JP2601811Y2 - 造形台に装着使用する芯材端部固定具 - Google Patents

造形台に装着使用する芯材端部固定具

Info

Publication number
JP2601811Y2
JP2601811Y2 JP1993045593U JP4559393U JP2601811Y2 JP 2601811 Y2 JP2601811 Y2 JP 2601811Y2 JP 1993045593 U JP1993045593 U JP 1993045593U JP 4559393 U JP4559393 U JP 4559393U JP 2601811 Y2 JP2601811 Y2 JP 2601811Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
end fixing
core
molding table
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993045593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0711310U (ja
Inventor
進 木村
Original Assignee
株式会社パジコ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社パジコ filed Critical 株式会社パジコ
Priority to JP1993045593U priority Critical patent/JP2601811Y2/ja
Publication of JPH0711310U publication Critical patent/JPH0711310U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601811Y2 publication Critical patent/JP2601811Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工芸品を制作する際に
使用する造形用芯材を確実に固定することのできる造形
台に装着使用する芯材端部固定具に関するものである。
【従来の技術】
【0002】従来より、粘土あるいは石膏で人形等の工
芸品を制作する場合、まず、造形台に造形用芯材を取り
付けて人形等の工芸品の骨格を形成し、これに粘土や石
膏を盛りつけて種々の作品を作っている。この造形台と
しては、実公昭62ー37281号に示されるような造
形台が本考案者によって提案し、実用化されている。こ
の造形台に芯材を固着するには、造形台に多数穿設した
芯材挿通孔の所望の挿通孔に芯材を通して、造形台の裏
面の各所に適宜配置された突起物に巻きつけ、その上を
ネジで挟持するか、予めネジを浮上せしめて芯材を巻き
付けることのできる隙間をあけておき、その隙間に芯材
を巻き付けて固着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな芯材の固着技術は、固着手段としては、極めて簡単
ではあるが、固定度が不安定で、必ずしも確実でなく、
またネジによる固着には、造形台の成形後に芯材を巻き
付ける突起物にネジの取り付けを可能とする二次加工を
必要とするので、余分の材料と手間を必要とし、コスト
が高くなるなどの欠点があった。
【0004】本考案は、かかる現状に鑑み、低学年の児
童でも簡単で確実、迅速で自由な心材の固定ができる造
形台に装着使用する芯材端部固定具の提供を目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係る造形台に装着使用する芯材端部固定
具は、造形台の裏面に形成した芯材巻着用突起の下面よ
り施された凹部に回動不能に嵌入係止せしめる嵌入部
と、該嵌入部の下端に一体的に形成され、かつ下面には
芯材の端部の嵌入固定用溝が凹入形成された芯材端部固
定用鍔部とからなることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】芯材端部固定具の嵌入部を造形台の裏面に形成
した芯材巻着用突起の下面より施された凹部に回動不能
に嵌入係止せしめ、芯材を造形台に設けられた多数の芯
材挿通用孔の所望の芯材挿通用孔に造形台の表面より差
し込み、貫通させて、芯材挿通用孔の出口縁を支点とし
て折り曲げ、さらに芯材巻着用突起に一回ないしは二回
巻きつけ、芯材端部固定具における芯材端部固定用鍔部
の嵌入固定用溝に嵌入し、該溝の出口側底縁部を支点と
して折り曲げると、芯材の張力が支点によって強力に作
用し、芯材を造形台に確実に固定することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例を説明する
こととする。
【0008】図において、1は芯材端部固定具にして、
該芯材端部固定具1は造形台10の裏面に形成した芯材
巻着用突起4の下面より施された凹部5に嵌入固定する
嵌入部2と該嵌入部2の下端に一体的に形成され、かつ
下面には芯材9の端部の嵌入固定用溝8が凹入形成され
た芯材端部固定用鍔部3とからなる。
【0009】図1ないし図4に示すように、芯材端部固
定具1の嵌入部2は円柱状をなしており、図5に示す芯
材巻着用突起4のの凹部5に嵌入固定されるようになっ
ている。嵌入部2の外周には回転止め突起6が形成され
ており、図5に示す造形台10の芯材巻着用突起4の端
部に形成した小溝7に係合して芯材端部固定具1が回転
しないようになされている。なお、嵌入部2は必ずしも
円柱状でなくてもよく、多角柱、多角筒等の断面が非円
形状の外形をしていればよい。この場合には非円形状の
角部などが回転止め突起の機能を果たすこととなる。
【0010】前記芯材端部固定用鍔部3は、図1ないし
図4に示すように、外形が略円盤状をなしており、その
上面に前記嵌入部2が連結されており、下面には嵌入固
定用溝8が穿設されている。嵌入固定用溝8の端縁部は
図1ないし図4に示すように下面まで穿設されており、
嵌入固定用溝近傍の芯材端部固定用鍔部3は芯材9が巻
きつけ易いように切欠されていて、あたかもボス部と4
枚の羽根部を連結したかの如き形状となっている。そし
て、羽根部は芯材9が沿い易いように断面が半円状の形
状をしている。
【0011】芯材端部固定具1は、図6に示す芯材巻着
