JP2593909B2 - 電気サーキットブレーカ制御用油圧式差動ジャッキ - Google Patents

電気サーキットブレーカ制御用油圧式差動ジャッキ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気サーキットブレーカを制御するための油
圧式差動ジャッキに関し、このジャッキは、そのシリン
ダの内周面とピストンロッドの外周面とにより形成され
た環状チャンバを、高圧作動液源に連続的に連結するよ
うにしたタイプのものである。
〔従来の技術〕
油圧式ジャッキではピストンロッドをサーキットブレ
ーカの移動接点と連結し、メインチャンバの端部に形成
した給入/排出口を選択的に前記高圧源に連結して
(「供給」状態)ピストンを後退させたり、低圧タンク
に連結して(「排出」状態)環状チャンバ内で保持され
ている高圧Pによる作用でピストンをその始動位置にも
どしたりすることができる。
第1の動作により、ピストンロッドが外に向って移動
し、またサーキットブレーカが係合すなわち閉鎖位置に
動く。一方、第2の動作により、ピストンロッドがシリ
ンダの内に向って移動し、サーキットブレーカが隔離ま
たは開放位置に移動する。
このような差動ジャッキタイプの油圧式サーキットブ
レーカ制御装置は、公知であり、例えば、フランス特許
第2,317,532号(またはアメリカ特許第4,026,523号)に
開示されている。
このようなサーキットブレーカ制御に用いられる差動
ジャッキの設計には、構造上の問題がある。なぜなら、
このようなジャッキは、約300-400バールという極めて
高い作動液圧を使用し、かつ毎秒約10-15メートルの高
速度を出すにも拘わらずかなり長期間にわたって恒久的
かつ完全な耐漏洩性を保証しなければならないからであ
る。
前記先行特許に示されているように、これらのジャッ
キにはシリンダの端部を通過するピストンロッドの通路
に対する第1パッキンシールと、ピストンをシールする
第2パッキンシールを設けなくてはならない。
第1のパッキンシールは、絶対に漏えいすることのな
いような構成にするのは比較的容易である。というの
も、このパッキンは固定式のものであり、このパッキン
を摩耗させないような研磨したピストンロッドを得るの
は簡単だからである。また、この中実のピストンロッド
は加圧されても直径が変化することがない。さらに、パ
ッキンは実際上、圧力変化を受けない。なぜなら、環状
チャンバが常に、加圧作動液源を構成する油空式アキュ
ムレータからの永久圧力Pを受けているからである。
一方、前記第2パッキンシール、つまりピストンとシ
リンダとの間で耐漏洩性シールを形成するパッキンリン
グは、はるかにむずかしい作動条件に耐えるものでなけ
ればならない。
ピストンに取り付けるこのパッキンリングは、次に挙
げるような問題点を備えている。
− 動作が百分の数秒以下の非常な短時間に行われるた
めに、パッキンリングは移動し、高加速度や衝撃を蒙
る。
− パッキンリングは閉鎖位置と開放位置との間で相当
な圧力変化を受ける。
− シリンダが(約300-400バールの)圧力下で膨張す
る。
− パッキンリングに傷がつかないようにシリンダの内
周面を完璧に研削研摩しなくてはならない。
− 開放行程の再度でパッキンリングはかなり過度の圧
力(数千バール)を受けることがあり、もし対策を講じ
ていなければ、これによってパッキンリングの強度が損
われる可能性がある。しかし対策を講じようとすると構
造が複雑になる。
これまで、ピストン用のシールリングは、比較的複雑
でかつ費用がかかる構造にしないと、性能上満足のいく
ものがつくれなかった(このような複雑な構造のシール
リングに関しては多くの特許出願がなされてきた)。ば
ねにより圧縮状態に維持され弾性材からなる一つもしく
はいくつかのリングにより形成されるいわゆる「ばね押
しパッキン」が好んで用いられている。その1例は、先
に引用した先行特許の第2図に示されている。いずれに
しても、このタイプのピストンパッキンは完ぺきに研摩
したシリンダ面以外とは協働することができない。
このようなピストン用シールまたはパッキンリングの
構造に関する問題点およびシリンダ表面を所要状態に仕
上げることに関る問題点の他に、差動ジャッキには、ジ
ャッキのメインチャンバと環状チャンバの間に、多い流
量の急速移送を可能とする断面積の大きなダクトまたは
通路を設けなければならないという別の問題点がある。
事実、サーキットブレーカを閉じたり開放したりする
動作(換言すれば、ジャッキのピストンの往復行程)は
百分の数秒という極めて短い時間で行わなくてはなら
ず、このために油の流量低減による制動作用を避けるこ
とが必要となる。
これまで、この大断面の移送路を設けるには大抵の場
合ジャッキシリンダを囲むジャケットを用いていた。ジ
ャッキとジャケットの間の環状ギャップにより前記移送
路が形成される。差動ジャッキの構造をさらに複雑にす
るこのタイプの設計の1例が、先行特許の第3図に示さ
れている。
本発明の目的は、公知の油圧式差動ジャッキの欠点を
なくし、より簡単で経済的な構造を可能としかつ構成部
品の数を少なくすることによってより高い信頼性を保証
することにある。
これより行う説明において用いる「閉鎖行程」という
用語は、メインチャンバの端部から環状チャンバの端部
までのピストンの移動を意味し、また「開放行程」とい
う語は上記と逆の方向へのピストンのもどり移動を指
す。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上述タイプの油圧式差動ジャッキを改良し
たものであって、ピストンにはジャッキシリンダの内周
面と協働関係にあるいかなるパッキンシリンダも設け
ず、またピストンは、そのピストンと共に移動し、開放
行程を終了した時に、ジャッキのメインチャンバの給入
/排出口を連続密閉し、上記終了時以外の位置で上記給
入/排出口を開放する弁と機械的に連動するような構成
としている。
この構成では、ピストンの円筒状の外周面をシリンダ
の内周面に対してほぼ直接的な金属同士の滑動状態で接
触させている。パッキンリングを設けていない以上、ピ
ストンシリンダの間に油漏れが生じることは明らかであ
る。しかし、ピストンがどちらの方向に移動する時に
も、とくにピストンの動きがわずか百分の数秒の間に行
われるものである以上、この油もれは無視してもよいと
分った。
「閉鎖」位置では、圧力Pは、ピストンの両面で同一
であり、従ってピストンのどの側にも油もれは起らな
い。
「開放」位置では、ピストンとシリンダの間で洩れが
生じるから、ピストンの環状面にかかっている圧力P
は、ピストンの対向面に到達する。しかし、開放行程の
終りでピストンにより弁が作動して密閉するため圧力P
は妨げられる。このようにすれば、従来のサーキットブ
レーカ制御装置では許されない、「開放」状態における
油の連続的流動を阻止する、という効果がある。
簡単な解決策としては、弁をピストンの前記対向面に
たわまないように固定し、かつ弁座をメインチャンバの
給入/排出口の周囲に設ければよい。
以下明らかにするが、パッキンリングを設けないこの
ようなピストンの構成には、シリンダを簡単な加工だけ
で済む鋳物により作ることができるという実質的な利点
がある。一方、ピストンリングまたはパッキングがあれ
ばこのような構成は不可能になる。ジャッキのメインチ
ャンバと環状チャンバとを結ぐ大断面の移送ダクトを直
接的に鋳造により成形することができるために、ジャッ
キの構成部品の数をかなり減らすことができる。
〔実施例〕
先行技術についてはっきりした認識を得るために、第
1図に差動ジャッキタイプのサーキットブレーカ制御装
置の公知の油圧概略図を示しておく。
この制御装置はシリンダ4と、ピストン6と、サーキ
ットブレーカの移動接点10に連結してるピストンロッド
8と、から成っていて、サーキットブレーカの固定接点
12と12′との間の回路をつないだり、切断したりする。
第1図に示された位置は、ピストン6がシリンダ内で底
の位置の付近にある、サーキットブレーカの「開放」位
置である。
ピストン6より上方にあって、ピストンロッド8を囲
む環状のジャッキチャンバ14は、パイプ15を介して高圧
(例えば300〜400バール)油空圧アキュムレータ18と連
続連結している。前記チャンバ14内の圧力はサーキット
ブレーカを連続的に開放状態にもどそうとする。
ジャッキのメインチャンバ20内には、通路または開口
28形成されていて、これを三方弁24を挾む給入/排出菅
22によって、菅22′と移送路16を介して、アキュムレー
タ18に連結させたり、あるいは菅25を介して低圧ドレン
タンク26に連結(第1図に示した状態)させたりする。
この装置の動作は公知であるから、弁24を供給位置に
おくとチャンバ20内でピストン6の広い面に高圧力がか
かる、ということ以外の説明は不要であろう。
従って、ピストンは、前記高圧力がその環状面に加え
るより低い圧力に逆らって、上方へ移動するため、サー
キットブレーカは閉鎖位置に動かされる。
弁24を第1図に示されたドレン位置におくとサーキッ
トブレーカはトリップ(開放)する。環状チャンバ14内
に連続保持される高圧力によってピストン6は下方へ移
動し、また給入/排出口28とこれと連動する油圧部材24
-25とが共に大きい断面を有するために、ジャッキのメ
インチャンバ20内に収容された油は多量に早急に排出さ
れる。これによっておよそ百分の数秒という極めて短い
時間にサーキットブレーカの開放を行うことができるの
である。
上述したタイプの、サーキットブレーカ用の差動ジャ
ッキを有する油圧式制御装置は、例えば、フランス特許
第2,317,532号またはアメリカ特許第4,026,523号に開示
され、かつ両特許の第3図に図示されている。
第1図に示すように設計された公知の差動ジャッキ
は、ジャッキの端壁32を通過するピストンロッド8の通
路に設けられたパッキンシール30と、ピストンとシリン
ダ4の内周面との間に液密シールを形成するためにピス
トン6に設けられたパッキンリング34とをそなえてい
る。このパッキンリングは、ばね押しパッキンという公
知の形のものを示しているが、これは先に引用した先行
特許の第2図に示されたものであり、図示の開放位置で
は約300-400バールの圧力をかけられたチャンバ14を完
全に液密にできるように設計されている。
第2図は本発明による差動ジャッキの断面図で、先に
説明したすべての部材は同じ参照番号を示してある。
この図から明らかなように、パッキンシール30は、シ
リンダ4のねじ付けされたパッキン押えまたは端片32を
通るピストンロッド8の通路に設けられている。しか
し、ピストン6には金属ピストン6と金属シリンダ4と
の間の液密シールを形成するパッキンリングは設けられ
ていない。従って、ピストン6の円筒状の外周面36はシ
リンダ4の内周面38に対してほぼ直接的な金属同士の接
触を維持したまま滑動することができるが、これら2つ
の表面の間には液密シールを設けていないし、また表面
38をとくに精密加工する必要もない。
ピストン6は、底面40で、載頭円錐形弁42を形成する
突部を有している。開放行程の終りで(第2図に示した
位置)、前記弁42は給入/排出口28を閉じるようにはた
らき、このとき前記口28は第2図で実線で示した開放行
程の最終位置で低圧状態にある。
弁42は、シリンダのねじ止めされ端片46の中で前記孔
28の縁部に形成された載頭円錐形弁座44に密封式にはま
るようになっている。この弁座44は、シリンダの端片46
に付け足した、弁の硬度に合った程度の硬さを有する材
料で構成してもよい。このことは容易に理解されよう。
サーキットブレーカが閉じている時には、ジャッキの
供給/排出用通路28は、ダクト22-22′‐16と供給位置
にある弁24とを介してアキュムレータ18につながってい
る。従って、ピストン6はシリンダ内を上昇し、第2図
のダッシュ線で示した位置に来る(この位置ではピスト
ンは参照番号6′で示されており、このピストン6′に
支持された弁は42′で示されている)。ピストンの両面
には同じ圧力Pが加えられているので、サーキットブレ
ーカを閉鎖位置に保持するためにシリンダに上方に加え
られる力F1は、F1=P.S1−P(S1−s)=P.sで表わ
される。差動ジャッキでは当然のことながら、S1はピ
ストンの表面積、sはロッド8の断面積である。
この位置はサーキットブレーカの通常の作動位置で、
数週間続くこともあるが、この位置の時にはピストンに
パッキンリングがなくてもなんら不都合ではない。とい
うのはピストンの下方(メインチャンバ20内)と、ピス
トンの上方(環状チャンバ14内)とには同圧力Pがかか
っているからである。
サーキットブレーカを開放するためには、供給/排出
通路をドレンタンクに弁24を介してつなぎ、ピストンを
力F2=P(S1−s)の作用で下方に押しやるが、少な
くともピストンが加速し始める時にピストンの下方の排
出圧力P0はほぼ大気圧並に等しい。開放行程の終りに
対応する第2図の実線で示した位置では、弁24は弁座44
に当接し、口28を密閉する。こうして、同時にピストン
行程のエンドストップが定められる。従って、環状チャ
ンバ14内に絶えず保持されている圧力Pは、ドレン通路
を通って逃げることができない、その結果、アキュムレ
ータ18に補給するポンプ(図示省略)により償わなけれ
ばならないようなオイルの恒久的な流れが存在しなくな
る。
環状チャンバ14内の圧力Pはピストン6とシリンダと
の間に漏れ出すかもしれないが、せいぜいピストンの底
面すなわちメインチャンバ20の内空間(このとき容積
は、小さくなっている)にとどくだけである。従って、
ピストン6は、頂部の環状“S1−s"と、底部の環状面
“S1‐S2”の両面に圧力Pを受ける。S2は弁42の断
面積である。
弁42の弁座との間のすぐれた耐漏えい性を保証するの
に十分な力を得るためには、弁の断面積S2をピストン
ロッドの断面積sよりもかなり大きくしなければならな
い。例えば50%以上にする。25%から100%までの範囲
内でより大きくした場合によい結果が得られた、 百分の数秒の間で完了するピストンの開放もしくは閉
鎖行程の間、ピストンとシリンダの間に油漏れの生じる
ことがあるが、これは無視してもよい量で、ジャッキの
動作をスローダウンさせるようなものではない。
従って、パッキンリングをそなえていないピストン
と、ピストンにより機械的に作動されて開放移動の終結
時に給入/排出口を閉じる弁との組合せにより、油圧式
サーキットブレーカ制御装置の作動と安全性とに関する
すべての条件を満たすこと可能になる、このことは明ら
かであろう。
従って、このような構成にすれば、構成上、面倒なピ
ストンリングが不要になるばかりか、(第2図のシリン
ダ4について先に述べたように、また以下の第5図およ
び第6図の説明で詳細に分るように)シリンダの内周面
38を精密に加工(研摩)する必要もなくなるという効果
が得られる。
第2図にはピストンと連動する載頭円錐形弁42を示し
たが、他のタイプの弁を選んでもよい。例えば覆い部材
が球面体または球面部48(第3図)である玉弁か、或い
はピストン6の底面54に加工された円形リップ52が当接
するシリンダの端片46の頂面50により形成された平弁
(第4図)等である。シーリングリップをシリンダの端
片の頂部面50で支持するような逆の構成にしてもよい、
このことは容易に理解できよう。また、リップ52と協働
するようにした、適当な材料から成る環状シール56を設
けてもよい。
注目すべきことは、平弁の場合でも、ピストン6が開
放底位置にある場合、はなれた2点(ピストンロッド8
のパッキンシール30と、ピストンとシリンダの接触点)
でピストンがガイドされるため、弁を容易に密封状態に
することができることである。従って、作動毎に弁の支
持面は正確に平行となる。
弁はピストン6にたわまないように固定してもよい
し、第2図と第4図に示されているようなピストンの一
部として構成してもよい。或いは、第3図に示されてい
るように、半円球弁48をピストン6に形成された凹部58
にはめ込み、弾性のスナップリング60でその凹部内に保
持するというように一定の自由度を前記弁にもたせても
よい。最後に、第3図にあるように、ばね62を弁48とピ
ストン6の間に介在させて、ピストン行程の終端におい
て生じるピストンから弁への衝撃が軽減するように、ピ
ストン行程の終端の直前で弁が弁座44に閉じるようにし
てもよい。
最後に、この他の実施例(図示省略)としては、弁42
または48を直接ピストンに支持させないで、例えばピス
トンに支持された制御ロッドのような部材を介して、ピ
ストン行程の終端で前記弁をピストンで作動するように
してもよい。
また、第2図において、ダクト16はシリンダ4の環状
チャンバ14内へ開口する口64と連結しているが、このダ
クトの断面積は2つのチャンバ14と20との間で油を急速
移送できるほどに大きくなければならないということを
忘れてはならない。
第5図は、本発明の好ましい実施例の断面図であり、
この場合ジャッキシリンダ4は鋳物であって、スチール
製の菅体ではない。
第5図は、左側に頂上位置つまり閉鎖位置にあるピス
トン6を示している。また、右側には底部位置つまり開
放位置にある。ピストン6はその下面に載頭円錐形42を
支持している。この弁は、シリンダの端部を形成するプ
ラグ46の給入/排出口28の縁部にカットされ載頭円錐形
弁の弁座44と協働するようになっている。
断面の大きい移送ダクト16′は、一体成形物でその一
部がシリンダ8を形成しており、従って、別の構成部品
として環状チャンバ14の口64に連結させる必要はない。
第6図は第5図の線VI-VIに沿った断面で成形物4の移
送ダクト16′を示している。
シリンダブロックの円筒状の内周面38は研削も研摩も
する必要はなく、簡単で費用のかからない加工をほどこ
せば十分である。なぜなら、シリンダの加工が不完全な
ものであってもピストン6のパッキングリングが破損す
る危険はないからである。
よって、以上説明した構成により、公知の差動ジャッ
キよりもはるかに低コストの構造設計ができると共に、
電気サーキットブレーカを制御するのに必要な安全性も
信頼性も維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、油圧式サーキットブレーカ制御装置に組み込
まれた、先行技術による公知の差動ジャッキを示した
図、第2図は本発明の差動ジャッキの断面図、第3図お
よび第4図は、ピストンにより作動される弁の他の2つ
の実施例を示した部分図、第5図は成形したシリンダ装
置とともに、本発明の差動ジャッキを示した軸方向の断
面図、第6図は、第5図の線VI-VIに沿った断面図。 2……差動ジャッキ、4……シリンダ、6……ピスト
ン、14……チャンバ、18……アキュムレーター、20……
メインチャンバ、24……弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−8274(JP,A) 特開 昭56−93227(JP,A) 特開 昭56−153627(JP,A) 特開 昭61−153910(JP,A) 特開 昭61−153911(JP,A) 特開 昭61−156613(JP,A) 特開 昭61−158635(JP,A) 特開 昭61−161627(JP,A) 特開 昭62−198020(JP,A) 実開 昭55−98464(JP,U) 実開 昭59−109044(JP,U) フランス国特許1378068(FR,A) フランス国特許1462924(FR,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内に、ピストンを摺動自在に収容
    して、前記シリンダ内を、環状チャンバとメインチャン
    バとに分け、前記ピストンに、前記シリンダの環状チャ
    ンバ側の端へ延びて外部へ突出し、かつ突出部分が電気
    サーキットブレーカの移動接点に連結されるピストンロ
    ッドを取り付け、前記環状チャンバに、高圧作動液源を
    接続し、前記シリンダのメインチャンバ側の端に、給入
    排出口を形成した、電気サーキットブレーカ制御用油圧
    式差動ジャッキにおいて、前記ピストンの外周面を前記
    シリンダの内周面に、パッキンシールを設けることなく
    直接接触させるようにし、前記ピストンの前記給入排出
    口との対向面に、前記ピストンが前記シリンダ内のメイ
    ンチャンバ側の端に位置する状態で、前記給入排出口を
    密閉する弁を設けたことを特徴とする油圧式差動ジャッ
    キ。
  2. 【請求項2】前記弁の表面積S2が、前記ピストンロッ
    ドの断面積Sより約50%以上広いことを特徴とする請求
    項1記載の油圧式差動ジャッキ。
  3. 【請求項3】前記弁が、前記ピストンから前記メインチ
    ャンバ側へ突出していることを特徴とする請求項1記載
    の油圧式差動ジャッキ。
  4. 【請求項4】前記給入排出口の回りに、前記弁と協働
    し、かつピストン行程のエンドストップとなる弁座を形
    成することを特徴とする請求項1記載の油圧式差動ジャ
    ッキ。
  5. 【請求項5】前記弁と弁座とが、互いに嵌まる載頭円錐
    状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の油
    圧式差動ジャッキ。
JP63073066A 1987-03-25 1988-03-25 電気サーキットブレーカ制御用油圧式差動ジャッキ Expired - Fee Related JP2593909B2 (ja)

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FR8704134A FR2613122B1 (fr) 1987-03-25 1987-03-25 Verin hydraulique differentiel pour la commande de disjoncteurs electriques
FR8704134 1987-03-25

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JPS63254623A JPS63254623A (ja) 1988-10-21
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