JP2600997B2 - 生体機能調節装置 - Google Patents
生体機能調節装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ストレスの解消、アミューズメント効果の
向上、教育効果の向上、作業能率の向上、成長の促進と
いった、生体の能力を向上させる目的の実現のために、
生体の機能を調節することによって、リラックスしてい
る、面白く興奮する、集中している、栄養の吸収がさか
んである等の好ましい生体の状態をつくりだす装置に関
するものである。
向上、教育効果の向上、作業能率の向上、成長の促進と
いった、生体の能力を向上させる目的の実現のために、
生体の機能を調節することによって、リラックスしてい
る、面白く興奮する、集中している、栄養の吸収がさか
んである等の好ましい生体の状態をつくりだす装置に関
するものである。
(従来の技術) 人体の機能を調節しようとする装置の例としては、 医療用具承認番号(01B)第1166号の肩凝り解消器、
ストレスの解消を目的として米国の脳神経学者デニスゴ
ルゲス氏によって昭和58年に米国で開発されたシンクロ
エナジャイザ等がある。
ストレスの解消を目的として米国の脳神経学者デニスゴ
ルゲス氏によって昭和58年に米国で開発されたシンクロ
エナジャイザ等がある。
1166号の肩凝り解消器は、両肩に貼付した電極間に低
周波のパルス電流を流して、肩の筋肉に電気刺激を加え
て断続的に収縮させることにより、肩の血行をよくして
肩凝りを解消しようとするものであり、シンクロエナジ
ャイザは、高輝度LEDを付けたゴーグルと、ヘッドホン
を装着し、LEDの点滅とヘッドホンに流れるパルス音を
同期させることにより、人間の脳波の周波数を変化させ
てリラックスさせる装置である。
周波のパルス電流を流して、肩の筋肉に電気刺激を加え
て断続的に収縮させることにより、肩の血行をよくして
肩凝りを解消しようとするものであり、シンクロエナジ
ャイザは、高輝度LEDを付けたゴーグルと、ヘッドホン
を装着し、LEDの点滅とヘッドホンに流れるパルス音を
同期させることにより、人間の脳波の周波数を変化させ
てリラックスさせる装置である。
動物生産の場においては、牛の飼料給餌量調節に、心
電図から推定される運動量を用いようとする試みが研究
機関において実験的に行われている程度であり、植物生
産の場においては、植物の葉の大きさを定期的に測定
し、肥料の量を加減するといった操作が試験的に行われ
ているが、実用段階にはまだ時間がかかると予想されて
いる。
電図から推定される運動量を用いようとする試みが研究
機関において実験的に行われている程度であり、植物生
産の場においては、植物の葉の大きさを定期的に測定
し、肥料の量を加減するといった操作が試験的に行われ
ているが、実用段階にはまだ時間がかかると予想されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の装置の問題点としては、生体の反応状
態を検出する方便を持たず、従って生体が現在におかれ
ている状態を判断することができず、生体の状態に応じ
た適切な処置を行うことができないこと、それゆえ生体
の安全が脅かされるような事故が予想されるにもかかわ
らず、生体の安全を保障する装置を欠いている点であ
る。
態を検出する方便を持たず、従って生体が現在におかれ
ている状態を判断することができず、生体の状態に応じ
た適切な処置を行うことができないこと、それゆえ生体
の安全が脅かされるような事故が予想されるにもかかわ
らず、生体の安全を保障する装置を欠いている点であ
る。
また動物、植物生産の場において、動物の運転量や、
植物の成長などを栄養の供給量に反映させる方法は、現
在、人間の観察と計測行為に基づいており、普段の監視
と非常な労力を要することから、自動化が望まれる処理
である。
植物の成長などを栄養の供給量に反映させる方法は、現
在、人間の観察と計測行為に基づいており、普段の監視
と非常な労力を要することから、自動化が望まれる処理
である。
本発明の目的は、生体情報を計測し、生体のおかれた
状態を判断し、生体の安全を保障しつつ、生体の状態に
応じて適切な処理が自動的に行える生体機能の調節装置
で、かつその到達目標が変更可能な、生体機能調節装置
の提供にある。
状態を判断し、生体の安全を保障しつつ、生体の状態に
応じて適切な処理が自動的に行える生体機能の調節装置
