JP2594093Y2 - ス−パ−カゴ - Google Patents

ス−パ−カゴ

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JP2594093Y2
JP2594093Y2 JP1993070135U JP7013593U JP2594093Y2 JP 2594093 Y2 JP2594093 Y2 JP 2594093Y2 JP 1993070135 U JP1993070135 U JP 1993070135U JP 7013593 U JP7013593 U JP 7013593U JP 2594093 Y2 JP2594093 Y2 JP 2594093Y2
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JP
Japan
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basket
super
weight
parts
resin
Prior art date
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Application number
JP1993070135U
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English (en)
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JPH0737923U (ja
Inventor
秀樹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication date
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はス−パ−マ−ケット、デ
ィスカウントストア及びコンビニエンスストアなどで、
買い物客が商品購入の際使用する手提げカゴ(ス−パ−
カゴ)に関するものであり、特に防汚性及び被洗浄効果
の優れたス−パ−カゴに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のス−パ−カゴはおおむねポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂などを原料としていた。
これらス−パ−カゴは上記の各店舗で繰り返し使用され
るため汚れ易く、衛生上の問題があった。この汚れは、
精肉や鮮魚の水分やドリップ、青果物に付着している
泥、及び長期間の使用による塵埃の付着によるものであ
る。またス−パ−カゴは長期間積み重ねて保管、配置さ
れているため、カゴの内面に、他のカゴの底面の汚れ等
が付着し易かった。汚れの付着したス−パ−カゴは衛生
上問題があるばかりでなく、買い物客の印象も悪く、販
売量の低下につながる可能性があった。このため汚れの
付着したス−パ−カゴは、定期的に洗浄することで、そ
の清潔さ、衛生性を保つていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のス−パ−カ
ゴは、その原料がポリエチレン樹脂またはポリプロピレ
ン樹脂などからなるため、汚れが付着し易く、また通常
の洗浄方法では十分に汚れを落とすことができない状態
であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点を解決するものであり、長期間の使用においても汚れ
が付着しにくく、また、洗浄する場合においても、汚れ
を落とし易いス−パ−カゴを提供することを課題とす
る。即ち本考案はベ−ス樹脂100重量部に対し、ジメ
チルポリシロキサン0.1〜5重量部を添加してなる樹
脂で成形されてなることを特徴とするス−パ−カゴであ
る。考案者は本考案のス−パ−カゴが上記汚れの付着に
対する防汚性及びカゴの洗浄の際の被洗浄効果が従来品
のそれに比較して格段に向上することを見いだした。
【0005】以下これを詳細に説明する。図1は本考案
のス−パ−カゴを示す斜視図である。本考案に使用され
るベ−ス樹脂としては従来からス−パ−カゴに使用され
ているポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂の他にポ
リスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などから適宜選択
使用される。ベ−ス樹脂100重量部に対してジメチル
ポリシロキサン0.1〜5重量部を添加してなる樹脂を
用いて射出成形でス−パ−カゴを成形した場合、その表
面特性がベ−ス樹脂単独のものと比較して、カゴの表面
の撥水性が優れているため、精肉や鮮魚の水分やドリッ
プなどが付着しても、カゴの材質の内部に浸透すること
が防止され、洗浄により容易に除去することができる。
更にジメチルポリシロキサンの添加により、カゴ表面の
摩擦係数が低下するため、カゴの中にものを入れての繰
り返し使用における耐摩耗性が向上し、表面が傷つきに
くくなり、従って表面状態が平滑に維持されるため、汚
れの付着を防止することが可能となる。また洗浄する場
合には、洗浄水をカゴ表面に吹きつけるだけで容易に汚
れを落とすことが出来るばかりでなく、水切り、乾燥工
程における効果が高く、洗浄工程の合理化効果が得られ
る。
【0006】ここで使用されるジメチルポリシロキサン
の添加量は樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部
が好適である。具体的にはベ−ス樹脂の種類によりこの
範囲内で適宜決定されるが、好ましくは0.3〜3重量
部である。ジメチルポリシロキサンの添加量が0.1重
量部未満であると効果が小さいかまたは発揮されず、5
重量部を越えると樹脂の内部からブリ−ドし易くなり、
むしろ汚れが付着し易くなり逆効果となる。
【0007】
【実施例】ベ−ス樹脂としてポリエチレン樹脂:ハイゼ
ックス1300J 〔三井石油化学工業(株)製商品名〕100
重量部にジメチルポリシロキサン:シリコ−ンオイルKF
96〔信越化学工業(株)製商品名〕を無添加、0.08 また
は8 重量部を添加した樹脂を用いて成形したス−パ−カ
ゴ(比較例)と本考案に従ってポリエチレン樹脂100 重
量部(ハイゼクス1300J )にジメチルポリシロキサン0.
3 または3 重量部(シリコ−ンオイルKF96)を添加した
樹脂を用いて成形したス−パ−カゴ(実施例)をジメチ
ルポリシロキサン添加ケ−ス別に各10個ずつ用意し、こ
れら全てのカゴを或るス−パ−ストアで1ケ月間使用した
後、これらを回収し、汚れの程度を調べたところ、表1
の結果を得た。また別途、上記と同様に各ケ−ス毎に各
10個ずつ作製したカゴについて人為的に汚れ(下記参
照)を調製しカゴの表面に強制的に付着させて1 週間放
置したものについて、下記のような洗浄効果の試験を実
施した。結果を表1に示す。なお表1の数字について
は、ジメチルポリシロキサンについては重量部を、その
他はカゴの件数を表す。 (洗浄効果試験) 汚れの調製;カ−ボンブラック、牛脂、流動パラフィン
の等量混合物10重量部を四塩化炭素100 重量部で希釈し
た。 洗浄試験は0.5%合成洗剤(アルキルベンゼンスルホン酸
塩)入り洗浄水溶液を調製し、これを用いてシャワ−方
式で各1 分間づつカゴを洗浄し、風乾後洗浄効果を調べ
た。
【0008】
【表1】
【0009】試験結果によれば、汚れ付着については本
考案のカゴの汚れが極めて少ないのに対し比較例のカゴ
はいずれも汚れが相当めだった。またカゴの被洗浄効果
は、本考案のカゴについては、汚れがほぼ完全に取れた
が、比較例のカゴについては、被洗浄効果が不十分であ
った。
【0010】
【考案の効果】本考案によるス−パ−カゴは従来のそれ
と比較して、その表面に各種の汚れが付着しにくく、ま
た洗浄する場合は通常の洗浄により容易に汚れを除去で
き、また定期的な洗浄回数は、従来品と比較して半分以
下に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のス−パ−カゴの一実施態様を示す斜視
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−91509(JP,A) 特開 昭62−273367(JP,A) 特開 昭57−8133(JP,A) 特開 昭50−78648(JP,A) 特開 昭50−78695(JP,A) 特開 平2−208310(JP,A) 特開 平3−68676(JP,A) 特開 平6−16824(JP,A) 実開 昭62−143618(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 8/04 B65D 25/28 101 B65D 1/00 C08L 101/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベ−ス樹脂100 重量部に対し、ジメチル
    ポリシロキサン0 .1〜5重量部を添加してなる樹脂で
    成形されてなることを特徴とするス−パ−カゴ。
JP1993070135U 1993-12-27 1993-12-27 ス−パ−カゴ Expired - Lifetime JP2594093Y2 (ja)

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JPH0737923U JPH0737923U (ja) 1995-07-14
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