JP2616365B2 - 形鋼用切断機 - Google Patents

形鋼用切断機

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JP2616365B2
JP2616365B2 JP33660592A JP33660592A JP2616365B2 JP 2616365 B2 JP2616365 B2 JP 2616365B2 JP 33660592 A JP33660592 A JP 33660592A JP 33660592 A JP33660592 A JP 33660592A JP 2616365 B2 JP2616365 B2 JP 2616365B2
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roller
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富雄 額賀
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続して製造される
H形鋼あるいはこれに類する形鋼の製造ラインにおい
て、製品と同期して走行させながら製品を所定の長さに
切断する形鋼用切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】連続して製造されるH形鋼あるいはこれ
に類する形鋼の製造ラインにおける切断機としては各種
知られているが、その中で製品と同期して走行させなが
ら製品を所定の長さに切断する形鋼用切断機がある。こ
の走行式切断機は、製品の形状に合せて形成された貫通
孔型に製品を通し、固定刃と可動刃とからなる切断刃に
より切断する方式であり、一般に金型切断機と称してい
る。
【0003】この形鋼用金型切断機は、図6、図7にそ
の概要を示すごとく、台車1上に切断機本体2が搭載さ
れており、この切断機本体に例えばH形鋼の場合はH形
の貫通孔型3が設けられ、この貫通孔型3の入口に固定
刃4−1と可動刃4−2とからなる2枚構造のスライド
式切断刃4が取付けられている。このスライド式切断刃
4は図7に示すごとく、貫通孔型3と同一形状の切断用
貫通孔型5が形成され、可動刃4−2を斜め下方にスラ
イドさせて切断する方式となっている。6は可動刃4−
2を元の位置に戻す位置規制治具で、切断機本体の側面
に取付けたシリンダー6−1と、該シリンダーにてスラ
イドする押圧部材6−2と、押圧部材6−2のリターン
バネ6−3とから構成されている。
【0004】切断刃の動きとしては、図8に示すごと
く、切断開始前は図(A)に示すごとく固定刃4−1と
可動刃4−2が同じ位置にあり、切断中は図(B)に示
すごとく固定刃4−1に対して可動刃4−2が斜め下方
にスライドすることによって製品(ここでは一例として
H形鋼を示す)7を切断する。図(C)は切断完了の状
態を示す。切断完了後、可動刃4−2は位置規制治具6
にて再び図(A)の切断開始前の状態に戻される。切断
開始から可動刃4−2が元の位置に戻るまで、切断機は
製品7と同期して同一方向に走行し、可動刃4−2が元
の位置に戻った後、切断機も切断開始前の所定位置に後
退し、次の切断動作に入るまで待機する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の形
鋼切断機には、以下に記載する問題点があった。すなわ
ち、製品7が切断機本体の貫通孔型3を通過する際に当
該製品の振れにより製品と切断刃4が接触し、切断刃が
摩耗したり衝撃で欠損することや製品にすり疵が付く等
の問題と、切断後に切断機が切断開始位置に戻る時に製
品の切断端面が切断機の貫通孔型に突掛かり製品の走行
に支障をきたす問題がある。また、このような刃物およ
び製品の損傷や走行トラブルが発生した場合、製品の製
造ラインの停機を余儀なくされ生産性や能率面の低下を
きたすことになり好ましくない。
【0006】この発明は、このような実状に鑑み、上記
のような操業トラブルの発生を防止し、H形鋼等の製品
の切断を円滑にかつ安定して行うことが可能な形鋼用切
断機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決する手段として、形鋼用切断機に製品ガイド機能を持
たせたもので、その要旨は、製品の形状に合せた貫通孔
型を有する固定刃と可動刃とからなる切断刃を備え、製
品と同期して走行させながら切断するH形鋼等の形鋼用
切断機の入口に、中央に製品の貫通する空間または孔型
を有し、該空間または孔型を通過する製品をガイドする
複数個のスライド式ガイドローラを内蔵し、かつスプリ
ング等の弾性体にて切断機に弾性支持したローラ式の製
