JP2605030Y2 - 沈澱池 - Google Patents

沈澱池

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JP2605030Y2
JP2605030Y2 JP1993038944U JP3894493U JP2605030Y2 JP 2605030 Y2 JP2605030 Y2 JP 2605030Y2 JP 1993038944 U JP1993038944 U JP 1993038944U JP 3894493 U JP3894493 U JP 3894493U JP 2605030 Y2 JP2605030 Y2 JP 2605030Y2
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充弘 藤原
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藤原 利美
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、円形や方形の沈澱池
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、円形沈澱池は、池上方に設け
られた歩廊にモーターを固定し、同モーターに結合され
た回転軸により駆動自在に構成したものが一般的であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような駆動方式
は、構造が複雑にならざるを得なかった。
【0004】この考案は上記問題を解消するためになさ
れたもので、その目的とするところは、構造の簡略化を
図るようにした沈澱池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の考案は、池中央の回転中心まわりで
回転自在にした汚泥スクレーパを池底に備えた円形ある
いは方形の沈澱池において、前記汚泥スクレーパ側には
超電導電磁石が、またそれに対向する沈澱池底壁には周
方向に電磁石が配列され、これらにより汚泥スクレーパ
が回転駆動可能になっていることを特徴とする。請求項
2記載の考案は、汚泥スクレーパが、回転中心に沿って
昇降自在とされている。請求項3記載の考案は、汚泥ス
クレーパ側には、沈澱物の上に沿って滑走するそり部材
が設けられている。請求項4記載の考案は、固定の回転
軸と、同回転軸のまわりで回転自在にした汚泥スクレー
パとを池底に備えた円形あるいは方形の沈澱池におい
て、前記汚泥スクレーパの上方には、駆動アームが水平
回転可能に設けられ、同アーム側には超電導電磁石が、
またそれに対向する沈澱池側には周方向に電磁石が配列
され、これらにより駆動アームが回転駆動されるととも
に減速機構を介して前記汚泥スクレーパが介駆動される
ようになっていることを特徴とする。請求項5記載の考
案は、汚水が池底中央からパイプにより池内に導かれる
ようにされるとともに、同パイプの上端には、前記導か
れた汚水を受けて下向きに流れを変換する制御体が取付
けられている。請求項6記載の考案は、池内には浄化手
段が設けられ、同浄化手段は、汚泥スクレーパの回転運
動によりエアーが供給されるようになっている。
【0006】
【実施例】以下、図示した実施例を参照してこの考案を
詳細に説明する。図1、図2は、この考案の一実施例で
ある円形沈澱池を示している。1は円形の沈澱池であ
り、周壁2と円錐形の底壁3を備えている。同沈澱池1
には水面4が設定され、バッフルプレート5および越流
堰6を備えて、越流堰6から上澄水が抜き出されるよう
になっている。
【0007】沈澱池1の底部中央には、汚泥ピット7が
形成され、同ピット7には汚泥排出パイプ8が接続され
ている。汚泥ピット7の上部開口には、受筒9が埋め込
み固定され、同筒9には、周方向に複数枚の受板10を
介して回転支持軸11が垂直に固定されている。
【0008】15は汚泥スクレーパで、同スクレーパ1
5は、外周対向位置に2枚設けられている。汚泥スクレ
ーパ15は、回転支持軸11まわりに嵌まり合う回転筒
16を介して回転・昇降可能に備えられている。そし
て、汚泥スクレーパ15のウイング中程底部にはそり形
をした超電導電磁石17が取付けられ、底壁3内には周
方向に多数の電磁石18…が埋め込み固定されている。
【0009】汚泥スクレーパ15は、超電導電磁石17
と電磁石18により微速回転しながら池底に溜まる沈澱
物を掻き寄せ、汚泥ピット7内に回収する。同沈澱物は
汚泥排出パイプ8を通じて次の処理設備内に導かれる。
沈澱池1の底に沈澱物が多く溜まるようになると、超電
導電磁石17を兼用するそりが沈澱物を乗り上げて回避
動作をするようになる。その時、回転筒16は回転支持
軸11に沿って上方へ逃げる。19は覆いを兼ねたスト
ッパーであり、20はカバーである。
【0010】なお、汚泥スクレーパ15からは支柱2
1,21が立てられ、同支柱21,21の上端を介して
スカム掻寄板22が取付けられている。同スカム掻寄板
22は、水面4上のスカムを掻き寄せてスカム回収ボッ
クス23内に回収し、スカムパイプ24を通じて排出す
る。
【0011】図3、図4は他の実施例を示している。こ
の実施例において、30は円形沈澱池で、周壁31と底
壁32を備える。底中央には汚泥ピット33が形成さ
れ、その底から汚泥排出パイプ34により汚泥が排出さ
れるようになっている。汚泥ピット33の上部開口に
は、受筒35が埋め込み固定され、同筒35には、周方
向に複数枚の受板36を介して回転支持軸37が垂直に
固定されている。
【0012】38は汚泥スクレーパで、同スクレーパ3
8は、外周対向位置に2枚設けられている。汚泥スクレ
ーパ38は、回転支持軸37まわりに嵌まり合う回転筒
39を介して回転・昇降可能に備えられている。この汚
泥スクレーパ38の底部にはそり部材を備えてもよい。
【0013】40は駆動アームで、同アーム40は、回
転支持軸37の上端に水平回転可能に設けられている。
駆動アーム40は、先端に超電導電磁石41を備える一
方、これに対向する沈澱池30の周壁31には電磁石4
2…が多数埋め込まれている。そして、駆動動アーム4
0が回転すると、伝達筒43の第1ピニオン44と固定
側の第2ピニオン45を介して外周のギア46を回転連
動させるようになっている。ギア46は汚泥スクレーパ
38と結合されている。第1ピニオン44、第2ピニオ
ン45、ギア46は減速機構を構成する。
【0014】すなわち、駆動アーム40がリニア駆動で
回転されると、伝達筒43から第1ピニオン44、第2
ピニオン45を介してギア46が回転駆動される。これ
により、汚泥スクレーパ38が駆動アーム40よりもか
なり減速されて回転駆動される。
【0015】図5は他の実施例を示す。この実施例で、
50は円形沈澱池で、周壁51と底壁52を備える。底
中央には汚泥ピット53が形成され、その底から汚泥排
出パイプ54により汚泥が排出されるようになってい
る。汚泥ピット53の上部開口には、受筒55が埋め込
み固定され、同筒55には、周方向に複数枚の受板56
を介して汚水流入筒57が垂直に固定されている。
【0016】58は汚泥スクレーパで、同スクレーパ5
8は、外周対向位置に2枚設けられている。汚泥スクレ
ーパ58は、汚水流入筒57まわりに嵌まり合う回転筒
59を介して回転・昇降可能に備えられている。前記汚
泥スクレーパ58には超電導電磁石61がまた超電導電
磁石50には電磁石62…が設けられて、スクレーパ5
8が回転駆動されるようになっている。
【0017】流入筒57の上端には、導かれた汚水を受
けて下向きに流れを変換する制御体60が取付けられて
いる。なお、こらからの汚水は、図5の左側に示した斜
板63に当たるようにしたり、右側に示したスポンジ6
4に当たるようにする。斜板63に汚水が当たる時、汚
水の流れは失速して穏やかに沈澱池50内に流れ込むと
ともに汚泥スクレーパ58の回転を促進する。また、ス
ポンジ64は、汚水をより有効に失速させる。同スポン
ジ64の面は斜めにしてもよい。
【0018】図6は他の実施例を示す。同実施例で、7
0は汚水流入筒で、その上端にケーシング71が取付け
られ、同ケーシング71内には汚水を浄化する手段72
が粒状のものとして充填されている。この浄化手段72
には、浄化をより有効にするため、エアーが送り込まれ
るのであり、そのため、汚泥スクレーパ73の先端に球
74を、また沈澱池79側に弾性球75が設けられてい
る。スクレーパ73が回転してくると、球74が弾性球
75を押さえ付けて内部のエアーを多孔の供給パイプ7
6内に送り込むのである。77はポンプ、78はチェッ
クバルブを示している。前記浄化手段72は(株)ドウ
・サイエンス製のDSバイオ(商品名)と呼ばれる生物
酸化濾材を使用してある。
【0019】
【考案の効果】この考案は以上のように、構造の簡略化
が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である円形沈澱池を示す縦
断面図。
【図2】そり部材の要部断面図。
【図3】他の実施例を示す縦断面図。
【図4】その平面図。
【図5】他の実施例を示す縦断面図。
【図6】他の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 30 50 79 沈澱池 15 38 58 79 汚泥スクレーパ 17 42 61 超電導電磁石 18 42 62 電磁石

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 池中央の回転中心まわりで回転自在にし
    た汚泥スクレーパを池底に備えた円形あるいは方形の沈
    澱池において、前記汚泥スクレーパ側には超電導電磁石
    が、またそれに対向する沈澱池底壁には周方向に電磁石
    が配列され、これらにより汚泥スクレーパが回転駆動可
    能になっていることを特徴とする沈澱池。
  2. 【請求項2】 汚泥スクレーパが、回転中心に沿って昇
    降自在とされている請求項1記載の沈澱池。
  3. 【請求項3】 汚泥スクレーパ側には、沈澱物の上に沿
    って滑走するそり部材が設けられている請求項1または
    2記載の沈澱池。
  4. 【請求項4】 固定の回転軸と、同回転軸のまわりで回
    転自在にした汚泥スクレーパとを池底に備えた円形ある
    いは方形の沈澱池において、前記汚泥スクレーパの上方
    には、駆動アームが水平回転可能に設けられ、同アーム
    側には超電導電磁石が、またそれに対向する沈澱池側に
    は周方向に電磁石が配列され、これらにより駆動アーム
    が回転駆動されるとともに減速機構を介して前記汚泥ス
    クレーパが介駆動されるようになっていることを特徴と
    する沈澱池。
  5. 【請求項5】 汚水が池底中央からパイプにより池内に
    導かれるようにされるとともに、同パイプの上端には、
    前記導かれた汚水を受けて下向きに流れを変換する制御
    体が取付けられている請求項1から4までのいずれかに
    記載の沈澱池。
  6. 【請求項6】 池内には浄化手段が設けられ、同浄化手
    段は、汚泥スクレーパの回転運動によりエアーが供給さ
    れるようになっている請求項1から5までのいずれかに
    記載の沈澱池。
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