JP2591886Y2 - 熱交換器におけるシール構造 - Google Patents

熱交換器におけるシール構造

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JP2591886Y2
JP2591886Y2 JP1993066212U JP6621293U JP2591886Y2 JP 2591886 Y2 JP2591886 Y2 JP 2591886Y2 JP 1993066212 U JP1993066212 U JP 1993066212U JP 6621293 U JP6621293 U JP 6621293U JP 2591886 Y2 JP2591886 Y2 JP 2591886Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
side plate
heat exchanger
seal packing
inner cylinder
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JP1993066212U
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俊一 竹内
清三郎 藤沢
一章 小林
浩明 松本
敏幸 穂谷
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Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円筒状の外筒内に設け
た側板に内筒を嵌挿し、内筒内に冷凍サイクルの蒸発器
を配置し、外筒と内筒との間の空間に伝熱パイプを複数
配置してなる熱交換器における側板と外筒内壁とのシー
ル構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来使用されている熱交換器における側板
のシール構造としては、側板の外周に設けた溝に断面円
形のOリングを填め込んで管内面とのシールを行ってい
る。また、最近ではOリングを填め込んだ後に外筒外側
からかしめ加工を施すことによりシールをより確実なも
のとしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、シール
に用いるOリングは弾力性が小さく、真円との誤差に対
する追従性が弱い。また追従性を良くするためには側板
外周との密着性及び外筒内壁との密着性を良くするのが
良く、そのためにOリングの収縮率を高めたり、Oリン
グの弾性率を高くする必要がある。その結果Oリングを
側板の溝に填め込むのが難しくなったり、外筒内に側板
を挿入するのが困難であったりする。また側板挿入後に
外筒外側からかしめ加工を施す方法の場合は、かしめ加
工に時間がかかると共に外筒も用意に塑性加工できるに
ような材質、寸法を選択しなければならず、設計、材質
の選択等において問題があった。そこで本考案は、かか
る従来技術の不都合に鑑み、設計、材質の選択において
無理がなく、比較的簡単な構造にて密閉性に優れたもの
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1の考案
は、円筒状の外筒内に設けた側板に内筒を嵌挿し、内筒
内に冷凍サイクルの蒸発器を配置し、外筒と内筒との間
の空間に伝熱パイプを複数配置してなる熱交換器におい
て、前記側板の外周にU字状の溝を設け、該溝に断面馬
蹄形で無端のシールパッキンを填め込んだ熱交換器にお
けるシール構造であり、熱交換器への入力される圧縮空
気の圧力と排出される乾燥空気の圧力の違いを考慮し
て、馬蹄形シールパッキンの内側と内筒又は外筒内(入
力側)とを側板に設けた連通孔を介して同圧とし、シー
ルパッキンの外側を外筒の排出側と導通させて圧力差に
より外筒壁面に向けて押しつけるような構造としたもの
である。
【0005】
【作用】本考案にかかるシールパッキンは断面馬蹄形で
あり、従来のOリングに比較して断面積が小さいので、
比較的小さな力にて容易に側板のU字上溝に填め込むこ
とができる。そして該シールパッキンはアーチ上をして
いるので弾力性に優れ、外筒内に側板と共に内筒を挿入
する際にもスムーズに行うことができる。そして挿入後
は、弾力性を有するので外筒内壁面に沿って追従し、シ
ールを確実なものとする。熱交換器を作動した際に生じ
る入力空気と排出空気の圧力差を利用して馬蹄形シール
パッキンの内側が外側に比較して高くなるように設計さ
れているので、馬蹄形シールパッキンは風船が膨らむよ
うに外筒へ向けて膨張し、内壁面との密着性をより強く
する。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図示された実施例に従って詳
細に説明する。図1は熱交換器の断面図であり、円筒状
の外筒1内には内壁面と当接するように2つの管束板で
ある側板2,3が装着されており、該側板2,3には内
筒4が嵌挿されている。5は内筒4内に装着された蒸発
器であり、6は側板2,3にあけられた穴に嵌挿された
伝熱パイプであり、該伝熱パイプ6の外周には波板7に
より仕切られている。本実施例では側板2,3に内筒4
が偏心させて装着されているために内筒4と外筒1との
空間に配置する伝熱パイプ6が均等に配置できるように
外筒の中心軸が等距離の位置に断面半円状の仕切り板8
が装着されている。尚、9は圧縮空気入口であり、10
が乾燥空気出口である。また12は、外筒の下方に溜っ
たドレーンを外側に排出するためのドレーントラップで
ある。
【0007】図3は、外筒1と側板2(又は3)との装
着状態を示す拡大断面図であり、外筒1内の圧縮空気出
口10付近には、側板2を挿入した際に側板2が入り過
ぎないように阻止するためのストッパー14が装着され
ている。側板2の外周面には、浅くU字状の溝16が、
形成されており該溝16に断面馬蹄形の無端シールパッ
キン18が填め込まれている。シールパッキン18の脚
部18aの内径は、側板2の外周部溝16の内径よりも狭
くなるように設計されている。さらにシールパッキン1
8の脚部18aの肉厚は、中央の突出部18bの肉厚よりも
厚くなるにように作られている。
【0008】また側板2にはU字状の溝16と内筒4と
外筒1とで囲まれた予備冷却室20とを連通させるため
の連通孔21が設けられ、また他方の側板3にも溝16
と予備冷却室20とを連通させるための連通孔22が設
けられている。さらに側板2の外周部の溝16を形成す
る空気出口側の凸部23には、外筒1内壁との間にクリ
アランス(0.1〜0.5mm)を設けるために低く構成されて
いる。側板3の外周部の溝16を形成する冷却空気排出
側の凸部24には、外筒1内壁との間にクリアランス
(0.1〜0.5mm)を設けるために低く構成されている。さ
らに、図3に示すようにシールパッキン18の幅は、溝
16の幅とほぼ同幅に形成され、脚部18aが凸部内壁と
当接するように構成されている。
【0009】以上述べた構成において、本実施例にかか
る熱交換器では空気入口8から入り込んだ圧縮空気(高
温)は、予備冷却室20に導かれ伝熱パイプ6内を流れ
る冷却空気と熱交換され予備冷却され、内筒4内に流動
しそこに配置された冷凍サイクルの蒸発器5により除湿
・冷却され、絶対湿度の低い空気となる。除湿冷却され
た空気はさらに伝熱パイプ6内を流動することによりそ
の外周を流れる高温圧縮空気と熱交換により加熱されて
相対湿度も低い空気となり空気出口から排出される。こ
の時、側板2,3の外周部を構成する凸部23,24に
クリアランスが設けられている関係から馬蹄形シールパ
ッキン18の外周の空気は、空気出口付近の空気圧と同
じとなり、またシールパッキン18内側の空気圧は予備
冷却室20と連通孔22を介して連通している関係か
ら、予備冷却室20と同圧となる。予備冷却室20は、
加熱された高温圧縮空気が送風されてくる場所であり、
また空気出口側は除湿・冷却された空気が排出される側
であるため互いの温度差等の差により馬蹄形シールパッ
キン18は外筒1内壁に向けて押圧されることになり、
密閉性・内壁面への追従性が高まる。
【0010】尚、本実施例において側板2に設けた連通
孔22を予備冷却室20側と連通するように構成した
が、これに限定されるものではなく連通孔22を内筒4
内と連通させるように構成してもシールパッキン内圧を
高くすることができる。また、本実施例において側板
2,3の一方の凸部23,24に外筒1内壁とのクリア
ランスを設けるように構成したが、これに馬蹄形シール
パッキンの内側と外側とはシールされているので、クリ
アランスは溝16の両凸部に設けても差し支えない。
【0011】また波板7の側面部に適当に通気穴26を
設けることにより、空気入口から流入した空気を何回も
伝熱パイプ6内を流動する冷却空気と熱交換することに
より効率よく予備冷却することができる。
【0012】
【効果】以上述べたように本考案にかかる熱交換器にお
ける側板のシールパッキンの構造は、従来のOリングを
用いたものに比較して弾力性があるために外筒の内壁面
に対する追従性も良く、従来のように外側からか締め付
ける必要もない。また、馬蹄形のシールパッキンは、弾
力性に優れることから、熱交換器の組立て作業におい
て、内筒が嵌挿された状態で側板を外筒内に挿入する上
で、抵抗が少なくて済み作業性にも優れる。さらに、側
板に連通孔を設けているので、熱交換器を作動させるこ
とによりシールパッキンの内圧が高まりより密閉性に優
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例にかかる装置の縦断面図であ
る。
【図2】 図1の装置のA−A断面図である。
【図3】 側板と外筒との接続関係を示す拡大断面図で
ある。
【図4】 シールパッキンと外筒との接合関係を示す部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2,3 側板 4 内筒 5 蒸発器 6 伝熱パイプ 7 波板 8 仕切り板 9 圧縮空気入口 10 空気出口 12 ドレーントラップ 14 ストッパー 16 溝 18 シールパッキン 20 予備冷却室 22 連通孔 23,24 凸部 26 通気穴
フロントページの続き (72)考案者 松本 浩明 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオ ン機械株式会社内 (72)考案者 穂谷 敏幸 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオ ン機械株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−197989(JP,U) 実公 昭58−12041(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 39/02 F28D 7/00 - 7/16 F28F 9/00 331

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の外筒内に設けた側板に内筒を嵌
    挿し、内筒内に冷凍サイクルの蒸発器を配置し、外筒と
    内筒との間の空間に伝熱パイプを複数配置してなる熱交
    換器において、前記側板の外周にU字状の溝を設け、該
    溝に断面馬蹄形で無端のシールパッキンを上凸となるよ
    うに填め込むと共にシールパッキンが填め込まれる側板
    の溝部に内筒又は外筒内と連通する連通孔を設けたこと
    を特徴とする熱交換器におけるシール構造。
  2. 【請求項2】 馬蹄形シールパッキンの脚部の肉厚を中
    心部より厚くしたことを特徴とする請求項1記載の熱交
    換器におけるシール構造。
JP1993066212U 1993-11-17 1993-11-17 熱交換器におけるシール構造 Expired - Lifetime JP2591886Y2 (ja)

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JPH0732462U JPH0732462U (ja) 1995-06-16
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JPS5812041U (ja) * 1981-07-16 1983-01-26 日産デイ−ゼル工業株式会社 後写鏡支持装置
JPS63197989U (ja) * 1987-05-30 1988-12-20

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