JP2621861B2 - フアスナ装置 - Google Patents

フアスナ装置

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JP2621861B2
JP2621861B2 JP62013304A JP1330487A JP2621861B2 JP 2621861 B2 JP2621861 B2 JP 2621861B2 JP 62013304 A JP62013304 A JP 62013304A JP 1330487 A JP1330487 A JP 1330487A JP 2621861 B2 JP2621861 B2 JP 2621861B2
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ジョン・エフ・ドウアティ
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ジヨン・エフ・ドウアテイ
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はファスナ装置に関する。さらに詳しくは、
この発明は締めひもあるいはロープ等を所定の位置に取
外し可能に固定して、動かないようにするためのファス
ナ装置に関する。
(従来の技術) 現在利用することのできる多くのファスナ装置の中に
は、糸や撚糸あるいはロープ等のひもを使用する原始的
なファスナがなお残っている。以下は、こうした締めひ
もを使用するファスナ装置の例を幾つか示しており、こ
の発明もこうしたファスナ装置に適用可能である。つま
り、 1.ひもを、既に所定の位置へ固定された他のひもへ連結
するためのファスナ装置。
2.1本のひもを他のひもに連結して、さらに長いひもを
作るためのファスナ装置。
3.任意の本数のひもを適当な方法で連結して、ネットを
形成するためのファスナ装置。
4.ひもをそれ自身と連結して輪を作り、物をまとめて縛
るためのファスナ装置。
5.ひもをそれ自身と連結して輪を作り、箱あるいはパッ
ケージのような他の包みを縛るためのファスナ装置。
6.ひもをひも掛けといっしょに使用して、靴やブーツ等
種々の物を締めるためのファスナ装置。
7.デッドマン(アンカー台)とひもを用いてボートを固
定したり、タイダウンを用いてトラック上に荷物を固定
するためのファスナ装置。
一般に上述した装置、あるいは他の装置も結び目を作
る作業を含んであり、ある程度の時間が掛かるし、また
時には特殊な技術を学ぶ必要もある。しかし、この発明
の装置によれば、結び目を作る必要がなくなり、なお、
かつより少ない時間で、特別な技術を要することもなく
同じ結果を得ることができる。
1882年2月28日に登録されたレクィン(Lequin)の米
国特許第254,243号と、1903年6月3日に登録されたレ
オポルド(Leopold)の米国特許第730,031号には上述し
たひも締め装置と異なる装置が開示されている。レクィ
ンの米国特許においては非可撓性の金属性フックを使用
することが提案されており、フックの後部にはスパイク
等が固定されていて下方外側へ延びている。このフック
はグローブの掌側を固定するために使用される。また、
前述したスパイクはひもに付き刺してこれを保持するよ
うな設計となっている。
レオポルドの米国特許においても、ほぼ同じ種類の提
案がなされている。つまり、非可撓性の金属製フックに
若干の付属物を取付けて外側端部の面積を小さくし、中
心にスパイクが埋め込んである。この装置においても、
ひもに付き刺してこれを固定するようになっている。
上述した2つの米国特許では、各ひも穴の端部にグロ
メット等が設けられており、各グロメットが開口部両側
の材料端部に設けられているという製造上の問題があ
る。フックが金属製であるため、ほとんどあるいは全く
可撓性がなく、ひもを解くことができない。
本発明の出願人は、こうしたタイプのファスナが上述
した米国特許に示されているように、ブーツあるいはグ
ローブのひも締め以外の目的に使用されていることを知
らない。
(目的) この発明の目的は、ベースと、このベースと一体化さ
れた少なくとも1つのファスナとを有し、締めひも等を
取外し可能に固定するためのファスナ装置を提供するこ
とである。
この発明の他の目的は、先端にリップが設けられた可
撓性を有する壁が取付けられたベースを有し、前記壁と
ベースとの間に取付けられたスパイクがリップへ向けて
延びているようなファスナ装置を提供することである。
この発明さらに別の目的は、複数のファスナが一体化
して設けられている。一体化成形されたストリップを提
供することである。この場合、前記ファスナの各々に
は、ベースに連結された可撓性を有する壁と、ベースに
取付けられていて、壁とベースによって形成される開口
部に向けて延びるスパイクとが設けられている。
この発明の前述した目的及びその他の目的は、添付図
面を参照しつつ行なう以下の説明より明らかとなろう。
(発明の概要) この発明は、ひも等を取外し可能に固定するファスナ
装置を提供している。このファスナ装置はベースと、こ
のベースと一体化された少なくとも1つのファスナとを
有すると共に、ベースへ可撓性を持って固定されてい
る。1つの実施例では、リップと対向するリッジがベー
スに設けられ、またリップは互いにほぼ隣接している。
