片手で袋の端部34をひっぱる間、もう一方の手で、箱
部10を保持することも可能である。ディスペンサは、
また、ロール12がほとんど空になったことを警告す
る、光伝導材料から形成されてもよい。
その他、どのような表面上にも、ねじまたは接着材など
の常用手段により、簡単に取付けることが出きる。ま
た、必要ならば、フリーの状態で、どこへも固定せず、
片手で袋の端部34をひっぱる間、もう一方の手で、箱
部10を保持することも可能である。ディスペンサは、
また、ロール12がほとんど空になったことを警告す
る、光伝導材料から形成されてもよい。
【0017】第8図ないし第13図に示された実施例に
おいては、ディスペンサ10’は、好ましくは、垂直方
向から少しの角度だけ傾いて、設けられているものであ
る。前方壁部20’には、突起部26’および指部2
8’が設けられており、前方壁部20’の上端表面に垂
直に、内側を向いて設けられているものである。ディス
ペンサは、好ましくは、棒部40に設けられるか、また
は、以下に詳細に説明するように、垂直に対して傾斜し
ている表面に、設けられてもよい。
おいては、ディスペンサ10’は、好ましくは、垂直方
向から少しの角度だけ傾いて、設けられているものであ
る。前方壁部20’には、突起部26’および指部2
8’が設けられており、前方壁部20’の上端表面に垂
直に、内側を向いて設けられているものである。ディス
ペンサは、好ましくは、棒部40に設けられるか、また
は、以下に詳細に説明するように、垂直に対して傾斜し
ている表面に、設けられてもよい。
【0018】第10図から明らかなように、側面壁部2
1’の溝部18’は、好ましくは、ガイド42により形
成される。第1図の実施例においては、これらは壁部2
1’に刻まれているものである。溝部18’は、また、
袋のロール12’が、ディスペンサ10’の内側底表面
44のポジションAに接触するように、傾けて形成され
ているものである。第10図に示すように、ロール1
2’と表面44との間の摩擦的な接触部は、ロール1
2’の大きさに応じて、壁部20’から離れたり、近づ
いたりして移動するものである。溝部18’の垂直面に
対する角度は、ディスペンサ10’の設けられている角
度に依存し、この角度は、重力のみで、軸部16’が溝
部18’にそって下降し、表面44に対してロール1
2’を沿わせるよう 、選択されればよい。この表面4
4との摩擦接触のために、軸部16’には、(第10図
に示すように)自在回転を防ぐ切り目を入れなくてもよ
く、また、第6図に示されているような、Oーリングお
よび溝部も必要ない。というのは、ロール12’の外表
面および底面44との間に、摩擦接触があり、これが、
Oーリングおよび溝部の役割を果たしているものであ
る。
1’の溝部18’は、好ましくは、ガイド42により形
成される。第1図の実施例においては、これらは壁部2
1’に刻まれているものである。溝部18’は、また、
袋のロール12’が、ディスペンサ10’の内側底表面
44のポジションAに接触するように、傾けて形成され
ているものである。第10図に示すように、ロール1
2’と表面44との間の摩擦的な接触部は、ロール1
2’の大きさに応じて、壁部20’から離れたり、近づ
いたりして移動するものである。溝部18’の垂直面に
対する角度は、ディスペンサ10’の設けられている角
度に依存し、この角度は、重力のみで、軸部16’が溝
部18’にそって下降し、表面44に対してロール1
2’を沿わせるよう 、選択されればよい。この表面4
4との摩擦接触のために、軸部16’には、(第10図
に示すように)自在回転を防ぐ切り目を入れなくてもよ
く、また、第6図に示されているような、Oーリングお
よび溝部も必要ない。というのは、ロール12’の外表
面および底面44との間に、摩擦接触があり、これが、
Oーリングおよび溝部の役割を果たしているものであ
る。
【0019】ロール12’は、溝部18’に軸部16’
が挿入されることにより、ディスペンサ10’に、簡単
に設置される。ここでは、第1図に癒えしたような溝部
のある軸切り目がないので、簡単である。溝部18’間
の距離および軸部16’の長さは、ほぼ近似しており、
たとえば、軸部が短かすぎると、壁部に対して垂直な正
常ポジションから傾いてしまい、ロール12’の端部
が、溝部18’またはガイド42に引っ掛かり、袋1
4’にダメージを与えてしまうことになる。
が挿入されることにより、ディスペンサ10’に、簡単
に設置される。ここでは、第1図に癒えしたような溝部
のある軸切り目がないので、簡単である。溝部18’間
の距離および軸部16’の長さは、ほぼ近似しており、
たとえば、軸部が短かすぎると、壁部に対して垂直な正
常ポジションから傾いてしまい、ロール12’の端部
が、溝部18’またはガイド42に引っ掛かり、袋1
