JP2606447B2 - スピーカー装置 - Google Patents

スピーカー装置

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JP2606447B2
JP2606447B2 JP50921291A JP50921291A JP2606447B2 JP 2606447 B2 JP2606447 B2 JP 2606447B2 JP 50921291 A JP50921291 A JP 50921291A JP 50921291 A JP50921291 A JP 50921291A JP 2606447 B2 JP2606447 B2 JP 2606447B2
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俊治 吉田
宏治 永井
吉朋 本田
忠明 菅野
晴久 斉藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、音導管または、キャビネット内に発生する
定在波を吸収し、ピーク・ディップのない再生音圧周波
数特性を有するスピーカ装置に関する。
背景技術 通常スピーカ装置は、第33図に示すように直方体ある
いはそれに近い形状のキャビネット2とを有し、これに
内蔵されたスピーカーユニット1の背面から音波を外部
から遮断して、スピーカユニット1前面から放射された
音波と干渉するのを避けている。
このように箱形のスピーカキャビネットを備えた場合
には、キャビネット内部に定在波が発生して共鳴を起こ
し易く、スピーカー装置の再生音圧周波数特性や音質特
性に支障をきたす。
この定在波の発生を避けるためには、キャビネット内
部に平行な面を無くす方法がある。また発生した定在波
を減衰させる方法としてはキャビネット内部に吸音材を
配設し、この吸音材に定材波を吸収させるもの等があ
る。しかし例えばキャビネットを箱形でなく平行面を無
くした異形とすることは組立上あるいはコスト的に難点
が多く量産に適さない。また吸音材の配設で定在波を吸
収する方法ではキャビネットの上記寸法比が整数倍に近
い場合や、床置型で背が高くかつスピーカユニットが上
部に配置されているトールボーイ形のスピーカー装置の
場合、定在波の影響が大きく十分な効果が得られない。
また第34図に示すようにスピーカユニット1の前面に
対向させ、末広がり形状の音導管5をキャビネット2に
取りつけたもの等がある。
このように、音導管5を有するものにあっては、キャ
ビネット内部のみならず更にこの音導管内に生ずる定在
波により再生音圧周波数特性に波形の山谷の多いピーク
・ディップ現象を起こすものがある。特にこの現象は音
導管5の長さが再生音圧周波数帯域の波長に対して十分
な長さをとれない場合に起きやすい。具体的には第35図
に示すごとく、音導管5内に発生する定在波よりこの現
象が引き起こされる。
例えば長さLの音導管5では音速をCとするとき、 周波数F=(C/4L)(2n−1) ただし、n=1.2.3.・・・ で示す定在波が音導管5内に生じ、その定在波により再
生音圧周波数特性にピーク・ディップが現れる。
そこでこのピーク・ディップを解消するため、実開平
1−78487号公報等に示されたものでは、ホーンもしく
は音導管の内壁に吸音材を充填、または吸音材でホーン
もしくは音導管の内壁を構成することで、短いホーンや
音導管を有するスピーカー装置において、定材波による
ピーク・ディップのない平坦な特性を得るようにしてい
る。
第36図,第37図は、上記実開閉1−78487号に開示さ
れた図面の一部であり、テレビジョン受像機に内蔵され
たスピーカー装置の垂直断面図及び音導管の平面図を示
すものである。図において、1はスピーカユニット、12
はスピーカユニットを内蔵するキャビネット、15は箱形
の音導筐、34は、音導筐15内に固定された吸音材、14は
この吸音材34に包囲さた一端解放状態の放音室、14aは
放音室14の放音面である。
この放音室14で発生する定在波は吸音材34によって吸
収されるが、この吸音材により再生音圧周波数特性の高
音域の周波数成分も一部吸収されてしまい高音域の再生
音圧レベルが低下するうという問題点がある。尚詳細な
説明は省略する。
発明の開示 本発明は、前述した従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、目的とするところは、キャビネット内部または
音導管内部等に発生する定在波を共鳴体と共鳴させてエ
ネルギーを消費させることにより、この定材波を効率よ
く消滅させることにより再生音圧周波数特性にピーク・
ディップのないスピーカ装置を提供することにある。
本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットの前面に
設けた音導管と、音導管に配設され、音導管にその内部
と連通管で連結した空間を有し、音導管の内部に生じる
定在波と共鳴する共鳴手段とを備え、共鳴手段をスピー
カユニットの振動板前面から音導管の長さ1/2以内に配
設することにより、共鳴手段は効率良く定在波を除去す
るものである。
また、本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットの
前面に設けた音導管の一部にその内部と連通管で連結し
た空間を有し、音導管の内部に生じる定在波と共鳴する
共鳴手段と、共鳴手段の空間の容積を可変とする容積可
変手段とを備えることにより、共鳴手段の共鳴周波数を
可変とすることができるので、吸音する周波数を可変と
することができるものである。
また、本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットの
放音面と音導管の放音面が不平行に配設することによ
り、スピーカユニットの取り付けの自由度を向上するも
のである。
また、本発明のスピーカ装置は、放音面を開放してス
ピーカユニットを支持する支持板と、支持板のスピーカ
ユニットの放音面側に、スピーカユニットの外周を三方
から挟むように突設した隔壁と、スピーカユニットの放
音面から離間して配設されるとともに隔壁と係合し、ス
ピーカユニットの放音面とは放音面が互いにその延長面
上において交叉するように配設された音導管を形成する
音導筐と、音導管にその内部と連通管で連結した空間を
有し、この音導管の内部に生じる定在波と共鳴する共鳴
手段とを備え、共鳴手段をスピーカユニットの振動板前
面からの音導管の長さの1/2以内に配設したことによ
り、スピーカユニット放音方向を変えることができるの
でスピーカユニットの取り付け自由度が増すとともに、
共鳴手段により効率良く定在波を除去するものである。
また、本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットの
前面に設けた音導管の一部に、前面が接するとともに背
面が密閉空気室で覆われて音導管の内部に生じる定在波
の周波数で振動するドロンコーンを備えることにより、
ドロンコーンの共鳴振振動により中低音域の特定周波数
のピークを抑制するものである。
また、本発明のスピーカ装置は、ドロンコーンに、こ
のドロンコーンの振動を制動しかつその制動量を調整可
能にする電磁制御装置を備えることにより、ドロンコー
ンの共振振動の制御が可能となり、音響エネルギーの吸
収量を調整可能とし、音圧周波数の平坦化を可能とする
ものである。
図面の簡単な説明 第1図乃至第32図は、本発明にかかるスピーカ装置の
好適な実施例を示す図であり、第1図は、キャビネット
の外部にヘルツホルツ形共鳴体を取り付けたスピーカ装
置の好適な実施例を示す垂直断面図、第2図は、キャビ
ネットの内部にヘルムホルツ形共鳴体を取り付けたスピ
ーカ装置の好適な実施例を示す垂直断面図、第3図乃至
第7図は、ヘルムホルツ形共鳴体の共鳴周波数または共
鳴位置を変化させるためのそれぞれ異なる選定手段を有
する共鳴体の断面図、第8図は、音導管にヘルムホルツ
形共鳴体を取り付けたスピーカ装置の好適な実施例を示
す垂直断面図、第9図は、第8図に示す実施例の出力特
性図、第10図は、第6図に示す実施例の出力特性図、第
11図は、音導管にヘルムホルツ形共鳴体を取り付けたス
ピーカ装置の他の好適な実施例を示す垂直断面図、第12
図は、第11図に示す実施例の出力特性図、第13図(A)
(B)は、ヘルムホルツ形共鳴体とその等価回路を示す
図、第14図は、音導管にヘルムホルツ形共鳴体を2個取
り付けたスピーカ装置の他の好適な実施例を示す垂直断
面図、第15図は、第14図に示す実施例の出力特性図、第
16図(A)(B)(C)は、音導管にヘルムホルツ形共
鳴体に取り付けたスピーカ装置をテレビジョン受像機に
用いた好適な実施例を示す図、第17図(A)(B)は、
第16図に示すスピーカ装置の断面図、第18図(A)
(B)は、第17図(A)(B)に対応する他の実施例を
示すスピーカ装置の断面図、第19図および第20図は、キ
