JP2602256Y2 - 電子時計 - Google Patents
電子時計Info
- Publication number
- JP2602256Y2 JP2602256Y2 JP1993018357U JP1835793U JP2602256Y2 JP 2602256 Y2 JP2602256 Y2 JP 2602256Y2 JP 1993018357 U JP1993018357 U JP 1993018357U JP 1835793 U JP1835793 U JP 1835793U JP 2602256 Y2 JP2602256 Y2 JP 2602256Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- train wheel
- switch spring
- timepiece
- train
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3及び図4に示すように、二番
車8に分針7を取り付ける時、Bの方向に力が加わる。
この時、スイッチばね3に設けられた電池を固定するた
めの電池押さえ部6の位置が断面的に見て一番高いた
め、台11の上でのムーブメントの取り付け支持が不安
定である。そのため、ムーブメントが安定するように前
記電池押さえ部6の高さに合わせて、地板1に地板ピン
1aを数カ所設けたり、輪列受2に輪列受ピン2aを数
カ所設けたりする構造が一般的であった。
車8に分針7を取り付ける時、Bの方向に力が加わる。
この時、スイッチばね3に設けられた電池を固定するた
めの電池押さえ部6の位置が断面的に見て一番高いた
め、台11の上でのムーブメントの取り付け支持が不安
定である。そのため、ムーブメントが安定するように前
記電池押さえ部6の高さに合わせて、地板1に地板ピン
1aを数カ所設けたり、輪列受2に輪列受ピン2aを数
カ所設けたりする構造が一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の構造で
は、次のような課題点があった。図3及び図4におい
て、電池を固定するための電池押さえ部6と、地板1に
立てた地板ピン1aと、輪列受2に立てた輪列受ピン2
aとで針押しの際にかかる力を支えようとした場合、二
番下のスイッチばね3と台とのスキマCがあるため、針
押しの際にかかる力の分だけ二番を中心に輪列受2がた
わんでしまうため、輪列受2が変形したり、クラックが
入る原因となっていた。
は、次のような課題点があった。図3及び図4におい
て、電池を固定するための電池押さえ部6と、地板1に
立てた地板ピン1aと、輪列受2に立てた輪列受ピン2
aとで針押しの際にかかる力を支えようとした場合、二
番下のスイッチばね3と台とのスキマCがあるため、針
押しの際にかかる力の分だけ二番を中心に輪列受2がた
わんでしまうため、輪列受2が変形したり、クラックが
入る原因となっていた。
【0004】そこで、この考案の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため、ムーブメントが安定した状態
で針の取り付を行うことができ、輪列受の変形及びクラ
ックを防止することにある。
うな課題を解決するため、ムーブメントが安定した状態
で針の取り付を行うことができ、輪列受の変形及びクラ
ックを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案は、スイッチばねに、分針がつく2番車の
ほぞ近辺に曲げ部を設け、針押しの際にかかる力を支え
る構造にした。
に、この考案は、スイッチばねに、分針がつく2番車の
ほぞ近辺に曲げ部を設け、針押しの際にかかる力を支え
る構造にした。
【0006】
【作用】上記のように構成された電子時計においては、
針押しの際にかかる力をスイッチばねに設けた曲げ部で
支えられるため、輪列受の変形及びクラックを防止する
ことができる。
針押しの際にかかる力をスイッチばねに設けた曲げ部で
支えられるため、輪列受の変形及びクラックを防止する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下に、この考案の実施例を図面に基ずいて
説明する。図1及び図2において、二番車8に分針7を
取り付けようとしたとき、スイッチばね3に設けた電池
5を保持するための電池押さえ部6は、断面的に見てム
ーブメントの一番高い位置となっているため、ムーブメ
ントを台11の上に置いたのときのムーブメントの取り
付け支持が不安定であり、針が取り付けずらい状態とな
ってしまう。そのため、電池押さえ部6と同じ高さの、
地板1に立てた地板ピン1aと、輪列受2に立てた輪列
受ピン2aを数カ所設けてムーブメントを安定させ、さ
らに、スイッチばね3に、二番車8のほぞわく12の近
辺に曲げ部4を設けておく。このとき、曲げ部4の先端
と台11とのスキマAは0以上で0に近い値にある。
説明する。図1及び図2において、二番車8に分針7を
取り付けようとしたとき、スイッチばね3に設けた電池
5を保持するための電池押さえ部6は、断面的に見てム
ーブメントの一番高い位置となっているため、ムーブメ
ントを台11の上に置いたのときのムーブメントの取り
付け支持が不安定であり、針が取り付けずらい状態とな
ってしまう。そのため、電池押さえ部6と同じ高さの、
地板1に立てた地板ピン1aと、輪列受2に立てた輪列
受ピン2aを数カ所設けてムーブメントを安定させ、さ
らに、スイッチばね3に、二番車8のほぞわく12の近
辺に曲げ部4を設けておく。このとき、曲げ部4の先端
と台11とのスキマAは0以上で0に近い値にある。
【0008】
【考案の効果】この考案は、以上説明したように、ムー
ブメントで一番高い位置にあわせて、スイッチばねに、
針を取り付ける車のほぞ近辺に、曲げ部を設けるという
簡単な構造で、針押しの際にかかってくる力を支えるこ
とができ、輪列受の変形及びクラックを防止することが
できる。
ブメントで一番高い位置にあわせて、スイッチばねに、
針を取り付ける車のほぞ近辺に、曲げ部を設けるという
簡単な構造で、針押しの際にかかってくる力を支えるこ
とができ、輪列受の変形及びクラックを防止することが
できる。
【図1】本考案の構造を示す断面図である。
【図2】本考案の構造を示す平面図である。
【図3】従来の構造を示す断面図である。
【図4】従来の構造を示す平面図である。
1 地板 1a 地板ピン 2 輪列受 2a 輪列受ピン 3 スイッチばね 4 曲げ部 5 電池 6 電池押さえ部 7 分針 8 二番車 9 回路ブロック 10 文字板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 3/00 G04B 31/00 G04C 3/14 G04C 10/00
Claims (1)
- 【請求項1】 時計地板、輪列、回路ブロック、電池等
からなる時計構成部材と、前記輪列を保持する輪列受
と、前記電池を固定する電池押さえ部を設けたスイッチ
ばねからなる電子時計において、前記スイッチばねを組
み込んだ時の、前記電池押さえ部と同じ高さ、もしくは
それに近い高さになるように、針を取り付ける車のほぞ
近辺にスイッチばねに曲げ部を少なくとも1カ所設けた
ことを特徴とした電子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993018357U JP2602256Y2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993018357U JP2602256Y2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 電子時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678892U JPH0678892U (ja) | 1994-11-04 |
JP2602256Y2 true JP2602256Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=11969443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993018357U Expired - Lifetime JP2602256Y2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 電子時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602256Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP1993018357U patent/JP2602256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678892U (ja) | 1994-11-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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