JP2597855B2 - 保安器 - Google Patents
保安器Info
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- JP2597855B2 JP2597855B2 JP62267340A JP26734087A JP2597855B2 JP 2597855 B2 JP2597855 B2 JP 2597855B2 JP 62267340 A JP62267340 A JP 62267340A JP 26734087 A JP26734087 A JP 26734087A JP 2597855 B2 JP2597855 B2 JP 2597855B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は送電線における搭上開閉器の制御ボックス組
込用、或は電話加入者用等の保安器に関する。
込用、或は電話加入者用等の保安器に関する。
従来技術 電話加入者用保安器、或はCATV用保安器等は雷サージ
や高圧混触等から機器及び加入者等を保護するために設
置されるもので、現用のこれら保安器は実公昭52−4865
1号に代表されるように避雷器等の保安素子を実装した
ベース盤にカップ形の蓋体を被嵌し、該ベース板に直に
IN側コネクタとOUT側コネクタを取付け、これを軒下等
に屋外設置し、内線用と外線用の架設ケーブル（同軸ケ
ーブル）を上記両コネクタに夫々結線する作業を行なっ
ている。
や高圧混触等から機器及び加入者等を保護するために設
置されるもので、現用のこれら保安器は実公昭52−4865
1号に代表されるように避雷器等の保安素子を実装した
ベース盤にカップ形の蓋体を被嵌し、該ベース板に直に
IN側コネクタとOUT側コネクタを取付け、これを軒下等
に屋外設置し、内線用と外線用の架設ケーブル（同軸ケ
ーブル）を上記両コネクタに夫々結線する作業を行なっ
ている。
他方送電線における搭上開閉器の制御回路が雷サージ
による被害を受け保守点検に労度を科せられるところか
ら、これを保護するため制御ボックス内に保安器を組込
むことが検討されている現状にある。
による被害を受け保守点検に労度を科せられるところか
ら、これを保護するため制御ボックス内に保安器を組込
むことが検討されている現状にある。
発明が解決しようとする問題点 然るに、上記既存の保安器は同軸ケーブルを保安器ベ
ースに並設したコネクタに結線する作業に非常に手間ど
り、煩雑な作業となるばかりか、作業者の技量による良
否があり信頼性に欠ける。
ースに並設したコネクタに結線する作業に非常に手間ど
り、煩雑な作業となるばかりか、作業者の技量による良
否があり信頼性に欠ける。
又上記保安器はIN側とOUT側の架設ケーブルを共にベ
ース底面へと同方向に導入，導出する構造であるため、
曲げに限度のある両ケーブルを大きく迂回曲げして配線
せねばならない欠点、両ケーブルを限られたベース底面
スペースへ集中配線せねばならない欠点がありケーブル
配線スペースを多く占有する。
ース底面へと同方向に導入，導出する構造であるため、
曲げに限度のある両ケーブルを大きく迂回曲げして配線
せねばならない欠点、両ケーブルを限られたベース底面
スペースへ集中配線せねばならない欠点がありケーブル
配線スペースを多く占有する。
又従来保安器はベースに両コネクタを所定間隔を置い
て並設し、両ケーブルを同ベース底面へ集中配線して結
線する構造であるため、必然的にベース及びケースの巾
や径が大形とならざるを得ず、上記配線スペースの問題
もあって、限定された狭小スペースには設置できない難
点がある。
て並設し、両ケーブルを同ベース底面へ集中配線して結
線する構造であるため、必然的にベース及びケースの巾
や径が大形とならざるを得ず、上記配線スペースの問題
もあって、限定された狭小スペースには設置できない難
点がある。
而して、上記搭上開閉器の制御ボックス用の保安器と
して上記加入者用保安器の転用も考慮したが、上記ケー
ブルの配向性の問題や、外形の大形化、設置スペースの
問題等からこれを現用の制御ボックスに採用するには大
幅な改造が必要とされる。
して上記加入者用保安器の転用も考慮したが、上記ケー
ブルの配向性の問題や、外形の大形化、設置スペースの
問題等からこれを現用の制御ボックスに採用するには大
幅な改造が必要とされる。
本発明は上記事情を契機として創案されたものであっ
て、上記の諸問題を解決し、電話加入者用やCATV用、或
は送電線の搭上開閉器の制御ボックス組込用としても好
適に実施できる保安器を提供せんとするものである。
て、上記の諸問題を解決し、電話加入者用やCATV用、或
は送電線の搭上開閉器の制御ボックス組込用としても好
適に実施できる保安器を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 而して、本発明は上記問題点を解決する手段として、
上記保安器の外囲器を両端で開口せる筒体にて形成し、
該筒体の一端開口部と他端開口部を夫々キャップで閉嵌
すると共に、同筒体内に避雷器等の保安素子を実装せる
回路基板を内蔵させ、該回路基板にIN側接続用ケーブル
を接続してこれを上記一端開口部に閉嵌せるキャップを
通し外部へ延出し端末にIN側接続用コネクタを具備させ
ると共に、同回路基板にOUT側接続用ケーブルを接続し
てこれを上記他端開口部に閉嵌せるキャップを通し反対
側の外部へ延出し端末にOUT側接続用コネクタを具備さ
せるようにして、該筒体両端より互いに反対側に延出さ
れるコネクタ付きケーブルを以ってIN側或はOUT側架設
ケーブルとコネクタ接続できるように構成し、更に上記
回路基板を上記第１、第２キャップ間に横架し、同基板
一端を第１、第２キャップの一方に取外し可に取付ける
構成としたものである。
上記保安器の外囲器を両端で開口せる筒体にて形成し、
該筒体の一端開口部と他端開口部を夫々キャップで閉嵌
すると共に、同筒体内に避雷器等の保安素子を実装せる
回路基板を内蔵させ、該回路基板にIN側接続用ケーブル
を接続してこれを上記一端開口部に閉嵌せるキャップを
通し外部へ延出し端末にIN側接続用コネクタを具備させ
ると共に、同回路基板にOUT側接続用ケーブルを接続し
てこれを上記他端開口部に閉嵌せるキャップを通し反対
側の外部へ延出し端末にOUT側接続用コネクタを具備さ
せるようにして、該筒体両端より互いに反対側に延出さ
れるコネクタ付きケーブルを以ってIN側或はOUT側架設
ケーブルとコネクタ接続できるように構成し、更に上記
回路基板を上記第１、第２キャップ間に横架し、同基板
一端を第１、第２キャップの一方に取外し可に取付ける
構成としたものである。
作用 本発明においては上記のように、保安器を保安器本体
たる筒体の両端開口部のキャップを通して互いに反対側
へ延出したIN側とOUT側のコネクタ付接続ケーブルを以
ってIN側及びOUT側架設ケーブルとコネクタ接続でき、
保安器設置がなされる。
たる筒体の両端開口部のキャップを通して互いに反対側
へ延出したIN側とOUT側のコネクタ付接続ケーブルを以
ってIN側及びOUT側架設ケーブルとコネクタ接続でき、
保安器設置がなされる。
従って通常互いに反対側に存在しているIN側とOUT側
の架設ケーブルを筒体の各端へ夫々導いて配線を煩雑に
せずにスムーズな接続配線を行なうことができ、従来の
保安器のように両ケーブルをベース下面へ迂回曲げして
集中配線する不合理な接続形態、これに起因する問題を
有効に解消できる。
の架設ケーブルを筒体の各端へ夫々導いて配線を煩雑に
せずにスムーズな接続配線を行なうことができ、従来の
保安器のように両ケーブルをベース下面へ迂回曲げして
集中配線する不合理な接続形態、これに起因する問題を
有効に解消できる。
又保安器を両コネクタ付接続ケーブルを以ってIN側と
OUT側の架設ケーブルの夫々に対し簡単にコネクタ接続
でき、保安器設置作業が著しく容易となる。
OUT側の架設ケーブルの夫々に対し簡単にコネクタ接続
でき、保安器設置作業が著しく容易となる。
又本発明においては上記のようにIN側架設ケーブルは
コネクタ本体たる筒体の一端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続し、OUT
側架設ケーブルは同筒体他端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続する形態
を採るので、架設ケーブルの配線スペースを最小限にす
ると共に、保安器本体にコネクタを内蔵する場合のスペ
ースを割愛でき、従来の保安器ベースにコネクタを並設
してIN側とOUT側の架設ケーブルをベース同一面へ導き
接続する保安器のような保安器の外形又は巾の大形化を
招来せず、保安器本体たる筒体を可及的に細小化でき、
両架設ケーブルを保安器の底面へ集中配線する従来保安
器における配線スペースを削減する作用と相埃って本保
安器を限られた巾のスペースへ設置し収容できる。
コネクタ本体たる筒体の一端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続し、OUT
側架設ケーブルは同筒体他端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続する形態
を採るので、架設ケーブルの配線スペースを最小限にす
ると共に、保安器本体にコネクタを内蔵する場合のスペ
ースを割愛でき、従来の保安器ベースにコネクタを並設
してIN側とOUT側の架設ケーブルをベース同一面へ導き
接続する保安器のような保安器の外形又は巾の大形化を
招来せず、保安器本体たる筒体を可及的に細小化でき、
両架設ケーブルを保安器の底面へ集中配線する従来保安
器における配線スペースを削減する作用と相埃って本保
安器を限られた巾のスペースへ設置し収容できる。
又配線基板に接続した各接続ケーブルを各キャップよ
り延出するので、各キャップを外しながらケーブルと共
に配線基板を外部へ引き出して保守点検を行なったり、
組込みを行なうことができ、構造の簡潔合理化と組立の
簡素化が図れる。
り延出するので、各キャップを外しながらケーブルと共
に配線基板を外部へ引き出して保守点検を行なったり、
組込みを行なうことができ、構造の簡潔合理化と組立の
簡素化が図れる。
実施例 以下本発明の実施例を第１図乃至第12図に基いて説明
する。
する。
保安器本体を構成する外囲器として両端で開口する筒
体１を用いる。筒体１は稍々細長の円筒体から成り、該
筒体１の一端開口部を第１キャップ２を以って閉嵌する
と共に、同他端開口部を第２キャップ３を以って閉嵌
し、外周に割リングから成るアース用バンド８を巻装
し、該バンド割部を螺子９を以って筒体外周面に締結す
る。
体１を用いる。筒体１は稍々細長の円筒体から成り、該
筒体１の一端開口部を第１キャップ２を以って閉嵌する
と共に、同他端開口部を第２キャップ３を以って閉嵌
し、外周に割リングから成るアース用バンド８を巻装
し、該バンド割部を螺子９を以って筒体外周面に締結す
る。
上記筒体１及び第1,第２キャップ2,3並びにアース用
バンド８は導電体、好ましくはアルミニウム又はアルミ
ニウム合金製とする。
バンド８は導電体、好ましくはアルミニウム又はアルミ
ニウム合金製とする。
４はIN側接続用ケーブル、５はOUT側接続用ケーブル
であり、IN側接続用ケーブル４は第１キャップ２に穿け
たケーブル挿通孔10を通じ外方へと延出されその延出端
にIN側接続用コネクタ６を備え、同様にOUT側接続用ケ
ーブル５は第２キャップ３に穿けたケーブル挿通孔11を
通じ外方へと延出され、その延出端にOUT側接続用コネ
クタ７を備える。上記各ケーブル挿通孔10,11には水密
用のゴムブッシュ12,13を設ける。
であり、IN側接続用ケーブル４は第１キャップ２に穿け
たケーブル挿通孔10を通じ外方へと延出されその延出端
にIN側接続用コネクタ６を備え、同様にOUT側接続用ケ
ーブル５は第２キャップ３に穿けたケーブル挿通孔11を
通じ外方へと延出され、その延出端にOUT側接続用コネ
クタ７を備える。上記各ケーブル挿通孔10,11には水密
用のゴムブッシュ12,13を設ける。
14は上記筒体１内に内蔵した保安器回路形成用の回路
基板であり、上記両接続ケーブルは筒体内への導入端に
おいて該回路基板14に接続する。該回路基板14は導電
体、好ましくはアルミニウム又はアルミニウム合金から
成り、その外形を筒体１と略等長の矩形板状にし、基板
両端を略Ｌ形に折曲して取付板14a,14bを一体に形成
し、一方の取付板14aを上記第１キャップ２の内面に添
え溶接等にて固着し、他方の取付板14bを第２キャップ
２の内面に添え螺子16を以って取外し可に取付ける。
基板であり、上記両接続ケーブルは筒体内への導入端に
おいて該回路基板14に接続する。該回路基板14は導電
体、好ましくはアルミニウム又はアルミニウム合金から
成り、その外形を筒体１と略等長の矩形板状にし、基板
両端を略Ｌ形に折曲して取付板14a,14bを一体に形成
し、一方の取付板14aを上記第１キャップ２の内面に添
え溶接等にて固着し、他方の取付板14bを第２キャップ
２の内面に添え螺子16を以って取外し可に取付ける。
斯くして回路基板14を筒体１内にその両端において横
架し、螺子16による締結によって第２キャップ３への回
路基板14の横架取付けを図ると同時に、該回路基板14を
介し第1,第２キャップ2,3の筒体１への密閉取付けを図
る。32,33は該螺子16を螺合する第２キャップ３及び取
付板14bに穿けた取付孔である。
架し、螺子16による締結によって第２キャップ３への回
路基板14の横架取付けを図ると同時に、該回路基板14を
介し第1,第２キャップ2,3の筒体１への密閉取付けを図
る。32,33は該螺子16を螺合する第２キャップ３及び取
付板14bに穿けた取付孔である。
上記回路基板14には保安器回路を形成する保安素子と
して例えば避雷器（ガス入放電管）Ａ、コンデンサＣ、
コイルCHを実装し、該各素子間の接続及び各素子と上記
IN側、OUT側接続用ケーブル4,5との接続を図るべく端子
組立体21,22を具備させる。端子組立体21,22は共に同一
構造から成り、第２図，第４図，第５図，第６図，第７
図にその詳細を示すように、絶縁ブロック23,24を担体
とし、該絶縁ブロック23,24の上面側に螺子27,28を以っ
て締結又は解除されるケーブル接続用座金25,26を配備
すると共に、該ケーブル接続用座金25,26の下面に重接
せる素子接続用端子34,35を設置し、上記螺子27,28を以
って共締するようにし、該素子接続用端子34,35から絶
縁ブロック23,24を貫通して同ブロック底面下へ突出す
る端子片34a,35aと34b,35bを曲げ出して成る。
して例えば避雷器（ガス入放電管）Ａ、コンデンサＣ、
コイルCHを実装し、該各素子間の接続及び各素子と上記
IN側、OUT側接続用ケーブル4,5との接続を図るべく端子
組立体21,22を具備させる。端子組立体21,22は共に同一
構造から成り、第２図，第４図，第５図，第６図，第７
図にその詳細を示すように、絶縁ブロック23,24を担体
とし、該絶縁ブロック23,24の上面側に螺子27,28を以っ
て締結又は解除されるケーブル接続用座金25,26を配備
すると共に、該ケーブル接続用座金25,26の下面に重接
せる素子接続用端子34,35を設置し、上記螺子27,28を以
って共締するようにし、該素子接続用端子34,35から絶
縁ブロック23,24を貫通して同ブロック底面下へ突出す
る端子片34a,35aと34b,35bを曲げ出して成る。
他方上記端子組立体21,22を回路基板14に取付けるべ
く、第９図に示すように同基板14にその一側縁で開放せ
る取付用切欠き穴29,30を並設し、該取付用切欠き穴29,
30の開放部から上記絶縁ブロック23,24を嵌装し、該絶
縁ブロック23,24の両側に張り出した係合縁23a,23b、24
a,24bを以って上記取付用切欠き穴29,30の縁部を把持し
固定する。
く、第９図に示すように同基板14にその一側縁で開放せ
る取付用切欠き穴29,30を並設し、該取付用切欠き穴29,
30の開放部から上記絶縁ブロック23,24を嵌装し、該絶
縁ブロック23,24の両側に張り出した係合縁23a,23b、24
a,24bを以って上記取付用切欠き穴29,30の縁部を把持し
固定する。
斯くして回路基板14の一端側にIN側ケーブル接続用の
端子組立体21を、他端側にOUT側ケーブル接続用の端子
組立体22を夫々配置し、回路基板14の上面側にケーブル
接続用座金25,26を、同下面側に該座金25,26と導通する
素子接続用端子34,35の接続端子片34a,34b、35a,35bを
配置する。
端子組立体21を、他端側にOUT側ケーブル接続用の端子
組立体22を夫々配置し、回路基板14の上面側にケーブル
接続用座金25,26を、同下面側に該座金25,26と導通する
素子接続用端子34,35の接続端子片34a,34b、35a,35bを
配置する。
上記保安素子は上記回路基板14の下面に実装し、第６
図に示すように避雷器Ａの一端は回路基板14に、同他端
はIN側ケーブル接続用端子組立体21の端子片34aに夫々
ハンダ付け等にて接続し、又コイルCHの一端は回路基版
14に、同他端は同組立体21の端子片34bに接続し、更に
コンデンサＣの一端を同組立体21の端子片34aに、同他
端をOUT側ケーブル接続用端子組立体22の端子片35aに夫
々接続し、第11図に示す保安器回路を形成する。
図に示すように避雷器Ａの一端は回路基板14に、同他端
はIN側ケーブル接続用端子組立体21の端子片34aに夫々
ハンダ付け等にて接続し、又コイルCHの一端は回路基版
14に、同他端は同組立体21の端子片34bに接続し、更に
コンデンサＣの一端を同組立体21の端子片34aに、同他
端をOUT側ケーブル接続用端子組立体22の端子片35aに夫
々接続し、第11図に示す保安器回路を形成する。
而して、前記コネクタ付のIN側接続用ケーブル４の端
部を第１キャップ２のケーブル挿通孔10から筒体１内に
挿入し、その中心導体4aを上記一方の端子組立体21のケ
ーブル接続用座金25の下面、即ちケーブル接続用座金25
と素子接続用端子34間に挿入し、螺子27にて締付け回路
基板14即ち保安器回路との接続を図る。
部を第１キャップ２のケーブル挿通孔10から筒体１内に
挿入し、その中心導体4aを上記一方の端子組立体21のケ
ーブル接続用座金25の下面、即ちケーブル接続用座金25
と素子接続用端子34間に挿入し、螺子27にて締付け回路
基板14即ち保安器回路との接続を図る。
同様に前記コネクタ付のOUT側接続用ケーブル５の端
部を第２キャップ３のケーブル挿通孔11から筒体１内へ
挿入し、その中心導体5aを上記他方の端子組立体22のケ
ーブル接続用座金26の下面、即ちケーブル接続用座金26
と素子接続用端子35間に挿入し、螺子27にて締付け回路
基板14、即ち保安器回路との接続を図る。
部を第２キャップ３のケーブル挿通孔11から筒体１内へ
挿入し、その中心導体5aを上記他方の端子組立体22のケ
ーブル接続用座金26の下面、即ちケーブル接続用座金26
と素子接続用端子35間に挿入し、螺子27にて締付け回路
基板14、即ち保安器回路との接続を図る。
上記回路基板14にはIN側接続用ケーブル４の導入端に
位置してケーブル止めバンド17を配し、該ケーブル止め
バンド17で上記IN側接続用ケーブル４の導入端を捕捉
し、回路基板14に穿けた取付孔31に螺子19を以って締付
け把持し、同様に同基板14のUOT側接続用ケーブル５の
導入端に位置してケーブル止めバンド18を配し、該ケー
ブル止めバンド18で上記OUT側接続用ケーブル５の導入
端を捕捉し、回路基板14に穿けた取付孔31に螺子20を以
って締付け把持しつつ、上記保安器回路との接続に供す
るようにし、両ケーブル4,5と回路基板14とを一体に連
結すると同時にその接続を安定なものとする。
位置してケーブル止めバンド17を配し、該ケーブル止め
バンド17で上記IN側接続用ケーブル４の導入端を捕捉
し、回路基板14に穿けた取付孔31に螺子19を以って締付
け把持し、同様に同基板14のUOT側接続用ケーブル５の
導入端に位置してケーブル止めバンド18を配し、該ケー
ブル止めバンド18で上記OUT側接続用ケーブル５の導入
端を捕捉し、回路基板14に穿けた取付孔31に螺子20を以
って締付け把持しつつ、上記保安器回路との接続に供す
るようにし、両ケーブル4,5と回路基板14とを一体に連
結すると同時にその接続を安定なものとする。
発明の効果 上記構成によって本保安器は保安器本体たる筒体の第
１キャップから延出されたコネクタ付のIN側接続用ケー
ブルを以ってIN側架設ケーブルと容易にコネクタ接続さ
れ、同様に反対側の第２キャップから延出されたコネク
タ付のOUT側接続用ケーブルを以ってOUT側架設ケーブル
と容易にコネクタ接続され、保安器はコネクタ付の両ケ
ーブル4,5を介しその両端においてIN側とOUT側の架設ケ
ーブルに支持された状態で宅外設備又は制御ボックス内
組込みがなされる。仮に架設ケーブルに相手側コネクタ
を現場取付けすることとなっても、架設ケーブルを保安
器へ直に導入し保安器内蔵のコネクタと接続する作業に
比べ、著しく簡単となる。
１キャップから延出されたコネクタ付のIN側接続用ケー
ブルを以ってIN側架設ケーブルと容易にコネクタ接続さ
れ、同様に反対側の第２キャップから延出されたコネク
タ付のOUT側接続用ケーブルを以ってOUT側架設ケーブル
と容易にコネクタ接続され、保安器はコネクタ付の両ケ
ーブル4,5を介しその両端においてIN側とOUT側の架設ケ
ーブルに支持された状態で宅外設備又は制御ボックス内
組込みがなされる。仮に架設ケーブルに相手側コネクタ
を現場取付けすることとなっても、架設ケーブルを保安
器へ直に導入し保安器内蔵のコネクタと接続する作業に
比べ、著しく簡単となる。
従って又上記の通りであるから、通常互いに反対側に
存在しているIN側とOUT側の架設ケーブルを筒体の各端
へ夫々導いて配線を煩雑にせずにスムーズな接続配線を
行なうことができ、従来の保安器のように両ケーブルを
ベース下面へ迂回曲げして集中配線する不合理な接続形
態、これに起因する問題を有効に解消できる。
存在しているIN側とOUT側の架設ケーブルを筒体の各端
へ夫々導いて配線を煩雑にせずにスムーズな接続配線を
行なうことができ、従来の保安器のように両ケーブルを
ベース下面へ迂回曲げして集中配線する不合理な接続形
態、これに起因する問題を有効に解消できる。
又本発明においては上記のようにIN側架設ケーブルは
コネクタ本体たる筒体の一端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続し、OUT
側架設ケーブルは同筒体他端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続する形態
を採るので、保安器本体にコネクタを内蔵する場合のス
ペースを割愛できると共に、、架設ケーブルの配線スペ
ースを最小限にすることができ、従来の保安器ベースに
コネクタを並設してIN側とOUT側の架設ケーブルをベー
ス同一面へ導き接続する保安器のような保安器の外形又
は巾の大形化を招来せず、保安器本体たる筒体を可及的
に細小化でき、両架設ケーブルを保安器の底面へ集中配
線する従来保安器における配線スペースを削減する作用
と相埃って本保安器を限られた巾のスペースへ設置し収
容できる。又配線基板に接続した各接続ケーブルを各キ
ャップより延出するので、各キャップを外しながらケー
ブルと共に配線基板を外部へ引き出して保守点検を行な
ったり、組込みを行なうことができ、構造の簡潔合理化
と組立の簡素化が図れる。又回路基板を筒体の両端開口
部に嵌合した第１、第２キャップ間に横架することによ
って両キャップの嵌合状態が確実に保持できると同時
に、回路基板を介して同基板、第１、第２キャップ、筒
体の四者の一体組立てが簡便に行なえる利点を有し、又
逆に配線基板一端と一方のキャップとの取付けを解除す
ることにより四者を極めて容易に分解でき、上記の如く
他方のキャップと一緒に回路基板及びコネクタ付きケー
ブルを筒体より容易に取出して点検等が行なえる利点を
有する。
コネクタ本体たる筒体の一端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続し、OUT
側架設ケーブルは同筒体他端側キャップから延出したコ
ネクタ付接続用ケーブルを以ってコネクタ接続する形態
を採るので、保安器本体にコネクタを内蔵する場合のス
ペースを割愛できると共に、、架設ケーブルの配線スペ
ースを最小限にすることができ、従来の保安器ベースに
コネクタを並設してIN側とOUT側の架設ケーブルをベー
ス同一面へ導き接続する保安器のような保安器の外形又
は巾の大形化を招来せず、保安器本体たる筒体を可及的
に細小化でき、両架設ケーブルを保安器の底面へ集中配
線する従来保安器における配線スペースを削減する作用
と相埃って本保安器を限られた巾のスペースへ設置し収
容できる。又配線基板に接続した各接続ケーブルを各キ
ャップより延出するので、各キャップを外しながらケー
ブルと共に配線基板を外部へ引き出して保守点検を行な
ったり、組込みを行なうことができ、構造の簡潔合理化
と組立の簡素化が図れる。又回路基板を筒体の両端開口
部に嵌合した第１、第２キャップ間に横架することによ
って両キャップの嵌合状態が確実に保持できると同時
に、回路基板を介して同基板、第１、第２キャップ、筒
体の四者の一体組立てが簡便に行なえる利点を有し、又
逆に配線基板一端と一方のキャップとの取付けを解除す
ることにより四者を極めて容易に分解でき、上記の如く
他方のキャップと一緒に回路基板及びコネクタ付きケー
ブルを筒体より容易に取出して点検等が行なえる利点を
有する。
第１図は本発明の一実施例を示す保安器の外観を表す斜
視図、第２図は回路基板の外観を示す斜視図、第３図は
保安器側面図、第４図は同保安器断面図、第５図は回路
基板平面図、第６図は回路基板裏面図、第７図は第５図
VII−VII線断面図、第８図は保安素子等の実装前の回路
基板とキャップ組立体断面図、第９図は同基板平面図、
第10図は同基板を断面して示す第１キャップ内側面図、
第11図は第２キャップ内側面図、第12図は本保安器の回
路例を示す図である。 １……筒体、２……第１キャップ、３……第２キャッ
プ、４……IN側接続用ケーブル、５……OUT側接続用ケ
ーブル、６……IN側接続用コネクタ、７……OUT側接続
用コネクタ、８……アース用バンド、10,11……ケーブ
ル挿通孔、14……回路基板、14a,14b……取付板、21,22
……端子組立体、25,26……ケーブル接続用座金、34,35
……素子接続用端子。
視図、第２図は回路基板の外観を示す斜視図、第３図は
保安器側面図、第４図は同保安器断面図、第５図は回路
基板平面図、第６図は回路基板裏面図、第７図は第５図
VII−VII線断面図、第８図は保安素子等の実装前の回路
基板とキャップ組立体断面図、第９図は同基板平面図、
第10図は同基板を断面して示す第１キャップ内側面図、
第11図は第２キャップ内側面図、第12図は本保安器の回
路例を示す図である。 １……筒体、２……第１キャップ、３……第２キャッ
プ、４……IN側接続用ケーブル、５……OUT側接続用ケ
ーブル、６……IN側接続用コネクタ、７……OUT側接続
用コネクタ、８……アース用バンド、10,11……ケーブ
ル挿通孔、14……回路基板、14a,14b……取付板、21,22
……端子組立体、25,26……ケーブル接続用座金、34,35
……素子接続用端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長久 実 東京都板橋区前野町２―31―８ 目黒電 機製造株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−156194（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】両端が開口せる筒体の一端開口部を第１キ
ャップで閉嵌すると共に、同他端開口部を第２キャップ
で閉嵌し、上記筒体内に保安素子を実装せる回路基板を
内蔵し、該回路基板に接続したIN側接続用ケーブルを上
記第１キャップを通し外部へ延出し、同ケーブル端末に
IN側接続用コネクタを設けると共に、同回路基板に接続
したOUT側接続用ケーブルを上記第２キャップを通し外
部へ延出し、同ケーブル端末にOUT側接続用コネクタを
設け、上記回路基板がその両端において第１キャップと
第２キャップ間に横架され、一端が第１キャップ及び第
２キャップの一方に取外し可に取付けられていることを
特徴とする保安器。 - 【請求項２】上記筒体がその外周に巻装したアース用バ
ンドを備えることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の保安器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62267340A JP2597855B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 保安器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62267340A JP2597855B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 保安器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01109674A JPH01109674A (ja) | 1989-04-26 |
| JP2597855B2 true JP2597855B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=17443461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62267340A Expired - Fee Related JP2597855B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 保安器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597855B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101182387B1 (ko) * | 2011-05-23 | 2012-09-11 | 대우조선해양 주식회사 | 케이블 접속용 정션 박스 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102135990B1 (ko) * | 2012-10-31 | 2020-07-21 | 앱티브 테크놀러지스 리미티드 | 차폐된 와이어 케이블을 접속하기 위한 장치 및 방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61156194U (ja) * | 1985-03-19 | 1986-09-27 |
-
1987
- 1987-10-22 JP JP62267340A patent/JP2597855B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101182387B1 (ko) * | 2011-05-23 | 2012-09-11 | 대우조선해양 주식회사 | 케이블 접속용 정션 박스 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01109674A (ja) | 1989-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |