JP2602379Y2 - ウイング車における荷くずれ防止装置 - Google Patents

ウイング車における荷くずれ防止装置

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JP2602379Y2
JP2602379Y2 JP1993070729U JP7072993U JP2602379Y2 JP 2602379 Y2 JP2602379 Y2 JP 2602379Y2 JP 1993070729 U JP1993070729 U JP 1993070729U JP 7072993 U JP7072993 U JP 7072993U JP 2602379 Y2 JP2602379 Y2 JP 2602379Y2
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wing
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JP1993070729U
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高志 加藤
裕樹 小笠原
次男 深沢
治雄 有馬
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等においてウ
イングボディを有する所謂ウイング車の内部の荷くずれ
を防ぐための荷くずれ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7に示すように、ウイング車に
おいて、倒L字形および逆倒L字形の左右のウイングパ
ネル(51)の側壁(52)および天井壁(53)の各内側板(52a)
(53a)が長さ方向に一定幅で切欠され、該切欠部におけ
る各縦材(54)に該縦材を横方向に貫通する貫通孔(55)が
それぞれ形成され、この各貫通孔(55)に掛止用棒材(56)
を挿通して固定していた。そして、側壁(52)と天井壁(5
3)の各掛止用棒材(56)にゴムバンド(57)両端のフック(5
8)を掛止することにより、側壁(52)と天井壁(53)間にゴ
ムバンド(57)を張設し、ウイングパネル(51)を閉めるこ
とで、張設された左右のゴムバンド(57)がウイングボデ
ィ(58)内の荷物を抑えてその荷くずれを防止するもので
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の荷くずれ防
止装置の場合、側壁(52)および天井壁(53)の各内側板(5
2a)(53a)が長さ方向に一定幅で切欠しなければならず、
また縦材(54)に掛止用棒材(56)を通すための所定径の貫
通孔(55)を形成する必要がある等、その組立て作業に多
大の手間と時間を要するという問題があった。更に、ウ
イングパネル(51)の一部が切欠されて内面に凹所ができ
ると共に該凹所に縦材(54)等が露出するため、外観的に
も体裁が良くないという欠点があった。
【0004】本考案の目的は、組立てが容易で、しかも
ウイングボディの内部の体裁を損ねることがないウイン
グ車における荷くずれ防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のウイング車にお
ける荷くずれ防止装置は、側面から見て、略倒L字形の
左側ウイングパネルおよび略逆倒L字形の右側ウイング
パネルの各側壁と天井壁間にそれぞれ荷物押え用バンド
が掛け渡されているウイング車における荷くずれ防止装
置であって、側壁および天井壁の縦材に対して互いに一
定間隔を保って交叉状に設けられている2本の横材と、
これら横材に互いに対向して形成されている凹溝と、両
端に凹溝内に嵌入可能で且つ横材に固定される鍔部を有
すると共にこれら両鍔部間に一体に形成され且つ各ウイ
ングパネルの外側方向へ窪んだ凹状部を有する基板と、
基板の凹状部の一端部にヒンジによりウイングパネルの
内方へ揺動自在に取付けられ且つ長さ方向に複数の掛止
孔が間隔をあけて形成されている腕板を備えており、
板の内面は、揺動前においては、該腕板が設けられた側
壁内面および天井壁内面と略面一となされ、側壁方向へ
揺動された天井壁の腕板と天井壁方向へ揺動された側壁
の腕板における複数の掛止孔のうちのそれぞれ1つずつ
荷物押え用バンド両端のフックが選択的に掛止される
ようになされているものである。
【0006】
【作用】本考案のウイング車における荷くずれ防止装置
は、天井壁および側壁の横材の対向する凹溝内に基板の
両鍔部を嵌め込んで固定し、この基板の一端部にヒンジ
により腕板を取付けるだけで、荷物押え用バンドの張設
が行える。
【0007】また、本考案のウイング車における荷くず
れ防止装置によれば、ウイングパネルの側壁および天井
壁に、腕板が揺動自在に嵌め込まれる形態となり、側壁
および天井壁の内面は、略平面状となされる。
【0008】
【実施例】本考案の荷くずれ防止装置をトラックのウイ
ングボディに適用した場合の実施例について図面にした
がって説明する。
【0009】図1〜図4に示すように、荷くずれ防止装
置は、側面から見て、略倒L字形の左側ウイングパネル
(1) および略逆倒L字形の右側ウイングパネル(図示せ
ず)の各側壁(3) と天井壁(4) 間にそれぞれ荷物押え用
バンド(5) を掛け渡すためのものであって、側壁(3) お
よび天井壁(4) の縦材(6) に対して互いに一定間隔を保
って交叉状に設けられている2本の横材(7a)(7b)と、こ
れら横材に互いに対向して形成されている凹溝(8a)(8b)
と、両端に凹溝(8a)(8b)内に嵌入可能で且つ横材(7a)(7
b)に固定される鍔部(9a)を有すると共にこれら両鍔部間
に一体に形成され且つ各ウイングパネル(1) の外側方向
へ窪んだ凹状部(9b)を有する基板(9) と、基板(9) の一
端部にヒンジ(10)により各ウイングパネル(1) の内方へ
揺動自在に取付けられ且つ掛止孔(11)が形成されている
腕板(12)を備えており、側壁(3)方向へ揺動された天井
壁(4) の腕板(12)と天井壁(4) 方向へ揺動された側壁
(3)の腕板(12)の各掛止孔(11)に荷物押え用バンド(5)
両端のフック(14)が掛止されているものである。
【0010】図3に示すように、基板(9) の鍔部(9a)
は、横材(7a)(7b)にリベット(13)により固定されてお
り、横材(7a)(7b)における上記基板(9) の鍔部(9a)と反
対側では、同側へ突出した突出壁(17)と縦材(6) 間に内
側板(15)の端部が挟み止められて、該内側板(15)内面と
揺動前の腕板(12)内面とが略面一となされており、縦材
(6) に対して内側板(15)および横材(7a)(7b)がスポット
溶接またはリベットにより固定される。
【0011】ヒンジ(10)は、基板(9) の一端部に形成さ
れている湾曲部(10a) 及び該湾曲部と対向して連成され
ている山型凸部(10b) 及び該山型凸部の両側に形成され
た窪み部(10c)(10d)及び窪み部(10d) を挟んで山型凸部
(10b) と反対側に設けられている顎部(10e) 、並びに腕
板(12)の一端部に形成され且つ上記湾曲部(10a) 内に摺
動自在に嵌め込まれる円弧状部(10f) 及び該円弧状部か
ら突出され且つ上記山型凸部(10b) 及び顎部(10e) に当
接し得る突出部(10g) および突出部(10g) 先端に形成さ
れ且つ窪み部(10d) に回動自在に嵌められた頭部(10h)
とから構成されている。
【0012】上記実施例の荷くずれ防止装置によれば、
図4に示すように、天井壁(4) の腕板(12)を側壁(3) 方
向へ揺動させる一方、側壁(3) の腕板(12)を天井壁(4)
方向へ揺動させ、これら腕板(12)の各掛止孔(11)に荷物
押え用バンド(5) 両端のフック(14)を掛止せしめるもの
である。この際、各腕板(12)のヒンジ(10)において、腕
板(12)の突出部(10g) は、その頭部(10h) を中心として
回動し、顎部(10e) に当接することにより、腕板(12)の
揺動角度が規制されるものである。すなわち、本実施例
では上記構成のヒンジ(10)により天井壁(4) および側壁
(3) における腕板(12)同志が互いに向合うように揺動・
維持されるものである。
【0013】
【考案の効果】本考案のウイング車における荷くずれ防
止装置は、天井壁および側壁の2本の横材の対向する凹
溝内に基板の両鍔部を嵌め込んで固定し、この基板の一
端部にヒンジにより腕板を取付けるだけで、荷物押え用
バンドの張設が行える。したがって、従来のように、ウ
イングパネルにおける天井壁および側壁の内側板を切欠
して、露出した縦材に貫通孔を設けたり、該貫通孔に掛
止用棒材を挿通したりするという面倒な作業が省略で
き、組立て工数が少なくて済むものである。
【0014】また、本考案のウイング車における荷くず
れ防止装置によれば、ウイングパネルの側壁および天井
壁に、腕板が揺動自在に嵌め込まれる形態となり、側壁
および天井壁の内面は、略平面状となされる。したがっ
て、ウイングボディの内側の体裁を損ねることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の荷くずれ防止装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1の荷くずれ防止装置における腕板の揺動状
態を示す斜視図である。
【図3】同じく腕板の揺動状態を示す断面図である。
【図4】本考案の荷くずれ防止装置による荷物押え用バ
ンドの張設状態を示す正面図である。
【図5】従来の荷くずれ防止装置による荷物押え用バン
ドの張設状態を示す正面図である。
【図6】同じく従来の荷くずれ防止装置を備えたウイン
グパネルの斜視図である。
【図7】同じく従来の荷くずれ防止装置における縦材へ
の掛止用棒材の挿通状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) ウイングパネル (3) 側壁 (4) 天井壁 (5) 荷物押え用バンド (6) 縦材 (7a)(7b) 横材 (8a)(8b) 凹溝 (9) 基板 (9a) 鍔部 (9b) 凹状部 (10) ヒンジ (11) 掛止孔 (12) 腕板 (14) フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 有馬 治雄 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニ ウム株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−83841(JP,U) 実開 平3−35833(JP,U) 実開 昭57−59146(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 7/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面から見て、略倒L字形の左側ウイン
    グパネルおよび略逆倒L字形の右側ウイングパネルの各
    側壁(3) と天井壁(4) 間にそれぞれ荷物押え用バンド
    (5) が掛け渡されているウイング車における荷くずれ防
    止装置であって、側壁(3) および天井壁(4) の縦材(6)
    に対して互いに一定間隔を保って交叉状に設けられてい
    る2本の横材(7a)(7b)と、これら横材に互いに対向して
    形成されている凹溝(8a)(8b)と、両端に凹溝(8a)(8b)内
    に嵌入可能で且つ横材(7a)(7b)に固定される鍔部(9a)を
    有すると共にこれら両鍔部間に一体に形成され且つ各ウ
    イングパネルの外側方向へ窪んだ凹状部(9b)を有する基
    板(9) と、基板(9) の凹状部(9b)の一端部にヒンジ(10)
    によりウイングパネルの内方へ揺動自在に取付けられ且
    長さ方向に複数の掛止孔(11)が間隔をあけて形成され
    ている腕板(12)を備えており、腕板(12)の内面は、揺動
    前においては、該腕板(12)が設けられた側壁(3) 内面お
    よび天井壁(4) 内面と略面一となされ、側壁(3) 方向へ
    揺動された天井壁(4) の腕板(12)と天井壁(4) 方向へ揺
    動された側壁(3) の腕板(12)における複数の掛止孔(11)
    のうちのそれぞれ1つずつに荷物押え用バンド(5) 両端
    のフック(14)が選択的に掛止されるようになされている
    ウイング車における荷くずれ防止装置。
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