4’にダメージを与えてしまうことになる。
【0020】ロール12’は、好ましくは、ディスペン
サ10’内に設置され、第1図に示したように上から袋
が引き出されるのではなく、下側から袋が引き出される
ものである。好ましくは、棒部40およびディスペンサ
10’は、標準の人が立ったときに、少なくともその腹
部の高さ以上に置かれるように、(図示していないが)
テーブルの上表面に設けられるものである。これによっ
て、腕を自然に動作させることのみで、袋の端部34’
を外側かつ下向きに引っ張ることができる。また、少し
の引っ張り力のみで、空間部30’から、袋の端部3
4’が引き出せるものである。このように、ロール1
2’の下方から引き出す構造、突起部26’および指部
28’のポジションおよび角度によって、ユーザーが、
ディスペンサ10’の上から袋34’を引っ張り、突起
部26’からふくろが離れてしまう可能性が減少し、こ
れが本発明の最も重要な目的でもある。
サ10’内に設置され、第1図に示したように上から袋
が引き出されるのではなく、下側から袋が引き出される
ものである。好ましくは、棒部40およびディスペンサ
10’は、標準の人が立ったときに、少なくともその腹
部の高さ以上に置かれるように、(図示していないが)
テーブルの上表面に設けられるものである。これによっ
て、腕を自然に動作させることのみで、袋の端部34’
を外側かつ下向きに引っ張ることができる。また、少し
の引っ張り力のみで、空間部30’から、袋の端部3
4’が引き出せるものである。このように、ロール1
2’の下方から引き出す構造、突起部26’および指部
28’のポジションおよび角度によって、ユーザーが、
ディスペンサ10’の上から袋34’を引っ張り、突起
部26’からふくろが離れてしまう可能性が減少し、こ
れが本発明の最も重要な目的でもある。
【0021】袋14’を引っ張って、離すことに対す
る、突起部26’および指部28’の本質的な機能は、
第1図に示された実施例において説明したことと同じで
あるが、突起部26’および指部28’が、第1図のポ
ジションに対して垂直になっていることが異なる点であ
る。先の実施例と同様な歯部32’も、空間部30’に
形成されており、袋の端部34’は、第11図ないし1
3図に示されているように、分離され、引き出されるも
のである。
る、突起部26’および指部28’の本質的な機能は、
第1図に示された実施例において説明したことと同じで
あるが、突起部26’および指部28’が、第1図のポ
ジションに対して垂直になっていることが異なる点であ
る。先の実施例と同様な歯部32’も、空間部30’に
形成されており、袋の端部34’は、第11図ないし1
3図に示されているように、分離され、引き出されるも
のである。
【0022】本発明によるディスペンサによれば、材料
の経費節約も可能である。たとえば、第8図ないし第1
3図に示される実施例においては、3方の壁部しか必要
なく、4つ目の壁部は、不必要である。また、この実施
例においては、ロール12’が、軸部16’に直接置か
れるので、第1図に示した実施例のように、コア部を設
ける必要もない。また、軸部16’は、中空に形成され
てよく、リサイクルの材料から形成されてもよい。
の経費節約も可能である。たとえば、第8図ないし第1
3図に示される実施例においては、3方の壁部しか必要
なく、4つ目の壁部は、不必要である。また、この実施
例においては、ロール12’が、軸部16’に直接置か
れるので、第1図に示した実施例のように、コア部を設
ける必要もない。また、軸部16’は、中空に形成され
てよく、リサイクルの材料から形成されてもよい。
【0023】以上、本発明を、実施例を挙げて説明して
きたが、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しないかぎ
り、これら実施例に限られるものではない。
きたが、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しないかぎ
り、これら実施例に限られるものではない。
【図1】図1は、袋が分離されて取り除かれた後の、本
発明によるディスペンサの第1実施例を示す概略図であ
る。
発明によるディスペンサの第1実施例を示す概略図であ
る。
【図2】図2は、次ぎの袋が部分的に空間部に挿入され
た状態を示す、図1に示されたディスペンサの突起部お
よび指部の断面図である。
た状態を示す、図1に示されたディスペンサの突起部お
よび指部の断面図である。
【図3】図3は、図2に示されたディスペンサの突起部
および指部の正面図である。
および指部の正面図である。
【図4】図4は、連続してロール状に巻かれている、連
続した2つの袋の間の、ミシン目に関する詳細を示す図
である。
続した2つの袋の間の、ミシン目に関する詳細を示す図
である。
【図5】図5は、軸部を示す斜視図である。
【図6】図6は、図1に示された実施例における、軸部
およびOーリングを示す拡大図である。
およびOーリングを示す拡大図である。
【図7】図7は、本発明による、プラスチック袋の好ま
しい形状を示す図である。
しい形状を示す図である。
【図8】図8は、本発明による第2実施例におけるディ
スペンサを示す斜視図である。
スペンサを示す斜視図である。
【図9】図9は、図8に示されたディスペンサの正面図
である。
である。
【図10】図10は、図8に示されたディスペンサの部
分断面図である。
分断面図である。
【図11】図11は、次ぎの袋の一部が、突起部に引っ
掛かっている状態を示す図である。
掛かっている状態を示す図である。
【図12】図12は、袋を引き出した後の、図11に示
されたものの詳細図である。
されたものの詳細図である。
【図13】図13は、図12に示された、12ー12線
からみた断面図である。
からみた断面図である。
10’ ディスペンサ 12 ロール 16 軸部 18 溝部 24 穴部 26、26’ 突起部 28、28’ 指部 30、30’ 空間部
Claims (10)
- 【請求項1】 各物体間に穴部を有する分離線部が形成
されている連続した複数の物体から、そのひとつを分離
する分離装置であって、分離時に、前記穴部に先端を挿入して引っかける突起部
と、 該突起部に隣接して固定され、該突起部に沿って延びる
指部とを具備し、 前記突起部と前記指部との間に、これら突起部および指
部の先端方向に向かって漸次広がり、分離されるべき物
体に隣接した次の物体の一部を前記指部の先端側から挿
入した状態に保持する空間部が形成されていることを特
徴とする分離装置。 - 【請求項2】 前記連続した複数の物体が、円柱状のロ
ールに回巻されていることを特徴とする請求項1記載の
分離装置。 - 【請求項3】 前記空間部が、前記突起部と前記指部と
がそれらの先端方向に向かって鋭角の角度をなして漸次
広がるように形成され、 前記突起部または前記指部のいずれかに、前記空間部に
挿入された物体の一部が前記空間部から前記指部の先端
側に向かって外れてしまうことを妨害する妨害手段が設
けられていることを特徴とする請求項1 記載の分離装
置。 - 【請求項4】 各物体間に穴部を有する分離線部が形成
されている連続した複数の物体から、そのひとつを引き
出して分離するディスペンサであって、 前記連続した複数の物体を保持する容器を具備し、該容器に、引き出し分離時に、前記穴部に先端を挿入し
て引っかける突起部と、該突起部に隣接して固定され、
該突起部に沿って延びる指部とが設けられ、 前記突起部と前記指部との間に、これら突起部および指
部の先端方向に向かって漸次広がり、分離されるべき物
体に隣接した次の物体の一部を前記指部の先端側から挿
入した状態に保持する空間部が形成されていることを特
徴とする ディスペンサ。 - 【請求項5】 前記連続した複数の物体が、円柱状のロ
ールに回巻されており、前記容器に、前記ロールを回転自在に保持する軸部が設
けられ、 該 軸部は、前記ロールの勝手な回転を防除する防除手段
と、この防除手段が軸方向に移動することを防止する防
止手段とを具備することを特徴とする請求項4記載のデ
ィスペンサ。 - 【請求項6】 各物体間に穴部を有する分離線部が形成
されている連続した複数の物体からなる円柱状ロールか
ら、そのひとつを引き出して分離するディスペンサであ
って、 前記ロールを保持する容器を具備し、該容器に、引き出し分離時に前記穴部に先端を挿入して
引っかける突起部と、該突起部に隣接して固定され該突
起部に沿って延びる指部と、物体の引き出しに対して抵
抗を持たせるように前記ロールを摩擦的に引っかける搭
載手段とが設けられ、 前記突起部と前記指部との間に、これら突起部および指
部の先端方向に向かって漸次広がり、分離されるべき物
体に隣接した次の物体の一部を前記指部の先端側から挿
入した状態に保持する空間部が形成されていることを特
徴とするディスペンサ。 - 【請求項7】 前記物体のロールを回転可能に保持する
ための軸部が前記搭載手段に設けられていることを特徴
とする請求項6記載のディスペンサ。 - 【請求項8】 前記搭載手段が、前記容器の対向内壁面
に形成され前記軸部の端部をそれぞれ挿入状態に保持す
る2つの溝部を具備するとともに、 該 溝部は、物体が前記ロールから分離されると、該溝部
が設けられている壁面に隣接する他の壁面に、ロールを
摩擦的に接触させるように、該他の壁面および水平面に
対して傾斜して形成されていることを特徴とする請求項
7記載のディスペンサ。 - 【請求項9】 請求項8記載のディスペンサに使用され
るプラスチック袋のロールであって、 前記軸部に巻回された複数のプラスチック袋からなると
ともに、各プラスチック袋間に穴部を有する分離線部を
具備し、 前記穴部が、袋の分離時に、前記突起部に引っ掛かるよ
うに形成され、 前記突起部に対する前記ロールの幅が、一つのプラスチ
ック袋がロールから分離されると、次のプラスチック袋
の一部が、突起部の両サイドから延びてユーザ ーがつか
み易いようなポジションに配される寸法に形成され、 前記軸部が、その両端を前記ディスペンサの溝部内に挿
入状態に配し得るように、前記溝部の幅寸法より若干小
さい径寸法を有しかつロールの幅方向の両側から突出さ
せられていることを特徴とする プラスチック袋のロー
ル。 - 【請求項10】 前記プラステック袋が、スターシール
ド形状(starsealed configurat
ion)であることを特徴とする請求項9記載のプラス
チック袋のロール。
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/652,031 US5135146A (en) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | Plastic bag dispenser |
US07/764,137 US5219424A (en) | 1991-02-07 | 1991-09-20 | Roll of plastic bags for use with bag dispensing device |
US821,192 | 1992-01-21 | ||
US652,031 | 1992-01-21 | ||
US764,137 | 1992-01-21 | ||
US07/821,192 US5261585A (en) | 1991-02-07 | 1992-01-21 | Plastic bag dispenser |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219452A JPH06219452A (ja) | 1994-08-09 |
JP2625308B2 true JP2625308B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=27417871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2282892A Expired - Fee Related JP2625308B2 (ja) | 1991-02-07 | 1992-02-07 | プラスチック袋ディスペンサおよびそれに使用されるプラスチック袋ロール |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5433363A (ja) |
EP (1) | EP0505700B1 (ja) |
JP (1) | JP2625308B2 (ja) |
AT (1) | ATE192720T1 (ja) |
CA (1) | CA2060708C (ja) |
DE (1) | DE69231014T2 (ja) |
DK (1) | DK0505700T3 (ja) |
MX (1) | MX9200541A (ja) |
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DE202005012851U1 (de) * | 2005-08-16 | 2005-12-08 | Papier-Mettler Inhaber Michael Mettler | Beutelstrang, insbesondere Knotenbeutelstrang, sowie Beutelspender, insbesondere Knotenbeutelspender |
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-
1992
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- 1992-02-06 DK DK92102001T patent/DK0505700T3/da active
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- 1992-02-06 DE DE1992631014 patent/DE69231014T2/de not_active Expired - Lifetime
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-
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Legal Events
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