JP2597868Y2 - 加湿器付きエアコン - Google Patents

加湿器付きエアコン

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JP2597868Y2 JP1993038279U JP3827993U JP2597868Y2 JP 2597868 Y2 JP2597868 Y2 JP 2597868Y2 JP 1993038279 U JP1993038279 U JP 1993038279U JP 3827993 U JP3827993 U JP 3827993U JP 2597868 Y2 JP2597868 Y2 JP 2597868Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加湿器付きエアコンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコン室内機に加湿装置を組み
合わせた考案には、実開昭58ー129425号「空気
調和機の加湿装置」や実開昭59ー182019号「空
気調和機の加湿器給水装置」や実開平2ー 2004
0号「加湿機能付エアコンデショナ」などがある。これ
らの加湿器は、室内貯水タンクや室外の水道などに接続
してポンプで水を供給する構成である。また、前記従来
のエアコン室内機の加湿器は、超音波振動子の周囲には
貯水部分(第一の貯水凹部)があるが、その貯水部分に
は異常時水でオーバーフローを防止するようにこれに隣
接する予備貯水部分(第二の貯水凹部)を形成してオー
バーフロー通路を設け、この予備貯水部分(第二の貯水
凹部)に排水ドレンパイプ設けている。
【0003】これら従来のエアコン室内機に加湿装置を
組み合わせたものは、当然に給水パイプ及び排水ドレン
パイプを設けているが、排水ドレンパイプは貯水を妨げ
ないような構成でかつオーバーフローの場合に排水でき
るように常に開口しているものである。排水ドレンパイ
プは、貯水を妨げないようにするために、超音波振動子
の周囲の貯水部分には形成していない。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】従来のエアコン室内
機に加湿装置を組み合わせたものは、前記のような構成
であり、次のような問題がある。第一に補充が容易な貯
水タンクを室内におき、かつ水の補充を容易にできる構
成でない。冬季においてエアコン暖房により乾燥した室
内に加湿したい場合などは最もこの種装置が必要とされ
るのであるが、室外に貯水タンクを設置する構成や水道
と連結する構成は、凍結の問題がありまた水の補充にも
面倒な問題がある。第二に貯水タンクを室内に置いて
も、水を補充することの簡便性の配慮がない。例えば従
来装置では貯水タンクは持ち運びできず、また脱着もで
きない。補充を容易にするためには、水の補充作業のた
めに持ち運びできるタンクが適度の高さに、一定個所に
安定して容易に脱着できるケースに装填されていること
が必要である。第三に、従来のエアコン室内機内の加湿
装置に於ける超音波振動子周囲の貯水部分には、常に水
が貯留している構成である。この構成では、加湿器スイ
ッチをONすれば直ちにミスト(霧)の発生があるとい
う効果があるが、一面では常に貯留水が壁上部に設置さ
れるエアコン室内機の内部にあるために湿度による内部
腐食のおそれがあり、その貯留水に雑菌が繁殖し、雑菌
が振り撒かれるという問題がある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案は、前記のよう
な問題を解決するものであり、エアコン室内機に加湿装
置を付けた構成で、エアコン室内機の下方にホースで貯
水タンクを設けたもので、貯水タンクの取り扱いを簡便
にして水の補充を容易にするとともに、エアコン室内機
の加湿装置が作動していないときは、超音波振動子周囲
からも水を貯水タンクに下降させて、水をエアコン内に
留めないように改良案出したものである。水の補充を簡
便にし、余分な水を揚げて貯水しないのでエアコン室内
機の重量を軽減することができ、また加湿装置の不使用
時には水を降ろしておくので滞留した水中での雑菌の繁
殖もない。ここに本考案は、超音波振動子を備えた加湿
装置をエアコン室内機内に設け、前記加湿装置へホース
を介して連結される貯水タンクをエアコン室内機とは離
れた下方位置の保持ケースに脱着自在に装填してなるこ
とを特徴とする加湿器付きエアコンである。また、超音
波振動子を備えた加湿装置をエアコン室内機内に設け前
記加湿装置へホースを介して連結される貯水タンクをエ
アコン室内機とは離れた下方位置の保持ケースに脱着自
在に装填してなる加湿器付きエアコンにおいて、加湿装
置の不使用時には超音波振動子周囲の貯水凹部の水を前
記貯水タンクに降下させる弁または排水パイプ等の手段
