JP2592930Y2 - コーヒミルのカッター成形部品 - Google Patents

コーヒミルのカッター成形部品

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JP2592930Y2
JP2592930Y2 JP1991102101U JP10210191U JP2592930Y2 JP 2592930 Y2 JP2592930 Y2 JP 2592930Y2 JP 1991102101 U JP1991102101 U JP 1991102101U JP 10210191 U JP10210191 U JP 10210191U JP 2592930 Y2 JP2592930 Y2 JP 2592930Y2
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一宇 菊池
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、焙煎したコーヒ豆を回
転するカッターで粉砕してコーヒ粉を得るためのコーヒ
ミルのカッター成形部品に関し、特に一体成形による単
一部品として安価なコストで提供できるカッター成形部
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部から購入してきた焙煎ずみのコーヒ
豆を粉砕する回転カッターを有するコーヒミルと称する
豆ひき器は、業務用はもとより一般家庭にも広く使用さ
れており、図5に示すコーヒミル10で粉砕されたコー
ヒ粉からコーヒ液を連続してポット11内に抽出する濾
過部が一体化されたコーヒメーカも使用されている。
【0003】このようなコーヒミル10のカッター部
は、従来、図6に示すミル刃ホルダー1、ミル刃2およ
びミル刃2の固定金具3からなるミル刃組立部品Aと、
図7に示すシャフト受金具4およびシャフト受5からな
るシャフト受組立部品Bと、図8に示すシャフトカバー
6およびシャフトカバー取付金具7とからなるシャフト
カバー組立部品Cの3つの部品を組合せている。
【0004】この場合、ミル刃2はステンレス板をプレ
ス打ち抜きの後、プレスなどによる曲げ加工で両端を立
て上げ、また固定金具3は一般に黄銅または真鍮を自動
機などにより切削加工で仕上げ、これらミル刃2と固定
金具3とをプラスチック成形工場に送り、各々を人手な
どによりプラスチック金型にセットし、両者をプラスチ
ックモールドして組立部品としている。
【0005】なお、ミル刃ホルダー1の材料は耐衝撃
性、耐摩耗性、耐熱性、食品衛生性などが求められるも
のであるが、上記のミル刃組立部品Aを回転駆動させる
ための図7のシャフト受組立部品Bが上記と同様に切削
加工とプラスチックモールドにより作られる。さらに、
図8のシャフトカバー組立部品Cも同様の方法で作ら
れ、これはミル用モータのモータシャフト8にねじ止め
し固定される。
【0006】上記のごとく作られた各部品からなるコー
ヒミル10のユニットは、図5に示すごとく構成され、
コーヒ豆の粉砕機として機能する。しかしながら、上記
従来のコーヒミルユニットでは、その製作時に7つの組
立部品を要しており、部品構成数が多く、組立工数も多
くて組立精度が悪いと回転時のぶれが大きくなって騒音
が発生し、かつモータ寿命が短かくなると共に、製作コ
ストもかさむという問題がある。
【0007】一方、近年複雑な3次元形状品を最終部品
形状に近い形状で作製できる金属射出成形と称する新し
い加工法が開発され、この金属射出成形で製作すると、
後工程は約半分にまで激減して製作コストを低減でき、
その分、切削加工が省略でき、寸法精度も高いことが知
られている。すなわち、この金属射出成形は金属の微粉
末に樹脂系のバインダを混ぜて加熱し、軟らかくして射
出成形によって圧粉体を作り、焼結する加工法である。
【0008】そこで、本考案者等は、この金属射出成形
によれば従来別々に作りプラスチックモールド用金属型
にセットして人手により組合せていたものが、人手を必
要としない自動成形によって生産でき、生産性向上と工
程の合理化によってコストダウンがはかれることに着目
して本考案に到達した。なお、本考案者等は図8、図9
および図10に示すように、カッター23をカッターホ
ルダー24を介して固定する回転シャフト22の先端部
とカッターホルダー24の中心部とが相互に嵌合し合う
凹部24Aと凸部22Aとを芯合せ嵌合させているコー
ヒミルのカッター固定装置の考案をしたが、この場合
も、カッターホルダー24と回転シャフト22との2点
の部品を必要とする。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、コーヒミ
ルのカッター組立部品を一体成形による単一部品化し、
素材から加工、流通、組立に至る諸工程を簡素化して全
体的にコストダウンをはかりうると共に、一体成形によ
る単一部品からなるカッター成形部品をミルケースに対
して円滑に回転させることのできるコーヒミルのカッタ
ー成形部品を提供することを解決課題としたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本考案のコーヒミルのカッター成形部
品は、ミル刃組立部品と、シャフト受組立部品と、シャ
フトカバー組立部品とを一体成形してなり、その一体成
形して得られたカッター成形部品とミルケースとの間に
ワッシャーを介在させてなるものである。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
るが、図1は本考案のコーヒミルのカッター成形部品の
一実施例における要部縦断面で示す分解概略図であり、
このカッター成形部品は、図5の従来例と同様なコーヒ
豆粉砕ユニットに組込まれるものである。
【0012】図1のカッター成形部品13は図6のミル
刃組立部品Aと、図7に示すシャフト受け組立部品B
と、そして図8のシャフトカバー組立部品Cとを、ステ
ンレス鋼、例えばSUS−316の金属射出成形により
一体化成形したものであり、この実施例では、ミルケー
ス14とカッター成形部品13との間にワッシャー15
を介在させ、カッター成形部品13をミルケース14に
対して滑動を円滑化し、カッター成形部品13の回動を
容易、かつ円滑としたものである。 なお、図1ではミル
ケース14とカッター成形部品13との間、および止め
輪16とミルケース14との間の夫々にワッシャー15
を介挿してカッター成形部品13を滑動自在としてい
る。そしてモータシャフト8とワッシャー15との間に
は市販品の止め輪16を矢印P方向に圧入し、モータシ
ャフト8とカッター成形部品13とはピン8Aで係合さ
れるようになっている。
【0013】なお、このカッター成形部品13のステン
レス成形品のカッター13Aの断面は、図2の矢印で示
す両回転方向のもの、図3の矢印で示す片面回転方向の
もの、さらには図4の矢印方向のみに刃付形状を有する
ものなど種々の断面のものが適用可能である。以上の構
成からなる本考案のカッター成形部品では、前記従来例
が7つの部品からなっていたのに対し、図1に示すごと
くわずか2点の部品で構成でき、トータルコストが低減
する。
【0014】
【考案の効果】以上に説明した本考案のコーヒミルのカ
ッター成形部品によれば、その部品が一体成形であるの
で、構成部品点数を低減でき、従って、その製作時のト
ータルコストの低減をはかりうると共に、モータシャフ
ト受穴内径の寸法精度が向上し、その嵌合がよくなり、
回転時のぶれが少なくなり、その結果、騒音が低減し、
それだけモータ寿命が向上するという効果がある。さら
に、カッター成形部品13の底部とミルケース14とは
接触状態にあり、その状態でカッター成形部品13が回
転するためにどうしても摩擦が生じ、カッター成形部品
13の回転を抑止すする作用が働くと共に、カッター成
形部品13およびミルケース14が摩耗し、カッター成
形部品の交換をしなければならないという不都合が生じ
るが、本考案では両者の間、つまりカッター成形部品1
3とミルケース14の間にワッシャーを介在させたため
に、カッター成形部品の回転が円滑に行われ、回転抵抗
が少なく、円滑な回転を使うことができるだけでなく、
摩擦による摩耗の発生をワッシャーが負担するので、単
にワッシャーの交換だけですみ、カッター成形部品やミ
ルケースの交換を行わずにすむという効果を有する。
【0015】さらに、本考案ではカッター刃を両回転
刃、刃付形状、3枚刃、4枚刃など用途に応じて種々の
形に成形できるという利点がある。なお、本考案は、単
体のコーヒミルおよびジューサーミキサーのカッター刃
へも有効に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコーヒミルのカッター成形部品の一実
施例における要部縦断面で示す分解概略図である。
【図2】図1のカッター刃の両回転方向刃の例を示す要
部破断の斜視図である。
【図3】図1のカッター刃の片回転方向刃の例を示す要
部破断の斜視図である。
【図4】図1のカッター刃の刃付形状の例を示す要部破
断の斜視図である。
【図5】従来のコーヒメーカのコーヒミルのユニットを
示す側面図である。
【図6】図5のミル刃組立部品の縦断面図である。
【図7】図5のシャフト受け組立部品の縦断面図であ
る。
【図8】図5のシャフトカバー組立部品の縦断面図であ
る。
【図9】他のコーヒミルのカッター固定装置の要部縦断
面図である。
【図10】図9のカッター及びカッターホルダーの縦断
面図である。
【図11】図9の回転シャフトの縦断面図である。
【符号の説明】
13 カッター成形部品 14 ミルケース 15 ワッシャー A ミル刃組立部品 B シャフト受組立部品 C シャフトカバー組立部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミル刃組立部品と、シャフト受組立部品
    と、シャフトカバー組立部品とを一体成形してカッター
    成形部品を構成し、該カッター成形部品とミルケースと
    の間にワッシャーを介在してなるコーヒミルのカッター
    成形部品。
JP1991102101U 1991-12-11 1991-12-11 コーヒミルのカッター成形部品 Expired - Lifetime JP2592930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991102101U JP2592930Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 コーヒミルのカッター成形部品

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Publication Number Publication Date
JPH0548841U JPH0548841U (ja) 1993-06-29
JP2592930Y2 true JP2592930Y2 (ja) 1999-03-31

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4380092B2 (ja) * 2001-07-17 2009-12-09 日本トムソン株式会社 保持器のずれ防止機構を備えた有限直動案内ユニット
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Family Cites Families (4)

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