用突起4の凹部5に嵌入され、嵌入部2の外周に形成し
た回転止め突起6を芯材巻着用突起4の端部に形成した
小溝7を係合せしめて芯材端部固定具1が回転しないよ
うにする。
【0012】図7に示すように、芯材9を造形台10に
設けられた多数の芯材挿通用孔11,…の所望の挿通用
孔11に造形台10の表面より差し込み、貫通させて、
挿通用孔の出口縁を支点として折り曲げ、さらに芯材巻
着用突起4に一回ないしは二回巻きつけ、芯材端部固定
具1における芯材端部固定用鍔部3の溝7に嵌入し、該
溝7の出口側底縁部を支点として折り曲げると、芯材9
の張力が支点によって強力に作用し、芯材9を造形台1
0に確実に固定することができる。
【0013】芯材9としては、人形等を制作する場合
は、作品特有の形態、ポーズ等が求められるため、通
常、複数のアルミ線、銅線、鉄線等の芯材が用いられ
る。芯材9の径も一様でなく、径の異なったものを用い
ることもできる。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、芯材を極めて簡単迅
速、確実に固定することができ、しかも造形台の任意の
位置に固定することができる自由度を増大し、造形にお
ける最も重要な要素である感性の赴くまま折り曲げ使用
ができ、また製造にあたっても、二次加工の必要がない
ので、成形により直ちに製品が得られ、コストの低減に
より従前より安価に大量に製造することのできる経済的
効果も大きい芯材端部固定具の提供を可能とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す芯材端部固定具の平面
図である。
【図2】図1に示した芯材端部固定具の下面図である。
【図3】図1のA方向から見た芯材端部固定具の側面図
である。
【図4】図1のB方向から見た芯材端部固定具の側面図
である。
【図5】本考案の一実施例を示す造形台における芯材巻
着用突起を示す一部切欠側面図である。
【図6】造形台の芯材巻着用突起の凹部に芯材端部固定
具を嵌合した状態を示す一部切欠側面図である。
【図7】造形台に造形用芯材を芯材端部固定具にて固定
した状態を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 芯材端部固定具 2 嵌入部 3 芯材端部固定用鍔部 4 芯材巻着用突起 5 凹部 6 回転止め突起 7 小溝 8 嵌入固定用溝 9 芯材 10 造形台 11 芯材挿通用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 1/40 B28B 23/02 B44C 3/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造形台の裏面に形成した芯材巻着用突起
    の下面より施された凹部に回動不能に嵌入係止せしめる
    嵌入部と、該嵌入部の下端に一体的に形成され、かつ下
    面には芯材の端部の嵌入固定用溝が凹入形成された芯材
    端部固定用鍔部とからなることを特徴とする造形台に装
    着使用する芯材端部固定具。
JP1993045593U 1993-07-30 1993-07-30 造形台に装着使用する芯材端部固定具 Expired - Fee Related JP2601811Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993045593U JP2601811Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 造形台に装着使用する芯材端部固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993045593U JP2601811Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 造形台に装着使用する芯材端部固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0711310U JPH0711310U (ja) 1995-02-21
JP2601811Y2 true JP2601811Y2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=12723656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993045593U Expired - Fee Related JP2601811Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 造形台に装着使用する芯材端部固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601811Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0711310U (ja) 1995-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2601811Y2 (ja) 造形台に装着使用する芯材端部固定具
JPH0382363U (ja)
JPS63160503U (ja)
JPH0726157Y2 (ja) 造形芯台
JPH01116556U (ja)
JPS6339896Y2 (ja)
JPS5925257U (ja) ヘツドレストのアンダ−カバ−取付構造
JPH0320715U (ja)
JPH01118318U (ja)
JP2502362Y2 (ja) 階段の手摺り連結装置
JPH0189251U (ja)
JPH01153051U (ja)
JPH0369307U (ja)
JPS6367212U (ja)
JPS62141717U (ja)
JPS6367215U (ja)
JPS634300U (ja)
JPS63159837U (ja)
JPH0244107U (ja)
JPS6132717U (ja) 配管用ボツクス
JPH0374881U (ja)
JPH01176206U (ja)
JPS6367214U (ja)
JPS62162411U (ja)
JPS6196580U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees