JP2602109Y2 - コードレス電話機の充電端子機構 - Google Patents

コードレス電話機の充電端子機構

Info

Publication number
JP2602109Y2
JP2602109Y2 JP6961893U JP6961893U JP2602109Y2 JP 2602109 Y2 JP2602109 Y2 JP 2602109Y2 JP 6961893 U JP6961893 U JP 6961893U JP 6961893 U JP6961893 U JP 6961893U JP 2602109 Y2 JP2602109 Y2 JP 2602109Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging terminal
handset
terminal
contact portion
cordless telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6961893U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0733084U (ja
Inventor
英二 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP6961893U priority Critical patent/JP2602109Y2/ja
Publication of JPH0733084U publication Critical patent/JPH0733084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602109Y2 publication Critical patent/JP2602109Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話機本体とハンドセ
ット間で無線による送受信を行うコードレス電話機の充
電端子機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、コードレス電話機においては、ハン
ドセットを充電器(専用の充電器或いは充電器を兼用す
る電話機本体)にセットした状態でハンドセットに設け
た端子に充電器に設けた充電端子を接触させてハンドセ
ット内蔵の電池に充電を行うこととしている。
【0003】図4,図5はいずれもこの種の従来のコー
ドレス電話機の充電端子機構の部分を示す概略断面図で
ある。
【0004】即ち図4においては、電話機本体100の
ケース101内に、板バネからなる充電端子103の一
端をネジ105によって固定し、他端を接点部107と
してケース101の収納凹部102に設けた孔109か
ら外部に突出せしめている。そして同図に示すように、
この電話機本体100にハンドセット120をセットす
れば、ハンドセット120の受話部121が接点部10
7を押圧して、充電端子103はたわんで後退し、その
弾発力によって接点部107がハンドセット120に設
けた端子121に弾接する。
【0005】一方図5においては、電話機本体130の
ケース131内にピンからなる充電端子133を直線運
動するように取り付け、これを圧縮バネ135によって
弾発し、該充電端子133先端の接点部136をケース
131に設けた孔137から突出せしめている。この場
合もハンドセット(図示せず)をセットすれば、充電端
子133が後退し、その弾発力によって接点部136が
ハンドセットに設けた端子に弾接する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記図4
に示す板バネ方式の場合は以下のような問題点があっ
た。板バネからなる充電端子103の接点部107の
軌道は円弧ではなく、その軌道の中心位置が変化するの
で、摩擦などの外的要因でハンドセット120の端子1
21との接触点が変化し、接触不良の原因となる。
【0007】接触圧を変更する際、充電端子103を
構成する板バネの設計を最初からやり直さなければなら
ず、またその際、充電端子103の形状、大きさを変更
しなければならない恐れがあり、変更した場合は金型変
更も必要となってしまう。
【0008】ハンドセット120を強く置くなどした
際に、その衝撃の方向によっては充電端子103を構成
する板バネを塑性変形させてしまう場合がある。
【0009】一方図5に示すピストン方式の場合は以下
のような問題点があった。充電端子133にスラスト
方向以外から力が加わると、摺動面との摩擦抵抗が大き
くなり、動作不良、異音を発生する。
【0010】圧縮バネ135を用いているが、圧縮バ
ネ135は無負荷状態では、巻き回した線材間の間隔が
開いており、このため多数の圧縮バネ135を梱包して
保管等しておくと圧縮バネ135同士が絡んでしまい、
作業性が悪くなってしまう。
【0011】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、接触不良が生じず耐久性があり、設
計変更が容易で、動作もスムーズで、さらに使用するバ
ネが絡みにくいコードレス電話機の充電端子機構を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案は、充電器ケースのハンドセットの受話部又は
送話部を収納する収納凹部内にバネ付勢により突出自在
に設けられ、該収納凹部にハンドセットの受話部又は送
話部を載置することによって、該ハンドセットの受話部
又は送話部に設けられた端子にその接点部が圧接するよ
うに構成された充電端子を具備するコードレス電話機の
充電端子機構において、前記充電端子は、板状であって
前記充電器ケースの収納凹部の裏面位置において回動自
在に軸支され、且つ該充電端子はその接点部と軸支部分
の間の部分に引っ張りコイルバネの一端を取り付けると
ともに、該引っ張りコイルバネを前記軸支部分の上を通
してその他端を充電器ケース側の部分に取り付けること
によって、収納凹部内にその接点部が突出自在に付勢さ
れることを特徴とする。
【0013】
【作用】充電端子は回動自在に軸支されているため、接
点部の軌道は円弧で一定であり、このためハンドセット
をセットしたときに端子部は端子に常に同じ位置で確実
に接触する。また端子部にハンドセットが当接する直線
的な力は、支点を中心とする充電端子の回転運動に変え
られるので、その動作がスムーズであり、異音を発する
こともない。また接触圧を変更する場合は、引っ張りコ
イルバネを変更するだけで行える。
【0014】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案の1実施例にかかるコード
レス電話機の充電端子機構の部分を示す概略断面図であ
る。同図に示すようにこの充電端子機構は、電話機本体
10の上ケース11裏面に充電端子30を回動自在に軸
支するとともに、該充電端子30の接点部31を上ケー
ス11に設けた孔13から突出させる方向に付勢する引
っ張りコイルバネ45を取り付けて構成されている。以
下各構成部品について説明する。
【0015】電話機本体10は上ケース11と下ケース
15をその外装としている。上ケース11には、下記す
るハンドセット50の受話部51をセットする収納凹部
17が設けられ、該収納凹部17の側面には孔13が設
けられている。また収納凹部17の裏面側には板状の支
持板21が立設されており、該支持板21の1側面には
充電端子30を軸支するためのリブ23が突設されてお
り、また該支持板21の外周側部には下記する引っ張り
コイルバネ45を係止する切欠き25が設けられてい
る。
【0016】充電端子30は金属板を打ち抜くことによ
って製作され、その一端には下記するハンドセット50
の端子53と接触する接点部31が設けられ、その他端
近傍には該充電端子30を前記上ケース11のリブ23
に係合するための孔33が設けられ、また接点部31と
孔33の間の外周側面には、下記する引っ張りコイルバ
ネ45を係止する切欠き35が設けられ、さらにその所
定部分にはリード線40を接続する小穴37が設けられ
ている。ここで接点部31は、その上側半分が円弧形状
となるように形成されている。
【0017】引っ張りコイルバネ45は、バネ線材を密
着巻きし、その両端にフック部46,46を設けて構成
されている。つまりこの引っ張りコイルバネ45が無負
荷状態の時は、巻き回した各線材間に隙間はない。
【0018】この充電端子機構を組み立てるには、まず
充電端子30の小穴37に電線49を接続する。次に図
2に示すように、充電端子30の孔33を支持板21の
リブ23に挿入する。次に図1に示すように、支持板2
1の切欠き25と充電端子30の切欠き35間に引っ張
りコイルバネ45のフック部46,46を係止して張設
する。これによって充電端子30はリブ23を支点とし
て図1の右回り方向に付勢され、その接点部31は上ケ
ース11の孔13から収納凹部17内に突出する。
【0019】次に図1に一点鎖線で示すように、この電
話機本体10にハンドセット50をセットしようとする
と、充電端子30の接点部31にハンドセット50の受
話部51が当接し、充電端子30は同図の左回りに回動
する。そして図3に示すように電話機本体10にハンド
セット50を完全にセットすると、接点部31はハンド
セット50の受話部51の側面に設けた端子53に引っ
張りコイルバネ45の引っ張り力によって弾接する。
【0020】上記動作において、充電端子30はリブ2
3を支点として回動するため、接点部31の軌道は円弧
で一定であり、このためハンドセット50をセットした
ときに端子部31は端子53に常に同じ位置で確実に接
触する。また充電端子30の回動時に端子部31が上ケ
ース11の孔13の上下内面C,Dと接触することはな
く、摩擦抵抗によるロスがない。
【0021】またこの実施例のように、充電端子30が
逃げ勝手になるように支点の位置を決定すれば、ハンド
セット50からの力は効率良く回転力に代わり、ロスを
少なくできる。
【0022】なお上記実施例ではハンドセット50の受
話部51の部分に充電端子機構を設けたが、送話部の部
分に設けても良いことはいうまでもない。また、電話機
本体10の代わりに、専用の充電器に本考案を適用でき
ることも言うまでもない。
【0023】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かるコードレス電話機の充電端子機構によれば、以下の
ような優れた効果を有する。充電端子の接点部の軌道
は確実に円弧状で一定となるので、該接点部はハンドセ
ットの端子に確実に接触し接触不良は生じない。
【0024】接触圧を変更する場合は、引っ張りコイ
ルバネを変更するだけで良いので、その変更が容易で、
コストアップにならない。
【0025】充電端子は何ら弾性を有さなくて良いの
で剛性の高い変形しにくい材質で製作でき、ハンドセッ
トを強く置くなどして充電端子に強い衝撃を加えても塑
性変形しにくくできる。
【0026】端子部にハンドセットが当接する直線的
な力を、支点を中心とする充電端子の回転運動に変える
ので、その動作がスムーズであり、異音を発生すること
もない。
【0027】圧縮バネでなく引っ張りコイルバネを用
いているので、バネ線材を密着巻きとすることができ、
その場合は、無負荷時の自由長の精度が出る。また多数
の引っ張りコイルバネを梱包して保管等しておいても絡
み合うことはなく、作業性が良くなる。
【0028】また引っ張りコイルバネを用いたので、
その両端にフック部があり、この引っ張りコイルバネを
取り扱う際、該フック部を掴んで取り扱えるので、フッ
ク部のない圧縮バネと比較して組立て時の作業性が良
い。また引っ張りコイルバネの一端を充電端子の接点
部と軸支部分の間の部分に取り付けるとともに、引っ張
りコイルバネを軸支部分の上を通してその他端を充電器
ケース側の部分に取り付けるように構成したので、引っ
張りコイルバネの設置スペースが省スペースで済み、ま
た引っ張りコイルバネを充電端子の軸支部分の上部で長
い距離にわたって設けることができ、その分だけ接点部
による強い弾発力を得ることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例にかかるコードレス電話機の
充電端子機構の部分を示す概略断面図である。
【図2】充電端子30の孔33を支持板21のリブ23
に挿入する状態を示す要部概略斜視図である。
【図3】電話機本体10にハンドセット50をセットし
た状態を示す概略断面図である。
【図4】従来のコードレス電話機の充電端子機構の部分
を示す概略断面図である。
【図5】従来のコードレス電話機の充電端子機構の部分
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 電話機本体 11 上ケース 13 孔 15 下ケース 17 収納凹部 23 リブ 30 充電端子 31 接点部 45 引っ張りコイルバネ 50 ハンドセット 51 受話部 53 端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電器ケースのハンドセットの受話部又
    は送話部を収納する収納凹部内にバネ付勢により突出自
    在に設けられ、該収納凹部にハンドセットの受話部又は
    送話部を載置することによって、該ハンドセットの受話
    部又は送話部に設けられた端子にその接点部が圧接する
    ように構成された充電端子を具備するコードレス電話機
    の充電端子機構において、 前記充電端子は、板状であって前記充電器ケースの収納
    凹部の裏面位置において回動自在に軸支され、且つ該充
    電端子はその接点部と軸支部分の間の部分に引っ張りコ
    イルバネの一端を取り付けるとともに、該引っ張りコイ
    ルバネを前記軸支部分の上を通してその他端を充電器ケ
    ース側の部分に取り付けることによって、収納凹部内に
    その接点部が突出自在に付勢されることを特徴とするコ
    ードレス電話機の充電端子機構。
JP6961893U 1993-11-30 1993-11-30 コードレス電話機の充電端子機構 Expired - Fee Related JP2602109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6961893U JP2602109Y2 (ja) 1993-11-30 1993-11-30 コードレス電話機の充電端子機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6961893U JP2602109Y2 (ja) 1993-11-30 1993-11-30 コードレス電話機の充電端子機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0733084U JPH0733084U (ja) 1995-06-16
JP2602109Y2 true JP2602109Y2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=13408043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6961893U Expired - Fee Related JP2602109Y2 (ja) 1993-11-30 1993-11-30 コードレス電話機の充電端子機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602109Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10874842B2 (en) 2007-07-19 2020-12-29 Medical Components, Inc. Venous access port assembly with X-ray discernable indicia
US11406808B2 (en) 2007-06-20 2022-08-09 Medical Components, Inc. Venous access port with molded and/or radiopaque indicia