を設けてなる加湿器付きエアコンを提供する。
【0006】
【実施例】図1は、超音波振動子1を備えた加湿装置2
をエアコン室内機3内に設け、前記加湿装置2へ電気配
線や送排水パイプを収納しているホース4を介して連結
される貯水タンク5をエアコン室内機3とは離れた下方
位置の保持ケース6に脱着自在に装填してなる加湿器付
きエアコンである。超音波振動子1を備えた加湿装置2
は、不使用時には超音波振動子1周囲の水を前記貯水タ
ンク5に降下させるために弁7または細い排水パイプ7
5等の手段を設けている。
【0007】振動子1周囲の水量を一定水位を保つ機構
は、図3のように超音波振動子1の貯水凹部91に立設
した送水孔92付きの送水パイプ93をガイドとしてこ
れに嵌合する中空円盤形のフロート94を設け、図3中
のa点にフロート94を浮上した時点で送水を止め、c
点にフロート94が下降した時点で送水指令を送水ポン
プ9・揚水ポンプ90に発して送水する構成である。送
水パイプ93はフロート94の位置を検出して指令する
機構を設けている。また、オーバーフローを防止するた
めに、a点の上方のb点でも送水停止指令を出し、さら
に万一増水しフロート94が前記送水パイプ93の上端
のストッパー95で止まる最上位の位置にまで浮上した
場合は、送水孔92を閉塞して送水を停止するように作
用する。更に第一貯水凹部91に隣接して隔壁97を設
けて常時排水ドレンパイプ98を開口した第二貯水凹部
96を設けて、オーバーフローの場合の排水の保証をし
ている。
【0008】加湿装置2は、不使用時は常に水を降下さ
せておくように構成しており、加湿スイッチをONとし
た使用時にのみ振動子1周囲に送水ポンプ9又は図2の
ような送水ポンプ90で一定水位を保って揚水する。貯
水凹部91の最低部(振動子1よりも低い)には、弁7
を備えた排水パイプ71を開口し設けている。弁7は、
加湿スイッチをONとした場合には閉塞し、加湿スイッ
チをOFFとした場合は、開口して水をすべて降下させ
る。排水パイプ71は、オーバーフロー防止のための機
能ではなく、不使用時の排水のために設けられている。
【0009】図4の構成は前記実施例の送水パイプと排
水パイプを一本にまとめて送排水兼用パイプ72とした
例である。貯水凹部91の最底部に送排水口73を設
け、前記の実施例と同様のフロート94を設けたもので
ある。但しフロート94が送排水口73を閉塞しないよ
うにストッパー74を設けている。このフロート94
は、送水、停止の指令をその浮上位置で選択して送水ポ
ンプ9や送水ポンプ90に指示する。弁7は、送水時に
は開口し、貯水完了の停止時は閉塞している。一方、エ
アコンの停止や加湿スイッチの停止があると、送水ポン
プは停止し、回路上弁7は開口状態になり、上部の水は
自重で降下して、貯水タンク5に戻る。
【0010】図5の実施例は、電気的な手段をなるべく
取り込まない構成で達成した不使用時の排水手段であ
り、送水パイプ93よりかなり径小の細径排水パイプ7
5を、貯水凹部91に設けたものである。貯水凹部91
へ送水を連続的にしてゆくと、送水量が排水量より多い
ので貯水されるが、一旦送水を停止すると自然と排水が
なされエアコン室内機3には水が貯留しない構造を提供
する。実施例では、径小の排水パイプ75は、排水ドレ
ンパイプ98に接続している。送水ポンプ90の作動に
よる送水パイプ93からの送水のスピードや量は、冬季
の加湿器の使用態様などをマイコンに学習させて、エア
コンの作動と加湿器のスイッチにより学習経験に応じて
連続的に行なわれ、適正な水が送られる。この実施例で
は、送水は加湿スイッチONの間は連続的に行なわれ、
同様に貯水があるかぎり、径小の排水パイプ75は連続
的になくなるまで少量の水を流し落としている。
【0011】図5の構成によれば、送水が停止した場合
は、細径排水パイプ75からすこしづつ流れ落ちてゆく
ので、若干の時間を要するが貯水凹部91はやがて水を
すべて排出することになる。
【0012】貯水タンク5は、上方に取手を付け、底面
(下方側面でもよい)に開口弁を設けており、保持ケー
ス6に脱着自在に装填されている。保持ケース6にセッ
トすることで送水パイプ93と連通して送水ポンプ9・
90で揚水される。保持ケース6は、貯水タンク5をセ
ットできるほか、ポンプ90の設置や接続管を装置し
て、エアコン室内機3や貯水タンク5の軽量化にも有用
である。
【0013】本考案に係る加湿器付きエアコンを使用す
る場合は、送水ポンプ9・90を作動させて、加湿装置
2の貯水凹部91に水を送り、一定水位になった後に、
超音波振動子1でミストを発生させ、エアコンの熱風と
ともに室内にミストを拡散し加湿することになる。そし
て、エアコンや加湿を停止したときは、貯水凹部91の
水は、排水パイプ71・72・75から排出され、エア
コン室内機3の内部には水が残存しないことになる。
【0014】このように、本考案では、不使用時に超音
波振動子1の貯水凹部91から水を排出するので、次回
に加湿装置2を作動しようとするときには、送水を待っ
て行なう必要があるが、エアコンで暖房する場合は必ず
暖気予備運転があるので、その間に揚水することができ
るので、逐一排水しても支障はないのである。また、本
考案の加湿装置2は、貯水タンク5とミストの発生箇所
が離れた構成で、必要時に超音波振動子1の貯水凹部9
1に送水してミスト噴射できるものであり、加湿のいら
ない時期は、貯水凹部91から水を除去できるので腐食
防止やカビの発生が抑制でき衛生的であり、加湿装置2
自体にも独特の技術的効果があるエアコン停止時に加
湿装置2のみを作動させることができるのも当然であ
る。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る加湿器付き
エアコンは、超音波振動子1を備えた加湿装置2をエア
コン室内機3内に設け、前記加湿装置2へホース4を介
して連結される貯水タンク5をエアコン室内機3とは離
れた下方位置の保持ケース6に脱着自在に装填してなる
加湿器付きエアコンであるので、水の補充が容易であ
り、貯水タンク5の取り扱いも簡便になる。またさらに
超音波振動子1を備えた加湿装置2は、不使用時には超
音波振動子1周囲の水を前記貯水タンク5に降下させる
弁7または排水細径パイプ75等の手段を設けているの
で、特に壁面取り付け方式のエアコン室内機3の加湿器
2において、加湿器の貯水凹部91から不使用時は水を
排出して、エアコン室内機3内を乾燥させておくことが
できるものである。もとよりエアコン室内機3からミス
トを連続的に送り出すこともできるものであり、乾燥し
た部屋へエアコンの送風にミストをのせて遠くまで拡散
できる効果がある。そのほか次のような特有の技術的効
果がある。
【0016】エアコンの送風にミスト(霧)をのせて
拡散できるので、単独の加湿器よりミストを部屋中に広
げることができる。エアコンの調整自在な送風力を利
用できるので、加湿器の送風装置を省略できる。エア
コン室内機の下方に距離を置いて貯水タンクをケースに
入れて設置したので、貯水量が容易に視認でき、揚水排
水が効率的である。エアコン室内機の内部に設置した
加湿装置に、使用時のみに必要分のみ送水し軽量でかつ
連続的に加湿でき、かつオーバーフロー防止が十分にで
きる。貯水タンクは、壁面の保持ケースにセットされ
ており、床掃除や取り扱いが便利である。加湿装置の
内部に水を貯留しないので、不使用時間中の雑菌の繁殖
や拡散を防止できる。実際にも加湿時間と不使用時を比
較すると、一般家庭では不使用時間が大半であるので、
不使用時の水の排水は合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る加湿器付きエアコンの一
実施例を示す正面図。
【図2】図2は、送水ポンプを保持ケースに設けた他の
実施例の切開側面図。
【図3】図3は、加湿器付きエアコンの加湿装置の送排
水部分の側面断面図。
【図4】図4は、同じく他の構成の送排水部分の側面断
面図。
【図5】図5は、他の構成の送排水部分の側面断面図。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 加湿装置 3 エアコン室内機 4 ホース(送排水パイプを収納) 5 貯水タンク 6 保持ケース 7 弁 9 送水ポンプ 90 送水ポンプ 91 貯水凹部 92 送水孔 93 送水パイプ 94 フロート 95 ストッパー 96 貯水凹部 97 隔壁 98 排水ドレンパイプ 71 排水パイプ 72 送排水パイプ 73 送排水口 74 ストッパー 75 細径の排水パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を備えた加湿装置をエアコ
    ン室内機内に設け、前記加湿装置へホースを介して連結
    される貯水タンクをエアコン室内機とは離れた下方位置
    の保持ケースに脱着自在に装填してなる加湿器付きエア
    コンであって、加湿装置の使用時にのみ振動子周囲に送
    水ポンプで一定水位を保って揚水し、加湿装置の不使用
    時には超音波振動子周囲の貯水凹部の水を常に前記貯水
    タンクに降下させておくように構成し、弁または細径排
    水パイプ等の手段によって排水するが、前記弁は加湿ス
    イッチをONとした場合には閉塞し、加湿スイッチをO
    FFとした場合は開口して水をすべて降下させ、或は前
    記細径排水パイプの手段は送水パイプよりかなり径小の
    細径排水パイプを貯水凹部に設けて連続的に少量の水を
    流し落とすことで不使用のエアコン室内機に水が残存し
    ない加湿器付きエアコン
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