JP2601482Y2 - ライトバン型消防車 - Google Patents
ライトバン型消防車Info
- Publication number
- JP2601482Y2 JP2601482Y2 JP1992092183U JP9218392U JP2601482Y2 JP 2601482 Y2 JP2601482 Y2 JP 2601482Y2 JP 1992092183 U JP1992092183 U JP 1992092183U JP 9218392 U JP9218392 U JP 9218392U JP 2601482 Y2 JP2601482 Y2 JP 2601482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- pump
- light
- luggage compartment
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運転室と荷室が一体に
なっているライトバン型の自動車に消防ポンプを設置し
た、又は積載した消防車に関するものである。特に軽四
輪車又はそれに近い小型の消防車に関するものである。
ここで、消防車は車検上での消防車に限定しない。 【0002】 【従来の技術】従来の消防車は、一般的にトラックの裸
シャシーから、特装車としての消防車に改造したもので
ある。消防車には2種類があり、一つは普通の消防車で
あって、消防ポンプが自動車に一体に固定されているも
のである。もう一つは、小型動力ポンプ付積載車であっ
て、可搬式消防ポンプをトラック荷台部分に着脱可能に
積載して、ポンプをトラックに固定したまま消防車とし
ても使えるし、狭い敷地ではポンプをトラックから外し
て人力で運搬し、単体の消防ポンプとしても使えるよう
にしたものである。 【0003】 【考案が解決しようとする問題点】従来方式のトラック
の裸シャシーから消防車に改造していくものでは高価な
ものとなる。可搬消防ポンプでも小型軽量のクラスのも
のを積載する場合は、出来合のライトバンの簡単な改造
で積載車にすることができる。しかし、狭い荷室内でポ
ンプを操作運転することも、着脱することもできないか
ら、ポンプを荷室外に引き出すための装置はぜひ必要と
なる。また、可搬消防ポンプは小型、軽量のものであっ
ても、ポンプ以外に消防用付属品一式等を狭い荷室内に
収納し、車外から容易に取り出すには、工夫が必要であ
る。特に軽四輪車級ライトバンを用いる場合は、軽量、
低コスト化のためにフレームレスボデー構造としてお
り、強度上から荷室後部の扉開口部はやや小さめで、開
口部の下縁は床面より高くなっている場合が多い。ま
た、スペアタイヤ、バッテリ等を荷室内床下に収納して
いる場合も多く、狭い荷室を立体的に利用する工夫が必
要である。 【0004】 【問題点を解決するための手段】可搬式消防ポンプ及び
その他の消防用付属品一式を積載し、後方の開口部から
車外に引き出せるようにした側壁及び天井壁を有さない
構成の積載装置を荷室内に設けた。またその積載装置は
荷室内に固定されている固定レールと、その固定レール
上に滑動可能に勘合し、その上に可搬式消防ポンプ及び
消防用付属品一式を着脱可能に固定している引き出しレ
ールとから成り、前記の固定レールは脚をつけてその滑
動用のレール面を荷室床面より持ち上げて、少なくとも
消防車後方の扇開口部の下縁よりも高くした。 【0005】 【作用】固定レールに脚をつけて、そのレール面を荷室
床面より持ち上げて、少なくも車体後部の扉開口部の下
縁よりも高くしたから、引き出しレールを荷室外まで引
き出せる。引き出した状態でポンプ以外の消防用付属品
一式は取り外し、ポンプを操作、運転することができ
る。また外でポンプの着脱を行うこともできる。固定レ
ールが床面より高いため、固定レール下の空間は、消防
用付属品,自動車付属品等の置き場所としても利用する
ことができる。床下に収納してあるスペアタイヤ,バッ
テリ等の着脱も容易に行える。 【0006】 【実施例】図1で、本考案の実施例を説明する。この実
施例は、軽四輪車のライトバンに可搬消防ポンプを積載
して、小型動力ポンプ付積載車とした例である。この軽
四輪車ライトバン1は、図のように運転室2と荷室3が
ワンボックス、一体で、かつフレームのボデー構造とな
っている。4が後部扇であって、ここから荷物を出し入
れする。また、開口部17の下縁17aは、荷室3の床
15より高い位置にある。40が本考案による側壁及び
天井壁を有さない構成の積載装置であって、ポンプ積載
車1の後方開口部17のの巾を最大限に利用して引き出
せるようにしてある。また固定レール41と引き出しレ
ール42とから成る。固定レール41は荷室の前後方向
に向けていっぱいに伸びて設けてあり、みぞ形鋼ででき
た左右一対のレールを組み合わせ、水平になるように、
前端部は脚43により床に固定され、後端部は後部扇開
口部17の下縁17aに固定されている。この固定レー
ル41の上に同じく左右一対のみぞ形鋼でできた引き出
しレール42が前後に滑動可能に勘合している。この引
き出しレール42の上に溶接された台板44の上に可搬
消防ポンプ5が乗り、蝶ボルト19により着脱可能に固
定されている。台板44の前側には、中央に吐出ホース
を収納するホースラック7、投光器46、その右側に管
鑓45が固定または保持されている。その他,媒介金
具、ノズル等が保持されている。吸管47は2巻位に巻
いて、台板44の上に他の部品とぶつからないようにし
て保持金具50で保持されている。48は、引き出しレ
ールを引き出すための取っ手である。49は、引き出し
レールを押し込んだ時に動き出さぬように固定する固定
ピンである。消火活動に入る時は、前記積載装置40の
引き出しレール42を引き出して、各種消防用付属品を
取り外した後で、そのまま可搬式消防ポンプ5を運転す
ることもできるし、外して単体の可搬式消防ポンプとし
て他所に運び出すこともできる。固定レール41の下に
は。他の消防用付属品、自動車付属品等を置くこともで
きるし、床下のスペアタイヤ、バッテリの着脱も容易で
ある。 【0007】 【考案の効果】小型軽量のクラスの可搬消防ポンプを軽
四輪車級ライトバンに積載して、コストの安い可搬式消
防ポンプ積載車を造ることができた。脚のついた側壁及
び天井壁を有さない構成の積載装置を設けることによ
り、軽四輪車ライトバンのように、荷室が狭く、人が入
れず、さらにフレームレスボデーのために強度上後部開
口部の下縁を荷室床面までもってこれない車でも、積載
した可搬式消防ポンプを荷室外に引き出して外部で運転
したり、着脱することができた。さらに可搬式消防ポン
プ以外の付属品一式も上手にレイアウトして前記積載装
置上に保持し、後部開口部近くまで容易に引き出した
り、取り外したりすることができる。脚のついた前記積
載装置の下の空間は、消防用付属品または、自動車付属
品の置き場所として、またはスペアタイヤ、バッテリ等
の着脱容易化のために、狭い荷室内空間を立体的に活用
することができた。
なっているライトバン型の自動車に消防ポンプを設置し
た、又は積載した消防車に関するものである。特に軽四
輪車又はそれに近い小型の消防車に関するものである。
ここで、消防車は車検上での消防車に限定しない。 【0002】 【従来の技術】従来の消防車は、一般的にトラックの裸
シャシーから、特装車としての消防車に改造したもので
ある。消防車には2種類があり、一つは普通の消防車で
あって、消防ポンプが自動車に一体に固定されているも
のである。もう一つは、小型動力ポンプ付積載車であっ
て、可搬式消防ポンプをトラック荷台部分に着脱可能に
積載して、ポンプをトラックに固定したまま消防車とし
ても使えるし、狭い敷地ではポンプをトラックから外し
て人力で運搬し、単体の消防ポンプとしても使えるよう
にしたものである。 【0003】 【考案が解決しようとする問題点】従来方式のトラック
の裸シャシーから消防車に改造していくものでは高価な
ものとなる。可搬消防ポンプでも小型軽量のクラスのも
のを積載する場合は、出来合のライトバンの簡単な改造
で積載車にすることができる。しかし、狭い荷室内でポ
ンプを操作運転することも、着脱することもできないか
ら、ポンプを荷室外に引き出すための装置はぜひ必要と
なる。また、可搬消防ポンプは小型、軽量のものであっ
ても、ポンプ以外に消防用付属品一式等を狭い荷室内に
収納し、車外から容易に取り出すには、工夫が必要であ
る。特に軽四輪車級ライトバンを用いる場合は、軽量、
低コスト化のためにフレームレスボデー構造としてお
り、強度上から荷室後部の扉開口部はやや小さめで、開
口部の下縁は床面より高くなっている場合が多い。ま
た、スペアタイヤ、バッテリ等を荷室内床下に収納して
いる場合も多く、狭い荷室を立体的に利用する工夫が必
要である。 【0004】 【問題点を解決するための手段】可搬式消防ポンプ及び
その他の消防用付属品一式を積載し、後方の開口部から
車外に引き出せるようにした側壁及び天井壁を有さない
構成の積載装置を荷室内に設けた。またその積載装置は
荷室内に固定されている固定レールと、その固定レール
上に滑動可能に勘合し、その上に可搬式消防ポンプ及び
消防用付属品一式を着脱可能に固定している引き出しレ
ールとから成り、前記の固定レールは脚をつけてその滑
動用のレール面を荷室床面より持ち上げて、少なくとも
消防車後方の扇開口部の下縁よりも高くした。 【0005】 【作用】固定レールに脚をつけて、そのレール面を荷室
床面より持ち上げて、少なくも車体後部の扉開口部の下
縁よりも高くしたから、引き出しレールを荷室外まで引
き出せる。引き出した状態でポンプ以外の消防用付属品
一式は取り外し、ポンプを操作、運転することができ
る。また外でポンプの着脱を行うこともできる。固定レ
ールが床面より高いため、固定レール下の空間は、消防
用付属品,自動車付属品等の置き場所としても利用する
ことができる。床下に収納してあるスペアタイヤ,バッ
テリ等の着脱も容易に行える。 【0006】 【実施例】図1で、本考案の実施例を説明する。この実
施例は、軽四輪車のライトバンに可搬消防ポンプを積載
して、小型動力ポンプ付積載車とした例である。この軽
四輪車ライトバン1は、図のように運転室2と荷室3が
ワンボックス、一体で、かつフレームのボデー構造とな
っている。4が後部扇であって、ここから荷物を出し入
れする。また、開口部17の下縁17aは、荷室3の床
15より高い位置にある。40が本考案による側壁及び
天井壁を有さない構成の積載装置であって、ポンプ積載
車1の後方開口部17のの巾を最大限に利用して引き出
せるようにしてある。また固定レール41と引き出しレ
ール42とから成る。固定レール41は荷室の前後方向
に向けていっぱいに伸びて設けてあり、みぞ形鋼ででき
た左右一対のレールを組み合わせ、水平になるように、
前端部は脚43により床に固定され、後端部は後部扇開
口部17の下縁17aに固定されている。この固定レー
ル41の上に同じく左右一対のみぞ形鋼でできた引き出
しレール42が前後に滑動可能に勘合している。この引
き出しレール42の上に溶接された台板44の上に可搬
消防ポンプ5が乗り、蝶ボルト19により着脱可能に固
定されている。台板44の前側には、中央に吐出ホース
を収納するホースラック7、投光器46、その右側に管
鑓45が固定または保持されている。その他,媒介金
具、ノズル等が保持されている。吸管47は2巻位に巻
いて、台板44の上に他の部品とぶつからないようにし
て保持金具50で保持されている。48は、引き出しレ
ールを引き出すための取っ手である。49は、引き出し
レールを押し込んだ時に動き出さぬように固定する固定
ピンである。消火活動に入る時は、前記積載装置40の
引き出しレール42を引き出して、各種消防用付属品を
取り外した後で、そのまま可搬式消防ポンプ5を運転す
ることもできるし、外して単体の可搬式消防ポンプとし
て他所に運び出すこともできる。固定レール41の下に
は。他の消防用付属品、自動車付属品等を置くこともで
きるし、床下のスペアタイヤ、バッテリの着脱も容易で
ある。 【0007】 【考案の効果】小型軽量のクラスの可搬消防ポンプを軽
四輪車級ライトバンに積載して、コストの安い可搬式消
防ポンプ積載車を造ることができた。脚のついた側壁及
び天井壁を有さない構成の積載装置を設けることによ
り、軽四輪車ライトバンのように、荷室が狭く、人が入
れず、さらにフレームレスボデーのために強度上後部開
口部の下縁を荷室床面までもってこれない車でも、積載
した可搬式消防ポンプを荷室外に引き出して外部で運転
したり、着脱することができた。さらに可搬式消防ポン
プ以外の付属品一式も上手にレイアウトして前記積載装
置上に保持し、後部開口部近くまで容易に引き出した
り、取り外したりすることができる。脚のついた前記積
載装置の下の空間は、消防用付属品または、自動車付属
品の置き場所として、またはスペアタイヤ、バッテリ等
の着脱容易化のために、狭い荷室内空間を立体的に活用
することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を軽四輪車ライトバンに実施した例の3
面図である。 【符号の説明】 1 消防ポンプ積載車(軽四輪車ライトバンを改造) 5 可搬式消防ポンプ 40 積載装置 41 固定レール 42 引き出しレール
面図である。 【符号の説明】 1 消防ポンプ積載車(軽四輪車ライトバンを改造) 5 可搬式消防ポンプ 40 積載装置 41 固定レール 42 引き出しレール
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 ライトバンを一部改造し、可搬式消防ポンプを着脱可能
に積載して消防車としたものにおいて、可搬式消防ポン
プ及びその他のポンプ付属品一式を積載し、後方の開口
部から車外に引き出せるようにした側壁及び天井壁を有
さない構成の積載装置を荷室内に設けたことを特徴とす
るライトバン型消防車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092183U JP2601482Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | ライトバン型消防車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092183U JP2601482Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | ライトバン型消防車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650665U JPH0650665U (ja) | 1994-07-12 |
JP2601482Y2 true JP2601482Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=14047328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992092183U Expired - Lifetime JP2601482Y2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | ライトバン型消防車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601482Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2554977B2 (ja) * | 1992-04-10 | 1996-11-20 | 富士ロビン株式会社 | 屋根付の可搬式消防ポンプ積載車 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP1992092183U patent/JP2601482Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650665U (ja) | 1994-07-12 |
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