JP2594700Y2 - 携帯型特殊信号発光機 - Google Patents
携帯型特殊信号発光機Info
- Publication number
- JP2594700Y2 JP2594700Y2 JP1992091438U JP9143892U JP2594700Y2 JP 2594700 Y2 JP2594700 Y2 JP 2594700Y2 JP 1992091438 U JP1992091438 U JP 1992091438U JP 9143892 U JP9143892 U JP 9143892U JP 2594700 Y2 JP2594700 Y2 JP 2594700Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- housing
- emitting diode
- special signal
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、緊急時に列車又は車両を
停止させる携帯型の特殊信号発光機である。
停止させる携帯型の特殊信号発光機である。
【０００２】
【従来の技術】鉄道信号において、特殊信号は、列車の
防護等のために、列車又は車両を停止させる必要がある
ときに、光又は音による停止信号を現示するものであ
る。
防護等のために、列車又は車両を停止させる必要がある
ときに、光又は音による停止信号を現示するものであ
る。
【０００３】特殊信号のうちの発炎信号は、信号炎管の
赤色火炎により停止信号を現示するものであり、地上固
定式と手持ち式（携帯用）とがある。信号炎管は、使用
時に火薬に着火して発炎させるものである。
赤色火炎により停止信号を現示するものであり、地上固
定式と手持ち式（携帯用）とがある。信号炎管は、使用
時に火薬に着火して発炎させるものである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】信号炎管は、火薬の燃
焼による発炎のため、事前に発炎の点検を行うことがで
きず、また、点火後は燃焼し終るまで発炎を停止でき
ず、再使用ができないものであり、さらには火工品とし
て火薬類取締法（昭和２５年法律第１４９号）等の法令
の適用を受け、貯蔵，廃棄等に制約があるなど種々の問
題がある。
焼による発炎のため、事前に発炎の点検を行うことがで
きず、また、点火後は燃焼し終るまで発炎を停止でき
ず、再使用ができないものであり、さらには火工品とし
て火薬類取締法（昭和２５年法律第１４９号）等の法令
の適用を受け、貯蔵，廃棄等に制約があるなど種々の問
題がある。
【０００５】本案の目的は、視認性に優れ、事前の発光
点検及び再使用が可能であり、取扱いが容易で、かつ、
貯蔵，保管等に際しても危険のない携帯型特殊信号発光
機を提供することにある。
点検及び再使用が可能であり、取扱いが容易で、かつ、
貯蔵，保管等に際しても危険のない携帯型特殊信号発光
機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本案による携帯型特殊信号発光機においては、発光
ダイオードユニットと、点滅回路ユニットと、電源電池
と、脚台とを有し、赤色発光の発光ダイオードの点滅発
光による特殊信号を現示させる携帯型特殊信号発光機で
あって、発光ダイオードユニットは、携帯可能な筐体の
正面パネルに縦横こ密に配列した高輝度の赤色発光の発
光ダイオードを有し、筐体正面の前方に向けて発光させ
るものであり、点滅回路ユニットは、発光ダイオードユ
ニットの電源回路に結線され、発光ダイオードを点滅さ
せるものであり、筐体内に組込まれ、電源電池は、発光
ダイオード及び点滅回路ユニットの駆動用電源であり、
筐体内に交換可能に設定され、筐体の一側面には、電源
回路投入用押ボタンスイッチを装備し、脚台は、筐体の
底面に付設され、底面にマグネットを有し、 マグネット
は、レール上に吸着させ、筐体を直立姿勢でレール上に
定置させるものである。
め、本案による携帯型特殊信号発光機においては、発光
ダイオードユニットと、点滅回路ユニットと、電源電池
と、脚台とを有し、赤色発光の発光ダイオードの点滅発
光による特殊信号を現示させる携帯型特殊信号発光機で
あって、発光ダイオードユニットは、携帯可能な筐体の
正面パネルに縦横こ密に配列した高輝度の赤色発光の発
光ダイオードを有し、筐体正面の前方に向けて発光させ
るものであり、点滅回路ユニットは、発光ダイオードユ
ニットの電源回路に結線され、発光ダイオードを点滅さ
せるものであり、筐体内に組込まれ、電源電池は、発光
ダイオード及び点滅回路ユニットの駆動用電源であり、
筐体内に交換可能に設定され、筐体の一側面には、電源
回路投入用押ボタンスイッチを装備し、脚台は、筐体の
底面に付設され、底面にマグネットを有し、 マグネット
は、レール上に吸着させ、筐体を直立姿勢でレール上に
定置させるものである。
【０００７】
【作用】本案による携帯型特殊信号発光機は、鉄道係員
によって、常時携行され、緊急事態の発生時に取り出
し、筐体を片手に持って指先で押ボタンスイッチを押し
込めば、正面パネルの発光ダイオードユニットが一斉に
一定時間点滅発光する。筐体底面の脚台をレール上に置
けば、脚台の下面に取付けたマグネットがレールに吸着
し、筐体は、直立姿勢でレール上に定置され、列車、車
両に向けて停止信号を現示する。
によって、常時携行され、緊急事態の発生時に取り出
し、筐体を片手に持って指先で押ボタンスイッチを押し
込めば、正面パネルの発光ダイオードユニットが一斉に
一定時間点滅発光する。筐体底面の脚台をレール上に置
けば、脚台の下面に取付けたマグネットがレールに吸着
し、筐体は、直立姿勢でレール上に定置され、列車、車
両に向けて停止信号を現示する。
【０００８】
【実施例】以下に本案の実施例を図によって説明する。
【０００９】図１において、本案の携帯型特殊信号発光
機は、携帯可能な小型の角型筐体１内に、発光ダイオー
ド（以下ＬＥＤと略称）ユニット２と、点滅回路ユニッ
ト３と、蓄電池４とを組み込んだものである。
機は、携帯可能な小型の角型筐体１内に、発光ダイオー
ド（以下ＬＥＤと略称）ユニット２と、点滅回路ユニッ
ト３と、蓄電池４とを組み込んだものである。
【００１０】ＬＥＤユニット２は、図２に示すように、
パネル５上に縦横に密に整列させて多数の高輝度の赤色
発光のＬＥＤ６，６，…を取付けたものであり、パネル
５を筐体１の正面開口に装着し、ＬＥＤの前面は透明カ
バー７で被覆している。
パネル５上に縦横に密に整列させて多数の高輝度の赤色
発光のＬＥＤ６，６，…を取付けたものであり、パネル
５を筐体１の正面開口に装着し、ＬＥＤの前面は透明カ
バー７で被覆している。
【００１１】ＬＥＤユニット２を組付けた筐体１内の後
方空間には点滅回路ユニット３を収容し、また電池室８
を形成して筐体１の後面は、図３のように蓋板９で着脱
可能に施蓋する。電池室８には充電が可能なニッケルカ
ドミウム蓄電池４を挿入し、各蓄電池４と点滅回路ユニ
ット３及びＬＥＤユニット２上の各ＬＥＤ６，６，…と
を図４に示すように電気的に結線し、電源スイッチに押
ボタンスイッチ１１を用い、このスイッチ１１を図３に
示すように筐体１の一側上部に形成した凹部１２内に設
置する。点滅回路ユニット３は、例えばＬＥＤユニット
２のＬＥＤ６を一斉に毎分５００回点滅させる制御回路
である。
方空間には点滅回路ユニット３を収容し、また電池室８
を形成して筐体１の後面は、図３のように蓋板９で着脱
可能に施蓋する。電池室８には充電が可能なニッケルカ
ドミウム蓄電池４を挿入し、各蓄電池４と点滅回路ユニ
ット３及びＬＥＤユニット２上の各ＬＥＤ６，６，…と
を図４に示すように電気的に結線し、電源スイッチに押
ボタンスイッチ１１を用い、このスイッチ１１を図３に
示すように筐体１の一側上部に形成した凹部１２内に設
置する。点滅回路ユニット３は、例えばＬＥＤユニット
２のＬＥＤ６を一斉に毎分５００回点滅させる制御回路
である。
【００１２】図５に点滅回路ユニット３の具体例を示
す。図中、ＩＣ１は発振用の高速ＣＭＯＳ１４段リップ
ルキャリーバイナリーカウンターであり、ＩＣ２は定電
圧用のバイポーラ形リニア集積回路（３端子正出力固定
レギュレータ）である。
す。図中、ＩＣ１は発振用の高速ＣＭＯＳ１４段リップ
ルキャリーバイナリーカウンターであり、ＩＣ２は定電
圧用のバイポーラ形リニア集積回路（３端子正出力固定
レギュレータ）である。
【００１３】図１において、筐体１には、後面上を跨っ
て両側面間にベルト１３が取付けられ、筐体１の底面に
はマグネット１４を下面に取付けた脚台１５が付設さ
れ、脚台１５は、筐体１及び透明カバー７の下縁に一体
に形成したスカート１０内に臨ませてあり、また、スカ
ート１０内には、蓄電池４の充電用コネクタ１６を設置
している。
て両側面間にベルト１３が取付けられ、筐体１の底面に
はマグネット１４を下面に取付けた脚台１５が付設さ
れ、脚台１５は、筐体１及び透明カバー７の下縁に一体
に形成したスカート１０内に臨ませてあり、また、スカ
ート１０内には、蓄電池４の充電用コネクタ１６を設置
している。
【００１４】ベルト１３は、手掌を通して筐体１を安定
に把持するためのものであり、脚台１５は、マグネット
１４を例えばレール上に吸着させて筐体１を直立姿勢で
レール上に定置するためのものである。
に把持するためのものであり、脚台１５は、マグネット
１４を例えばレール上に吸着させて筐体１を直立姿勢で
レール上に定置するためのものである。
【００１５】本案の特殊信号発光機を使用するときに
は、押ボタンスイッチ１１を投入すると、ＬＥＤ６の電
源回路が構成され、ＬＥＤ６，６，…が一斉に点滅発光
する。発光面を対向線路に向け、筐体１を手に持つか、
あるいはレール上に設置して、列車又は車両に停止信号
を現示する。
は、押ボタンスイッチ１１を投入すると、ＬＥＤ６の電
源回路が構成され、ＬＥＤ６，６，…が一斉に点滅発光
する。発光面を対向線路に向け、筐体１を手に持つか、
あるいはレール上に設置して、列車又は車両に停止信号
を現示する。
【００１６】実験によれば、ＬＥＤに赤色発光のスタン
レーＨ−５０１０超高輝度大型ＬＥＤ（ダブルヘテロダ
イン）を用い、ＬＥＤ７０個をパネル上に密接配列した
信号機をシールドパックしたニッケルカドミウム蓄電池
を電源として点滅発光させたところ視認距離８００ｍに
おいて明瞭に視認することができた。また、連続的に点
滅発光させたときに３０分間以上使用可能であった。
レーＨ−５０１０超高輝度大型ＬＥＤ（ダブルヘテロダ
イン）を用い、ＬＥＤ７０個をパネル上に密接配列した
信号機をシールドパックしたニッケルカドミウム蓄電池
を電源として点滅発光させたところ視認距離８００ｍに
おいて明瞭に視認することができた。また、連続的に点
滅発光させたときに３０分間以上使用可能であった。
【００１７】
【考案の効果】以上のように本案によるときには、信号
炎管の赤色火炎に代えてＬＥＤの赤色光の点滅発光を用
いるため、適宜押ボタンスイッチを扱って、任意に事前
の発光点検及び再使用を行うことができ、列車の進行方
向正面で、点滅発光させて、列車又は車両からの確認が
容易である。特に本案は、鉄道係員が携行する特殊信号
発光機として好適であり。ＬＥＤ使用のため、安全で、
故障がなく、使用時には押ボタンを押すだけでよいた
め、緊急時に操作の誤りがなく、確実に使用できる。し
かも、脚台には、マグネットを備えているため、筐体を
レール上に据え付けて鉄道係員が待避し、あるいは、別
の作業に取り掛かることができ、本案の特殊信号発光機
は、レール上でひきつづき点滅発光し、列車または車両
に対して停止信号を出し続けることができる。もっと
も、本案は、鉄道係員の携帯用に限らず、自動車常備用
としても利用できる。
炎管の赤色火炎に代えてＬＥＤの赤色光の点滅発光を用
いるため、適宜押ボタンスイッチを扱って、任意に事前
の発光点検及び再使用を行うことができ、列車の進行方
向正面で、点滅発光させて、列車又は車両からの確認が
容易である。特に本案は、鉄道係員が携行する特殊信号
発光機として好適であり。ＬＥＤ使用のため、安全で、
故障がなく、使用時には押ボタンを押すだけでよいた
め、緊急時に操作の誤りがなく、確実に使用できる。し
かも、脚台には、マグネットを備えているため、筐体を
レール上に据え付けて鉄道係員が待避し、あるいは、別
の作業に取り掛かることができ、本案の特殊信号発光機
は、レール上でひきつづき点滅発光し、列車または車両
に対して停止信号を出し続けることができる。もっと
も、本案は、鉄道係員の携帯用に限らず、自動車常備用
としても利用できる。
【図１】本案の一実施例を示す携帯特殊信号発光機の断
面図である。
面図である。
【図２】透明カバーを取外した携帯特殊信号発光機の正
面図である。
面図である。
【図３】蓋の一部を除去した携帯特殊信号発光機の背面
図である。
図である。
【図４】電気回路のブロック図である。
【図５】点滅回路ユニットの具体的を示す回路図であ
る。
る。
１ 筐体 ２ 発光ダイオードユニット ３ 点滅回路ユニット ４ 蓄電池 ５ パネル ６ 発光ダイオード １２ 凹所 １３ ベルト １４ マグネット １５ 脚台
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−162155（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G08B 5/00
Claims (1)
- 【請求項１】 発光ダイオードユニットと、点滅回路ユ
ニットと、電源電池と、脚台とを有し、赤色発光の発光
ダイオードの点滅発光による特殊信号を現示させる携帯
型特殊信号発光機であって、 発光ダイオードユニットは、携帯可能な筐体の正面パネ
ルに縦横密に配列した高輝度の赤色発光の発光ダイオー
ドを有し、筐体正面の前方に向けて発光させるものであ
り、 点滅回路ユニットは、発光ダイオードユニットの電源回
路に結線され、発光ダイオードを点滅させるものであ
り、筐体内に組込まれ、 電源電池は、発光ダイオード及び点滅回路ユニットの駆
動用電源であり、筐体内に交換可能に設定され、 筐体の一側面には、電源回路投入用押ボタンスイッチを
装備し、脚台は、筐体の底面に付設され、底面にマグネットを有
し、 マグネットは、レール上に吸着させ、筐体を直立姿勢で
レール上に定置させるものである ことを特徴とする携帯
型特殊信号発光機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091438U JP2594700Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 携帯型特殊信号発光機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091438U JP2594700Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 携帯型特殊信号発光機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651994U JPH0651994U (ja) | 1994-07-15 |
| JP2594700Y2 true JP2594700Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=14026379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992091438U Expired - Lifetime JP2594700Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 携帯型特殊信号発光機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594700Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4000037B2 (ja) * | 2002-10-04 | 2007-10-31 | 株式会社大館製作所 | 非常用発光信号器および非常用発光信号器ケース |
| JP5108624B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2012-12-26 | 日本工機株式会社 | 携帯用緊急標示装置 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP1992091438U patent/JP2594700Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0651994U (ja) | 1994-07-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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