JP2592786B2 - 珊瑚礁及びその造成法 - Google Patents

珊瑚礁及びその造成法

Info

Publication number
JP2592786B2
JP2592786B2 JP6252007A JP25200794A JP2592786B2 JP 2592786 B2 JP2592786 B2 JP 2592786B2 JP 6252007 A JP6252007 A JP 6252007A JP 25200794 A JP25200794 A JP 25200794A JP 2592786 B2 JP2592786 B2 JP 2592786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coral
pseudo rock
natural
pseudo
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6252007A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08112048A (ja
Inventor
四郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONI KOBO KK
Original Assignee
ONI KOBO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONI KOBO KK filed Critical ONI KOBO KK
Priority to JP6252007A priority Critical patent/JP2592786B2/ja
Publication of JPH08112048A publication Critical patent/JPH08112048A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592786B2 publication Critical patent/JP2592786B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/60Fishing; Aquaculture; Aquafarming

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、珊瑚礁及びその造成法
に関し、更に詳しくは、天然岩石と同様な外観を呈する
擬岩にレプリカ珊瑚と天然珊瑚とを混在させて近年減少
している珊瑚礁を人工的に造成することにより、海底の
景観修復並びにダイビング或いはグラスボード等の観光
スポットとして利用できる他、擬岩の形状によって流木
等の浮遊物の流入を防止したり、砂浜を護るための消波
や漁礁としても役に立つ、堅固で安定した珊瑚礁とその
造成法に存する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる珊瑚礁の造成法としては、
例えば、特公平2−55011号公報に開示されている
ものが知られている。この従来の造成法は、図14に示
すように、珊瑚の生育にとって好ましい環境下にある海
中に多数のブロック状固定礁30を敷設し、外側に珊瑚
の幼生が着生して生育するのに適した斜面31aを有
し、内側には前記固定礁上に着脱自在に嵌合される凹部
31bをもったブロック状の移動礁31を前記の固定礁
30上にそれぞれ嵌合配置して、各移動礁31の表面に
おいて珊瑚を生育栽培した後、前記の珊瑚が成長した移
動礁31を固定礁30から取り外して、各種観光用海中
景観私設の海中に移設することを特徴とするものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特公平2−55011号公報に開示されている珊瑚礁
の造成法にあっては、単に固定礁30の上に移動礁31
が嵌合されているだけであることから、波、潮流等の外
力により移動礁31が容易に転倒してしまうといった問
題を有するものであった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、堅固で安定した珊瑚礁とその造成法
を提供することを目的とすると共に、延いては、天然岩
石と同様な外観を呈する擬岩ブロックにレプリカ珊瑚と
天然珊瑚とを混在させて、近年減少している珊瑚礁を簡
単に造成できると共に、海底の景観修復並びにダイビン
グ或いはグラスボード等の観光スポットとして利用でき
る他、擬岩の形状によって流木等の浮遊物の流入を防止
したり、砂浜を護るための消波や漁礁としても役に立つ
珊瑚礁及びその造成法を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、擬岩ブロックの表面に天然珊瑚とレプリカ珊
瑚とを混在せしめてなる珊瑚礁に存し、延いては、所定
条件の海底に、表面にレプリカ珊瑚を取り付けてなる擬
岩ブロックを設置し、次いで、該擬岩ブロックに設定さ
れた天然珊瑚用の取付部に天然珊瑚を移植した後、前記
レプリカ珊瑚と混在させて天然珊瑚を生育する珊瑚礁の
造成法に存する。
【0006】また、斯かる珊瑚礁の造成法は、所定条件
の海底に割石等でマウントを築いた後、表面にレプリカ
珊瑚を取り付けてなる擬岩ブロックを設置し、次いで、
該擬岩ブロックに設定された天然珊瑚用の取付部に天然
珊瑚を移植した後、波力、風力、太陽エネルギー等を利
用した発電装置にてポンプを作動させて外洋の海水を所
定位置に循環させながら前記天然珊瑚への養分補給を助
長し、前記レプリカ珊瑚と混在させて天然珊瑚を生育せ
しめるのが好ましい。
【0007】また、前記レプリカ珊瑚は、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂等の合成樹脂材からなり、その基端側
に前記擬岩ブロックの表面に取り付けるための連結部材
を突設するのが良い。
【0008】更に、前記天然珊瑚は、根底部分に連結部
材を突設した後、該連結部材を前記擬岩ブロックの表面
に予め凹設されている前記取付部内に嵌合せしめて同擬
岩ブロックの表面に移植するのが良い。
【0009】また、前記擬岩ブロックは、所望形状に組
み付けられた基礎部材と、該基礎部材の表面に組み付け
られた擬岩パネルとから中空状に形成されて海底に設置
せられ、然る後に、同擬岩ブロック内にコンクリート等
の内容物を充填するのが好ましい。
【0010】更に、前記擬岩ブロックは、現地の岩から
型取りして擬岩パネルを製作する工程と、前記基礎部材
の表面に下地配筋及び/又はパネル造形のための配筋を
施して全体形を整える工程と、前記擬岩パネルを前記造
形配筋に固着する工程と、各擬岩パネル同士の継目を処
理する工程と、天然岩石と色合いを一体化させるべく前
記擬岩パネルの表面に着色等を施す表面処理工程と、前
記擬岩パネルにレプリカ珊瑚を取り付ける工程とを備え
るのが良い。
【0011】また、前記擬岩パネルは、ガラス繊維補強
セメントにて形成するのが良く、延いては、セメント1
000〜1100kg/m3 、水170〜180kg/
3、粗骨材700〜750kg/m3 、混和材120
〜215kg/m3 を混合してなる補強セメントを用い
るのが好ましい。
【0012】更に、前記混和材は、ラテックス系乳化剤
170〜180kg/m3 若しくは水系エポキシ樹脂1
00〜120kg/m3 と、着色顔料20〜25kg/
3若しくはガラス繊維30〜35kg/m3 とから構
成するのが良い。
【0013】
【作用】このように構成される本発明の珊瑚礁は、擬岩
ブロックの表面に天然珊瑚とレプリカ珊瑚とを混在せし
めてなることによって、擬岩ブロックを単体とした任意
な形態の珊瑚礁を簡単に造礁し得ることとなる。
【0014】また、所定条件の海底に、表面にレプリカ
珊瑚を取り付けてなる擬岩ブロックを設置し、次いで、
該擬岩ブロックに設定された天然珊瑚用の取付部に天然
珊瑚を移植した後、前記レプリカ珊瑚と混在させて天然
珊瑚を生育すること、延いては、所定条件の海底に割石
等でマウントを築いた後、表面にレプリカ珊瑚を取り付
けてなる擬岩ブロックを設置し、次いで、該擬岩ブロッ
クに設定された天然珊瑚用の取付部に天然珊瑚を移植し
た後、波力、風力、太陽エネルギー等を利用した発電装
置にてポンプを作動させて外洋の海水を所定位置に循環
させながら前記天然珊瑚への養分補給を助長し、前記レ
プリカ珊瑚と混在させて天然珊瑚を生育することによっ
て、前記擬岩ブロックを単体とした任意な形態のレプリ
カ珊瑚を簡単に造礁し得る他、そこに定着する天然の珊
瑚を含むかなりの種類の生物に、潮流を強制的に発生せ
しめて、酸素や餌となる動物プランクトンを有効的に供
給し得ることとなる。
【0015】また、前記レプリカ珊瑚が、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂等の合成樹脂材からなり、その基端側
に前記擬岩ブロックの表面に取り付けるための連結部材
を突設すれば、前記擬岩ブロックへの移植が簡単、か
つ、円滑になし得ることとなる。
【0016】更に、前記天然珊瑚は、根底部分に連結部
材を突設した後、該連結部材を前記擬岩ブロックの表面
に予め凹設されている前記取付部内に嵌合せしめて同擬
岩ブロックの表面に移植されることにより、レプリカ珊
瑚とバランスのとれた天然珊瑚の位置決め固定が簡単に
なし得ることとなる。
【0017】また、前記擬岩ブロックを、所望形状に組
み付けられた基礎部材と、該基礎部材の表面に組み付け
られた擬岩パネルとで中空状に形成して海底に設置し、
然る後、同擬岩ブロック内にコンクリート等の内容物を
充填すれば、大きさの割に軽量な擬岩を製作し得ること
となり、移動、運搬に便利となる。
【0018】更に、前記擬岩ブロックは、現地の岩から
型取りして擬岩パネルを製作する工程と、前記基礎部材
の表面に下地配筋及び/又はパネル造形のための配筋を
施して全体形を整える工程と、前記擬岩パネルを前記造
形配筋に固着する工程と、各擬岩パネル同士の継目を処
理する工程と、天然岩石と色合いを一体化させるべく前
記擬岩パネルの表面に着色等を施す表面処理工程と、前
記擬岩パネルにレプリカ珊瑚を取り付ける工程とを備え
てなることにより、自然の珊瑚礁と極めて酷似した人工
の珊瑚礁が簡単かつ円滑にして製作し得ることとなる。
【0019】また、前記擬岩パネルを、ガラス繊維補強
セメント、延いては、セメント1000〜1100kg
/m3 、水170〜180kg/m3 、粗骨材700〜
750kg/m3 、混和材120〜215kg/m3
混合してなる補強セメントにて構成すれば、従来のコン
クリート製品に比して、極めて大きな引張り、曲げ強度
を有することとなる。
【0020】更に、前記混和材を、ラテックス系乳化剤
170〜180kg/m3 若しくは水系エポキシ樹脂1
00〜120kg/m3 と、着色顔料20〜25kg/
3若しくはガラス繊維30〜35kg/m3 とで構成
すれば、変形性能が向上し耐候性及び耐久性に優れ、コ
ンクリートの中性化を遅延することとなる。以下、本発
明を実施例により更に詳しく説明する。
【0021】
【実施例】本明細書において「レプリカ珊瑚」とは、天
然の珊瑚を模して造った人工の珊瑚を云うものであり、
本実施例で示す材質や形状等に限定されるものではな
い。
【0022】まず、本発明に係る珊瑚礁の造成法の第1
工程について説明する。所定条件の海底1に割石2等で
マウント3を構築する。例えば、図1に示すように、水
深2〜13メートルの比較的浅い海域を選び、次工程で
敷設される擬岩ブロックが海面4と平行になるように、
予め割石2等を敷設せしめてマウント3を構築する。
【0023】次に、第2工程について説明する。前工程
で得たマウント3に、表面に複数のレプリカ珊瑚5を取
り付けてなる擬岩ブロック6を設置する。この擬岩ブロ
ック6は、図2に示すように、所望形状に組み付けられ
た基礎部材6aの表面に擬岩パネル6bを被装してな
り、この擬岩パネル6bの表面に、後述する取付部6b
1 を介して前記レプリカ珊瑚5が突設されている。
【0024】また、この擬岩ブロック6は、海底に沈設
された後、擬岩パネル6bの内側にコンクリートを充填
打設して、基礎部材6aにより強固に接着させるのが良
い。因に、この擬岩ブロック6の製造方法については後
述するとおりである。
【0025】一方、前記擬岩パネル6bは、ガラス繊維
補強セメントから成形されており、前記基礎部材6aに
溶接されたアンカー、下地配筋、造形配筋等の骨組6c
を介して立体的に装着されている。また、この骨組6c
の形状、大きさを適宜変えることにより、所望の形状、
大きさを有する擬岩が造形できる。
【0026】尚、この擬岩パネル6bは、同パネルの裏
面に埋め込まれたLアングル(図示せず)を前記下地配
筋若しくは造形配筋等の骨組6cに溶接することによ
り、基礎部材6aの表面に一体的に固着されるのであ
る。
【0027】他方、前記レプリカ珊瑚5は、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂等の合成樹脂材からなり、図3に示す
ように、その基端側に前記擬岩パネル6bの表面に取り
付けるための連結部材5aが突設されている。この連結
部材5aは、金属、合成樹脂材等の適宜素材からなり、
前記擬岩パネル6bに凹設された取付部6b1 内にエポ
キシ系の接着剤7を介して固着させるのが良い。
【0028】次に、第3工程について説明する。前工程
で得た擬岩ブロック6を、図4に示すように、クレーン
船8に積み込んで所定海域までタグボード9で曳航し、
クレーン船8で海底に沈設後、コンクリートミキサー1
0やセメント船(図示せず)を介して擬岩ブロック6の
内部にコンクリート11を充填する。
【0029】次に、第4工程について説明する。前工程
で海底に沈設された擬岩ブロック6の表面に天然珊瑚1
2を移植する。この移植は、海中にて素早く行われるも
のであり、図6(a)に示すように、予め天然珊瑚12
の根底部分に突設された連結部材13を前記擬岩パネル
6bの表面に凹設された取付部6b2 内にエポキシ等の
接着剤7を介して嵌合せしめることにより、簡単かつ円
滑に行なわれる。
【0030】また、必要に応じ、前記連結部材13に補
強としてステンレス若しくは塩化ビニール等の適宜素材
からなるボルトB,Bを取り付けると共に、該ボルト
B,Bを、前記取付部6b2 内に取り付けられた同素材
のナットN,Nに螺着固定せしめることにより、天然珊
瑚12を固定しても良い(図6(b)参照)。
【0031】尚、斯かる天然珊瑚の根加工方法として
は、できるだけ速やかに海底より採取された珊瑚を海水
を入れたタンク(図示せず)内に入れて陸に上げ、次い
で、図7に示すように、採取した天然珊瑚12を、海水
14を貯留してなるアクリル製の水槽15内に入れる。
その際、天然珊瑚12は、根12a側が海水14より外
に出るべく逆さにした状態に保持部材16にて固定する
のが良い。
【0032】次いで、この水槽15内にポンプ17を介
して海より常時フレッシュな海水14を循環供給させる
と共に、水槽15の下部側から太陽光線に近似した波長
のライト18を天然珊瑚12に投射しながら、海水14
より外に出た珊瑚の根12aの部分にドリルにて連結孔
12bを凹設せしめる。
【0033】次いで、図8に示すように、前記連結孔1
2b内にエポキシ系の接着剤7を介してFRP製の連結
棒19を突設すると共に、該連結棒19の遊端側に、事
前に製作しておいたGRC製の連結部材13を同様にし
て固着せしめる。次いで、接着剤7が固まったら根12
a側を下にすべく前記水槽15内の海水に浸漬し(図9
参照)、できるだけ早い時期に、前記海底内に敷設させ
た擬岩ブロック6に取り付ける。
【0034】次に、第5工程について説明する。前工程
で得た天然珊瑚付擬岩ブロック6に波力、風力、太陽エ
ネルギー等を利用した発電装置20にてポンプ21を作
動させて外洋22の海水を浅瀬23方向に強制的に循環
させて潮流を発生せしめる。
【0035】これにより、擬岩ブロック6を単体とした
任意な形態の珊瑚礁を簡単に造礁し得ると共に、時間の
経過と共にそこに定着する天然珊瑚8を含むかなりの種
類の生物に、前記ポンプ21での循環潮流により、酸素
や餌となる動物プランクトンを有効的に供給し得るた
め、天然珊瑚8への養分補給が十分に行われ、前記レプ
リカ珊瑚5と混在させた珊瑚礁が簡単にして出来上り、
天然珊瑚8の繁殖し得る環境が得られるのである。
【0036】次に、珊瑚礁の形を決定する擬岩ブロック
の製造方法について説明する。まず、前工程として現地
の岩の種類、形状、色調を調べた上で、全体的なバラン
スを考慮したデザインを決定する。そして、現地の岩か
らシリコンで型を取り、補強セメント(詳しくは、色含
浸ポリマーセメント若しくはガラス繊維補強セメント)
で擬岩パネル2を製作する。一枚のパネルの大きさは約
1.5m平方のものが好ましいが、デザインに応じて数
種類の大きさのパネルを用意する。
【0037】尚、前記補強セメントとしては、主として
耐アルカリ性ガラス繊維を重量比で2〜6%程度混入し
てなるガラス繊維補強セメントを使用するものである
が、中でもセメント1092kg/m3 、水175kg
/m3 、粗骨材720kg/m 3 、混和材120〜21
5kg/m3 からなる補強セメントを用いるのが良い。
また、水セメント比(W/C)は30〜50%程度が好
ましく、更にこのセメントに後述の如き無機質顔料を配
合することもできる。
【0038】また、前記混和材は、ラテックス系乳化剤
170〜180kg/m3 若しくは水系エポキシ樹脂1
00〜120kg/m3 と、着色顔料20〜25kg/
3若しくはガラス繊維30〜35kg/m3 とからな
るものであり、就中、最も好ましい色含浸ポリマーセメ
ントとして下表の2例が挙げられる(単位kg/m3)。
【0039】因に、セメントには常套の白セメントを粗
骨材には5号硅砂を使用した。また、ラテックス系乳
剤、水系エポキシ樹脂並びに顔料の混入量はそれぞれ対
セメント重量の16%、10%、2%である。
【0040】また、着色顔料としては、赤:ベンガラ
(Fe23)、黄:黄酸化鉄(Fe23・H2O)、
緑:酸化クロム(Cr23)、青:群青・コバルトブル
ー[2(Al2Na2Si310)Na240O・nAl
23]、黒:四三酸化鉄(Fe34)又はカーボン
(C)を使用するのが好ましい。
【0041】一方、前記ガラス繊維補強セメントとして
は、下表のように、前記顔料の代わりにガラス繊維3
2.76kg/m3 (対セメント重量の3%)を混合し
たものを使用するのが好ましい。因に、斯かるガラス繊
維としては長さ37mm(カット長)のARGファイバ
ーを用いた。
【0042】
【0043】次に、第2工程について説明する。基礎部
材の表面にアンカー等で下地配筋を施すと共に、丸鋼、
アングル等の鋼材を張り出して前記擬岩パネルを取り付
けるための造形配筋を形成し、全体形を整える。尚、こ
の造形配筋が仕上がりのフォルムを想定して施工される
ことは云うまでもない。
【0044】次に、第3工程について説明する。前工程
で得た造形配筋に擬岩パネルを所定位置に固着する。こ
の固着手段としては、前述したように、擬岩パネルの裏
面にアングル等のブラケットを埋め込み、該ブラケット
を前記下地配筋又は造形配筋に溶接するのが良い。
【0045】次に、第4工程について説明する。前工程
にて造形配筋に固着された各擬岩パネル同士の継目処理
を行う。この継目処理としては、目地及び基岩との隙間
を色含浸モルタルの吹き付けで結合させるのが好まし
く、更には表面に造形処理を施す。この表面造形処理に
は、岩の種類に応じてハンドカービング若しくはテクス
チャースキン(型押し)などの適宜表面加工が用いられ
る。
【0046】次に、第5工程について説明する。現地の
天然岩石と色合いを一体化させるべく前記擬岩パネルの
表面に着色等の表面処理を施す。これは色含浸パネルの
ベース色に対して、カラーアップ、エージングをなすも
のである。
【0047】換言すれば、擬岩パネルの表面を良く洗浄
して十分に乾燥させた後、水性樹脂塗料にて下塗り中塗
りをした上で、仕上げ塗りを行う。また、デザインに基
づき自然な状態になるようにエージンクをすることで擬
岩ブロックが完成する。
【0048】そして、完成された擬岩ブロックは、表面
に前記レプリカ珊瑚5が装着された後、図4〜図5に示
すように、クレーン船8、タグボート9を介して所定海
域まで搬送され、次いで、クレーン船9で海底に沈設さ
れた後、コンクリートミキサー10やセメント船(図示
せず)を介して擬岩ブロック6の内部にコンクリート1
1が充填されるのである。
【0049】尚、このコンクリート11の充填は、直接
コンクリートミキサ10が乗入れ可能な場所は、コンク
リートポンプPを用い、陸上と大差ない方法で打設でき
る。
【0050】次いで、擬岩ブロック6の上面開口(図示
せず)を閉塞すべく擬岩パネル2を固着すると共に、前
述したテクスチャースキン等の表面処理を施すことによ
り自然感のある人工珊瑚礁が完成する。
【0051】また、この擬岩ブロック同士の海中での繋
止方法について簡単に説明すると、まず、擬岩ブロック
6,6の接合面側に突出せしめた配筋(図示せず)同士
を互いに溶接し、次いで、型枠(図示せず)等を介して
コンクリートを充填すること(所謂、押え型)により、
堅固に連結固定されるのである。
【0052】尚、本発明は本実施例に限定されることな
く、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得るもの
であり、本発明はそれらの全てを包摂するものである。
例えば、本明細書で言及している補強セメントの配合例
は本発明の一実施例を示すものであり、これに限定され
ることなく、他の配合によるガラス繊維補強セメント及
び造形用モルタルを使用できることは云うまでもない。
【0053】因に、前記造形用モルタルとしては、1m
3 あたりセメント720Kg、グラスファイバー10k
g、ポリマー0.4Kg、砂0.95m3 、その他、適
量の着色剤並びに混和材を配合したものを使用しても良
いものである。
【0054】また、本発明の珊瑚礁は、図11に示すよ
うに、砂浜を護る消波提、人工漁礁、ダイビングスポッ
トとして活用できるように造成することもできるもので
あり、延いては、図12に示すように、海底をまるごと
水族館にすべくダイビングや潜水艇にて中を見て回れる
オーシャンサファリパーク等の海洋施設にも発展させる
ことができるのである。
【0055】因に、本発明の珊瑚礁を利用したこのオー
シャンサファリパークは、中央に突出した漁礁を海中展
望塔24にしており、覗き窓からの水中観察や、3Dシ
アター、レストラン等を備え、アクリルトンネル25で
地上と連絡されている。そして、この施設は、海水の大
量浄化システムを備えているだけではなく、電着技術を
応用した珊瑚礁の育成、漁場を形成するための海中造林
など、海洋環境保全及び資源増殖に関する技術を開発
し、かつ、実用化するための実験施設でもあり、海洋科
学研究者の集まる国際的な研究施設としても供すること
ができる。
【0056】また、図13に示すように、アクリルチュ
ーブの遊歩道26から海の中の珊瑚礁を観覧できるよう
に、海辺の水族館の建物からトンネルを通って海底へ行
ける海底水族館をも提供できるものであり、本発明の珊
瑚礁は、ある特定の用途にのみ限定されるものではな
い。
【0057】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、擬岩ブ
ロックの表面に天然珊瑚とレプリカ珊瑚とを混在せしめ
てなることによって、擬岩ブロックを単体とした任意な
形態の珊瑚礁を簡単に造礁し得るため、近年減少してい
る珊瑚礁を人工的に造成することができると共に、海底
の景観修復並びにダイビング或いはグラスボード等の観
光スポットとして利用でき、また、擬岩ブロックの形状
若しくは連結如何によって流木等の浮遊物の流入を防止
したり、砂浜を護るための消波や漁礁としても役に立つ
といった効果を奏するものである。
【0058】また、所定条件の海底に、表面にレプリカ
珊瑚を取り付けてなる擬岩ブロックを設置し、次いで、
該擬岩ブロックに設定された天然珊瑚用の取付部に天然
珊瑚を移植した後、前記レプリカ珊瑚と混在させて天然
珊瑚を生育すること、延いては、所定条件の海底に割石
等でマウントを築いた後、表面にレプリカ珊瑚を取り付
けてなる擬岩ブロックを設置し、次いで、該擬岩ブロッ
クに設定された天然珊瑚用の取付部に天然珊瑚を移植し
た後、波力、風力、太陽エネルギー等を利用した発電装
置にてポンプを作動させて外洋の海水を所定位置に循環
させながら前記天然珊瑚への養分補給を助長し、前記レ
プリカ珊瑚と混在させて天然珊瑚を生育することによっ
て、擬岩ブロックを単体とした任意な形態のレプリカ珊
瑚を簡単に造礁できる他、そこに定着する天然の珊瑚を
含むかなりの種類の生物に、潮流を強制的に発生せしめ
て、酸素や餌となる動物プランクトンを有効的に供給で
きるため、荒廃した珊瑚礁の復元のみならず、海水環境
の改善が図れるといった優れた効果を奏するものであ
る。
【0059】更に、前記レプリカ珊瑚が、ポリエステ
ル、ウレタン樹脂等の合成樹脂材からなり、その基端側
に前記擬岩ブロックの表面に取り付けるための連結部材
を突設すれば、前記擬岩ブロックへの移植が簡単かつ円
滑にできるといった効果を奏するものである。
【0060】また、前記天然珊瑚は、根底部分に連結部
材を突設した後、該連結部材を前記擬岩ブロックの表面
に予め凹設されている前記取付部内に嵌合せしめて同擬
岩ブロックの表面に移植されることにより、レプリカ珊
瑚とバランスのとれた天然珊瑚の位置決め固定が簡単に
なし得るため、多くの人が集まる海底水族館などに簡単
に天然珊瑚礁を造成することができるといった効果を奏
するものである。
【0061】更に、前記擬岩ブロックを、所望形状に組
み付けられた基礎部材と、該基礎部材の表面に組み付け
られた擬岩パネルとから中空状に形成して海底に設置
し、然る後、同擬岩ブロック内にコンクリート等の内容
物を充填すれば、大きさの割に軽量な擬岩を製作し得る
ことから、移動、運搬に便利な珊瑚礁を提供できるとい
った効果を奏するものである。
【0062】また、前記擬岩ブロックは、現地の岩から
型取りして擬岩パネルを製作する工程と、前記基礎部材
の表面に下地配筋及び/又はパネル造形のための配筋を
施して全体形を整える工程と、前記擬岩パネルを前記造
形配筋に固着する工程と、各擬岩パネル同士の継目を処
理する工程と、天然岩石と色合いを一体化させるべく前
記擬岩パネルの表面に着色等を施す表面処理工程と、前
記擬岩パネルにレプリカ珊瑚を取り付ける工程とを備え
てなることにより、自然の珊瑚礁と極めて酷似した人工
の珊瑚礁が簡単かつ円滑にして製作できると共に、前記
基礎部材の上に擬岩パネルが堅固にして被装されるた
め、安易にして擬岩パネル部分が離脱することのない堅
固な珊瑚礁を提供できるものである。
【0063】更に、前記擬岩パネルを、ガラス繊維補強
セメント、延いては、セメント1000〜1100kg
/m3 、水170〜180kg/m3 、粗骨材700〜
750kg/m3 、混和材120〜215kg/m3
混合してなる補強セメントにて構成すれば、従来のコン
クリート製品に比して、極めて大きな引張り、曲げ強度
を有するため、波、潮流等の外力によっても安易に壊れ
ることのない、より丈夫な珊瑚礁を造成できるものであ
る。
【0064】また、前記混和材を、ラテックス系乳化剤
170〜180kg/m3 若しくは水系エポキシ樹脂1
00〜120kg/m3 と、着色顔料20〜25kg/
3若しくはガラス繊維30〜35kg/m3 とで構成
すれば、変形性能が向上し耐候性及び耐久性に優れるた
め、コンクリートの中性化を遅延し得るといった優れた
効果を奏するものである。
【0065】このように本発明は、天然岩石と同様な外
観を呈する擬岩ブロックにレプリカ珊瑚と天然珊瑚とを
混在させることにより、近年減少している珊瑚礁を人工
的に造成することができると共に、砂浜を護るための消
波提や漁礁としても役に立つ他、海底の景観修復、ダイ
ビングスポット或いはグラスボード等の観光スポット、
海底水族館、オーシャンサファリパークなどの海洋観光
開発事業の発達に寄与することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る珊瑚礁を示す説明図である。
【図2】擬岩パネルの取付状態を示す擬岩ブロックの縦
断面図である。
【図3】レプリカ珊瑚の取付状態を示す説明図である。
【図4】擬岩ブロックの搬送方法を示す説明図である。
【図5】擬岩ブロックの海底への敷設方法を示す説明図
である。
【図6】天然珊瑚の取付方法を示す説明図である。
【図7】天然珊瑚の根加工方法を示す説明図である。
【図8】天然珊瑚の根底に連結部材を取り付けた状態を
示す説明図である。
【図9】天然珊瑚の保管状態を示す説明図である。
【図10】天然珊瑚を取り付けた擬岩の説明図である。
【図11】本発明に係る珊瑚礁で造成されたダイビング
スポットを示す説明図である。
【図12】本発明に係る珊瑚礁で造成されたオーシャン
サファリパークを示す説明図である。
【図13】本発明に係る珊瑚礁で造成された海底水族館
を示す説明図である。
【図14】従来の私設珊瑚礁を示す説明図である。
【符号の説明】
1 海底 2 割石 3 マウント 4 海面 5 レプリカ珊瑚 5a 連結部材 6 擬岩ブロック 6a 基礎部材 6b 擬岩パネル 6b1 取付部 6b2 取付部 6c 骨組 7 接着剤 8 クレーン船 9 タグボード 10 コンクリートミキサー 11 コンクリート 12 天然珊瑚 12a 根 12b 連結孔 13 連結部材 14 海水 15 水槽 16 保持部材 17 ポンプ 18 ライト 19 連結棒 20 発電装置 21 ポンプ 22 外洋 23 浅瀬 24 海中展望塔 25 トンネル 26 遊歩道

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】擬岩ブロックの表面に天然珊瑚とレプリカ
    珊瑚とを混在せしめてなることを特徴とする珊瑚礁。
  2. 【請求項2】所定条件の海底に、表面にレプリカ珊瑚を
    取り付けてなる擬岩ブロックを設置し、次いで、該擬岩
    ブロックに設定された天然珊瑚用の取付部に天然珊瑚を
    移植した後、前記レプリカ珊瑚と混在させて天然珊瑚を
    生育することを特徴とする珊瑚礁の造成法。
  3. 【請求項3】所定条件の海底に割石等でマウントを築い
    た後、表面にレプリカ珊瑚を取り付けてなる擬岩ブロッ
    クを設置し、次いで、該擬岩ブロックに設定された天然
    珊瑚用の取付部に天然珊瑚を移植した後、波力、風力、
    太陽エネルギー等を利用した発電装置にてポンプを作動
    させて外洋の海水を所定位置に循環させながら前記天然
    珊瑚への養分補給を助長し、前記レプリカ珊瑚と混在さ
    せて天然珊瑚を生育することを特徴とする珊瑚礁の造成
    法。
  4. 【請求項4】前記レプリカ珊瑚は、ポリエステル、ウレ
    タン樹脂等の合成樹脂材からなり、その基端側に前記擬
    岩ブロックの表面に取り付けるための連結部材を突設し
    てなることを特徴とする請求項2又は3に記載の珊瑚礁
    の造成法。
  5. 【請求項5】前記天然珊瑚は、根底部分に連結部材を突
    設した後、該連結部材を前記擬岩ブロックの表面に予め
    凹設されている取付部内に嵌合せしめて同擬岩ブロック
    の表面に移植されることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の珊瑚礁の造成法。
  6. 【請求項6】前記擬岩ブロックは、所望形状に組み付け
    られた基礎部材と、該基礎部材の表面に組み付けられた
    擬岩パネルとから中空状に形成されて海底に設置せら
    れ、然る後、同擬岩ブロック内にコンクリート等の内容
    物が充填されることを特徴とする請求項2、3又は5に
    記載の珊瑚礁の造成法。
  7. 【請求項7】前記擬岩ブロックは、現地の岩から型取り
    して擬岩パネルを製作する工程と、前記基礎部材の表面
    に下地配筋及び/又はパネル造形のための配筋を施して
    全体形を整える工程と、前記擬岩パネルを前記造形配筋
    に固着する工程と、各擬岩パネル同士の継目を処理する
    工程と、天然岩石と色合いを一体化させるべく前記擬岩
    パネルの表面に着色等を施す表面処理工程と、前記擬岩
    パネルにレプリカ珊瑚を取り付ける工程とを備えてなる
    ことを特徴とする請求項2、3又は6に記載の珊瑚礁の
    造成法。
  8. 【請求項8】前記擬岩パネルは、ガラス繊維補強セメン
    トからなることを特徴とする請求項6又は7に記載の珊
    瑚礁の造成法。
  9. 【請求項9】前記擬岩パネルは、セメント1000〜1
    100kg/m3 、水170〜180kg/m3 、粗骨
    材700〜750kg/m3 、混和材120〜215k
    g/m3 を混合してなる補強セメントからなることを特
    徴とする請求項6、7又は8に記載の珊瑚礁の造成法。
  10. 【請求項10】前記混和材は、ラテックス系乳化剤17
    0〜180kg/m 3 若しくは水系エポキシ樹脂100
    〜120kg/m3 と、着色顔料20〜25kg/m3
    若しくはガラス繊維30〜35kg/m3 とからなるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の珊瑚礁の造成法。
JP6252007A 1994-10-18 1994-10-18 珊瑚礁及びその造成法 Expired - Fee Related JP2592786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6252007A JP2592786B2 (ja) 1994-10-18 1994-10-18 珊瑚礁及びその造成法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6252007A JP2592786B2 (ja) 1994-10-18 1994-10-18 珊瑚礁及びその造成法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08112048A JPH08112048A (ja) 1996-05-07
JP2592786B2 true JP2592786B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=17231276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6252007A Expired - Fee Related JP2592786B2 (ja) 1994-10-18 1994-10-18 珊瑚礁及びその造成法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592786B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111183946A (zh) * 2020-01-14 2020-05-22 中国科学院海洋研究所 一种用于深远海养殖鱼类行为研究与监测的实验系统

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5558641B1 (ja) * 2014-03-31 2014-07-23 株式会社鬼工房 テーブルサンゴ複製物の製造法
JP5642313B1 (ja) * 2014-06-04 2014-12-17 株式会社鬼工房 テーブルサンゴ複製物の製造法
CN107197805B (zh) * 2017-06-13 2020-09-04 昆明透灵科技有限公司 一种模拟自然生态环境的珊瑚礁系统
CN109169413B (zh) * 2018-10-26 2020-11-27 中国科学院南海海洋研究所 一种盔形珊瑚单个珊瑚杯的分离方法及移植方法
CN113925001B (zh) * 2021-10-13 2022-11-18 海南省海洋与渔业科学院 一种基于珊瑚多样性和环境适应性的珊瑚修复方法
CN114586711B (zh) * 2022-04-11 2023-04-14 海南大学 一种修复礁盘破碎化珊瑚礁区的方法及珊瑚拼台

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111183946A (zh) * 2020-01-14 2020-05-22 中国科学院海洋研究所 一种用于深远海养殖鱼类行为研究与监测的实验系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08112048A (ja) 1996-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102905520B (zh) 水产养殖组件和方法
US9403287B2 (en) Process for forming an artificial reef
US10138610B2 (en) Artificial reef and process for forming such an artificial reef
JP2592786B2 (ja) 珊瑚礁及びその造成法
US9744687B2 (en) Artificial reef and process for forming such an artificial reef
CN103081827A (zh) 一种轻质生态鱼礁的生产方法
KR101005634B1 (ko) 생태계 복원용 인조 해조류 어초 및 그 제조방법
CN113749029A (zh) 一种生态型人工鱼礁
JP2003125669A (ja) 人工浮魚礁
CN201411709Y (zh) 海洋景观球状观察舱
Friedman Ship iconography in mosaics: an aid to understanding ancient ships and their construction
JP2516881B2 (ja) 擬岩ブロックとその製造方法
US20060147656A1 (en) Simulated coral rock and method of manufacture
Evans et al. The Graveney boat
JP5143447B2 (ja) ライブロック用構造体及び多孔質セメント硬化体
JP2005151815A (ja) 水中不分離性コンクリートを使用したサンゴの移植方法
CN103782927A (zh) 一种新型的人工鱼礁
JP2789536B2 (ja) 人工擬岩岩礁
JPH0965795A (ja) 海中林造成用構造物
KR100466438B1 (ko) 정 삼각뿔형 인공어초
KR20130034122A (ko) 외해 중층식 전복 양식 설비
CN215873113U (zh) 一种生态型人工鱼礁
JPH04121131A (ja) 人工擬岩岩礁及びその設置方法
JPH04144624A (ja) 人工擬岩岩礁及びその設置方法
CN207519425U (zh) 混合系泊刚柔组合超大型生态游钓网箱

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees