JP2622181B2 - 横置形スクロール圧縮機 - Google Patents

横置形スクロール圧縮機

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JP2622181B2
JP2622181B2 JP2015397A JP1539790A JP2622181B2 JP 2622181 B2 JP2622181 B2 JP 2622181B2 JP 2015397 A JP2015397 A JP 2015397A JP 1539790 A JP1539790 A JP 1539790A JP 2622181 B2 JP2622181 B2 JP 2622181B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば冷凍機、空気調和機等の機器に使
用する横置形スクロール圧縮機に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図,第4図は例えば特願昭63−175508号に開示さ
れた従来の横置形スクロール圧縮機を示す断面図であ
り、同図において、51は水平方向に中心軸線をもつ筒体
によって構成されているシェルで、このシェル51は、底
部に各軸受摺動部分を潤滑する油を貯溜する油溜め52が
設けられており、内部には作動流体を圧縮する圧縮機構
組立体53が装備されている。この圧縮機構組立体53は、
各々が互いに偏心して組み合わされた固定スクロール54
と揺動スクロール55およびこれら両スクロールのうち揺
動スクロール55を駆動するモータステータ56とモータロ
ータ57を有する組立体によって構成されている。この圧
縮機構組立体53の固定スクロール54は、吐出口54a,ガス
吸入口54bおよび渦巻ラップ54cを有し軸受支え58に固定
されている。この固定スクロール54のガス吸入口54b
は、圧縮室13に連通し、かつこのガス吸入口54bの両側
開口部は、シェル51の中心軸線より上方に開口してい
る。軸受支え58は、前記固定スクロール54の軸線方向に
設けられ、かつ前記シェル51の内周面に焼き嵌めによっ
て固定されており、全体が平面略円形状に形成されてい
る。そして、この軸受支え58の外周縁には、前記シェル
51の中心軸線より下方に開口する油排出口58aとこの油
排出口58aを構成する凹部58bが設けられ、かつ第4図に
示すように上下径方向に開口する切欠き58c,58dと前記
モータステータ56をボルト等によって固定する取付部58
eが設けられている。59は前記揺動スクロール55を連結
する主軸で、前記軸受支え58によって支承され、かつ前
記シェル51内に設けられており、前記モータステータ56
および前記モータロータ57からなるモータAによって回
転するように構成されており、かつ軸線方向に延在する
給油通路59aを有している。60は前記油溜め52に臨む管
体61を有するハウジングで、前記主軸59の端部(図にお
いて右端)に設けられ、かつボルト等によって前記モー
タAのモータステータ56に固定されており、このハウジ
ング60内には主軸59の回転によって駆動する容積形のポ
ンプ62が配設されている。66は作動流体をシェル51内に
吸入する吸入配管である。
以上のような従来の横置形スクロール圧縮機において
は、モータAが駆動すると、作動流体であるガスは、第
3図に実線矢印で示すようにシェル51内に吸入されモー
タステータ56の外周面とシェル51の内周面の間隙を通過
して、モータAを冷却した後、軸受支え58の上方の切欠
き58cを通過してガス吸入口54bから圧縮室13内にとり込
まれる。一方、油は第3図に破線矢印で示すように流れ
る。すなわち、主軸59の回転によってポンプ62が駆動
し、管体61,ポンプ62を介して給油通路59aに圧送され、
各摺動部を潤滑した後、油排出口58aを通って油溜め52
に戻される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の横置形のスクロール圧縮機は以上のように構成
されているので、吸入配管66を通じてシェル51内へ吸入
されたガスの流速は、吸入配管66からシェル51内に流入
すると同時に通路面積が大きくなる為、流速が低下す
る。しかしモータAを冷却した後、軸受支え58の上方の
切欠き58cを通過するときに通路面積が減少する為再び
流速が速くなり、そして固定スクロール54のガス吸入口
54bを通過する時が最大流速となる。
これによって、ガスの流れの通路抵抗などによってシ
ェル51内の圧力分布が不均一となり、ガス吸入口54bの
付近の圧力が最も低くなる。ゆえにシェル51内の油溜め
52の油面高さが不均一となり、ガス吸入口54bに最も近
い油排出口58a付近の油面が一番高く、かつ管体61付近
の油面が一番低くなる。また、油排出口58aと管体61間
の長さが大きい為最高油面と最低油面の差は大きくなっ
ている。この結果、配管長の長い冷凍サイクルを構成し
た場合や高圧縮比条件での運転が連続した場合など、圧
縮機からガスと共に吐出された油の戻りの悪い条件にお
いては、油面低下と油面分布の不均一により管体61が油
面より上方に出てしまい、このためポンプ62により油を
各摺動部へ圧送できなくなり、摺動部の焼付などの事故
が発生して、圧縮機使用上の信頼性が低下するという問
題があった。
この発明は上記のような問題点を解消する為になされ
たものであり、油面分布の不均一に起因する摺動部の焼
付などの発生を防止することができ、圧縮機使用上の信
頼性を向上させることができる横置形スクロール圧縮機
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る横置形スクロール圧縮機は、その底部
に油溜めを有し、水平方向に延在する中心軸線をもつ筒
状のシェルと、このシェル内に設けられ中心軸線より上
方に開口するガス吸入口を有する固定スクロールと、こ
の固定スクロールの軸線方向に設けられ中心軸線より下
方に開口する油排出口を有する軸受支えとを備え、かつ