ャビネットに位相反転用のポート管を設けたそれぞれ他
の実施例を示すスピーカ装置の断面図、第21図および第
22図は、第17図(B)および第18図(B)に対応する図
でそれぞれ連通管に吸音フィルタを設けた他の実施例を
示すスピーカ装置の断面図、第23図は、第21図に示す実
施例の特性図、第24図乃至第29図は、ドロンコーンを用
いたそれぞれ他の実施例を示すスピーカ装置の断面図、
第30図は、電磁制動装置付ドロンコーンを用いた実施例
のスピーカ装置の要部断面図、第31図は、第30図の等価
回路図、第32図は、第30図に示す実施例の特性図、第33
図乃至、第37図は、従来のスピーカ装置の好適な実施例
を示す図であり、第33図は、従来の標準的スピーカ装置
の断面図、第34図は、音導管を有する従来と標準的スピ
ーカ装置の断面図、、第35図は、音導管内に発生する定
在波の状態図、第36図は、テレビジョン受像機に用いら
れた従来のスピーカ装置の断面図、第34図は、第36図の
音導筐の平面図である。
発明を実施するための最良の形態 以下本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
実施例1〜8 第1図乃至第7図において1はスピーカユニット,2は
これを内蔵したキャビネット、3はこのキャビネットの
一部に設けたヘルムホルツ形共鳴体、3aはこれの本体内
部とキャビネット2の内部とを連通する連通管、3bはこ
の連通管で結合された共鳴体本体の空気室である。そし
てこのヘルムホルツ形共鳴体3は第1図に示すようにキ
ャビネット2の外部に設けてもよく、または第2図に示
すように内部に設けてもよい。第3図は上記空気室3bの
容積Vを可変にした場合の実施例、第4図は連通管3aの
長さlを可変にした場合の実施例、第5図はスライド蓋
4を利用して連通管3aの断面積Sを可変にした場合の実
施例、第6図は、ヘルムホルツ形共鳴体3の位置を可変
にした場合の実施例、第7図はスライド蓋4を利用して
ヘルムホルツ形共鳴体の数を可変にした場合の実施例、
また第8図はスピーカーユニット1の前面に設けた音導
管5の一部に、上記同様のヘルムホルツ形共鳴体3をも
うけたこの発明の他の実施例を示すもので上記第3図乃
至第7図に示すものと同様の構造が採用されるようにな
っている。
ところでホルムヘルツ形共鳴体はその形状により特定
される周波数において、その中の空気が共鳴現象を起こ
す。そして共鳴するとその連通管部分の空気は激しく出
入りするために、ここで音のエネルギが熱エネルギに変
換されることになるため、共鳴周波数で吸音効果を示
す。よってキャビネットあるいはスピーカーユニット前
面にある音導管内部に、定在波の立ち上がる周波数もし
くは吸音したい周波数に合わせて上記のヘルムホルツ形
共鳴体を適切な位置に設置すれば、その吸音効果により
第9図に示すように性能を改善することができることに
なる。すなわち、図の特性線においてAは共鳴体付きの
もので平坦な出力を音圧、Bは共鳴体無しのものでピー
ク・ディップのある出力音圧を示し、また、a,bはそれ
ぞれに対するインピーダンスを示している。そしてその
特定される周波数fは(連通管が円筒状の場合)、 C:空気の音速(cm)、r:連通管の半径(cm)πr2= S:連通管の断面積(cm2)、l:連通管の長さ(cm)、 V:空気室の容積(cm3)で定義される。
よって第3、第4及び第5図のように上記のV、l、
Sを可変とすれば吸音する周波数f(Hz)を変化させる
ことができる。また第7図に示すようにスライド蓋4を
移動することで、動作するヘルムホルツ形共鳴体の数を
変化させてその効果を制御できると共に、また使用され
る複数のヘルムホルツ形共鳴体におけるf値(周波数)
を変えておけば、複数の周波数に対する吸音効果を制御
できることになる。
なお、ヘルムホルツ形共鳴体を設置する位置を第6図
に示すように可変構造とすれば、その位置の移動により
吸音の度合いも第10図に示すように調整することができ
る。すなわち、図の特性線において、A,Bは共鳴体付き
の出力音圧で、Bはその位置を移動させたときの出力音
圧を、Cは共鳴体無しの出力音圧を示し、またa,b,cは
それぞれに対応するインピーダンスを示している。
この他可変のための可動部分には空気漏れ等があって
はならないので、摺動部にゴムパッキング等を使用して
いる。
実施例9、10 第11図乃至第15図に示す実施例は、キャビネット2に
内蔵したスピーカユニット1の前面にヘルムホルツ形共
鳴体3付きの音導管5を取りつけた第8図に示す実施例
の改良であり、音導管5が側壁に取つけられたヘルムホ
ルツ形共鳴体3の位置がスピーカーユニット側で音導管
の長さの1/2以内の領域に取りつけられているものであ
り、第11図は1個の、第14図は2個の共鳴体をそれぞれ
有する本発明の他の好適な実施例を示したものである。
これらの実施例では、共鳴周波数及び位置を固定にして
いるが、いうまでもなく、第3図〜第7図に示した構成
を必要に応じて採用できるものである。なお図中、前記
実施例と同一符号は同一または相当部分を示しその説明
を省略する(以下同じ)。
本実施例ではスピーカーユニット1の振動板背面はキ
ャビネット2で閉じられているが、振動板前面に放射さ
れた音波は音導管5を通り放音面まで導かれて放射す
る。しかし放音面に生じる急激な音響インピーダンスの
変化により音導管内部には定在波が発生し、再生音圧周
波数特性はピーク・ディップのある山谷が多い特性とな
る。この定在波の中でも最も音質に影響を与える1次の
モードの周波数を減衰させるため音導管の長さの1/2以
内の上記領域にヘルムホルツ形共鳴体3を設け、音導管
5内部での定在波の発生を防ぐものである。この際共鳴
周波数を上述したように任意に設定できることから従来
の吸音材使用のときに見られた高音域の音圧レベル低下
もなく、ピークを持つ周波数帯域だけを除去することが
できるものである。
第13図(A)(B)に上記ヘルムホルム形共鳴体3と
その等価回路を示す。この第13図(B)において6は連
通管3aから放射する駆動圧力、7は音響輻射抵抗、8は
連通管3a開口のインピーダンス、9は空気室3bの体積に
対応するキヤパシタンスである。
この発明の第11図に示す実施例は次のパラメータを採
用している。すなわちスピーカーユニット1の振動板前
面から放音面までの距離はL=25cm、したがって振動板
前面からの放音面までの距離で決まる1次の定在波は34
4Hzで発生する。この周波数に合わせた共鳴体のパラメ
ータは 連通管3aの半径・・・0.8cm 連通管3aの長さ・・・0.4cm 空気室3bの体積・・・360cm3 を得る。
以上のヘルムホルツ形共鳴体の付加により、第12図に
示す如く、従来例での再生音圧周波数特性では340Hzに
発生していた1次の定在波によるピーク(図中のB)
が、この発明により平坦な特性(図中のA)になってい
る。
また音導管5の長さで決まる1次の定在波は音導管5
内のスピーカーユニット1の直前が最大音圧になること
は第35図より明らかであるので、ヘルムホルツ形共鳴体
は定在波による音圧が上昇する振動板前面と放音面間の
音導管5の長さの1/2以内の領域内で、上記振動板前面
側の音導管5の内壁面に設けることにより、より良い効
果を発揮する。
第11図に示す実施例ではヘルムホルツ形共鳴体を一つ
だけ設けた場合について説明したが、次に示す実施例の
場合は、第14図で示すように音導管5の長さの1/2の範
囲内で、上記振動板前面側の音導管5の内壁面に、位置
的に相前後するように二つのヘルムホルツ共鳴体3、13
が設けられている点に特徴がある。
以下その具体的構成と動作について説明する。すなわ
ち第14図においてスピーカーユニット1の振動板背面は
キャビネット2で閉じられているが、振動板前面に放射
された音波は音導管5を通り放音面まで導かれる。しか
し放音面に生じる急激な音響インピーダンスの変化によ
りホーン内部には定在波が発生する。
そこで第14図に示す本発明の実施例では1次の定在波
が発生する周波数に合わせ、音導管5内部に連通管3a及
び空気室3bから成るヘルムホルツ形共鳴体を設けるとと
もに、さらに同一領域内に2次の定在波が発生する周波
数に合わせた連通管13a及び空気室13bから成る他のヘル
ムホルツ形共鳴体13を設け、音導管5内部の1次、2次
の定在波の発生を防ぐようにしている。
またこの実施例は次のパラメータを採用している。す
なわちスピーカーユニット1の振動板前面か放音面まで
の距離はL=25cm、したがって振動板前面から放音面ま
での距離で決まる1次の定在波は344Hzで発生し、実機
の再生周波数特性は第15図に示されるように1次の定在
波で340Hz付近にピークが見られ、さらに音導管5内の
二次の定在波により800Hz付近にもピークが見られる。
この周波数に合わせたヘルムホルツ形共鳴体の各々のパ
ラメータは、 340Hzのとき 連通管3aの半径・・・0.8cm 連通管3aの長さ・・・0.4cm 空気室3bの体積・・・360cm3 800Hzのとき 連通管13aの半径・・・1.4cm 連通管13aの長さ・・・0.4cm 空気室13bの体積・・・130cm3 を得る。
このようにヘルムホルツ形共鳴体の付設により、第15
図に示す如く実機での再生音圧周波数特性でも340Hz、8
00Hz付近に発生していたピーク(図中のB)がこの発明
の実施例では両方ともなくなり平坦な特性(図中のA)
になっている。
なお、ヘルムホルツ形共鳴体3、13の音響的質量は連
通管3a,13aによっても、あるいはまたドロンコーン(後
述する実施例参照)によっても構成することができる。
実施例11〜13 以下この発明をテレビジョン受像機に用いた実施例に
ついて説明する。すなわち第16図(A)はこの発明のス
ピーカー装置をテレビジョン受像機50に用いた場合の平
面図、第16図(B)はその正面図、第16図(C)はその
一部を断面で示した側面図であり、第17図(A)はこの
発明のスピーカー装置の垂直断面図、第17図(B)は同
じく音導筐の水平断面図である。
すなわち、この発明のスピーカー装置ではバッフル板
11の正面にスピーカーユニット1とこれを内蔵するキャ
ビネット12とを取り付け、バッフル板11の正面には音導
筐15をこのバッフル板11と平行に取り付け、これらの間
に形成される空間を中央の放音室14とその隔壁(音導管
の役割をする)16に設けた貫通穴(連通管の役割をす
る)17を通して連通された当該音導筐15内での定在波の
吸収用の外側の空気室(ヘルムホルツ形共鳴体の本体空
気室の役割をする)18とに劃成している点に特徴があ
る。
以上のように構成しているので、これを組み込んだテ
レビジョン受像機の両側に物を置いても音質の劣化がな
く、また音動筐15における中央の放音室14の隔壁16に設
けた貫通穴17と、これに連通する空気室18による吸音作
用により狭い放音室14内での音の反射による中音域の周
波数における音圧レベルのピークを抑えると共に、音導
筐15内には従来のような吸音材を使用しないので、高音
域の音圧レベルの低下の少ない良好な音響効果を得るこ
とができる。
また、第18図(A)(B)はこの発明の他の実施例を
示すものであり、この実施例の場合はバッフル板11の正
面に音導筐15の開口部を取りつけることで、スピーカー
ユニット1からの音の放射が直進的に行われるようにし
ている点において相違するがその他の構成は第17図
(A)及び第17図(B)のものと同様になっている。
なお、この実施例ではキャビネット12に位相反転用の
ポート管を有していないが、ポート管を有する位相反転
型キャビネット(後述する実施例参照)にしてもよく、
この場合はさらに低音域を改善できる。
実施例14〜17 第19図はこの発明の他の好適な実施例を示すものであ
って、第18図に示す実施例のキャビネット12に位相反転
用のポート管19を設けたものであり、このポート19は、
両端開放の中空状のもので一端をスピーカユニット1を
内蔵したキャビネット12内に空気が出入りするように連
通させて固定し、他端19aを音導筐15の放音面14aに隣接
させて配置したものである。そしてこのスピーカー装置
では第18図にもとずく実施例で示した効果に加えこのポ
ート管19によりスピーカ1の背面音圧が放音面19aに導
かれて、仮想同軸の低音域の再生が行われる。
第20図はこの発明の変形であり音導筐15の隔壁16の形
状を曲面ホーン形状にしたものであり、上述した第19図
に示す実施例に較べ更に放音室内での多次の定在波の原
因となる音の反射を抑制し良好な音圧周波数特性が得ら
れる。
第21図及び第22図は、この発明の他の実施例を示すも
のであり、この実施例は先に記述した第17図(A)
(B)及び第18図(A)(B)に示す実施例の音導筐15
の隔壁16に設けた貫通穴17の吸音フィルタ20を設けたも
のであり、この実施例では吸音フィルタ20として連続発
泡の発泡ウレタンからなる厚さ2mmのものを使用してい
る。この吸音フィルタ20により本実施例では第17図、第
18図に示した実施例の効果に加えて更に、貫通穴17を通
る空気の流動量が調整できるので、さらにピーク・ディ
ップの少ない平坦な音圧周波数特性を第23図に示すよう
に得ることができる。
すなわち第23図は、横軸に周波数、縦軸に出力音圧レ
ベルをとり、隔壁16に貫通穴17のない従来例を曲線A
で、隔壁16に貫通穴17を設けた第17、18図に示す実施例
を曲線Bで、第21、22図に示す貫通穴17に吸音フィルタ
20を設けた実施例を曲線Cで示したものであり、図に示
すように曲線Aは1次、2次のピーク・ディップ部を有
する波形であるが曲線Bでは曲線Aの1次2次のピーク
部が共鳴過多でディップ部となるように反転している。
曲線Cではこれらピーク・ディップ部分が、全体として
平坦となりピーク・ディップのないなめらかな特性曲線
となっている。
次にドロンコーンを用いて音圧周波数特性のピーク・
ディップを改善する好適な実施例を紹介する。
実施例18〜23 第24図及び第25図に示す実施例において21はドロンコ
ーンであり、音導筐15の隔壁16に装着されている。ドロ
ンコーン21はその前面が音導筐15の放音室14に対向し、
背部は密閉された空気室18に収納されている。ドロンコ
ーン21は音導筐15の隔壁16にねじで固着されたフレーム
23に、振動板24がエッジ25で支持されている。振動板24
の裏面にはボビン26か固着され、ボビン26はスパイダ27
でフレーム23に支持されている。
ドロンコーン21の振動板24は放音室14からの音圧を受
けて振動し、この振動板24を動かす音のエネルギーが吸
収される。振動する周波数は次式で示すドロンコーン21
の共振周波数fに限られる。
すなわち、ドロンコーン21の共振周波数fは、放音室
14内に発生する音圧のピークになる周波数に一致するよ
うに調整される。この調整は、ドロンコーン21の振動板
24の質量の増減、スパイダ27、エッジ25等支持系のコン
プライアンスの調整などにより達せられる。このように
して、ドロンコーン21により、中低音域の特定周波数の
ピークだけを減衰させることが可能となる。
ここに、m0:振動系の等価質量 m0=m1+m2 m1:振動板24の質量 m2:空気の付加質量 s0:支持系の等価スティフネス s0=s1+s2+s3 s1:エッジ25のスティフネス s2:スパイダ27のスティフネス s3:空気室18内空気のスティフネス 第26図乃至第29図はこの発明の他の実施例を示すもの
で第26図は1個のドロンコーン21を備えた音導筐15をバ
ッフル板11にほぼ垂直に装着したものであり、スピーカ
ユニットからの音の放射の障害が少なく、特に高音域の
放射効率が良くなるものである。第27図及び第28図はド
ロンコーン21を2個設けて吸音量を増加させたものであ
り第27図は音導筐15をバッフル板11にほぼ垂直に装着し
たもの第28図は同じく平行に配置したものである。
第29図はこの発明の他の好適な実施例を示すもので、
2個のドロンコーンのうちの一方のドロンコーン21の背
部が収納される空気室18Aを他方の空気室18よりも狭く
したものである。これにより、お互いのドロンコーン21
の共振周波数を異ならせたものであり、複数個の周波数
のピークを吸音することが可能となる。なお、上記共振
周波数の調整は、既述のようにドロンコーン21自体のス
パイダ27、エッジ25のコンセプライアンスを調整しても
可能である。
第30図はこの発明の他の実施例を示すもので、図にお
いて、31はドロンコーン21の背部に固定された磁気回路
で、マグネット31a、トッププレート31b及びボトムプレ
ート付きポール31cからなっている。32は磁気回路31の
磁気空隙中に配置されボビン26に設けられたコイルで、
コイル32の両端はリード線33により可変抵抗34に接続さ
れている。
すなわち、コイル32はドロンコーン21の共振により振
動して電圧を発生し、リード線33を通じて可変抵抗34に
電流が流れる。可変抵抗34を調整することにより、電流
が変化し、コイル32と磁気回路31間の電磁力が変化す
る。これで、ドロンコーン21の振動に制動力を作用させ
ることができ、ドロンコーン21の共振振動の制動量を、
ドロンコーン21自体の持つ機械抵抗に加えて増加させる
ことができる。そして、この増加量も調整自在となり、
音響エネルギーの吸収量も調整可能となり、音圧周波数
特性の平坦化が更に容易となる。
第31図は第30図の等価回路図であり、図においてFは
ドロンコーン21の放音室14の音圧及び音響エネルギによ
り駆動される駆動力、mdはドロンコーン21の振動系等価
質量、rdはドロンコーン21の機械抵抗、cdはドロンコー
ン21の支持系のコンプライアンス、ccはキャビネット12
のコンプライアンス、rvは可変抵抗34の抵抗分である。
ドロンコーン21の共振周波数は、下記の式により決定
され、質量wd、空気室18の容積等の増減により容易に調
整できる。また、ドロンコーン21の制動量は、Q=2π
fmd/(rd+rv)により決定され、抵抗rvの増減により調
整できる。なお、第25図に示すドロンコーン21の場合の
等価回路図は、第31図の可変抵抗rvがない状態(rv
∞)に相当する。
第32図に音圧周波数特性を示す。曲線Aは従来装置を
示し、約340Hzにピークが発生している。曲線Bは共振
周波数は合致したが制動量過多でディップとなってい
る。曲線Cは共振周波数及び制動量共に合致し、フラッ
トな特性になっている。
産業上の利用の可能性 この発明のスピーカ装置はテレビジョン受像機の音声
再生装置に限らず一般家庭用のステレオ装置や車載用ス
テレオ装置など高品質の再声音を必要とする音声再生機
器に適用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3 −45690 (32)優先日 平3(1991)2月20日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 本田 吉朋 福島県郡山市栄町2番25号 三菱電機エ ンジニアリング株式会社東京事業所郡山 支所内 (72)発明者 菅野 忠明 福島県郡山市栄町2番25号 三菱電機エ ンジニアリング株式会社東京事業所郡山 支所内 (72)発明者 斉藤 晴久 福島県郡山市栄町2番25号 三菱電機株 式会社郡山製作所内 (56)参考文献 特開 平1−135295(JP,A) 特開 平1−272296(JP,A) 特開 昭54−34228(JP,A) 特開 昭56−125189(JP,A) 実開 昭48−78827(JP,U) 実開 平1−59396(JP,U) 実開 昭57−136857(JP,U) 特公 昭61−61597(JP,B2) 特公 昭57−1196(JP,B2) 実公 昭54−18901(JP,Y2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカユニットの前面に設けた音導管
    と、この音導管に配設され、前記音導管にその内部と連
    通管で連結した空間を有し、この音導管の内部に生じる
    定在波と共鳴する共鳴手段とを備え、前記共鳴手段を前
    記スピーカユニットの振動板前面から前記音導管の長さ
    の1/2以内に配設したことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 【請求項2】スピーカユニットの前面に設けた音導管の
    一部にその内部と連通管で連結した空間を有し、前記音
    導管の内部に生じる定在波と共鳴する共鳴手段と、この
    共鳴手段の空間の容積を可変とする容積可変手段とを備
    えたことを特徴とするスピーカ装置。
  3. 【請求項3】スピーカユニットの放音面と音導管の放音
    面が不平行に配設されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のスピーカ装置。
  4. 【請求項4】放音面を開放してスピーカユニットを支持
    する支持板と、前記支持板の前記スピーカユニットの放
    音面側に、前記スピーカユニットの外周を三方から挟む
    ように突設した隔壁と、前記スピーカユニットの前記放
    音面から離間して配設されるとともに前記隔壁と係合
    し、前記スピーカユニットの放音面とは放音面が互いに
    その延長面上において交叉するように配設された音導管
    を形成する音導筐と、前記音導管にその内部と連通管で
    連結した空間を有し、この音導管の内部に生じる定在波
    と共鳴する共鳴手段とを備え、前記共鳴手段を前記スピ
    ーカユニットの振動板前面から前記音導管の長さの1/2
    以内に配設したことを特徴とするスピーカ装置。
  5. 【請求項5】スピーカユニットの前面に設けた音導管の
    一部に、前面が接するとともに背面が密閉空気室で覆わ
    れて前記音導管の内部に生じる定在波の周波数で振動す
    るドロンコーンを備えたものであることを特徴とするス
    ピーカ装置。
  6. 【請求項6】ドロンコーンに、このドロンコーンの振動
    を制動しかつその制動量を調整可能にする電磁制動装置
    を備えたことを特徴とする請求項5記載のスピーカ装
    置。
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