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11406808B2 (en) 2007-06-20 2022-08-09 Medical Components, Inc. Venous access port with molded and/or radiopaque indicia
US10874842B2 (en) 2007-07-19 2020-12-29 Medical Components, Inc. Venous access port assembly with X-ray discernable indicia

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0733084U (ja) 1995-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6083059A (en) Structure of a terminal
US4037125A (en) Small-sized direct current rotary electric appliance
US20070085495A1 (en) Vibrator and protable terminal device mounted with the vibrator
JP2007321983A (ja) 係合装置
US7097485B1 (en) Electrical connector having resilient conductive terminals
US7527534B1 (en) Cable clamping device
WO2018032533A1 (zh) 一种磁吸式卷线模组
CN111834844B (zh) 一种伸缩数据线
JP2602109Y2 (ja) コードレス電話機の充電端子機構
EP3499536B1 (en) Switch device structure
CN109896361A (zh) 自动绕线装置
KR0155026B1 (ko) 클럭 스프링 커넥터
EP1180820A2 (en) Battery terminal
JP3195295B2 (ja) 電気接続用コネクタ
CN215070523U (zh) 一种小间距测试连接器
JP3713910B2 (ja) 回転コネクタ
JP2006140008A (ja) 電気接点及びその繰返し構造体、並びに、該電気接点を用いた電子機器
JP2588104B2 (ja) コードレス電話機の充電接点
CN215871129U (zh) 振动电机和电子设备
JPH0540600Y2 (ja)
CN220378687U (zh) 转轴结构和支架
CN213402769U (zh) 一种单磁铁自发电装置及无线开关
US7573231B2 (en) Recharging terminal
JPS6010097Y2 (ja) 昇段式ロッドアンテナの取付け装置
JPH08277867A (ja) 板状部品と圧縮コイルばねの結合装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees