JP2619608B2

JP2619608B2 - 子供の遊戯用の構造物

Info

Publication number: JP2619608B2
Application number: JP788094A
Authority: JP
Inventors: ホセ・マニュエル・ロドリゲス・フェレ
Original assignee: ホセ・マニュエル・ロドリゲス・フェレ
Priority date: 1994-01-27
Filing date: 1994-01-27
Publication date: 1997-06-11
Anticipated expiration: 2012-06-11
Also published as: JPH07213758A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、子供の遊戯用の新し
い構造物に関する。

【０００２】

【従来の技術】公共ないしは個人の遊園地、庭あるいは
適当な場所に設けてあり、子供が遊戯に使用する構造物
は周知である。これ等の構造物は複数の金属部品、モー
ルドされた材料部品等で作製され、互いに固定連結され
ていて、子供の遊べる遊び場、異なった高さの平坦な個
所、あるいは登れる場所、通路、階段や降りれる滑り台
等を形成する任意の形状を成している。これ等は全て、
子供の想像、身体の能力や発育に応じて、怪我の恐れな
しに、子供が遊戯で使用できるように設計されている。

【０００３】それにもかかわらず、現在周知の設備は全
て固設されている。つまり、これ等の設備は地面に設置
され、特別な人が取り外さない限り、恒久的な据付物と
なっている。従って、種々の部品をつなぐ適当な部品や
地面に保持する固定手段を使用する。

【０００４】屋内でも屋外でも、補助手段を必要するこ
となく、簡単に組み付けや取り外しでき、しかも種々の
部品を、必要な場合、狭い場所に保管できる、この種の
設備は現在知られていない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】それ故、この発明の課
題は、上に述べた従来の技術の難点を排除できる子供の
遊戯用の構造物を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、４つの横部品２と、各横部品２を脱着可能に連
結する４つのコーナー部品１とで角柱状に形成された遊
戯用の構造物にあって、コーナー部品１の丸いエッジ６
を受け入れるため横部品２の側部に交互に突出する突出
片５によりコーナー部品１と横部品２を脱着可能に連結
でき、対向する一方の対の横部品２の間に横棒３を脱着
可能に装着するため両方の横部品２の上部に開口１４を
設け、対向する他方の対の横部品２の一方に滑り台用の
滑り部材１９の一端を脱着可能に装着するため、中央に
突起部８を有する長方形の隙間７を設け、第一突起１１
を各横部品２の穴１２に嵌め、第二突起１０を前記隙間
７の中央突起部８の両側にある窪み９に嵌めて、第一突
起１１と第二突起１０を有する平坦部品４を水平方向に
しかも構造物の中間の高さに脱着可能に装着できること
によって解決されている。

【０００７】

【作用】この発明による構造物は、モールドされた固体
材料から成る複数の部品で形成され、嵌め合い、摺動、
差し込みあるいは他の方式で組み立てる手段を有する
が、必ず補助的な連結部材を使用する必要性はない。従
って、この構造物は簡単に、子供自身でも組み立てたり
解体することができる。

【０００８】これ等の部品の幾つかは、横部品に連結す
るたための突起片を有するコーナー部品から成るコーナ
ーモジュールと、前記突起片に嵌まる丸いエッジを有す
る横部品から成る壁モジュールであり、そして上で外部
に通じ、子供が入ることのできる壁モジュール中の穴を
通して通じる遊び場を与える角柱状の構造物を形成す
る。この遊び場の内部には、子供でも適した高さのプラ
ットホームを形成する立ち上がった少なくとも１つの水
平部材がある。この水平部材から子供が遊び場の外で滑
り台またはそのような部品に到達し、子供はこの滑り台
に沿って地面に滑り降りることができる。

【０００９】上記によれば、この構造物は屋外や屋内で
組立でき、持ち運びもでき、解体後、自動車や家の狭い
スペースに保管することもできる。

【００１０】

【実施例】以下、添付図面に基づきこの発明をより詳し
く説明する。図１〜４から分かるように、子供の遊戯用
の構造物は４つのコーナー部品１，４つの横部品２，１
本の丸い横棒３，中間の高さで水平なプラットホームを
形成する１つの平坦部品４，および１つの滑り部材１９
で構成されている。

【００１１】コーナー部品１の縦方向の端部には交互に
斜めに延びる突起部５がある。この突起部５は反対向き
に内側に向けて曲がっていて、横部品２の垂直側に沿っ
て延びる丸いエッジ６の各々に対する案内路を形成す
る。これ等の部品は断面の狭い部分２０により横部品２
に連結している。従って、これ等のエッジ６は案内路の
中を軸方向に滑ることができ、横方向に引張力を受けて
も、分離しない連結が生じる。

【００１２】横部品２の一つには長方形の隙間７があ
る。この隙間７は中央に一つの突起部８のある底端部に
形成されている。この突起部８は両側にそれぞれ一つの
窪み９を有し、これ等の窪み９が平坦部品４に形成され
ている二つの突起１０を受け入れる。平坦部品４の両側
部の突起１１は隣の横部品２の穴１２に嵌まり、平坦部
品４を安定に水平支持する。

【００１３】４つの横部品２のうち互いに対向する２つ
の横部品２の上端には、横棒３の端部１５を連結するた
め開口１４を備えた互いに対向する凸型部１３がある。

【００１４】滑り台を形成する滑り部材１９の上端に
は、長方形の隙間７の側部に嵌まる横突起１６があり、
図示のように使用位置に固定されている。

【００１５】この発明は図面に示す例に限定されるもの
でなく、特許請求の範囲に記載した構成の構造物であれ
ば、全てこの発明の範疇に入ることは言うまでもない。

【００１６】

【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
構造物は組み立てが簡単に行え、特別な付属手段を必要
とせず、子供でも容易に組み立て解体ができる。更に、
狭い収納個所にも簡単に保管できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】コーナーモジュールと壁モジュールをどのよ
うに組み合わせるかを示す詳細な斜視図、

【図２】両方のモジュールの間を連結する系を理解す
るために使用する図１の構造物の平面図、

【図３】一実施例として一つの機能配置に組み立た構
造物の斜視図、

【図４】一実施例として組み立て過程で幾つかのもの
を相互にあるいは一部連結した、構造物を形成する部品
をより良く示すための展開図。

【符号の説明】

１コーナー部品２横部品３丸い横棒４平坦部品５斜めの突起片６丸いエッジ７長方形の隙間８突起部９窪み１０突起１１突起１２穴１３凸型部１４開口１５端部１６突起１９滑り部材２０材料部分

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】４つの横部品（２）と、各横部品（２）
を脱着可能に連結する４つのコーナー部品（１）とで角
柱状に形成された遊戯用の構造物において、コーナー部
品（１）の丸いエッジ（６）を受け入れるため横部品
（２）の側部に交互に突出する突出片（５）によりコー
ナー部品（１）と横部品（２）を脱着可能に連結でき、対向する一方の対の横部品（２）の間に横棒（３）を脱
着可能に装着するため両方の横部品（２）の上部に開口
（１４）を設け、対向する他方の対の横部品（２）の一方に滑り台用の滑
り部材（１９）の一端を脱着可能に装着するため、中央
に突起部（８）を有する長方形の隙間（７）を設け、第一突起（１１）を各横部品（２）の穴（１２）に嵌
め、第二突起（１０）を前記隙間（７）の中央突起部
（８）の両側にある窪み（９）に嵌めて、第一突起（１
１）と第二突起（１０）を有する平坦部品（４）を水平
方向にしかも構造物の中間の高さに脱着可能に装着でき
る、ことを特徴とする遊戯用の構造物。