JP2599522Y2 - 農用液状材料供給装置 - Google Patents

農用液状材料供給装置

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JP2599522Y2
JP2599522Y2 JP1993065679U JP6567993U JP2599522Y2 JP 2599522 Y2 JP2599522 Y2 JP 2599522Y2 JP 1993065679 U JP1993065679 U JP 1993065679U JP 6567993 U JP6567993 U JP 6567993U JP 2599522 Y2 JP2599522 Y2 JP 2599522Y2
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武 富樫
義守 今泉
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株式会社ミヤマエンジニアリング
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】作物栽培に際しては、発芽や成長
を促進させる為の灌水、施肥作業、害虫駆除の為の消
毒、殺虫、殺菌作業、及び不要植物の発生防止や駆除の
為の除草作業などの栽培管理作業を行う必要がある。
考案は、これら各作業に応じて水、液肥、或いは消毒、
殺虫、殺菌、除草用薬剤の溶融液などの液状材料を土中
或いは生体作物又は圃場上に注入又は散布する際に供す
る農用液状材料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単一種の作物を栽培するにしても
土壌上の作物茎稈へ散布する場合と土壌中へ注入する場
合があり、これら両作業に対して複数の機械を保有し作
業内容に応じてこれら機械を使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた
のは、液状材料の供給という共通目的に対して複数の作
業機を保有しなければならない。すなわち、機械の構成
上から見た場合に可動装置、液状材料の収容タンク、該
タンク内の液状材料を供給目的に従って配給するポンプ
といった大般の部分を複数保有しなければならないこと
となり、設備費用の増大となり生産コストを上昇させて
しまうという問題点を有していた。また、液状材料の供
給目的の相違によって土壌上への噴霧装置と土壌中への
注入装置を着脱交換するようにした場合には、交換作業
が面倒であり、作物の種類によって一栽培期間内に頻繁
に装置の交換を行なう必要がある場合には尚のことであ
る。しかしながら、これらの装置による栽培管理作業を
怠れば作物の品質低下をもたらすこととなる。そして、
装置交換による方式の場合は同時作業が不可能であり、
省力化効果が上げられないという問題点を有していた。
【0004】また、液体材料の供給目的の相違によって
土壌上への噴霧装置と土壌中への注入装置を着脱交換す
るようにした場合には、交換作業が面倒であり、作物の
種類によって一栽培期間内に頻繁に装置の交換を行なう
必要がある場合には尚のことである。しかしながら、こ
れらの装置による栽培管理作業を怠れば作物の品質低下
をもたらすこととなる。そして、装置交換による方式の
場合は同時作業が不可能であり、省力化効果が上げられ
ないという問題点を有していた。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とすると
ころは、 行機能を備えた独立の機械構成を有し、土壌
上又は生体作物への噴霧作業と土壌中への注入作業を、
使用材料の種類や供給時期などの必要条件に応じて両
を同時に行ったり、或いは両作業を装置交換をするこ
となく択一的に行ったり、また土壌中への薬液の注入に
際して深層 位置に注入できるようにした農用液状材料供
給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における農用液状材料供給装置は、液状材料
の収容タンクと、該収容タンク内の液状材料を吸入し圧
送するポンプと、土壌上の作物への噴霧装置と、土中注
入装置とを走行台車に具備し、該走行台車は左右のクロ
ーラーを回走させて走行する ように構成し、前記ポンプ
を走行台車の機体後部に設け た操縦ハンドルの下部に搭
載し、前記収容タンクを操縦 ハンドルの前側に配設し、
前記噴霧装置を収容タンクの 前方に具設し、前記土中注
入装置を走行台車の前後の略 中央部の左右両側に配設す
ると共に注入部が土壌中に埋 入している注入態様と土壌
上に在る待機態様に切り替わ るように構成し、前記ポン
プの吐出口を噴霧装置及び土中注入装置に配管接続して
いるものである。
【0007】前記ポンプの吐出口と噴霧装置及び土中注
入装置との配管接続路を択一的に切り換え可能にしても
よい。
【0008】前記ポンプを複数装設し、これらポンプと
噴霧装置及び土中注入装置との配管接続路を個別にして
もよい。
【0009】
【作用】収容タンク内に収容された液状材料はポンプに
吸入され、ポンプ内に吸入された液状材料は配管接続路
へ圧送され噴霧装置及び土中注入装置へ送給される。噴
霧装置へ送給された液状材料、例えば水、液肥、殺虫又
は除草剤の溶融液霧化され生体作物の茎葉や圃場上に
散布供給される。
【0010】土中注入装置へ送給された液状材料、例え
ば液肥、消毒又は殺虫剤の溶融液は圃場の土壌中や作物
の根圏部に注入供給される。
【0011】噴霧装置及び土中注入装置への液状材料の
送給は両装置へ同時に送給したり、択一的に切り換えて
送給される。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1及び図2において、農用液状材料供給装置Bは、自走
する走行台車により移動可能に構成する。該走行台車
Aは、機体1に搭載したエンジン2の出力回転によりト
ランスミッションを介して左右のクローラー3を回走さ
せて走行するように構成する。
【0013】前記農用液状材料供給装置は、液状材料
を収容する収容タンク4、動力噴霧装置用のポンプ5、
液状材料を霧化し散布する噴霧装置及び液状材料を土
壌中に注入する土中注入装置7を具備する。土中注入装
置は土壌上に在る待機態様から土壌中に埋 入している注
入態様へ切り替え作動する。 その箇所での注入が所定量
