JP2598222B2 - 漏油検知装置 - Google Patents
漏油検知装置Info
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- JP2598222B2 JP2598222B2 JP31265193A JP31265193A JP2598222B2 JP 2598222 B2 JP2598222 B2 JP 2598222B2 JP 31265193 A JP31265193 A JP 31265193A JP 31265193 A JP31265193 A JP 31265193A JP 2598222 B2 JP2598222 B2 JP 2598222B2
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Description
役時における異油種の混合を防止するための漏油検知装
置に関する。
との間で油を荷役する際に、作業時間短縮のために、2
基のポンプを使用して異種の油を同時に荷役する頻度が
多くなっている。船内の各油槽はバイパス配管により連
結され、バイパス配管には仕切弁が形成されており、こ
の仕切弁を閉じることにより異種の油が各油槽で混ざり
合うことなく荷役される。
あるいは仕切弁自体の不具合(例えば、仕切弁の経時的
劣化など)によって仕切弁から油が漏洩し、種類の異な
る油どうしが混ざり合う事故が現実に起きている。仕切
弁から油が漏洩して異種の油が混ざり合うと、混ざり合
った油を再精製しなければならず船主側の費用負担が増
大してしまう。また、荷役を中断あるいは中止によって
船主側に大きな損害を与えるし、荷主側に対する信頼低
下となっていた。
めになされたもので、各油槽をつなぐバイパス配管に取
付けることができると共に、仕切弁からの油の漏洩を検
知することが可能な漏油検知装置を提供することを目的
とする。
するために本発明は、配管に連結するためのフランジ状
の固定部を両端に有する筒状のフレームと、フレームの
内周側に突出した漏油検知器と、フレームに形成した油
溜めと、油溜めに設けられたバルブとを有していること
特徴とする。漏油検知器は高さ寸法を変更できるように
してもよい。フレーム内に設けた保護筒で漏油検知器の
外周を覆ってもよい。漏油検知器の先端を油溜めと対向
させてもよい。漏油検知器をフレームの底部から内周側
に立ち上がらせてもよい。
取付ける。仕切弁から油が漏れると、油は筒状の漏油検
知装置内に侵入し、漏油検知器で検出される。この検出
信号に基づき、漏油防止策を取るなど適切な処置を取
る。
て説明する。図1において、円筒状のフレーム2の両端
外周には配管7に連結するためのフランジ状の固定部
1、1が形成されている。フレーム2の内壁の下部中央
には凹状の油溜め4が形成されている。油溜め4はフレ
ーム2の外壁側で凸状の突出となっており、底部には油
を外部へ抜くためのバルブ5が形成されている。
て漏油検知器3が挿入されている。漏油検知装置3は先
端部がフレーム2の下部に形成された油溜め4と対向し
ている。また、漏油検知器3の先端部は、図2に示すよ
うにセンサー部3aと、センサー部3aの外周及び下端
面を覆う樹脂3dから構成されており、これらセンサー
部3aと樹脂3dは有底円筒状のホルダー部3cによっ
て保持されている。センサー部3aにはケーブル3bが
接続されており、このケーブル3bの一端部はフレーム
2の外部へ延び、図示しないコントロールボードと接続
されている。このような構成の漏油検知器3は、静電容
量の変化で漏油を検出する方式であるが、例えば、光学
検知方式などの適宜の方式を採用してもよい。
れた漏油検知器3には、仕切弁9、8が開かれてバイパ
ス配管7内を油が流れるときに圧力がかかるので、圧力
を軽減するため、漏油検知器3は円筒状の保護筒6で覆
われている。このような漏油検知器3の先端部で油の漏
洩を検出すると、検出信号はケーブル3bによって外部
のコントロールボードへ送られ、油の漏洩を知らせるよ
うになっている。また、例えば調整ねじを操作するなど
の方法により、フレーム2内での漏油検知器3の高さを
変更し、検出レベルを細かく設定することが可能となっ
ている。
られる配管7は、例えば一つの油槽と別の油槽とを連結
するバイパス配管であり、この配管7には、上記各油槽
に異種の油が貯蔵される場合に双方の油槽間の連絡を遮
断するための2個一対の仕切弁8、9が所定の間隔をお
いて連結されている。これらの仕切弁8、9間に漏油検
知装置のフレーム2が連結されている。
の油を貯蔵する場合、一対の仕切弁8、9を閉めて各油
槽の連絡を遮断する。ところが、何らかの原因で仕切弁
8、9のうち少なくとも一方に不具合があって油が漏れ
ると、漏油検知装置のフレーム2内に漏れた油が溜まる
ため、これを漏油検知器3が検出し、信号を発する。こ
の信号に基づき、適切な漏油防止策を施す。
切弁8、9からの油の漏洩を早期に検出することができ
るため、異種の油が混ざり合うのを未然に防ぎ、混じり
合った油の再精製や荷役の中断および中止を防ぐことが
できる。なお、漏油検知装置はユニット形式となってい
るため、固定部1、1により既存のバイパス配管に対し
て容易に取付けることができる。この場合、漏油検知装
置は漏油を素早く検知できるように、バイパス配管7の
仕切弁8の近隣に取付けられるのが最も好ましい。
に、仕切弁8に異常がなくてもバイパス配管7中に油が
残ることがある。このような残った油は、通常、油溜め
4に溜められてバルブ5によって外部に抜かれるため、
漏油検知器3の誤動作が防止される。
ってフレーム2内での高さを自由に変更できるため、漏
油検知器3が反応する油の量を細かに調整できる。この
ため、実用上問題のない程度の漏油量で、検出信号を出
力させる必要がない場合は、漏油検知器3が高くなるよ
うに調整して検出レベルを高くすればよく、漏油検知器
3の誤動作を解消することができる。また、上記実施例
では漏油検知器3の取付け位置をフレーム2内の油溜め
4と向かい合う位置としたが、これに限られるものでは
なく、正確に漏油を検出できる位置であればどこでもよ
い。例えば、図3に示すように、フレーム2の底部から
内周側に立ち上げた形態で漏油検知器3を取付けてもよ
い。漏油検知器3の一部は保護筒6で囲まれている。漏
油検知器3の側方にバルブ5を有する油溜め4が設けら
れている。
フランジ状の固定部を両端に有する筒状のフレームと、
フレームの内周側に突出した漏油検知器とを有している
ため、配管内での油の漏洩を検出することができ、この
検出信号に基づき適切な処置を取ることができる。ま
た、フレームによってユニット化されているため、既存
の配管にも容易に取付けることができる。さらに、フレ
ームに油溜めが設けられ、油溜めにバルブが設けられて
いるため、検出されてはならない油をバルブから抜き取
ることができ、誤った検出動作を防止することができ
る。
面図。
を示す断面図。
す正面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 配管に連結するためのフランジ状の固定
部を両端に有する筒状のフレームと、フレームの内周側
に突出した漏油検知器と、上記フレームに形成された油
溜めと、油溜めに設けられたバルブとを有してなる漏油
検知装置。 - 【請求項2】 上記漏油検知器は高さが変更可能となっ
ている請求項1記載の漏油検知装置。 - 【請求項3】 上記フレーム内に設けられ、上記漏油検
知器の外周を覆う保護筒を有してなる請求項1記載の漏
油検知装置。 - 【請求項4】 上記漏油検知器は油溜めと対向している
ことを特徴とする請求項1記載の漏油検知装置。 - 【請求項5】 上記漏油検知器はフレームの底部から内
周側に立ち上がっていることを特徴とする請求項1器載
の漏油検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31265193A JP2598222B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 漏油検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31265193A JP2598222B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 漏油検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07140030A JPH07140030A (ja) | 1995-06-02 |
JP2598222B2 true JP2598222B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=18031781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31265193A Expired - Lifetime JP2598222B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 漏油検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598222B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107727336A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-02-23 | 郑州斯倍思机电有限公司 | 一种油底壳气密性测试台及其操作方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
UA110750C2 (uk) * | 2012-05-01 | 2016-02-10 | Ктр Меньюфекчурінґ Індастріз Лімітед | Пристрій для виявлення витоку рідини |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP31265193A patent/JP2598222B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107727336A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-02-23 | 郑州斯倍思机电有限公司 | 一种油底壳气密性测试台及其操作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07140030A (ja) | 1995-06-02 |
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