で、かつその到達目標が変更可能な、生体機能調節装置
の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本発明の生体機能調節装置は、生体指標を計測する計
測部と、 計測された生体指標と予め設定しておいた生体指標の
目標値とを比較して差分を出力する判断部と、 前記差分に基づいて調節手順を決める調整部と、 前記調節手順に基づいて調節信号を発生する調節信号
発生部と、 前記調節信号を生体に賦与する調節信号賦与部とから
なる基本構成を備え、 かつ、前記計測された生体指標が正常範囲から外れた
場合、もしくは前記調節信号が生体の許容範囲を外れた
場合に、前記調節信号の賦与を中断することのできる手
段を有する。
測部と、 計測された生体指標と予め設定しておいた生体指標の
目標値とを比較して差分を出力する判断部と、 前記差分に基づいて調節手順を決める調整部と、 前記調節手順に基づいて調節信号を発生する調節信号
発生部と、 前記調節信号を生体に賦与する調節信号賦与部とから
なる基本構成を備え、 かつ、前記計測された生体指標が正常範囲から外れた
場合、もしくは前記調節信号が生体の許容範囲を外れた
場合に、前記調節信号の賦与を中断することのできる手
段を有する。
また本発明の生体機能調節装置は、上記生体機能調節
装置に加えて、あるいは上記基本構成に加えて、さら
に、外部から調節目的を設定すると、前記生体指標の目
標値を自動的に出力する目的設定部を有する。
装置に加えて、あるいは上記基本構成に加えて、さら
に、外部から調節目的を設定すると、前記生体指標の目
標値を自動的に出力する目的設定部を有する。
(作用) 本発明の生体機能調節装置は、 生体指標を計測する計測部を有することから、生体の
反応状態を検出でき、 計測された生体指標と、予め設定された生体指標の目
標値とを比較して、その差分を出力する判断部を有する
ことから、生体が現在おかれている状態を判断でき、 差分に基づいて調節手順を決める調整部と、調節手順
に基づいて調節信号を発生する調節信号発生部と、調節
信号を生体に賦与する調節信号賦与部とを有することか
ら、生体の状態に応じた適切な処置を行うことが可能で
ある。
反応状態を検出でき、 計測された生体指標と、予め設定された生体指標の目
標値とを比較して、その差分を出力する判断部を有する
ことから、生体が現在おかれている状態を判断でき、 差分に基づいて調節手順を決める調整部と、調節手順
に基づいて調節信号を発生する調節信号発生部と、調節
信号を生体に賦与する調節信号賦与部とを有することか
ら、生体の状態に応じた適切な処置を行うことが可能で
ある。
また、計測された生体指標が正常範囲から外れた場
合、もしくは生体に賦与される調節信号が生体の許容範
囲を越えた場合に、調節信号の賦与を中断することので
きる手段を有することから、生体の安全を保障しながら
調節を行うことが可能である。
合、もしくは生体に賦与される調節信号が生体の許容範
囲を越えた場合に、調節信号の賦与を中断することので
きる手段を有することから、生体の安全を保障しながら
調節を行うことが可能である。
さらに、外部から調節目的を設定すると生体指標の目
標値を自動的に出力する目的設定部を有することから、
調節の目的を変更することが可能である。
標値を自動的に出力する目的設定部を有することから、
調節の目的を変更することが可能である。
(実施例) 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
まず、機構について説明し、次に、個々の応用分野に
おける構成要素の具体例について説明する。
おける構成要素の具体例について説明する。
本発明を説明するために参考となる生体機能調節装置
の基本構成を第1図に示す。
の基本構成を第1図に示す。
初めに判断部4において、調節の目標となる生体指標
の範囲である目標生体指標範囲13を外部から指定する。
計測部3は、単一もしくは複数の生体センサから構成さ
れ、生体情報11を計測する。判断部4では、計測された
生体指標である計測生体指標12と、目標生体指標範囲13
とを比較し、その差分14を出力する。調整部5は、差分
14を解消するために生体を賦与される調節信号16の量と
賦与手順等を決める信号である、調節手順信号15を得
る。調節信号発生部6は、調節手順信号15に基づいて調
節信号16を発生する。調節信号賦与部7は、賦与調節信
号17を生体に賦与する。
の範囲である目標生体指標範囲13を外部から指定する。
計測部3は、単一もしくは複数の生体センサから構成さ
れ、生体情報11を計測する。判断部4では、計測された
生体指標である計測生体指標12と、目標生体指標範囲13
とを比較し、その差分14を出力する。調整部5は、差分
14を解消するために生体を賦与される調節信号16の量と
賦与手順等を決める信号である、調節手順信号15を得
る。調節信号発生部6は、調節手順信号15に基づいて調
節信号16を発生する。調節信号賦与部7は、賦与調節信
号17を生体に賦与する。
11、12、14、15、16、17の経路を繰り返すことによっ
て、生体指標を目標生体指標範囲13に限りなく近付けて
ゆく。
て、生体指標を目標生体指標範囲13に限りなく近付けて
ゆく。
計測部3は、生体から得られる指標、例えば、体温、
動作、筋運動、皮膚電気活動、等々を計測するためのセ
ンサ、例えば、サーミスタ、ポテンショメータ、ストレ
インゲージ、生体用不分極電極等のセンサ群と、センサ
から得られる微弱な電気信号を増幅するアンプにより実
現できる。
動作、筋運動、皮膚電気活動、等々を計測するためのセ
ンサ、例えば、サーミスタ、ポテンショメータ、ストレ
インゲージ、生体用不分極電極等のセンサ群と、センサ
から得られる微弱な電気信号を増幅するアンプにより実
現できる。
判断部4、調整部5、調節信号発生部6は、日本電気
(株)のPC9800等のパーソナルコンピュータと、同PC98
00に装着した、カノープス電子(株)のADコンバータボ
ードADX98E、および同社のDAコンバータボードDAX98等
にて実現できる。
(株)のPC9800等のパーソナルコンピュータと、同PC98
00に装着した、カノープス電子(株)のADコンバータボ
ードADX98E、および同社のDAコンバータボードDAX98等
にて実現できる。
判断部4において、目標生体指標範囲13の設定は、PC
9800のキーボードから数値を入力することで実現でき
る。判断部4における比較操作は、ADX98Eを介して計測
部3で得られた計測生体指標12をPC9800に取り込み、予
め入力された目標生体指標範囲13と比較して、差分14を
得ることにより実現できる。調整部5は、差分14の大き
さに応じて、同PC9800に予め登録された調節手順データ
を検索して、調節手順信号15を得ることで実現できる。
調節信号発生部6は、予め同PC9800に登録された調節信
号発生データを検索し、これを調節手順信号15に応じて
DAX98を介して調節信号16として出力することにより実
現できる。
9800のキーボードから数値を入力することで実現でき
る。判断部4における比較操作は、ADX98Eを介して計測
部3で得られた計測生体指標12をPC9800に取り込み、予
め入力された目標生体指標範囲13と比較して、差分14を
得ることにより実現できる。調整部5は、差分14の大き
さに応じて、同PC9800に予め登録された調節手順データ
を検索して、調節手順信号15を得ることで実現できる。
調節信号発生部6は、予め同PC9800に登録された調節信
号発生データを検索し、これを調節手順信号15に応じて
DAX98を介して調節信号16として出力することにより実
現できる。
調節信号賦与部7は、生体指標を変化させる目的で、
調節信号16に基づいて生体に賦与される、光、熱、映
像、音、力学的刺激等の刺激を生体に賦与できるフラッ
シュ光源、ヒータ、クーラ、ディスプレイ、スピーカ、
油圧装置等の賦与装置により実現できる。
調節信号16に基づいて生体に賦与される、光、熱、映
像、音、力学的刺激等の刺激を生体に賦与できるフラッ
シュ光源、ヒータ、クーラ、ディスプレイ、スピーカ、
油圧装置等の賦与装置により実現できる。
第2図は、本発明による生体機能調節装置の一実施例
の基本構成図である。
の基本構成図である。
第2図において、点線の枠内が、第1図の参考例と異
なるのでこの部分を説明する。
なるのでこの部分を説明する。
安全監視部8は、計測生体指標12が正常範囲を外れた
場合、もしくは生体に賦与される賦与調節信号17を、遮
断機構付き調節信号賦与部77が保有するセンサで計測
し、その計測結果が生体の許容範囲を外れた場合に、遮
断機構付き調節信号17の賦与を中断する。
場合、もしくは生体に賦与される賦与調節信号17を、遮
断機構付き調節信号賦与部77が保有するセンサで計測
し、その計測結果が生体の許容範囲を外れた場合に、遮
断機構付き調節信号17の賦与を中断する。
本実施例における、安全監視部8は、判断部4、調整
部5、調節信号発生部6を実現した同じPC9800とADX98
E、および同じPC9800に装着したマイクロサイエンス
(株)のパラレルデータ入出力ボードDIO−3298CPC等を
用いて実現できる。
部5、調節信号発生部6を実現した同じPC9800とADX98
E、および同じPC9800に装着したマイクロサイエンス
(株)のパラレルデータ入出力ボードDIO−3298CPC等を
用いて実現できる。
予め、同PC9800に登録しておいた生体指標の正常範囲
と計測生体指標12を比較して、計測生体指標12が正常範
囲外の場合、DIO−3298CPCを介して中断信号18、例えば
8ビットデータを出力すること、 また、同じPC9800のADX98Eを介し、賦与調節信号17を
計測した値を取り込み、予め同PC9800に登録しておいた
賦与調節信号17の許容範囲と比較して、計測値が許容範
囲を外れた場合に、DIO−3298CPCを介して中断信号18を
出力することにより、安全監視部8を実現できる。
と計測生体指標12を比較して、計測生体指標12が正常範
囲外の場合、DIO−3298CPCを介して中断信号18、例えば
8ビットデータを出力すること、 また、同じPC9800のADX98Eを介し、賦与調節信号17を
計測した値を取り込み、予め同PC9800に登録しておいた
賦与調節信号17の許容範囲と比較して、計測値が許容範
囲を外れた場合に、DIO−3298CPCを介して中断信号18を
出力することにより、安全監視部8を実現できる。
本実施例における遮断機構付き調節信号賦与部77は、
調節信号賦与の中断機能に関しては、賦与調節信号17を
賦与する、フラッシュ光源、ヒータ、クーラ、ディスプ
レイ、スピーカ等の賦与装置の駆動電源をリレーに接続
し、リレーを切断する信号として中断信号18を用いるこ
とによって実現でき、賦与調節信号17を計測する機能に
ついては、それぞれの賦与装置に対応したセンサ、例え
ば、フラッシュ光源の場合、光電セルを用意し、その出
力をアンプによって増幅することで実現できる。
調節信号賦与の中断機能に関しては、賦与調節信号17を
賦与する、フラッシュ光源、ヒータ、クーラ、ディスプ
レイ、スピーカ等の賦与装置の駆動電源をリレーに接続
し、リレーを切断する信号として中断信号18を用いるこ
とによって実現でき、賦与調節信号17を計測する機能に
ついては、それぞれの賦与装置に対応したセンサ、例え
ば、フラッシュ光源の場合、光電セルを用意し、その出
力をアンプによって増幅することで実現できる。
第3図は、本発明による別の一実施例の基本構成図で
ある。
ある。
第3図において、点線の枠内が、第1図の参考例と異
なるのでこの部分を説明する。
なるのでこの部分を説明する。
目的設定部2は、生体指標よりも抽象的な目的を入力
すると、目標生体指標範囲13を自動的に出力する部分で
ある。目的設定部2は、判断部4に使われた同じ日本電
気(株)のPC9800上で実現可能である。
すると、目標生体指標範囲13を自動的に出力する部分で
ある。目的設定部2は、判断部4に使われた同じ日本電
気(株)のPC9800上で実現可能である。
予め、生体指標よりも抽象的な目的、例えば、リラッ
クスさせる、よりエキサイトさせる、食欲を増す、特定
の感覚を生じさせる、教育効果を増す、作業能率を上げ
るといった目的を用意しておき、これに応じた目標生体
指標範囲13を用意しておく。同PC9800のキーボードを用
いて、ユーザが必要とする目的を選択させ、それに応じ
て目標生体指標範囲13を得ることで目的設定部2が実現
される。
クスさせる、よりエキサイトさせる、食欲を増す、特定
の感覚を生じさせる、教育効果を増す、作業能率を上げ
るといった目的を用意しておき、これに応じた目標生体
指標範囲13を用意しておく。同PC9800のキーボードを用
いて、ユーザが必要とする目的を選択させ、それに応じ
て目標生体指標範囲13を得ることで目的設定部2が実現
される。
第4図は、本発明による生体機能調節装置の別の一実
施例の基本構成図である。
施例の基本構成図である。
第4図において、点線で囲った部分が、第1図の生体
機能調節装置と異なる。点線で囲った、安全監視部8と
遮断機構付き調節信号賦与部77は、前記第2図で説明し
たものと同じ手法で実現可能である。また、点線で囲っ
た目的設定部2は、前記第3図で説明したものと同じ手
法で実現可能である。次に、具体的応用領域の例を、構
成要素の例をあげて説明する。
機能調節装置と異なる。点線で囲った、安全監視部8と
遮断機構付き調節信号賦与部77は、前記第2図で説明し
たものと同じ手法で実現可能である。また、点線で囲っ
た目的設定部2は、前記第3図で説明したものと同じ手
法で実現可能である。次に、具体的応用領域の例を、構
成要素の例をあげて説明する。
ストレスの軽減のために、リラックスした状態を作る
場合、自律神経系の緊張状態を計測し、これを和らげる
ために、種々の刺激を調整しつつ与える。この場合、計
測部3は、緊張状態の推定に用いられる自律神経系の活
動を計測する装置、例えば、皮膚電気活動の計測のため
の生体用不分極電極、指尖脈波センサおよびアンプ等か
らなり、調節信号賦与部7はBGMを流すスピーカ、風景
等を見せるディスプレイ、必要に応じて振動を与えるよ
うな力学的装置、などからなる。判断部4、調整部5、
調節信号発生部6は、計測部3から得られた自律神経系
の指標から緊張度を推定し、緊張状態の高さに応じて、
スピーカから流れるBGMの種類、音量、ディスプレイに
映る映像の選択、輝度の調節、体に与える振動の強さを
調節することで、ユーダの緊張度を徐々に低下させる。
場合、自律神経系の緊張状態を計測し、これを和らげる
ために、種々の刺激を調整しつつ与える。この場合、計
測部3は、緊張状態の推定に用いられる自律神経系の活
動を計測する装置、例えば、皮膚電気活動の計測のため
の生体用不分極電極、指尖脈波センサおよびアンプ等か
らなり、調節信号賦与部7はBGMを流すスピーカ、風景
等を見せるディスプレイ、必要に応じて振動を与えるよ
うな力学的装置、などからなる。判断部4、調整部5、
調節信号発生部6は、計測部3から得られた自律神経系
の指標から緊張度を推定し、緊張状態の高さに応じて、
スピーカから流れるBGMの種類、音量、ディスプレイに
映る映像の選択、輝度の調節、体に与える振動の強さを
調節することで、ユーダの緊張度を徐々に低下させる。
アミューズメント効果の向上として、面白く興奮する
状態を作る場合、ストレスの軽減のために用いた自律神
経指標に加えて、ユーザの体位、例えば前のめりになっ
ているか、のけぞっているか等を計測し、緊張度と体位
に応じて、ゲーム場面の切り替え、光刺激の強度、BGM
音量の調節、運動装置の振幅などを調節する。この場
合、計測部3は、緊張度計測のための、生体用不分極電
極、脈波センサ等、および体位計測のための、ポテンシ
ョメータ、ストレインゲージおよびアンプ等からなり、
調節信号賦与部7は、ディスプレイ、スピーカ、運動装
置等からなる。判断部4、調節部5、調節信号発生部6
は、計測部3からの信号をもとに、緊張度と体位を推定
し、ゲーム場面の切り替え、光刺激の強弱、BGM音量の
調節、運動装置の振幅の調節を行う。
状態を作る場合、ストレスの軽減のために用いた自律神
経指標に加えて、ユーザの体位、例えば前のめりになっ
ているか、のけぞっているか等を計測し、緊張度と体位
に応じて、ゲーム場面の切り替え、光刺激の強度、BGM
音量の調節、運動装置の振幅などを調節する。この場
合、計測部3は、緊張度計測のための、生体用不分極電
極、脈波センサ等、および体位計測のための、ポテンシ
ョメータ、ストレインゲージおよびアンプ等からなり、
調節信号賦与部7は、ディスプレイ、スピーカ、運動装
置等からなる。判断部4、調節部5、調節信号発生部6
は、計測部3からの信号をもとに、緊張度と体位を推定
し、ゲーム場面の切り替え、光刺激の強弱、BGM音量の
調節、運動装置の振幅の調節を行う。
作業能率の向上、教育効果の向上のため、適度に緊張
した状態を保つ場合、ユーザの緊張度が低い場合、BGM
音量を増したり選曲に変化を与えたり、問題や作業内容
を変更したり、ディスプレイ上の文字や図形の表示を変
えたりして、緊張度が上がるようにする。また緊張度が
あまり高い場合には、逆の操作を行うことで、緊張度を
緩和する。この場合、計測部3は、生体用不分極電極、
脈波センサおよびアンプなどであり、刺激賦与部7はス
ピーカ、ディスプレイ等からなる。判断部4、調節部
5、調節信号発生部6は、計測部3からの計測結果に基
づき、ユーザの緊張度を推定し、緊張度に応じて、BGM
音量、ディスプレイ上の表示を調節する。
した状態を保つ場合、ユーザの緊張度が低い場合、BGM
音量を増したり選曲に変化を与えたり、問題や作業内容
を変更したり、ディスプレイ上の文字や図形の表示を変
えたりして、緊張度が上がるようにする。また緊張度が
あまり高い場合には、逆の操作を行うことで、緊張度を
緩和する。この場合、計測部3は、生体用不分極電極、
脈波センサおよびアンプなどであり、刺激賦与部7はス
ピーカ、ディスプレイ等からなる。判断部4、調節部
5、調節信号発生部6は、計測部3からの計測結果に基
づき、ユーザの緊張度を推定し、緊張度に応じて、BGM
音量、ディスプレイ上の表示を調節する。
家畜の成長を促進するために、家畜の運動量に応じて
餌の量を加減する場合、心電気現象や筋電気現象を計測
して、家畜の一日の運動量を推定し、運動量が多い場合
には普段よりも多めの飼料を与える。この場合、計測部
3は、心電気現象、筋電気現象の計測のための生体用不
分極電極、およびアンプなどからなり、調節信号賦与部
7は飼料を与える装置である。特定の量の飼料を与える
装置は、例えば、タンクから導出される飼料を電磁弁に
より一定時間開閉することで実現できる。判断部4、調
節部5、調節信号賦与部6は、計測部3からの信号に基
づいて、一日の運動量を推定し、運動量が多いような
ら、電磁弁の開く時間を長くすることで、多めの飼料を
与える。
餌の量を加減する場合、心電気現象や筋電気現象を計測
して、家畜の一日の運動量を推定し、運動量が多い場合
には普段よりも多めの飼料を与える。この場合、計測部
3は、心電気現象、筋電気現象の計測のための生体用不
分極電極、およびアンプなどからなり、調節信号賦与部
7は飼料を与える装置である。特定の量の飼料を与える
装置は、例えば、タンクから導出される飼料を電磁弁に
より一定時間開閉することで実現できる。判断部4、調
節部5、調節信号賦与部6は、計測部3からの信号に基
づいて、一日の運動量を推定し、運動量が多いような
ら、電磁弁の開く時間を長くすることで、多めの飼料を
与える。
(発明の効果) 本発明を用いることにより、生体情報を計測し、生体
のおかれた状態を判断し、生体の安全を保証しつつ、生
体の状態に応じて適切な処置が自動的に行え、かつその
到達目標が変更可能となるため、ストレスの解消、アミ
ューズメント効果の向上、教育効果の向上、作業能率の
向上、成長の促進といった、生体の能力を向上させるた
めに、生体の機能を調節することによって、リラックス
している、面白く興奮する、集中している、栄養の吸収
がさかんである等の好ましい生体の状態をつくりだすこ
とができる。
のおかれた状態を判断し、生体の安全を保証しつつ、生
体の状態に応じて適切な処置が自動的に行え、かつその
到達目標が変更可能となるため、ストレスの解消、アミ
ューズメント効果の向上、教育効果の向上、作業能率の
向上、成長の促進といった、生体の能力を向上させるた
めに、生体の機能を調節することによって、リラックス
している、面白く興奮する、集中している、栄養の吸収
がさかんである等の好ましい生体の状態をつくりだすこ
とができる。
第1図は本発明を説明するために参考となる生体機能調
節装置の基本構成図、第2図は本発明による一実施例の
基本構成図、第3図は本発明による別の一実施例の基本
構成図、第4図は本発明による別の一実施例の基本構成
図である。 1……生体、2……目的設定部、3……計測部、4……
判断部、5……調節部、6……調節信号発生部、7……
調節信号賦与部、8……安全監視部、77……遮断機構付
き調節信号賦与部、11……生体情報、12……計測生体指
標、13……目標生体指標範囲、14……差分、15……調節
手順信号、16……調節信号、17……賦与調節信号、18…
…中断信号。
節装置の基本構成図、第2図は本発明による一実施例の
基本構成図、第3図は本発明による別の一実施例の基本
構成図、第4図は本発明による別の一実施例の基本構成
図である。 1……生体、2……目的設定部、3……計測部、4……
判断部、5……調節部、6……調節信号発生部、7……
調節信号賦与部、8……安全監視部、77……遮断機構付
き調節信号賦与部、11……生体情報、12……計測生体指
標、13……目標生体指標範囲、14……差分、15……調節
手順信号、16……調節信号、17……賦与調節信号、18…
…中断信号。
Claims (3)
- 【請求項1】生体指標を計測する計測部と、 計測された生体指標と、予め設定しておいた生体指標の
目標値とを比較して差分を出力する判断部と、 前記差分に基づいて調節手順を決める調整部と、 前記調節手順に基づいて調節信号を発生する調節信号発
生部と、 前記調節信号を生体に賦与する調節信号賦与部と、 前記計測された生体指標が正常範囲から外れた場合、も
しくは前記調節信号が生体の許容範囲を外れた場合に、
前記調節信号の賦与を中断することのできる手段を有す
ることを特徴とする生体機能調節装置。 - 【請求項2】生体指標を計測する計測部と、 計測された生体指標を、予め設定しておいた生体指標の
目標値とを比較して差分を出力する判断部と、 前記差分に基づいて調節手順を決める調整部と、 前記調節手順に基づいて調節信号を発生する調節信号発
生部と、 前記調節信号を生体に賦与する調節信号賦与部と、 外部から、調節目的を設定すると、前記生体指標の目標
値を自動的に出力する目的設定部を有することを特徴と
する生体機能調節装置。 - 【請求項3】外部から、調節目的を設定すると、前記生
体指標の目標値を自動的に出力する目的設定部を有する
ことを特徴とする請求項第1項記載の生体機能調節装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2213892A JP2600997B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 生体機能調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2213892A JP2600997B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 生体機能調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0496765A JPH0496765A (ja) | 1992-03-30 |
JP2600997B2 true JP2600997B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=16646745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2213892A Expired - Fee Related JP2600997B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 生体機能調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600997B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9943698B2 (en) * | 2014-04-22 | 2018-04-17 | Lockheed Martin Corporation | Cognitive enhancement using feedback |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62299276A (ja) * | 1986-09-30 | 1987-12-26 | オ−ジ−技研株式会社 | 評価手段を有する自律訓練装置 |
JPS63300772A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-07 | Sogo Igaku Kenkyusho:Kk | バイオフィ−ドバック装置 |
JPS6432871A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-02 | Shigeo Watanabe | Program regeneration apparatus |
JPH01144051U (ja) * | 1988-03-30 | 1989-10-03 |
-
1990
- 1990-08-13 JP JP2213892A patent/JP2600997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0496765A (ja) | 1992-03-30 |
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