また、ファスナ内に固定されたスパイク、もしくはのこ
ぎり歯状部材がリップ及びリッジへ向けて延びており、
リップ及びリッジを越えたひも等がスパイクに突き刺さ
れ、所定の位置に保持されるようになっている。この発
明によるファスナ装置の他の実施例では、ベースから1
つ以上の壁が延びており、各壁の先端には対向する形で
リップが設けられている。従って、壁に設けられたリッ
プは、壁及びベースのリップ及びリッジを形成するかわ
りに、開口部を形成している。ファスナ装置を種々変形
することによって、いろいろな用途が考えられる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はファスナ装置の斜視図である。ベース29は、そ
の上方を延びる上部壁31を有する。ベース29と上部壁31
とは、垂直壁24によって連結されている。ファスナ装置
全体は、復元力を有する柔軟なプラスチック材料から一
体状に成形されているため、上部壁31は垂直壁24によっ
てベース29へ可撓性を有しつつ接触され、上方及び下方
位置に移動可能である。こうしたプラスチック材料の1
つに、デュポン(Dupont)の製品であるデルリン(Delr
in)がある。
上部壁31は、その先端に下方へ延びるリップ33を有
し、またベース29は上方へ延びるリッジ35を有する。そ
して、リッジ35とリップ33は互いに対向している。ま
た、リップ33及びリッジ35は互いにほとんど隣接するよ
うな寸法に設計されており、従ってファスナ装置の前部
は閉じた状態になっている。
スパイク43が、そのベース45において垂直壁24内に埋
め込まれており、このスパイク43は金属製である。スパ
イク43はリップ33及びリッジ35の方へ向けて延びてい
る。第2図からわかるように、リップ33及びリッジ35の
間にはひも27が通っており、上部壁31はひも27によって
持ち上げられている。この結果、ひも27をリップ33とリ
ッジ35の間へ通し、スパイク43を突き刺すことができる
ようになる。スパイク43がひも27に突き刺さると、プラ
スチックの復元力によってリップ33及びリッジ35が第1
図の位置まで戻る。ひも27を取外す時は、この逆の手順
が行なわれる。
上述の形態によれば、ひも27をファスナへ迅速に固定
することができる。また、単に上方かつ外側へ持ち上
げ、スパイク43からひも27を外せば、即座にひも27をフ
ァスナから取外すことができる。
第3図には、第2図に示したファスナ装置の他の実施
例に対する部分断面図が示されている。第1図と同様
に、上部壁51は先端にリッジ55と対向するリップ53を有
する。しかし、この実施例においては、リップ53の内側
部分に溝57が形成されており、外側に延びるスパイク59
が溝57内に係合している。ひもがリップ53とリッジ55の
間に押し込められ、リップ53を持ち上げてひもがスパイ
ク59に突き刺されない限りスパイク59は露出されないか
ら、溝57はスパイク59に対する保護鞘として機能する。
ひもがファスナの内部へ入ると、リップ53は第3図に示
す位置へ戻るから、人がスパイク59に触れるというよう
な望ましくない事態を避けることができる。
第4図には、この発明によるファスナ装置のさらに別
の実施例が示されている。この実施例においては、ベー
ス61は互いに反対方向に延びる2つの壁62,63と協働す
る。壁62,63は先端にリップ64,65を有し、ベース61が有
するリッジ68,69はこのリップ64,65と対向している。さ
らに、スパイクを1つではなくて2つ用いている。スパ
イクを2つ用いる場合には、これらを互いにほぼ平行な
状態で、リップ64,65及びリッジ68,69によって形成され
る開口部の開口方向に設ける。このタイプのファスナ装
置は、図示されているようにロープ70の端部を固定する
ために用いることができる。
第5図にはこの発明によるファスナ装置のさらに別の
実施例が示されている。この実施例においては、ベース
71は2つのファスナを有する。一方のファスナはベース
71と平行に延び、先端にリッジ76と対向するリップ75が
形成された壁を1つ有する。他方のファスナは、ベース
71から基本的には垂直に延びる垂直壁を有し、この垂直
壁の先端には対向するリップ77,78が設けられている。
このタイプのファスナ装置は、第4図に示されているよ
うに、ロープ等の端部を固定するために用いることがで
きる。
第6図はこの発明によるファスナ装置のさらに別の実
施例を示している。この実施例においては、ベース80は
2つの上部壁81,82を有する。上部壁81,82の先端にはリ
ップ83,84が設けられ、このリップ83,84は第4図におけ
るのと全く同様にリッジ85,86と対向している。二重壁
を有するエンクロージャが2つのファスナ間を上方に延
びているが、エンクロージャの内部にはスパイクは設け
られていない。そのかわりに、ロープの端部を保持する
ための平行なリッジが設けられている。圧力がほとんど
掛からないから、ロープの端部を保持するにはこれらの
リッジで十分である。
第7図は第6図のファスナ装置の1つの使用例を示し
ている。図面では、ファスナ装置は小型トラックのサイ
ドパネルへ周知の方法によって固定されており、積荷を
トラックの荷台へ固定している。
第8図には、この発明によるファスナ装置のさらに別
の実施例が示されている。この実施例では、ベース91に
一体化された上部壁93はベース91の上方を延びており、
その先端はリップ95を形成している。リップ95は第1図
におけるのと同様に、リッジ97と対向している。また、
スパイク98がファスナの内部からリップ95及びリッジ97
へ向けて外側に延びている。第8図及び第9図に示され
ているように、リップ95とリッジ97は互いにほぼ隣接し
ており、実際には接触している。これによって、リップ
95が偶然に関係のない物を引掛けるような可能性は少な
くなる。これは、以下に述べるように上部壁93及び中間
の垂直壁の可撓性と復元性によって可能となる。第8図
の構造においては、ベース91は薄いフランジで形成され
ており、ステッチ99によって物の上に縫い付けることが
できるようになっている。また、必要であれば広いベー
ス91を接着剤により物に取付けることもできる。
第10図は、この発明によるファスナ装置のさらに別の
実施例を示している。この実施例においては、ベース10
1は上部壁及びファスナの内部から延びるスパイク107を
有する。上部壁の先端には、ベース101上のリッジ105と
対向するリップ103が設けられている。ベース101の他端
にはフランジ109が設けられており、さらにフランジ109
にはこれを貫通する穴111が設けられている。
第11図は第10図のファスナ装置の一使用例を示してい
る。フランジ109はこれを貫くリング115を有し、ポスト
117へ引掛けられるようになっている。こうして、ひも1
13をリップ103とリッジ105の間に通しスパイクを刺すこ
とによって、ひも113の端部を図示した位置へ保持する
ことができる。
第12図から第14図はスパイク、あるいは保持装置に対
するいくつかの形態を示す拡大図である。第12図に示さ
れているベース121は、これから外側へ延びるほぼ均一
な太さのスパイク123を有する。第13図のベース125も外
側へ延びるスパイク127を有するが、このスパイク127の
端部129は径が太くなっていてひもに対する保持効果を
高めている。第14図では、ベース131から外側へ延びる
スパイク133は先端へ行くほど断面積が大きくなるよう
な形状を有する。
第15図のベース135は平らな歯137から成るのこぎり歯
状部材を有し、これによってファスナ内にひもを保持す
るようになっている。このタイプのファスナ装置を使用
した例が第6図に示されている。
第16図はこの発明によるファスナ装置のさらに別の実
施例を示している。ベース141は、両端から垂直方向に
延びるファスナを有する。ファスナの先端にはリップ14
3,149が設けられており、リップ143,149はベース141の
垂直部に設けられたリッジ145,151と対向している。さ
らに、各ファスナは内側にスパイク147,153を有する。
また、ベース141はこれと一体化された脚部154,155を有
する。
第17図はファスナ装置118の一使用例を示しており、
種々の品物を収容した箱から中味がこぼれないように保
持するためにロープ159を使用している。ファスナはプ
ラスチックから形成されているベース141によって連結
されているため、2つのファスナ間の距離よりも大きな
幅を有する箱に対してもこのファスナ装置を使用するこ
とができる。
第18図はこの発明のさらに別の実施例を示している。
ベース161は上方に延びる3つのファスナを有し、ファ
スナ163,165は互いに対向する形に配置され、また第3
のファスナ167はこれら2つのファスナ163,165に対し90
°の方向から対向する形に配置されている。さらに、フ
ァスナ163,165,167はそれぞれその内側にスパイク162,1
64,166を有する。
第19図は前述のファスナ装置がパッケージを固定する
のにどのように使用されるかを示している。つまり、パ
ッケージの1つの面にベースを置き、図のようにひもを
固定する。接着剤を用いてベースを箱に取付け、ロープ
を固定してもよい。
第20図は第18図に示したファスナ装置の変形であり、
2つのファスナ171,173はベースから互いに反対方向に
延びている。
第21図は第18図のファスナ装置をさらに変形したもの
であり、互いに90°ずつ方向を変えて向かい合うように
配置された4つのファスナが設けられている。第20図あ
るいは第21図のファスナ装置は、第19図に示されたのと
同ように使用することもできるし、また他の目的に使用
することもできる。
第22図はこの発明のさらに別の実施例を示している。
この実施例においては、2つのファスナが一体化された
ベースを有する。前記ベースは部分183,185を有し、2
つのファスナは反対方向に配置されている。各ファスナ
は前述したのと同様に、内部より延びるスパイクを有す
る。
第23図は第22図に示したファスナ装置の一使用例を示
している。図面からわかるように、このファスナ装置は
2本の別々のロープの端部や、あるいは1本のロープの
両端を固定できる。
第24図はこの発明によるファスナ装置のさらに別の使
用例を示している。つまり、複数のファスナ195,197を
有する2本のストリップ191,193が衣服の端部に固定さ
れていて、ひもによって衣服の端部を締めるようになっ
ている。前述の衣服はバックブレース(back brace)19
9になっていて、着る人に合わせてひも200によって締め
の強さを変えることができる。第25図に関連して述べる
ファスナをひも200の端部に固定して使用することもで
きる。
第25図はさらに別の実施例である。ベース201はこれ
から延びる長い上部壁203と、長いスパイク205を有し、
2本のひもを収容することができるようになっている。
スパイク205は前述したのと同様に両方のひもを置く。
このファスナ装置に対する1つの使用例が第24図に示さ
れている。
第26図はさらに別の実施例であり、靴に使用される。
細長いベース202はかなり滑らかな外形を有し、前述し
たものと同様な上部壁204,204′を、斜めに貫く形にチ
ャンネル206が設けられている。上部壁204′は、締めひ
も貫通装置(図示されていない)が設けられたファスナ
を形成していて、図のようにひもで靴を締めることがで
きるようになっている。これらのファスナは可撓性を有
するため、靴のひもは容易に締めたり、緩めたりするこ
とができる。
第27図はこの発明によるファス装置のさらに別の実施
例を示している。ベース207は互いに向かい合う形に配
置された2つの上部壁209,211を有し、上部壁209,211の
先端にはリップ213,215が設けられている。ベース207に
設けられたリッジ上を延びるリップ213,215は共にスパ
イク217,219を有する。第28図に示すように、このタイ
プのファスナ装置は2本の別々のひも208,210の端部、
あるいは同じひもの両端を接続するために使用すること
ができる。
第29図、第30図、第31図はさらに別の実施例を示して
いる。第29図はファスナ装置の斜視図、第30図は底面
図、第31図は側面図である。ファスナ装置にはベース22
1が設けられており、このベース221から外側へ4つの壁
が延びている。また、4つの壁の先端にはそれぞれリッ
プ223,225,227,229が設けられている。リップ223,225,2
27,229の中心を、外側へスパイク231が延びている。
第32図は第29図に示したタイプのファスナ装置の一使
用例を示している。つまり、スパイクの長さを十分に長
くし、2本のひもがほぼ直角に固定できるようになって
いる。
第33図は第29図に示したファスナ装置の使用法を示し
ている。この使用形態においては、ファスナ237はスト
リップ239と一体化されている。ストリップ239はその端
部に裏当て部材241が固定されており、ひも243を通す部
分が残されている。図からわかるように、90°方向を変
えた別のひもを使用することによって任意の大きさ、形
状、配置のネットを形成することができる。
第34図はこの発明によるファスナ装置のさらに別の実
施例を示している。これは、第33図に示したファスナ装
置と共に使用して、特に装飾用に用いられる。ロッド25
1は、一体化して両側に設けられたファスナ253,255を有
する。図のように、ロッド251の単位長さ当りの数はフ
ァスナ255の方がファスナ253よりも多い。なお、ファス
ナの数や配置は、予め決められたパターンに従って使用
すればよい。さらに、必要であればロッドを曲げてもよ
い。
第34図に示したロッドタイプのファスナ装置の使用例
が、第35図に示されている。ロッド251は、第33図に示
したように、ファスナ253を用いて特定の大きさを有す
るメッシュから吊り下げられている。ファスナ255の数
が多くなっているため、ロッド251の下に吊り下げられ
たメッシュ259はより小さくなっている。これによっ
て、下の方は装飾のためだけでなく、プライバシーを守
るためにも使用できる。
以下に述べる利点は、上述した説明及び図面より明ら
かである。
1本のひもを別のファスナ装置によって設定された位
置へ結びつける機能が第11図に示されている。つまり、
穴111によってファスナを予め設置されたリンクに固定
する。もう1本のひも113は、素早くファスナの他端へ
着脱することができる。こうしたファスナは体育館にお
いて使用することができる。つまり、プレーヤーの一連
のグループが自分たちのネットを持って来て、設置され
たファスナへ順番にネットを着けたり外したりすること
ができる。
第23図に示したようなひも同士の連結方法は、例えば
普通の衣服のひもが途中で切れたりした時に使用するこ
とができる。切れたひもをつなぎ直すためには、たいて
いの場合ひものどちらかの端部の結び目を解かなければ
ならない。もしそのひもに余分な長さがない場合には、
ひも全体を取替える必要がある。しかし、第23図のファ
スナ装置を使用すれば、ひもを結んだり解いたりせず
に、他の方法に比べればほんの短い時間で必要な強さ
に、また新しいひもを用いずに修理することができる。
第29図ないし第33図に示されたファスナ装置は、同一
の平面内において90°で交差する2本のひもをその交点
において固定する。このファスナ装置によれば、任意の
大きさ、かつ任意のユニークな形状(正方形や長方形ば
かりでなく)のネットを簡単に作ることができる。ま
た、ひもを編む必要もなければ、交点に結び目を作る必
要もない。
さらに、第34図のロッドタイプのファスナ装置といっ
しょに用いれば、第35図に示すようなメッシュの多いネ
ットを作ることもできる。今日、漁業の網等に用いられ
ているネットは、多くのレストランや店あるいは個人の
家において内部装飾にも用いられる。この発明によるフ
ァスナ装置を用いれば、こうした装飾技術を多いに拡張
することができる。例えば、メッシュの多いネットをレ
ストランのブースを仕切るために用いることができる。
この場合、頭の位置では目の細かいメッシュにし、天井
に近づくにつれて目の粗いメッシュにする。また、アー
チ付きの出入口等を有する室を仕切る壁として、ネット
を用いることも容易にできる。目を細かくしたネットを
植物の伝う格子として用いることもできる。こうした技
術は、設計者や装飾屋にとって無限の可能性を有する。
さらに、このネットは材料費が非常に安く、現場でもあ
るいは他のどんな場所でも容易に組立てることができ
る。また、特別な技術や道具も必要としない。このネッ
トは、材料を無駄にすることなく、より迅速かつ簡単に
分解することができる。
第16図のファスナ装置は、1本のひもに対して用いて
輪を作り、品物をまとめて縛るために使用される。第17
図はこのファスナ装置を2つ使用した例を示している。
第18図、第20図及び第21図に示された3つのファスナ
装置はひもによってコンテナ等を固定するために使用さ
れる。第19図はこうして締付けられた箱もしくはパッケ
ージを示している。今日、ひもを使って箱を縛るために
最も一般的に用いられる方法では、理想的には3本の手
が必要とされる。3番目の手はひもが動くのを防ぐと共
にひもが緩まないようにしており、他の2本の手はひも
を結ぶために使われる。図のように前述のファスナ装
置、特に接着式の底が設けられているファスナ装置を用
いれば、たった1本の手で容易にかつ迅速にひもで箱を
縛ることができる。
履物を縛るために最も一般的に用いられるファスナ装
置は、ひもとひも穴から成る。しかしながら、このファ
スナ装置にはよく知られた欠点がある。例えば、普通ひ
もを締めたり、解いたりするのに非常な時間が掛かる。
ひもを締めた後、希望の締め具合にするために何度かひ
もを締め直すために、さらに多くの時間が必要となる。
そして、最後にできる限りひもの締め具合を保つために
結び目を作る必要がある。ひもを解く時には、結び目を
解き、足が脱げるまで充分にひもを緩めなければならな
い。このためには、ひも穴の上の方の部分はひもを完全
に外さなければならないのが普通である。履物を洗った
り、あるいは掃除したり磨いたりするために、ひもを完
全に取外さなければならないような場合には、さらに多
くの時間が必要とされる。ひもの端がすり減った時に
は、ひもを結ぶことはほとんど不可能となる。さらに、
ひもを結ぶ時は各段階において適度な締め具合を得るこ
とができるかもしれないが、履物を使用しているときに
は足から受ける圧力に応じてひもがひも穴の間で移動す
るために、適当な締め具合を保つことは不可能となる。
このような極めて一般的に見られる問題のために、ブー
ツや靴を使用する多くの人は、上側のひもを使用しない
ままにしている。この結果、この部分では思ったような
締め具合が得られないことになる。また、他の者は履物
を十分締付けるために、諸々の苦痛及び不快感を被って
いる。さらに他の者は、かれらが希望する履物のスタイ
ルを見つけることを諦め、活動を制限したり、あるいは
ヒルクライム用のウェスタンブーツを履くなどして、本
来の使用法でない履き方をしている。
あまり一般的には用いられないが、ひもを用いた別の
ファスナ装置では金属製フックを利用している。このフ
ァスナ装置によれば、迅速かつ簡単にひもを結んだり、
解いたりできるが、この装置は重大な欠点を有してい
る。つまり、フックが履物の表面から突き出ており、こ
の硬い金属製のフックが3方が開いた状態にあるため、
ズボンの裾や、テーブルクロスあるいは他のひも等に引
掛けて破ったり、また躓いたりする危険が絶えず存在す
る。さらに、家具や塗装された表面等に接触すれば、へ
こませたり、傷をつけたりすることが起る。また、こう
した履物のひもの部分に何らかの力が加わると、突き出
た金属製の硬いフックがこれを受け、足に直接この力が
加わって苦痛を受けたり、あるいは怪我をすることも起
り得る。こうした危険を最小限に抑えようとすれば、履
物の大きさや重量が増大し、価格も高くなってしまう。
今日、ひも掛け用のフックは一度に1つずつ製造されて
いる。また、取扱いや、位置付け、取付けも一度に1つ
ずつ行なわれる。従って、こうした労力を要する仕事
は、必然的に著しく価格を高くする。また、突き出た斜
めの金属製フックは、形態上滑らかな革仕上げとは相容
れない。今日製造されているひも穴の付いたフックを使
用した装置では、履き具合を良くするためにではなく、
足から受ける圧力によってひもがフック間を移動するた
め、ひもの締め具合を調節することができない。
第26図に示したファスナ装置は、上述したひもを用い
るファスナ装置において遭遇する各種問題を解決してい
る。ひもを締める各段階において、所望の締め具合が得
られると共に、迅速かつ簡単なひも締めを行なうことが
できる。一度ひも締めを行なえば、締め具合は変わら
ず、最も快適な状態が得られ、かつその状態が履物を脱
ぐまで維持される。ひもを緩めることも迅速かつ容易に
行なえる。ひもを狭いひも穴に通す必要がないからひも
の端がすり減っていても何ら影響はない。ひも締めを行
なう部分へ力が加わっても、ひも穴を用いた装置に比べ
て危険性が小さい。これは、図のようにひも締めを行な
うファスナ装置のストリップが幅広でかつ可撓性を有す
るため、力を吸収しかつ分散するからである。このスト
リップは強力かつ軽量であり、自動機械によって簡単か
つ安価に製造することができる。さらに、ファスナ装置
が流線形の設計で、高さが低く、口が閉じていることか
ら外部の者に対して危険を生じない。最後に、プラスチ
ックから形成されているため、第26図のストリップは任
意の色及び仕上げに製造することができ、従ってどんな
履物とも容易に調和する。また、もしより軟らかい表面
が必要であれば、ファスナ装置の外側表面に軟らかいプ
ラスチック層を設けることもできる。
第4図、第5図、第6図を参照すると、選択すべきフ
ァスナ装置の正確な組合せは、勿論特定の目的及び使用
するロープの構成に依存する。通常、ボートを係留した
り、小型トラックに積んだ荷物を安定化させる時、ロー
プは結び目を作ってある種のクリートに固定される。う
まく結ばれていないロープが緩み、貴重なボートや積荷
をなくさないようにするには、注意及び技術が必要とさ
れる。正しく結ばれていない結び目は解くのも非常に困
難であり、失敗して時間を浪費してしまう。
第4図ないし第6図のファスナ装置によれば、ほとん
ど一瞬の間にどのような締め具合にでもロープを固定す
ることができる。第7図において、ロープを単に右ある
いは左のファスナ装置どちらかの口に沿って所望の強さ
まで引張り、次にこの強さを維持しつつロープをファス
ナ装置の口を通して横に移動し本体内へ入れ、そこでス
パイクに刺す。こうすれば、もはや手に力を入れてロー
プを把んでいる必要はなく、容易にロープの自由な部分
を回して、一切緩みのないようにして反対側のファスナ
装置へ取付けることができる。こうしてロープは2重に
固定され、自由端をいかようにもループ状にして中央の
保持装置に固定することができるので、すっきりとした
出来上がりになる。勿論、後でロープを締める必要が生
じた時も、同様に容易に行なうことができる。ロープを
外す時は、上述の手順を単に逆に行なえばよい。
上述の説明から明らかなように、この発明はひも締め
およびひも及びロープの固定に関して種々使用すること
のできるファスナ装置を提供している。上述した実施例
は、単にこの発明を説明するためのものであり、発明を
制限するものではない。従って、発明の精神及び範囲か
ら逸脱しない限り、この発明のファスナ装置はいかなる
形においても実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に基づくファスナ装置の実施例を示して
おり、第1図は基本的なファスナ装置の斜視図、第2図
はひもをファスナ内の所定の位置に通した状態にある第
1図のファスナ装置の側面図、第3図は別のファスナ装
置の部分断面図、第4図はさらに別のファスナ装置の斜
視図、第5図は他のファスナ装置の斜視図、第6図はさ
らに別のファスナ装置の斜視図、第7図は第6図のファ
スナ装置を特定の状態で示した時の斜視図、第8図は縫
い付けられたベースと共に用いたファスナ装置の斜視
図、第9図は第8図のファスナ装置の正面図、第10図は
さらに別のファスナ装置の側面図、第11図は第10図のフ
ァスナ装置の一使用例を示す斜視図、第12図ないし第14
図はファスナ装置の締めひも保持装置の種々の形態を示
す拡大側面図、第15図は他のひも保持装置の側面図、第
16図はベースから延びる2つのファスナを有するファス
ナ装置の側面図、第17図は第16図のファスナ装置の一使
用例を示す斜視図、第18図はベース及び3つのファスナ
を有する他のファスナ装置の斜視図、第19図は第18図の
ファスナ装置の一使用例を示す斜視図、第20図及び第21
図は第18図のファスナ装置をさらに変形したファスナ装
置の斜視図、第22図は2つのファスナが一体化されたさ
らに別のファスナ装置の側面図、第23図は第22図のファ
スナ装置の一使用例を示す斜視図、第24図は複数のファ
スナを有するストリップを衣服に使用した状態を示す斜
視図、第25図は2本のひもを受容しているファスナ装置
の側面図、第26図はさらに別のファスナ装置の斜視図、
第27図はベースから互いに反対方向に延びるファスナを
有するさらに別のファスナ装置の側面図、第28図は第27
図のファスナ装置の使用例を示す斜視図、第29図はさら
に別のファスナ装置の斜視図、第30図は第29図のファス
ナ装置の底面図、第31図は第29図のファスナ装置の側面
図、第32図は第29図のファスナ装置の一使用例を示す斜
視図、第33図は第29図及び第32図のファスナ装置を用い
て形成したネットの斜視図、第34図は両側に一体化され
たファスナを有するロッドの斜視図、第35図は第34図の
使用例を示す図である。 27,113,208,210,243……ひも 29,45,61,71,80,91,101,121,125,131,135,141,161,201,
202,207,221……ベース 33,53,64,65,75,77,78,83,84,95,103,143,149,213,215,
223,225,227,229……リップ 35,55,68,69,76,85,86,97,105,145,151……リッジ 43,98,107,123,127,133,147,153,205,217,219,231……
スパイク 57……溝 109……フランジ 111……穴 191,193,239……ストリップ 163,165,167,171,173,195,197,237,253,255……ファス
ナ 251……ロッド 31,51,62,63,81,82,93……上部壁

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】締めひも等を取外し可能に固定するための
    ファスナ装置であって、ベースと、このベースと一体化
    されベースから外側へ延びる少なくとも1つのファスナ
    とから成り、前記ファスナがさらに上部壁と、前記上部
    壁を可撓性を持たせて前記ベースへ固定するための前記
    上部壁及び前記ベースと一体化された装置と、前記上部
    壁の先端に設けられ前記ベースへ向けて延びるリップ
    と、前記ベースから延び前記リップと対向するリッジ
    と、前記上部壁と一体化された装置の中に固定され前記
    リップ及び前記リッジへ向けて延びる少なくとも1つの
    締めひも貫通装置とから成り、前記リップは前記上部壁
    の先端縁を前記ベースに向けて隆起させることによって
    形成され、前記締めひも貫通装置は前記上部壁のほぼ全
    長にわたって延び、締めひもに対して突き刺すことがで
    きる棒状の部材であることを特徴とするファスナ装置。
  2. 【請求項2】前記締めひも貫通装置が1本の細長い棒状
    のスパイクから成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のファスナ装置。
  3. 【請求項3】前記締めひも貫通装置が、複数のスパイク
    から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ファスナ装置。
  4. 【請求項4】前記リップの内壁にスロットが設けられ、
    前記締めひも貫通装置の端部がこのスロットと係合する
    ように締めひも貫通装置の長さが設定されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  5. 【請求項5】前記リップと前記リッジとが接触している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ
    装置。
  6. 【請求項6】前記ファスナが複数であり、各ファスナが
    前記ベースと一体化されそのベースの上を延びることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  7. 【請求項7】前記ファスナが予め選択された数だけ設け
    られ、このファスナが前記締めひも貫通装置のかわりに
    締めひも保持装置を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載のファスナ装置。
  8. 【請求項8】前記ファスナが、前記上部壁と一体化され
    た装置の中に固定された複数の締めひも貫通装置を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファス
    ナ装置。
  9. 【請求項9】前記ベースと一体化された複数のファスナ
    が、ほぼ反対方向に延びる隣接した2つのファスナから
    成ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のファ
    スナ装置。
  10. 【請求項10】前記ファスナが第1及び第2のファスナ
    から成り、この第2のファスナには上方に延びる平行な
    壁と少なくとも1つの締めひも貫通装置とが設けられ、
    前記平行な壁の先端には互いに隣接するリップが設けら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ファスナ装置。
  11. 【請求項11】前記ファスナが、第1のファスナと、こ
    の第1のファスナと反対方向を向いた第2のファスナ
    と、第1及び第2のファスナの間に設けられた第3のフ
    ァスナとから成り、前記第2のファスナには締めひも貫
    通装置が設けられ、前記第3のファスナには上方に延び
    る平行な壁が設けられるとともにこの第3のファスナ内
    には締めひも保持装置が固定され、前記平行な壁の先端
    には互いに隣接するリップが設けられていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  12. 【請求項12】前記ベースと一体化され、ベースの周縁
    上を延びるフランジが設けられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  13. 【請求項13】前記リッジを越えて延びる一体化された
    フランジと、このフランジに設けられた穴とを有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装
    置。
  14. 【請求項14】前記締めひも貫通装置が、ベース及び先
    端の間でほぼ均一な断面積を有するようなスパイクから
    成ることをことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のファスナ装置。
  15. 【請求項15】前記締めひも貫通装置が、先端において
    大きな断面積を有するスパイクから成ることをことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  16. 【請求項16】前記締めひも貫通装置が、ベースとその
    先端の間で徐々に断面積が増大するようなスパイクから
    成ることをことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のファスナ装置。
  17. 【請求項17】前記締めひも保持装置が、平たい歯を有
    する細長いのこぎり歯状のベースから成ることをことを
    特徴とする特許請求の範囲第11項記載のファスナ装置。
  18. 【請求項18】前記ベースがU字形を有し、このU字形
    のベースの脚から外側へ向けてファスナが延びているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装
    置。
  19. 【請求項19】前記ファスナが第1及び第2のファスナ
    から成り、第2のファスナが前記ベースと一体化され、
    さらに前記第1のファスナと対向していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  20. 【請求項20】前記ベースと一体化され、前記第1及び
    第2のファスナから離間し、かつこれらと対向する第3
    のファスナが設けられていることを特徴とする特許請求
    の範囲第19項記載のファスナ装置。
  21. 【請求項21】前記ベースと一体化され、前記第1及び
    第2のファスナから離間するとともにこれらと対向し、
    さらに前記第3のファスナの反対側に位置する第4のフ
    ァスナが設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第20項記載のファスナ装置。
  22. 【請求項22】前記ファスナが第1と第2のファスナか
    ら成り、第2のファスナが第1のファスナとほぼ同一で
    あり、かつこれら第1及び第2のファスナを相互に連結
    して第1及び第2のファスナを互いに逆転させる装置が
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のファスナ装置。
  23. 【請求項23】前記ベースが細長いストリップと、複数
    のファスナとから成り、このファスナが前記ストリップ
    と一体化されてストリップに沿って延び、また前記リッ
    プが前記ストリップから外側を向いていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  24. 【請求項24】前記上部壁が細長く延びていて、これに
    よって覆われるベースの面積が大きくなっていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ装置。
  25. 【請求項25】前記ファスナが第1及び第2のファスナ
    から成り、第2のファスナがベースと一体化されてその
    上方に延び、前記第1及び第2のファスナが互いに対向
    していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ファスナ装置。
  26. 【請求項26】前記ベースがロッドから成り、このロッ
    ドに沿って周縁上に一体化された複数のファスナが設け
    られ、これらのファスナが予め選択された空間的及び数
    的関係を満足するように互いに離間して設けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファスナ
    装置。
  27. 【請求項27】前記ベースがかなり滑らかな外形を有す
    る細長いベースから成り、前記上部壁を貫いて延び複数
    の上部壁を形成する斜めのチャンネルと、少なくとも1
    つおきの上部壁に対して締めひも貫通装置が設けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のファ
    スナ装置。
  28. 【請求項28】締めひも等を取外し可能に固定するため
    のファスナ装置であって、ベースと、このベースから上
    方に延び先端にリップを有する第1、第2、第3、第4
    の壁と、前記各壁を前記ベースへ可撓性を持たせて固定
    するための前記壁及び前記ベースと一体化された装置
    と、前記壁の間のほぼ中心において前記ベースから上方
    に延びる少なくとも1つの締めひも貫通装置とから成
    り、前記壁がベースの周縁上で互いにほぼ等間隔に離間
    され、前記各壁の前記リップは前記壁の先端縁を相互に
    対向する方向に向けて隆起させることによって形成さ
    れ、前記締めひも貫通装置は前記壁のほぼ全長にわたっ
    て延び、締めひもに対して突き刺すことができる棒状の
    部材であることを特徴とするファスナ装置。
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