JP2619375B2 - ギヤロータリーポンプ - Google Patents
ギヤロータリーポンプInfo
- Publication number
- JP2619375B2 JP2619375B2 JP62016571A JP1657187A JP2619375B2 JP 2619375 B2 JP2619375 B2 JP 2619375B2 JP 62016571 A JP62016571 A JP 62016571A JP 1657187 A JP1657187 A JP 1657187A JP 2619375 B2 JP2619375 B2 JP 2619375B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- casing
- rotary pump
- grease
- gears
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- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は温水洗浄便座に温水を供給するのに用いられ
る合成樹脂製のギヤロータリーポンプに関するものであ
る。
る合成樹脂製のギヤロータリーポンプに関するものであ
る。
[背景技術] 一般にギヤロータリーポンプを第3図に示すようにケ
ーシング本体2aと蓋体2bよりなるケーシング2と一対の
ギヤ1とにより構成され、ケーシング2内の断面ひょう
たん形の空洞3内に互いに噛み合わせた一対のギヤ1が
内装されていた。そしてギヤ1の両側面4とケーシング
2の両内側面5とを摺接させ、ケーシングの周面6をギ
ヤ1の歯先に沿わせていた。このギヤロータリーポンプ
はギヤ1を矢印イ方向に回転駆動すると、吸入口7から
矢印ロのように液体が吸入されて矢印ハのように吐出口
8から液体が吐出されるようになっている。つまり、吸
入口7がわで一対のギヤ1が開く向きの回転にてギヤ1
の歯間とケーシング2の周面6との間に吸入し、吐出口
8がわで一対のギヤ1の閉じる向きの回転にて吐出する
ようになっている。かかる構造のギヤロータリーポンプ
にあっては、ギヤ1の幅とケーシング2の空洞3の幅と
が合致しなくて第4図に示すようにギヤ1の側面4とケ
ーシング2の内側面5との間の隙間Sが大きいと、自吸
力が小さくなるという欠点がある。特にギヤ1やケーシ
ング2を合成樹脂のような成形品にて作る場合、精度が
要求されて少し寸法がでないと自吸力がなくなるという
問題があった。
ーシング本体2aと蓋体2bよりなるケーシング2と一対の
ギヤ1とにより構成され、ケーシング2内の断面ひょう
たん形の空洞3内に互いに噛み合わせた一対のギヤ1が
内装されていた。そしてギヤ1の両側面4とケーシング
2の両内側面5とを摺接させ、ケーシングの周面6をギ
ヤ1の歯先に沿わせていた。このギヤロータリーポンプ
はギヤ1を矢印イ方向に回転駆動すると、吸入口7から
矢印ロのように液体が吸入されて矢印ハのように吐出口
8から液体が吐出されるようになっている。つまり、吸
入口7がわで一対のギヤ1が開く向きの回転にてギヤ1
の歯間とケーシング2の周面6との間に吸入し、吐出口
8がわで一対のギヤ1の閉じる向きの回転にて吐出する
ようになっている。かかる構造のギヤロータリーポンプ
にあっては、ギヤ1の幅とケーシング2の空洞3の幅と
が合致しなくて第4図に示すようにギヤ1の側面4とケ
ーシング2の内側面5との間の隙間Sが大きいと、自吸
力が小さくなるという欠点がある。特にギヤ1やケーシ
ング2を合成樹脂のような成形品にて作る場合、精度が
要求されて少し寸法がでないと自吸力がなくなるという
問題があった。
[発明の目的] 本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
発明の目的とするところはギヤ及びケーシングを合成樹
脂の成形品にて形成したものでも自吸力がアップし、そ
の自吸力を保持することができるギヤロータリーポンプ
を提供するにある。
発明の目的とするところはギヤ及びケーシングを合成樹
脂の成形品にて形成したものでも自吸力がアップし、そ
の自吸力を保持することができるギヤロータリーポンプ
を提供するにある。
[発明の開示] 本発明ギヤロータリーポンプは、互いに噛み合わせた
一対のギヤ1をケーシング内2に内装し、一対のギヤ1
の回転にてケーシング2の吸入口7からケーシング2の
吐出口8に液体を送るものにおいて、ギヤ1及びケーシ
ング2を合成樹脂にて形成してギヤ1の側面4とギヤ1
の側面4に対向するケーシング2の内側面5の両方に同
心円状に凹凸9を設けると共にギヤ1の側面4とケーシ
ングの内側面5との間にグリス10を塗り込んだことを特
徴とするものであって、上述のように構成するこにより
従来例の欠点を解決したものである。つまり、ギヤ1の
側面4とギヤ1の側面4に対向するケーシング2の内側
面5の両方に同心円状に凹凸9を設けると共にギヤ1の
側面4とケーシングの内側面5との間にグリス10を塗り
込んだことにより、ギヤ1の側面4とケーシング2の内
側面5との間にグリス10が保持されてグリス10を介して
ギヤ1の側面4とケーシング2の内側面5との間がシー
ルされて自吸力がアップすると共に自吸力を長期間保持
することができるようになった。
一対のギヤ1をケーシング内2に内装し、一対のギヤ1
の回転にてケーシング2の吸入口7からケーシング2の
吐出口8に液体を送るものにおいて、ギヤ1及びケーシ
ング2を合成樹脂にて形成してギヤ1の側面4とギヤ1
の側面4に対向するケーシング2の内側面5の両方に同
心円状に凹凸9を設けると共にギヤ1の側面4とケーシ
ングの内側面5との間にグリス10を塗り込んだことを特
徴とするものであって、上述のように構成するこにより
従来例の欠点を解決したものである。つまり、ギヤ1の
側面4とギヤ1の側面4に対向するケーシング2の内側
面5の両方に同心円状に凹凸9を設けると共にギヤ1の
側面4とケーシングの内側面5との間にグリス10を塗り
込んだことにより、ギヤ1の側面4とケーシング2の内
側面5との間にグリス10が保持されてグリス10を介して
ギヤ1の側面4とケーシング2の内側面5との間がシー
ルされて自吸力がアップすると共に自吸力を長期間保持
することができるようになった。
以下本発明を実施例により詳述する。
ギヤロータリーポンプの全体の構造は前述した通りで