に達すると土壌中に埋入し ている注入態様から土壌上に
在る待機態様へ切り替え作 動される。 そして、次の注入
位置へ走行台車を移動させて再び同 様に繰り返し注入作
業を行うなお、注入のタイミングとして、注入部がど
の位置に ある場合に液状材料を注入するか、或いは、前
記土中注 入装置の切り替え作動を走行台車を連続的に走
行移動さ せながら行うか、上記のように停止させて行う
か、は使 用条件などに応じて適宜に選択して良い。
【0014】収容タンク4、ポンプ5、噴霧装置6及び
土中注入装置7の装設構成は、前記走行台車の機体1
後部に設けた操縦ハンドル8の下部にポンプ5を搭載
し、該操縦ハンドル8の前側に収容タンク4を配設し、
該収容タンク4のさらに前方に噴霧装置6を具設する。
又走行台車 の前後の略中央部の左右両側に土中注入装
置7を配設する。
【0015】前記ポンプ5は前記エンジン2の出力回転
により作動するよう伝動連結し、前記収容タンク4内の
液状材料を吸入し圧力を高めて吐出口14より圧送する
ように成す。
【0016】該ポンプ5の吸入側は前記収容タンク4と
配管接続する。詳しくは、この収容タンク4内には吸込
部にストレーナー9を装着せる吸液ホース10と、余液
を収容タンク4内に還元する余液戻しホース11とを内
蔵し、前記ポンプ5の吸入側に設けた吸入口12と余液
還元口13とを前記吸液ホース10及び余液戻しホース
11を延長配管して接続する。
【0017】又ポンプ5の吐出口14側は前記した噴霧
装置6及び土中注入装置7と配管接続する。この配管接
続の形態についていくつか説明すると、図2のようにポ
ンプ5と噴霧装置6、土中注入装置7との間に分配器1
5を設け、この分配器15から配管接続を並列状に行な
い、この分配器15に流路の開閉切換弁21、21を複
数付設し噴霧装置6と土中注入装置7への流路を択一的
に切り換えられるようにしている。
【0018】さらには、ポンプ5、噴霧装置6及び土中
注入装置7を直列状に配管接続を行なう場合、或いは、
ポンプ5を複数設けて噴霧装置6と土中注入装置7へ並
列状に配管接続を行なって配管接続路を個別にする場合
がある。この後者の場合には収容タンク4も複数設けて
異種の液状材料を噴霧装置6と土中注入装置7へ別々に
供給できるようにしても良い。
【0019】収容タンク4を複数設ける構造とした場合
には両タンクに異種の液状材料を収容させて1個のポン
プへ択一的に切り換え供給したり、或いは中間部で混合
させて供給するようにしても良い。
【0020】前記土中注入装置7は、注入部が土壌中に
埋入している注入態様と土壌上に在る待機態様への位置
変更を油圧シリンダ装置16により切り換えできるよう
に構成する。詳しくは機体1に油圧ポンプ17を設けて
前記油圧シリンダ装置16の往復動によりリンク装置1
8を作動させ、機体1に着設せる案内部材19に対して
土中注入装置7を着設せる摺動杆20を往復摺動させる
よう構成する。
【0021】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0022】農用液状材料供給装置は走行台車に噴霧装
置と土中注入装置を具設し独立した機械構成としたこと
により、栽培管理作業における液状材料の供給作業に
広く活用することができるほか、装置の交換といった面
倒な作業 ら解放することができる。
【0023】農用液状材料供給装置は収容タンク、ポン
プ、噴霧装置及び土中注入装置を具備することにより、
これら構成部分について共用することができ、栽培管理
に要する費用の低減化を図ることができる。
【0024】 土中注入装置を地中深くまで射し込む際に
は反力を受 けるが、土中注入装置を具備する走行台車が
左右のクロ ーラーによって地面と平面的に接触し支持さ
れ、また、 土中注入装置を走行台車の前後の略中央部の
左右両側に 配設しているので、土中注入装置を射し込む
際に受ける 反力に対して機体重量をもって乗し掛かるよ
うになるの で機体が浮き上がったり、機体が前後に波打
つことが防 止され、地中深くまで射し込むことができ
又、土中注入装置の左右の注入部を同時に射し込む
ともできるようになり、作業能率の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 農用液状材料供給装置の斜視図である。
【図2】 同上装置の配管の一例を示した系統図であ
る。
【符号の説明】A 走行台車 B 農用液状材料供給装置1 機体 4 収容タンク 5 ポンプ 6 噴霧装置 7 土中注入装置8 操縦ハンドル 14 ポンプの吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01M 17/00 A01C 23/00 A01C 23/02 A01M 7/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状材料の収容タンクと、該収容タンク
    内の液状材料を吸入し圧送するポンプと、土壌上の作物
    への噴霧装置と、土中注入装置とを走行台車に具備し、
    該走行台車は 左右のクローラーを回走させて走行するよ
    うに構成し、 前記ポンプを走行台車の機体後部に設けた
    操縦ハンドル の下部に搭載し、前記収容タンクを操縦ハ
    ンドルの前側 に配設し、前記噴霧装置を収容タンクの前
    方に具設し、 前記土中注入装置を走行台車の前後の略中
    央部の左右両 側に配設すると共に注入部が土壌中に埋入
    している注入 態様と土壌上に在る待機態様に切り替わる
    ように構成し 前記ポンプの吐出口を噴霧装置及び土中
    注入装置に配管接続している農用液状材料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプの吐出口と噴霧装置及び土中
    注入装置との配管接続路を択一的に切り換え可能にして
    いる請求項1記載の農用液状材料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプを複数装設し、これらポンプ
    と噴霧装置及び土中注入装置との配管接続路を個別にし
    ている請求項1記載の農用液状材料供給装置。
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