品案内ガイドを設置した点にある。
【0008】
【作用】ローラ式製品案内ガイドは、ガイド本体中央に
穿設した製品貫通空間または孔型に開口するガイド溝が
垂直方向および水平方向に設けられ、このガイド溝にス
ライド式ガイドローラが組込まれ、このガイドローラは
ボルトナット方式等にて位置調整可能にガイド本体に取
付けられている。このガイド本体の一方の側面は製品貫
通空間または孔型と同一の孔が穿設された蓋が開閉可能
に取付けられている。
【0009】スライド式ガイドローラは、製品の断面形
状およびサイズに応じて選択使用できるとともに、その
製品が切断機本体および切断刃の貫通孔型またはこのガ
イドに設ける孔型の内面に非接触で通過するように最適
位置を決めることができる。
【0010】上記ローラ式製品案内ガイドは切断機本体
の入口に配置しているので、製品は切断刃および切断機
本体の貫通孔型またはこのガイドに設ける孔型の内面に
接触することなく切断機に案内される。したがって、製
品の振れによる接触で切断刃が摩耗したり欠損したりす
ることがない上、製品表面にすり疵等が付くこともな
い。
【0011】また、上記スライド式ガイドローラで製品
を固定した状態で切断する際、該ローラ式製品案内ガイ
ドはバネ等にて弾性支持されているため、その製品に追
従して一体的に変位する。したがって、スライド式ガイ
ドローラにより製品表面に圧痕等の疵が付くことはな
い。また、切断終了と同時にこの案内ガイドは弾性作用
により瞬時に最初の位置に戻るため、製品の切断面が切
断刃に突掛かることもなく円滑に流れる。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す形鋼切断機
の概略側面図、図2は同上の切断機のローラ式製品案内
ガイドを拡大して示す正面図、図3は同上のローラ式製
品案内ガイドを開蓋して内部構造を示す正面図、図4は
図2に示すローラ式製品案内ガイドのAーA線上の縦断
側面図、図5は図2に示すローラ式製品案内ガイドのB
ーB線上の横断平面図であり、10はローラ式製品案内
ガイド、10−1はガイド本体、11はガイド蓋、12
−1は垂直方向ガイド溝、12−2は水平方向ガイド
溝、13−1は垂直方向スライド式ガイドローラ、13
−2は水平方向スライド式ガイドローラである。なお、
ここでは製品としてH形鋼を例にとり説明する。
【0013】すなわち、この発明に係る形鋼切断機は、
製品入口部の2枚構造のスライド式切断刃4の外側にロ
ーラ式製品案内ガイドを備えたもので、このローラ式製
品案内ガイドは、所望の厚みを有する矩形のガイド本体
10−1の中央に製品貫通空間10−2が穿設され、そ
の周囲四辺に該貫通空間10−2に開口する垂直方向ガ
イド溝12−1と水平方向ガイド溝12−2がそれぞれ
2個ずつ形成されている。勿論、この垂直方向と水平方
向のガイド溝の数はこれに限定するものではない。ま
た、製品貫通空間10−2は製品の断面形状と同じ形状
の孔型とすることもできる。
【0014】上記垂直方向ガイド溝12−1と水平方向
ガイド溝12−2には、それぞれ垂直方向スライド式ガ
イドローラ13−1と水平方向スライド式ガイドローラ
13−2が嵌合されており、各ガイドローラはガイド溝
内をスライドするローラ治具14−1、14−2に突設
したボルト15−1、15−2をガイド本体10−1に
貫通させてナット16−1、16−2にて位置調整可能
に取付けられている。また、ガイド本体10−1の開口
面側を閉鎖するガイド蓋11はボルト17にて着脱可能
に取付けられており、その中央部にはガイド本体10−
1の製品貫通空間10−2と同じの大きさの通孔11−
1が穿設されている。
【0015】内部に垂直方向スライド式ガイドローラ1
3−1と水平方向スライド式ガイドローラ13−2が組
込まれたガイド本体10−1は、切断機本体2に例えば
スプリング18にて所定の高さ位置に弾性支持されてい
る。
【0016】上記ローラ式製品案内ガイド付き形鋼切断
機において、製品H形鋼7は切断機入口でローラ式製品
案内ガイド10に案内されて切断機内に導入されるが、
ローラ式製品案内ガイド10に内蔵されている垂直方向
スライド式ガイドローラ13−1と水平方向スライド式
ガイドローラ13−2は、事前にそのH形鋼7のサイズ
に合せて切断機本体および切断刃の各孔型の内面に非接
触で通過するように最適位置にセットしておく。
【0017】切断機に導入されたH形鋼7の上下フラン
ジ部7−1とウエブ部7−2は、それぞれ垂直方向スラ
イド式ガイドローラ13−1、水平方向スライド式ガイ
ドローラ13−2にてガイドされることによりH形鋼の
振れが抑制されて切断刃4および切断機本体2の孔型に
非接触で通過する。したがって、H形鋼7の走行中に切
断刃4が摩耗したり欠損するようなことはなく、また製
品にすり疵が付くこともない。
【0018】H形鋼7の切断は、切断機がH形鋼と同期
して同一方向に移動する過程で行われるが、ローラ式製
品案内ガイド10はスプリング18にて弾性支持されて
いるため、切断中もH形鋼を保持した状態で切断刃の動
きに追従する。したがって、切断中にH形鋼が変形する
こともない。また、切断終了後、ローラ式製品案内ガイ
ド10はスプリング18の作用により瞬時に元の位置に
戻るため、仮に切断刃4の可動刃4−2の戻りが遅くて
も切断機が切断開始位置に戻る際に切断端面が切断刃に
突掛かることがない。
【0019】実施例1 図1〜図5に示すこの発明のローラ式製品案内ガイド付
き切断機を実際のH形鋼製造ラインの形鋼切断に適用し
た際の結果を、図6に示す従来のローラ式製品案内ガイ
ド無しの切断機による場合と比較して表1に示す。
【0020】表1の結果より明らかなごとく、従来の切
断機では製品疵、突掛けが発生し、突掛けによる停機を
余儀なくされたのに対し、本発明の切断機では従来より
も多く切断したにもかかわらず疵および突掛けの発生が
皆無であった。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】以上説明したごとく、この発明の切断機
によれば、ローラ式製品案内ガイドの作用により切断刃
の摩耗、欠損等の刃物損傷の防止、製品疵の発生を防止
することができるとともに、製品切断端面の突掛けを防
止できることにより製品の走行および切断が円滑にかつ
安定して行われ、突掛けによる停機がほとんどなくなり
稼働率を大幅に向上できる。また、ローラ式製品案内ガ
イドは、ガイドローラのストローク調整が可能となし、
かつ製品の断面形状に合せて選択使用できるとともに、
既存の切断機に容易に適用できるので汎用性に富む等、
H形鋼やこれに類する形鋼の定寸切断に多大な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における形鋼切断機を示す
概略側面図である。
【図2】同上の形鋼切断機のローラ式製品案内ガイドを
拡大して示す正面図である。
【図3】同上のローラ式製品案内ガイドを開蓋して内部
構造を示す正面図である。
【図4】図2に示すローラ式製品案内ガイドのAーA線
上の縦断側面図である。
【図5】図2に示すローラ式製品案内ガイドのBーB線
上の横断平面図である。
【図6】従来の形鋼切断機の一例を示す概略側面図であ
る。
【図7】同上の形鋼切断機の概略正面図である。
【図8】同上の形鋼切断機の切断刃の動きを示す説明図
である。
【符号の説明】 1 台車 2 切断機本体 3 貫通孔型 4 切断刃 4−1 固定刃 4−2 可動刃 5 切断用貫通孔型 7 H形鋼 10 ローラ式製品案内ガイド 10−1 ガイド本体 10−2 製品貫通空間 11 ガイド蓋 12−1 垂直方向ガイド溝 12−2 水平方向ガイド溝 13−1 垂直方向スライド式ガイドローラ 13−2 水平方向スライド式ガイドローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の形状に合せた貫通孔型を有する固
    定刃と可動刃とからなる切断刃を備え、製品と同期して
    走行させながら切断するH形鋼等の形鋼用切断機であっ
    て、該切断機入口に製品案内ガイドを備え、該案内ガイ
    ドは中央に製品の貫通する空間または孔型を有し、該空
    間または孔型を通過する製品をガイドする複数個のスラ
    イド式ガイドローラを内蔵し、かつスプリング等の弾性
    体にて切断機に弾性支持したことを特徴とする形鋼用切
    断機。
JP33660592A 1992-11-24 1992-11-24 形鋼用切断機 Expired - Lifetime JP2616365B2 (ja)

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JP2001310213A (ja) * 2000-04-25 2001-11-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 押出形材のシヤー切断方法
CN101905350B (zh) * 2010-08-03 2011-12-28 莱芜钢铁股份有限公司 小型h型钢在线剪切装置
CN109127862A (zh) * 2017-06-16 2019-01-04 东莞中集专用车有限公司 型材切断模、型材切断设备及型材切断方法

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