あるので説明は省略する。ギヤ1及びケーシング2は合
成樹脂の成形品にて形成されている。ギヤ1の側面4及
びケーシング2の内側面5の両方は粗面に形成され、粗
面にした側面4及び内側面5にはグリス10を塗り込んで
ある。側面4乃至内側面5を粗面にするには第2図に示
すように同心円状に凹凸9を設けてある。この凹凸9は
1〜5/100mm程度が望ましく、グリス10の塗布厚さは2/1
00mm程度が望ましい。このようにギヤ1の側面4及びケ
ーシング2の内側面5の両方を粗面してグリス10を塗り
込んだ状態でギヤ1をケーシング2に組み込んである。
あるので説明は省略する。ギヤ1及びケーシング2は合
成樹脂の成形品にて形成されている。ギヤ1の側面4及
びケーシング2の内側面5の両方は粗面に形成され、粗
面にした側面4及び内側面5にはグリス10を塗り込んで
ある。側面4乃至内側面5を粗面にするには第2図に示
すように同心円状に凹凸9を設けてある。この凹凸9は
1〜5/100mm程度が望ましく、グリス10の塗布厚さは2/1
00mm程度が望ましい。このようにギヤ1の側面4及びケ
ーシング2の内側面5の両方を粗面してグリス10を塗り
込んだ状態でギヤ1をケーシング2に組み込んである。
[発明の効果] 本発明は叙述のようにギヤの側面とケーシングの内側
面の両方を凹凸にて粗面にしてグリスを塗り込んだの
で、ギヤの側面とケーシングの内側面との間にグリスが
保持されてグリスを介してギヤの側面とケーシングの内
側面との間がシールされるものであって、合成樹脂にて
ギヤやケーシングを形成しても自吸力がアップすると共
に自吸力を長期間保持することができるものであり、し
かもケーシングの内側面及びギヤの側面に凹凸を設けて
粗面にしても凹凸が同心円状であるためにギヤが円滑に
回転するものであり、さらにケーシングの内側面とギヤ
の側面と両方に凹凸を設けてあることと同心円状に凹凸
を設けてあうことでグリスを確実に保持できるものであ
る。
面の両方を凹凸にて粗面にしてグリスを塗り込んだの
で、ギヤの側面とケーシングの内側面との間にグリスが
保持されてグリスを介してギヤの側面とケーシングの内
側面との間がシールされるものであって、合成樹脂にて
ギヤやケーシングを形成しても自吸力がアップすると共
に自吸力を長期間保持することができるものであり、し
かもケーシングの内側面及びギヤの側面に凹凸を設けて
粗面にしても凹凸が同心円状であるためにギヤが円滑に
回転するものであり、さらにケーシングの内側面とギヤ
の側面と両方に凹凸を設けてあることと同心円状に凹凸
を設けてあうことでグリスを確実に保持できるものであ
る。
第1図は本発明の一実施例の平断面図、第2図は第1図
のX部の拡大断面図、第3図はギヤロータリーポンプの
蓋体を外した状態の正面図、第4図は従来の欠点を示す
平断面図であって、1はギヤ、2はケーシング、4はギ
ヤの側面、5はケーシングの内側面、7は吸入口、8は
吐出口、10はグリスである。
のX部の拡大断面図、第3図はギヤロータリーポンプの
蓋体を外した状態の正面図、第4図は従来の欠点を示す
平断面図であって、1はギヤ、2はケーシング、4はギ
ヤの側面、5はケーシングの内側面、7は吸入口、8は
吐出口、10はグリスである。
Claims (1)
- 【請求項1】互いに噛み合わせた一対のギヤをケーシン
グに内装し、一対のギヤの回転にてケーシングの吸入口
からケーシングの吐出口に液体を送るギヤロータリーポ
ンプにおいて、ギヤ及びケーシングを合成樹脂にて形成
してギヤの側面とギヤの側面に対向するケーシングの内
側面の両方に同心円状に凹凸を設けると共にギヤの側面
とケーシングの内側面との間にグリスを塗り込んだこと
を特徴とするギヤロータリーポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62016571A JP2619375B2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | ギヤロータリーポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62016571A JP2619375B2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | ギヤロータリーポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186980A JPS63186980A (ja) | 1988-08-02 |
JP2619375B2 true JP2619375B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=11919977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62016571A Expired - Fee Related JP2619375B2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | ギヤロータリーポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2619375B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5372901U (ja) * | 1976-11-20 | 1978-06-19 | ||
JPS5580128U (ja) * | 1978-11-30 | 1980-06-02 | ||
JPS59107988U (ja) * | 1983-01-12 | 1984-07-20 | 松下電器産業株式会社 | 歯車ポンプ |
JPS60114285U (ja) * | 1984-01-10 | 1985-08-02 | 九州日立マクセル株式会社 | ギヤポンプ |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP62016571A patent/JP2619375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63186980A (ja) | 1988-08-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |