JP2609522B2 - 自動濃度管理装置におけるカラーパッチの有効・無効判別方法 - Google Patents

自動濃度管理装置におけるカラーパッチの有効・無効判別方法

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JP2609522B2 JP62125750A JP12575087A JP2609522B2 JP 2609522 B2 JP2609522 B2 JP 2609522B2 JP 62125750 A JP62125750 A JP 62125750A JP 12575087 A JP12575087 A JP 12575087A JP 2609522 B2 JP2609522 B2 JP 2609522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動濃度管理装置におけるカラーパッチ
の有効・無効判別方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、印刷物の濃度管理は印刷物の余白部に印刷時
の送り方向に対して直交する方向に刷られたカラーバー
(コントロール・ストリップ)を構成するカラーパッチ
の濃度を濃度計によって測定し、その濃度値から印刷機
のインキキー開度やインキ呼出量を手動または自動によ
って制御している。近年は、カラーバーの各カラーパッ
チの濃度を走査式濃度計により測定し、あらかじめ記憶
していた基準濃度と比較し、印刷機のインキキー開度を
自動的に制御する自動濃度管理装置が提案されている。
しかし、一般に印刷で使用する用紙のサイズはさまざ
まなものがあり、印刷機にかけられる最大紙を印刷する
よりも、それより小さい用紙を印刷することの方が多
い。このため、走査式濃度計でカラーパッチの濃度を測
定する場合、次のような方法で測定範囲および制御範囲
を判断し、カラーパッチの濃度測定およびインキキー開
度の制御を行っている。第1の方法は、印刷紙のサイズ
または未使用インキキーをオペレータが入力し、そのデ
ータより測定範囲および制御範囲を決定する。第2の方
法は、カラーバーに測定開始用パッチを印刷し、このパ
ッチの位置より測定範囲および制御範囲を決定する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら第1の方法はオペレータに負担がかか
り、第2の方法は紙サイズ毎に測定開始用パッチを配置
しなければならず、かつこのパッチ分だけ他のパッチを
削除しなければならないという問題を有している。ま
た、カラーパッチの一時的な汚れおよびヌケ(製版上の
ミスや製版上の汚れによりカラーパッチまたはその一部
が印刷されなかった場合)等によって、本来インキキー
開度の修正(濃度管理)の必要がない場合にも修正して
しまうという問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するためにこの発明は、印刷用
紙の余白部に刷られたカラーバーを構成するブラック,
シアン,マゼンタ,イエローのパッチを含む各カラーパ
ッチの濃度を赤,緑,青の各色成分毎に測定し、この測
定した各カラーパッチの赤,緑,青の各色成分毎の濃度
に基づいて、各カラーパッチについて所定の色成分の濃
度と他の色成分の濃度との出力比を計算し、これによっ
て計算された出力比とその出力比に対して各カラーパッ
チに対して予め定められている閾値データとを比較し、
この比較結果から各カラーパッチの測定濃度値を用いて
の濃度管理に対する有効・無効を判別するようにしたも
のである。
〔作用〕
したがってこの発明によれば、カラーバーを構成する
ブラック,シアン,マゼンタ,イエローのパッチを含む
各カラーパッチの濃度が赤,緑,青の各色成分毎に測定
され、この測定された各カラーパッチの赤,緑,青の各
色成分毎の濃度に基づいて、各カラーパッチについて所
定の色成分の濃度と他の色成分の濃度との出力比が計算
され、これによって計算された出力比とその出力比に対
して各カラーパッチに対して予め定められている閾値デ
ータ(スレッシュデータ)とが比較され、この比較結果
から各カラーパッチの測定濃度値を用いての濃度管理
(インキキーの開度やインキの呼び出し量の制御)に対
する有効・無効が判別される。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2
図は走査式濃度計の機構部概略図である。第2図におい
て、モータ1が回転するとプーリ2aおよびワイヤ3を介
して濃度測定ヘッド4がガイド5に支えられて図の左右
方向に移動する。このとき、ロータリエンコーダ6から
濃度測定ヘッド4の移動距離に応じたパルス信号が発生
する。なお、2bはプーリ、7a,7bは支柱、8は印刷用
紙、9は印刷用紙8の余白部に印刷時の送り方向に対し
て直交する方向に刷られたカラーバーである。カラーバ
ー9は、多くのカラーパッチ9aから構成されており(第
3図参照)、カラーバー9の各パッチ位置は用紙の左右
方向中心を基準として決められている。
第1図において、ホストコンピュータ部20は各データ
を処理すると共に、図示しないキーボード,CRTディスプ
レイ,プリンタ等のマンマシンインターフェースの役割
も果たしており、キーボードよりスタート信号を受取る
とそれにより、測定条件等を含んだスタートデータブロ
ック信号S4を測定タイミング制御部21に送信するように
なっている。測定タイミング制御部21は、この信号を受
けると直ちに測定ヘッド駆動用のモータ1にスタート用
の信号S0を出力し、また測定タイミング発生部22に対
し、そこからのスターテス信号S3を監視しながらタイミ
ング発生データS2を送信する。
ヘッド位置信号発生部23は、モータ1の回転に同期し
た信号S1を受け、測定タイミング発生部22にヘッド位置
を表わす信号S6を送出するようになっている。測定タイ
ミング発生部22は、タイミング発生用の信号S2とヘッド
位置を表わす信号S6から、濃度測定ヘッド4に制御用
(チャンネル選択用)の信号S7を出力するとともに、ホ
ストコンピュータ部20に取込み許可を表わす信号S8を出
力するようになっている。制御用(チャンネル選択用)
の信号S7は赤,緑,青の順序を決めて順次選択されてお
り、ホストコンピュータ部20は取込み許可を表わす信号
S8により濃度測定ヘッド4から濃度を表わす信号S9を
赤,緑,青の順で順次取込んで行く。
測定タイミング制御部21は、測定タイミング発生部22
からスタータス用の信号S3を受けそれが停止状態である
場合に、モータ1に停止信号を出力するとともにホスト
コンピュータ部20に測定終了を表わす信号S5を出力す
る。これを受信したホストコンピュータ部20は測定を終
了する。以上の処理により、ホストコンピュータ部20
は、カラーバー9の各カラーパッチ9aのデータを赤,
緑,青の各チャンネル毎(赤,緑,青の各成分毎)に記
憶する。
基準濃度として印刷された各色(黒,シアン,マゼン
タ,黄)のカラーパッチの濃度を濃度計で赤,緑,青の
各チャンネル毎に測定すると第4図に示す特性となる。
ホストコンピュータ部20は、この特性をもとに、各カラ
ーパッチの測定濃度値を用いての濃度管理に対する有効
・無効を判別する。
すなわち、ホストコンピュータ部20は、カラーパッチ
の有効・無効の判別を第4図をもとに以下に示す不等式
により行う。なお、ここでは、無効とする際の判別基準
を示している。したがって、この判別基準をクリアしな
いものが有効と判断される。
(イ)ブラックパッチ Br<BLおよびBg<BLおよびBb<BLおよびBr/Bg>BsL1
よびBg/Br>BsL2 Br,Bg,Bb:赤,緑,青各チャンネルでのブラックパッチ
の測定値. BsL1:BrとBgの比のスレッシュデータ. BsL2:BgとBrの比のスレッシュデータ. BL:ブラックパッチの最小スレッシュデータ. (ロ)シアンパッチ (Cr/Cb)<CsL Cr,Cb:赤,青各チャンネルでのシアンパッチの測定値. CsL:CrとCbの比のスレッシュデータ. (ハ)マゼンタパッチ (Mg/Mr)<MsL Mg,Mr:緑,赤各チャンネルでのマゼンタパッチの測定
値. MsL:MgとMrの比のスレッシュデータ. (ニ)イエローパッチ (Yb/Yr)<YsL Yb,Yr:青,赤各チャンネルでのイエローパッチの測定
値. YsL:Yb,Yrの比のスレッシュデータ. なお、印刷用紙8を固定する台10は、各カラーパッチ
9aの特性以外の特性をもったものを使用している。
ホストコンピュータ部20は、測定されたデータとあら
かじめ記憶しておいた基準濃度およびインキキーの現在
の開量データを表わす信号S11によって制御データS10を
演算し、インターフェース24を介して制御エータS10を
外部装置(インキキー制御装置)に送信する。このと
き、無効と判断したカラーパッチに対応するインキキー
に対しては、現在値をそのまま制御データとする。
このようにして、各カラーパッチの測定濃度値を用い
ての濃度管理に対する有効・無効を判別し、無効として
判別したカラーパッチに対応するインキキーにプロテク
ト(開度制御しないこと)をかけることにより、一時的
な汚れやヌケ等が生じたカラーパッチを無効として、こ
のカラーパッチに対応するインキキーの開度が修正され
ることを回避することが可能となる。また、測定開始用
パッチを不要として、自動的に制御範囲を定めるように
することも可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように、本発明によれ
ば、カラーバーを構成するブラック,シアン,マゼン
タ,イエローのパッチを含む各カラーパッチの濃度を
赤,緑,青の各色成分毎に測定し、この測定した各カラ
ーパッチの赤,緑,青の各色成分毎の濃度に基づいて、
各カラーパッチについて所定の色成分の濃度と他の色成
分の濃度との出力比を計算し、これによって計算された
出力比とその出力比に対して各カラーパッチに対して予
め定められている閾値データとを比較し、この比較結果
から各カラーパッチの測定濃度値を用いての濃度管理に
対する有効・無効を判別するようにしたので、無効とし
て判別したカラーパッチに対応するインキキーにプロテ
クトをかけるようにすれば、一時的な汚れやヌケ等が生
じたカラーパッチを無効として、このカラーパッチに対
応するインキキーの開度が修正されることを回避するこ
とが可能となる。また、測定開始用パッチを不要とし
て、自動的に制御範囲を定めるようにすることも可能と
なり、紙サイズに関係なく1種類のフィルムをセンタ合
わせで焼き付けることも可能となる。さらに、部分的に
しか使用しない色がある場合でも対応可能となり、用紙
の大きさにかわらず自動的にインキキーの制御を行うこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は走査式濃度計の構成を示す図、第3図はカラーバーの
位置を示す図、第4図は各色成分の濃度特性を示す図で
ある。 1……モータ、4……濃度測定ヘッド、8……印刷用
紙、9……カラーバー、9a……カラーパッチ、20……ホ
ストコンピュータ部、21……測定タイミング制御部、22
……測定タイミング発生部、23……ヘッド位置信号発生
部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷用紙の余白部に印刷時の送り方向に対
    して直交する方向に刷られたカラーバーを構成するブラ
    ック,シアン,マゼンタ,イエローのパッチを含む各カ
    ラーパッチの濃度を赤,緑,青の各色成分毎に測定し、 この測定した各カラーパッチの赤,緑,青の各色成分毎
    の濃度に基づいて、各カラーパッチについて所定の色成
    分の濃度と他の色成分の濃度との出力比を計算し、 これによって計算された出力比とその出力比に対して各
    カラーパッチに対して予め定められている閾値データと
    を比較し、 この比較結果から前記各カラーパッチの測定濃度値を用
    いての濃度管理に対する有効・無効を判別するようにし
    た ことを特徴とする自動濃度管理装置におけるカラーパッ
    チの有効・無効判別方法。
  2. 【請求項2】ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの
    パッチの測定濃度値を用いての濃度管理に対する有効・
    無効が以下の不等式によって判別されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の自動濃度管理装置におけ
    るカラーパッチの有効・無効判別方法。 a)ブラックパッチ Br<BL,Bg<BL,Bb<BL,Br/Bg>BsL1およびBg/Br>BsL2
    のとき無効と判別。 Br,Bg,Bb:赤,緑,青各チャンネルでのブラックパッチ
    の測定値. BsL1:BrとBgの比の閾値データ. BsL2:BgとBrの比の閾値データ. BL:ブラックパッチの最小閾値データ. b)シアンパッチ (Cr/Cb)<CsLのとき無効と判別。 Cr,Cb:赤,青各チャンネルでのシアンパッチの測定値. CsL:CrとCbの比の閾値データ. c)マゼンタパッチ (Mg/Mr)<MsLのとき無効と判別。 Mg,Mr:緑,赤各チャンネルでのマゼンタパッチの測定
    値. MsL:MgとMrの比の閾値データ. d)イエローパッチ (Yb/Yr)<YsL Yb,Yr:青,赤各チャンネルでのイエローパッチの測定
    値. YsL:Yb,Yrの比の閾値データ.
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