前記固定スクロールのガス吸入口と軸受支えを超えてシ
ェル中央部付近とを連通する断面コ字状のガス通路ガイ
ドを設けると共に、固定スクロール側に仕切を設けたも
のである。
〔作用〕
この発明における横置形スクロール圧縮機は、固定ス
クロールのガス吸入口をシェル中央部付近まで延長して
開口したことにより、シェル内の圧力分布の不均一によ
る油面分布の不均一において最高油面と最低油面の差を
小さくすることが出来る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図、第2図について
説明する。なお図中第3図、第4図と同一部材について
は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
第1図、第2図において、67はガス通路68を形成する
ガイドであり、その一端は固定スクロール54のガス吸入
口54bと仕切67aにより接続されており、他端は軸受支え
58の上部に設けられた切欠き58cを貫通して、モータス
テータ56のシェル中央部側コイルエンド付近に開口部67
bを有している。即ちこのガス通路ガイド67は板状部材
をコの字に成形してシェル51の内周壁に溶接等により固
着されており、シェル51の内周壁との間にガス通路68を
形成したものであり、周囲とは隔離された通路となって
いる。
このように構成された横置形スクロール圧縮機におい
ては、作動流体であるガスは、ガス通路68を通じて固定
スクロール54のガス吸入口54bへ吸入される為、シェル5
1内の圧力分布はガス通路68の開口部67bのあるシェル中
央部付近が最小となり、それによって油溜め52の油の油
面分布はシェル中央部付近が最も高くなりシェルの両端
はほぼ同じ高さとなって最高油面と最低油面の差は最小
となる。なお、ガス通路68の開口部67bをシェル中央部
よりポンプ62の側へ近づける場合、例えばモータAの中
央部付近まで延長した時、最高油面と管体61部の油面の
差はさらに小さくなるが、そうすることによって吸入配
管66から吸入されたガスがモータAを冷却する以前にガ
ス通路68に吸入されてしまい、モータ過熱という不具合
を発生するので、中央部付近よりポンプ62の側へガス通
路68を延長することが出来ない。
したがって本発明においては油溜め52の油の油面の高
低差を最小に抑えることが出来、油溜め52の油面低下時
においても、管体61が油面から出ることがなく、常時、
確実にポンプ62により各摺動部へ油を圧送することが出
来る。
また、本実施例においては、ガス通路ガイド67を板状
部材より構成した場合を示したが、鋼管、銅管などを用
いてもよく、また固定スクロール54と軸受支え58のそれ
ぞれに一体で通路を構成してもよく、要するにガス吸入
口54bとシェル中央部を連通し、周囲と隔離された通路
が形成できればその方法は問わない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、固定スクロール
のガス吸入口とシェル中央部とを連通する断面コ字状の
ガス通路を設けたので、モータを冷却できると共に、シ
ェル内への圧力分布不均一に起因する油溜めの油面の高
低差を最小に抑えることができ、またポンプにより確実
に各摺動部へ油を圧送することが出来るので、各摺動部
の焼付きの生じる恐れのない、信頼性の高い横置形スク
ロール圧縮機が得られる効果がある。
又、固定スクロール側に仕切を設けたので、この仕切
が抵抗となり、固定スクロール左側の空間の圧力低下を
防止でき、この部分の油面上昇を防止し、その分管体設
置位置の油面が上昇する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る横置形スクロール圧縮機を示す断
面図、第2図はその横断面図、第3図は従来の横置形ス
クロール圧縮機を示す断面図、第4図はその横断面図で
ある。 図中、51はシェル、52は油溜め、54は固定スクロール、
54bはガス吸入口、55は揺動スクロール、58は軸受支
え、58aは油排出口、59は主軸、59aは給油通路、62はポ
ンプ、67はガイド、68はガス通路である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−285686(JP,A) 特開 平1−96487(JP,A) 特開 昭59−60092(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に油溜めを有し、水平方向に延在する
    中心軸線をもつ筒状のシェルと、シェル内に設けられ中
    心軸線より上方に開口するガス吸入口を有する固定スク
    ロールと、この固定スクロールの軸線方向に設けられ中
    心軸線より下方に開口する油排出口を有する軸受支え
    と、この軸受支えによって支承され軸線方向に延在する
    給油通路を有する主軸と、この主軸に連結されかつ前記
    固定スクロールに偏心して組合わされた揺動スクロール
    と、前記主軸の固定スクロールと反対側の端部に配設さ
    れ各軸受に強制給油する容積形のポンプと油溜めに臨む
    管体と、上記ガス吸入口と離れた位置で上記シェルに取
    付けられた吸入配管とを備えた横置形スクロール圧縮機
    において、前記シェルの上部内周の軸方向に前記固定ス
    クロールのガス吸入口とシェル中央部付近を連通する断
    面コ字状のガス通路を形成し、開口部を有するガイドを
    配置すると共に、上記固定スクロール側に仕切を設けた
    ことを特徴とする横置形スクロール圧縮機。
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JPH0196487A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Daikin Ind Ltd 横置式スクロール形圧縮機

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