JP2604872B2 - エアフィルタ - Google Patents

エアフィルタ

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JP2604872B2
JP2604872B2 JP3762390A JP3762390A JP2604872B2 JP 2604872 B2 JP2604872 B2 JP 2604872B2 JP 3762390 A JP3762390 A JP 3762390A JP 3762390 A JP3762390 A JP 3762390A JP 2604872 B2 JP2604872 B2 JP 2604872B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気清浄機等のエアフィルタに関するもので
ある。
従来の技術 近年、快適な環境を得るために空気中に放散されてい
るタバコの煙や塵埃を除去する空気清浄機が多く使用さ
れることとなり、空気清浄機に用いられるフィルタの長
寿命化の要望が高まってきている。
従来の空気清浄機フィルタについて第7図および第8
図を参照しながら説明する。第1実施例は第7図に示す
ように静電フィルタ材の中でも自分自身が帯電している
エレクトレット材18をエアフィルタとして用い、矢印の
方向に空気を流してエレクトレット材18を通過させるこ
とにより、空気中の粉塵粒子をさえぎったり、特に帯電
した粒子はクーロン力により除去していた。第2実施例
の電気式集塵のエアフィルタでは、第8図に示すように
アルミニウム等の金属の平板よりなる第1の電極19と第
2の電極20の間を空気を通し、両電極間に直流高圧電源
4の高電圧を印加することにより除去していた。またク
ーロン力による粉塵粒子の除去力を上げるため、エアフ
ィルタの前に粉塵を帯電させるイオナイザを併用してい
る。
発明が解決しようとする課題 このような従来の第1実施例のエアフィルタではエレ
クトレット材18の面に対して垂直に空気を通過させるた
め、圧力損失が大きいという問題がある。特にエレクト
レット材を複数層使用したり、脱臭フィルタ等を併用し
たりしてエアフィルタが厚くなると、空気を流すための
ファンモータ(図示していない)としてはパワーの大き
なものが必要となる。たとえば騒音の小さいクロスフロ
ーファンは使用できず、シロッコファンが必要となり、
大きなモータが必要となる。
また、帯電した粒子がエレクトレット材18に付着すれ
ばエレクトレット材18のその部分の帯電は中和されてし
まうので、エアフィルタとしての寿命は短いという問題
があった。また第2実施例のエアフィルタでは、第1電
極板19と、第2電極板20の間を空気を通すので圧損は少
なく、電気集塵のために寿命も長くなる。しかし電極材
料は使用量が多く、加工工数もかかるので高価なものと
なる。また初期特性を第1実施例のものと同等にするに
は、極板間距離を小さくする必要があり、薄くする必要
のある場合には技術的にも製造的にも非常に難しくな
る。また、寿命をさらに長くするためには漏れ電流の大
きさやトラッキング対策が必要であった。
本発明は上記課題を解決するもので、圧力損失が小さ
く、長寿命化を図れて長期に亘って優れた集塵性能を維
持できる安価なエアフィルタを提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、第1の手段は、
プリーツ状の静電フィルタ材と、第1の電極と、第2の
電極とを備え、前記静電フィルタ材のプリーツ状の折り
曲げ部の少なくとも一部を切断して切断部を設けたもの
である。
また、第2の手段は、第1電極または第2電極のうち
少なくとも一方と、静電フィルタ材の折り曲げ部との間
に絶縁材を介在させて、前記電極と前記静電フィルタ材
との間に空間部を形成したものである。
また、第3の手段は、静電フィルタ材と、第1の電極
と、第2の電極とを備え、前記静電フィルタ材が不織布
であるとともに、その不織布の隙間より大なる孔を備え
たものである。
また、第4の手段は孔の形状を同径で貫通するもので
はない形状としたものである。
また、第5の手段は第1の電極を静電フィルタ材の一
方の面側に配し、第2の電極を前記静電フィルタ材の他
方の面側に配するとともに、第2の電極を外側に面して
設け、高圧電源のアース電位に近い側を前記第2の電極
に接続したものである。
また、第6の手段は静電フィルタ材が外部電界中にお
かれなくともそれ自身が帯電しているエレクトレット材
であるものである。
作用 本発明は上記した第1の手段の構成により、静電フィ
ルタ材のプリーツ加工による折り曲げ部の一部を切断し
ているのでその切断部により空気の圧力損失を小さくす
ることができるものである。
また、第2の手段の構成により、電極と静電フィルタ
材との間に空間部を形成されるので、漏れ電流の増加が
抑えられトラッキングの発生が緩和されるものである。
また、第3の手段の構成により、空気の一部が静電フ
ィルタ材を抵抗なく通過することとなり、空気の圧力損
失を小さくすることができるものである。
また、第4の手段の構成により、孔の形状を周径で貫
通するものではない形状としたので、集塵効率の定価が
小さくてすむものである。
また、第5の手段の構成により、外側に面する電極に
は高圧電源のアース電位に近い側が接続されているの
で、安全性を向上することができる。
また、第6の手段の構成により、エレクトレット材自
身が高い集塵性能を有するとともに、エレクトレット材
上の集塵による過剰の電荷を中和して、電荷を帯電させ
ないようにすることにより、集塵性能を長期にわたって
高いレベルに維持することはできる。
実施例 以下、本発明の第1実施例を第1図を参照しながら説
明する。
図に示すように、Cu,Al,Fe,ステンレス等よりなる金
網やラス板もしくはCを混合したポリプロピレン樹脂等
よりなる導通ネットを用い通風孔1aおよび2aを設けた平
板状の第1電極1および第2電極2とし、自体が帯電し
ているエレクトレット材あるいは外部電界中におかれた
ときに分極して帯電したのと同様の性質を有する誘電フ
ィルタ材(ポリプロピレンやポリエステルやウレタン等
の高分子の不織布よりなるもの)よりなりプリーツ状加
工をした静電フィルタ材3を前記第1電極1と第2電極
2との間に配設して、高圧電源4を第1電極1と第2電
極2に接続したものである。
上記構成において動作を説明すると、第1電極1と第
2電極2間に電界が生じ、静電フィルタ材3は電界を帯
び、矢印の方向から第1電極1に対向して流れた空気が
第1電極1の通風孔1aを通り、空気中に含まれた塵埃は
静電フィルタ材3に吸着され集塵されるもので、このと
き静電フィルタ材3はプリーツ状加工をして表面積が増
加されているので、集塵面積が拡くなるとともにプリー
ツ状加工をした静電フィルタ材3は第1電極1および第
2電極2に対する接触部が少ないので漏れ電流の増加が
抑えられトラッキングも発生しにくくなる。また静電フ
ィルタ材3は集塵により帯電した電荷を放電する効果や
集塵時の帯電を抑える効果や電界による誘電作用で集塵
性能は長寿命となるものである。
次に本発明の第2実施例の構成を第2図を参照しなが
ら説明する。なお、第1実施例と同一部分については同
一番号を付けて詳細な説明は省略する。
図に示すように、外側に面する側に第2電極2を設
け、この第2電極2間に静電フィルタ材3を介在して第
1電極1を配設し、高圧電源4の正側を第1電極1に接
続し、高圧電源4の負側を第2電極2に接続し、2段集
塵を行うようにしたものである。
上記構成の動作は第1実施例と同様に行われるもの
で、第1実施例に比較してさらに集塵効果が向上すると
ともに、人が触れる可能性がある外側に面する側を負側
にしているので安全性が高められるものである。
次に本発明の第3実施例の構成を第3図を参照しなが
ら説明する。
図に示すように、プリーツ状に加工した静電フィルタ
材5に多数の孔6を設けたものである。プリーツ状加工
は山の高さが7mm以下になれば折り曲げ部のしろ等のた
めに圧損を下げる効果が少し小さくなるため、多数の孔
6を設けて圧損の低下を行うもので、孔6の形状は同径
で貫通するものではなくツボネジ状に形成した方が集塵
効率の低下が小さくてすむものである。
次に本発明の第4実施例の構成を第4図を参照しなが
ら説明する。
図に示すように、プリーツ状に加工した静電フィルタ
材7の折り曲げ部8の一部を切断して折り曲げ部の一部
を除去した切断部9を設けたものである。このように圧
損を下げる効果の少ない一部を切断して除去することに
より、圧力損失の低下を実現したもので、切断部9を設
けることによる集塵性能の低下は小さいものである。ま
た静電フィルタ部分と電極部間には空間ができるので漏
れ電流の増加が抑えられトラッキングも発生しにくいも
のである。
次に本発明の第5実施例を第5図および第6図を参照
しながら説明する。
図に示すように、ABS,PS,PP等の樹脂により形成した
一対のフィルタ上枠10に突起11を設け、Cu,Al,Fe,ステ
ンレス等よりなる導線12を、前記突起11に掛けて導線12
を蛇行状に張架して通風孔13を設けた第1電極を構成し
ている。そして、フィルタ上枠10とフィルタ下枠14間に
プリーツ加工された静電フィルタ材15を配設せしめたも
のである。なお第2電極(図示せず)が前記フィルタ下
枠14下方に設けられたものである。
上記の構成によれば、フィルタ枠の厚み寸法だけ静電
フィルタ材15と電極となる導線12との間に空間部が形成
されるので、漏れ電流の増加が抑えられトラッキングの
発生が緩和されるものである。
また、第6図に示す第6実施例のように静電フィルタ
材16の折り曲げ部分に絶縁スペーサ17を設け、静電フィ
ルタ材16のプリーツの保持と、電極との間に空間部を形
成するようにしても良いことはいうまでもない。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、静
電フィルタ材をプリーツ状に加工し、通風の小さい、す
なわち集塵効率の低い折り曲げ部分の一部を切断してい
るので、集塵性能をあげ、かつ、圧力損失を小さくする
ことができる。また、静電フィルタ材部分と電極部間に
は空間ができるので漏れ電流の増加が抑えられ、トラッ
キングが発生しにくい。
また、電極と静電フィルタ材との間に空間部を形成さ
れるので、漏れ電流の増加が抑えられトラッキングの発
生が緩和されるものである。
また、静電フィルタ材が不織布であるとともにその不
織布の隙間より大なる孔を備えることにより、空気の圧
力損失を小さくすることができるものであり、圧力損失
の調整ができる。
また、孔の形状を周径で貫通するものではない形状と
することにより、集塵効率の低下が小さくてすむもので
ある。
また、外側に面する電極に高圧電源のアース電位に近
い側を接続することにより、安全性を向上することがで
きる。
また、エレクトレット材自身が高い集塵性能を有する
とともに、エレクトレット材上の集塵による過剰の電荷
を中和して、電荷を帯電させないようにすることによ
り、集塵性能を長期にわたって高いレベルに維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のエアフィルタの斜視図、
第2図は同第2実施例のエアフィルタの側面図、第3図
は同第3実施例の静電フィルタの斜視図、第4図は同第
4実施例の静電フィルタ材の斜視図、第5図は同第5実
施例のエアフィルタの斜視図、第6図は同第6実施例の
静電フィルタ材の斜視図、第7図及び第8図は従来例の
断面図である。 1……第1電極、2……第2電極、3,5,7……静電フィ
ルタ材、6……孔、8……切断部。
フロントページの続き (72)発明者 木村 泰三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−75846(JP,U) 実開 昭50−83659(JP,U) 特公 昭63−40143(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリーツ状の静電フィルタ材と、第1の電
    極と、第2の電極とを備え、前記静電フィルタ材のプリ
    ーツ状の折り曲げ部の少なくとも一部を切断して切断部
    を設けたエアフィルタ。
  2. 【請求項2】第1電極または第2電極のうち少なくとも
    一方と、静電フィルタ材の折り曲げ部との間に絶縁材を
    介在させて、前記電極と前記静電フィルタ材との間に空
    間部を形成した請求項1記載のエアフィルタ。
  3. 【請求項3】静電フィルタ材と、第1の電極と、第2の
    電極とを備え、前記静電フィルタ材が不織布であるとと
    もにその不織布の隙間より大なる孔を設けたエアフィル
    タ。
  4. 【請求項4】孔の形状を同径で貫通するものではない形
    状とした請求項3記載のエアフィルタ
  5. 【請求項5】第1の電極を静電フィルタ材の一方の面側
    に配し、第2の電極を前記静電フィルタ材の他方の面側
    に配するとともに、第2の電極を外側に面して設け、高
    圧電源のアース電位に近い側を前記第2の電極に接続し
    た請求項1〜4のいずれか記載のエアフィルタ。
  6. 【請求項6】静電フィルタ材が外部電界中におかれなく
    ともそれ自身が帯電しているエレクトレット材である請
    求項1〜5のいずれか記載のエアフィルタ。
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