JP2613630B2 - スキー靴 - Google Patents

スキー靴

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JP2613630B2
JP2613630B2 JP17432488A JP17432488A JP2613630B2 JP 2613630 B2 JP2613630 B2 JP 2613630B2 JP 17432488 A JP17432488 A JP 17432488A JP 17432488 A JP17432488 A JP 17432488A JP 2613630 B2 JP2613630 B2 JP 2613630B2
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ski
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locking
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孝 山本
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有限会社マコエンタープライズ
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスキー靴に関する。
(従来の技術) スキー用具として用いられるスキー靴およびスキービ
ンディングは従来種々のデザインのものが提供されてい
る。これらスキー靴及びスキービンディングは使用者が
より確実なスキー操作ができること、より安全にスキー
ができること、またスキー靴の着脱などの取り扱いが容
易にできることなどを配慮して設計されているものであ
る。
従来のスキービンディングについてみると、その構造
及び安全設計等はきわめて多種類にわたるが、スキー靴
をスキー板に装着する方法としては、スキー靴のソール
の前端を係止する係止具とソールの後端を固定するビン
ディングを用い、係止具と固定具とでスキー靴のソール
を前後から挟むようにして固定する点で基本的に構成を
共通にしている。
すなわち、スキー板上には係止具と固定具とがソール
部の間隔をあけて固定され、スキー靴のつま先側を係止
具に当接させて位置決めし、スキー靴のヒール側を固定
具によってスキー板に固定する。なお、つま先側の係止
具にはスキー靴を正しい方向に向かせるためのガイドが
設けられていたり、滑走中に転倒などした場合にスキー
靴がスキー板から外れる安全機構などが設けられてい
る。また、ヒール側を固定する固定具にはスキー靴を取
り外すための解除機構等が設けられている。
(発明が解決しようとする課題) 従来のスキービンディングは上述したように、スキー
靴のソール部分を前後から挟圧して支持することにより
スキー板に固定するように構成されており、この基本構
成は一般用およびレーサー用を問わず基本的にはまった
く変わらない。
このように従来のスキービンディングおよびスキー靴
の構成が基本的に共通していることは、ビンディングを
調整したりすることにより異種のスキー靴などでも容易
に互換性が得られるという利点がある。しかしながら、
スキーの操作性を向上させる面からはさらに操作性能の
よいスキー靴およびスキービンディングをが求められ
る。とくに、レーサーなどの場合はきわめて高速で滑走
するため、瞬間的に鋭いスキー操作をする必要があり、
このような瞬間的なスキー操作にも的確に対応できるス
キー靴およびビンディングが望まれる。
スキーを操作する力は直接的には滑走者の足からスキ
ー靴を介してスキー板に伝達されるので、スキー操作力
を向上させるためには、足の力がより直接的にスキー板
に伝達されるようにすればよい。この点で、従来のビン
ディングはスキー靴の前端と後端をスキー板に固定する
構成としており、スキー靴を履いた足の位置とは離れた
位置から力が作用するので、スキー板へ直接的に足の力
を伝達させる点からみると完全ではない。
そこで、本発明は従来のスキー靴およびスキービンデ
ィングの構成に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、従来のスキー靴およびスキービンディン
グにくらべてさらにスキーの操作性を向上させることが
でき、一般用および上級者用として好適に利用できるス
キー靴を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえ
る。
すなわち、つま先側を固定する係止具とヒール側を固
定する固定具を有するスキービンディングに対して、つ
ま先側のソール下面に設けた係止部を係止具に係止する
ことによりスキー板に装着・固定されるスキー靴におい
て、該スキー靴を履いた状態で足の拇指球の直下位置に
あたるソール下面に前記係止部を配置したことを特徴と
する。また、靴底の内底面で足指の裏面が当接する部位
に、足指に引っ掛かかりとなる突起を設けるとさらに好
適である。
(作用) スキー靴のソール下面に設けられる係止部が、スキー
靴を履いた状態で足の拇指球の直下位置に固定されるこ
とにより、足の力とくに拇指の力が直接的にスキー板に
作用し滑走時でのスキーの操作性を向上させる。また、
スキー靴の靴底の内底面に設けた突起は足指に力を加え
た際に足指の引っ掛かりとして作用し、より大きな力を
加えることができる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は、本発明に係るスキー靴及びスキービンディ
ングの一実施例を示す説明図である。
図はスキー靴10をスキー板12に装着・固定した状態を
示す。
14はスキー靴10のソールであり、ソール14のつま先側
の下面に後述する係止具を受け入れる凹部15を形成す
る。凹部15の後端縁部は後述する係止具に当接して係合
する部位であり係止部16を構成する。この係止部16はス
キー靴を履いた状態で足指の拇指球のほぼ直下位置にく
るように形成される。
第2図はソール下面を示す説明図で、ソールのつま先
側の下面に凹部15が形成された状態を示す。係止部16の
前端縁部は係止具に当接して位置決めしやすくするため
前端がやや膨出する形状に形成される。
なお、ソール14は曲げ等の変形が起こりにくいように
強化プラスチックなどの高強度材によって形成する。
第1図で20はスキー板12上に固定される係止具であ
り、スキー靴10を装着した際に前記凹部15内にはいるよ
うに、すなわちソール14内に収容される厚みにスキー板
上から突出させて設ける。第3図に係止具が固定された
スキー板の平面図を示す。20a、20bは前記係止部16を案
内して係止具に当接させるガイドである。なお、22はソ
ール14のヒール側を固定する固定具である。
上述したように、このスキー靴ではつま先側のソール
下面に係止具20と係合する係止部16が設けられ、係止部
16が拇指球の直下にあたる位置に設けられることを特徴
としている。これは、スキー靴を履いた状態で足からス
キー板に及ぼす力をもっとも直接的に伝達させるためで
ある。
なお、第1図に示すように、この実施例のスキー靴10
ではスキー靴を履いた際に足指が当たる部分に小さな突
起30を設ける。この突起30は足指のほぼ第1関節があた
る部位に設けるもので、第3図に示すように足指の位置
に合わせて細い盛り上がり形状に形成する。突起30は滑
走時に足に力をかける際に足指をやや曲げるようにして
力をこめることができるように引っ掛かりをもたせるた
めのものである。足指では拇指をもっとも力が加わるの
で突起30は少なくとも拇指が当たる部位に設ける必要が
ある。
上記実施例のスキー靴をスキー板に装着する方法は、
従来のスキービンディングを用いる方法と基本的に変わ
らず、まず係止部16の前端をスキー板12上の係止具20に
当接するようにしてスキー靴のつま先側を位置決めし、
次いでヒール部を固定具22によってスキー板上に押圧す
るようにして固定すればよい。これにより、スキー靴の
ソール14が係止具20と固定具22で前後を挟まれるように
してスキー板上に固定・支持される。
上記実施例に示すようにこのスキー靴では、ソール14
の下面に係止部16を設定し、この係止部16をスキー板上
の係止具20に係止するようにしたことにより、係止部16
の配置位置を足からの力を伝達するに最も効果的な拇指
球の直下位置に設定することができた。これによって、
運動時にもっとも大きな力が加わる拇指からの力を直接
的にスキー板に伝達できるようにすることができる。他
のスポーツ運動と同様にスキー滑走の場合も足の力は足
指とくに拇指からの力が大きく作用するから、上述した
ように構成したことにより拇指の力が直接的にスキー板
に伝達され、スキー靴の操作性を大きく向上させること
ができる。
また、滑走時にはエッチング操作の切換によって踵と
拇指を結ぶ線あるいは踵と小指とを結ぶ線で交互にスキ
ー板に力が加わるが、この場合も実施例のスキー靴であ
れば足の力がより直接的にスキー板に伝達できてスキー
の操作性が大きく向上する。
また、レーサーなどスキー上級者は滑走する場合にス
キー靴をできるだけ固く締めて足がスキー靴のなかで動
かないようにし、スキー板にたいして足の力が瞬間的に
確実に伝達できるようにしているが、高速滑走時などで
スキー板に強い力を加える場合などでは足指を曲げ、ス
キー靴の内底面を掴むようなかたちで足に強く力を加え
るようにする。このとき、足指とくに拇指から力が強く
作用するが、上記実施例のようにスキー靴の内底面に突
起30を設けておくと、この突起30が足指の引っ掛かりと
して作用し、足指とくに拇指で強く力をかける際により
大きな力をこめることができきわめて効果的である。突
起30はレーサーのように瞬間的に大きな力を加えてスキ
ー操作をする場合などにとくに有効である。
なお、上述したように本実施例のスキー靴は、ソール
14下面でとくに足からの力がもっとも効果的に作用する
位置でビンディングと係止部とが係合すればよく、前記
係止部16と係止具20との係合機構に限定されるものでは
ない。また、ビンディング機構としての係止具、固定具
等の構成も種々の機構が可能であり、スキー靴を装着す
る際のガイドあるいは安全機構等の各種機構などを適宜
付属させることができる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明
したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し
得るのはもちろんのことである。
(発明の効果) 本発明によれば、上述したように、スキー靴のソール
の下面に係止部を設け、係止部とスキー板上に固定され
たビンディングの係止具とを係合してスキー靴を装着す
るように形成し、前記係止部の位置をスキー靴を履いた
状態で足の拇指球の直下位置に設定することにより、足
からの加重がもっとも大きくなる拇指からの力をより直
接的にスキー板に作用させることができ、これによりス
キーの操作性を大きく向上させることができる。
また、スキー靴の内底面に突起を設けることにより滑
走時に足に力をこめる際、足指の引っ掛かりとして機能
し足の力とくに足指の力を強く加えることができてさら
にスキーの操作性を向上させることができるという著効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスキー靴の一実施例を示す説明
図、第2図はスキー靴のソール部分を示す説明図、第3
図はスキー板上に固定された係止具および固定具を示す
説明図である。 10……スキー靴、12……スキー板、14……ソール、15…
…凹部、16……係止部、20……係止具、20a、20b……ガ
イド、22……固定具。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】つま先側を固定する係止具とヒール側を固
    定する固定具を有するスキービンディングに対して、つ
    ま先側のソール下面に設けた係止部を係止具に係止する
    ことによりスキー板に装着・固定されるスキー靴におい
    て、該スキー靴を履いた状態で足の拇指球の直下位置に
    あたるソール下面に前記係止部を配置したことを特徴と
    するスキー靴。
  2. 【請求項2】靴底の内底面で足指の裏面が当接する部位
    に、足指の引っ掛かかりとなる突起を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のスキー靴。
JP17432488A 1988-07-13 1988-07-13 スキー靴 Expired - Lifetime JP2613630B2 (ja)

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