JP2586609Y2 - 使い捨てカイロ - Google Patents

使い捨てカイロ

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JP2586609Y2
JP2586609Y2 JP1333093U JP1333093U JP2586609Y2 JP 2586609 Y2 JP2586609 Y2 JP 2586609Y2 JP 1333093 U JP1333093 U JP 1333093U JP 1333093 U JP1333093 U JP 1333093U JP 2586609 Y2 JP2586609 Y2 JP 2586609Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
foam layer
warmer
foam
disposable
body warmer
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Application number
JP1333093U
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English (en)
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JPH0666648U (ja
Inventor
正章 荒川
達彦 大根
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、長時間使用した場合
にも、発熱によって人体の皮膚にひきおこされるおそれ
のある低温火傷を防止することを目的とする使い捨てカ
イロに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の使い捨てカイロは図5に示すよう
に、風合いを改良するため発熱する原材料1(例えば鉄
粉,活性炭,バーキュライト,食塩,高吸水性樹脂な
ど)を多孔性フィルム2やポリエチレン,ナイロンなど
からなる極めて薄い不織布3の単独もしくは複合体で包
装したものがつくられてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の使
い捨てカイロは、風合いはよく肌触りもよいが、カイロ
の包装体が極めて薄いので熱の伝達性がよすぎて、低温
火傷をおこすおそれがある。
【0004】実際にも、薄い肌着の上に直接カイロを当
てたり、人体に直接カイロを貼るようにしたタイプのも
のでは低温火傷の例があった。
【0005】また、現在の技術ではカイロの発熱温度範
囲が広くて、安全な範囲にコントロールすることは困難
である。即ち、発熱温度を50℃に設定しても70℃に
なってしまう場合がある。
【0006】この考案は上記のような従来の使い捨てカ
イロの問題点を解決して、人体に優しく低温火傷をひき
おこすおそれのない使い捨てカイロを提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この考案は、発明するカイロ本体の一部もし
くは全面に発泡体の層が設けられ、該発泡体の層の一部
もしくは全面に結合部材を設けた使い捨てカイロにおい
て、上記発泡体を、ウレタン系、オレフィン系、スチレ
ン系の各エラストマーを主成分とし、発泡剤にて発泡せ
しめて独立気泡タイプとした構成を採用したものであ
る。
【0008】
【0009】
【作用】この考案は、上記したような構成であるから、
身体の所望の箇所にこの考案の使い捨てカイロを当てが
って発熱させる。この場合、カイロ本体は発泡体で包ま
れているため、カイロの温度は発泡体を介して適度に緩
和されて身体に伝わるので長時間使用しても低温火傷を
生ずるおそれは全くない。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図1に示す実施例1において、11は使い
捨てカイロの本体で、例えば鉄粉,活性炭,バーキュラ
イト,食塩,高吸水性樹脂などからなる発熱源材料12
を多孔性フィルムやポリエチレン,ナイロンなどからな
る極めて薄い不織布の単独もしくは複合体からなる包装
体13で包装したものである。
【0012】そして、該本体11の下部に発泡体層14
を接着し、更に該発泡体層14の下部に粘着剤または面
ファスナーなどの結合部材15を接着する。
【0013】図2に示す実施例2の場合は、本体11の
上下の部分の複数箇所に発泡体層14を接着し、更に該
発泡体層14の下部のものの下面に粘着剤または面ファ
スナーなどの結合部材15を接着したものである。
【0014】図3に示す実施例3の場合は、本体11の
全面を発泡体層14で覆って接着し、更に、該発泡体層
14の下部の複数箇所に粘着剤または面ファスナーなど
の結合部材15を接着してある。そして、発泡体層14
の上部には複数の孔16を設けている。
【0015】図4に示す実施例4の場合は、発熱源材料
12の外側を直接発泡体層14により包んだもので、更
に、該発泡体層14の下部の複数箇所に粘着剤または面
ファスナーなどの結合部材15を接着したものである。
【0016】上記のような各実施例は、結合部材15が
粘着剤の場合はそのまま肌着に接着して用いることがで
きる。また、面ファスナーの場合は、カイロを装着する
肌着などの目的の個所に、面ファスナーの相手を縫い付
けるか接着しておく必要がある。さらに、各実施例にお
ける発泡体層14に用いる発泡体は、ウレタン系、オレ
フィン系、スチレン系の各エラストマーを主成分とし、
発泡剤にて発泡せしめて独立気泡タイプとしたものを使
用する。
【0017】上記の各実施例の使い捨てカイロと、従来
の使い捨てカイロをそれぞれ10人の人の肌着に装着し
て実験した結果、従来の使い捨てカイロでは8人の人が
途中で熱くなって外したが、実施例の使い捨てカイロで
は、10人の人の全部が熱の伝わりかたがとてもマイル
ドで使い心地が良いと大変に好評であった。
【0018】実施例の場合、低温火傷などを起こさなか
ったのはいうまでもない。
【0019】
【考案の効果】この考案の使い捨てカイロは、発熱する
カイロ本体の外側に、ウレタン系、オレフィン系、スチ
レン系の各エラストマーを主成分とし、発泡剤にて発泡
せしめて独立気泡タイプの発泡体層を設け、且つ、該発
泡体の層の一部もしくは全面に接着剤や面ファスナーの
ような結合部剤を設けたものであるから、独立気泡タイ
プの発泡体層の介在により、カイロ本体を肌着に装着し
て使用した場合は勿論、肌に直接触れさせて使用した場
合でも熱すぎるようなことはなく、長時間使用しても低
温火傷を生じるようなこともない優れた特徴を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1の縦断側面図である。
【図2】同じく実施例2の縦断側面図である。
【図3】同じく実施例3の縦断側面図である。
【図4】同じく実施例4の縦断側面図である。
【図5】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
11 本体 12 発熱源材料 13 包装体 14 発泡体層 15 結合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 7/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱するカイロ本体の一部もしくは全面
    に発泡体の層が設けられ、該発泡体の層の一部もしくは
    全面に結合部材を設けた使い捨てカイロにおいて、上記
    発泡体を、ウレタン系、オレフィン系、スチレン系の各
    エラストマーを主成分とし、発泡剤にて発泡せしめて独
    立気泡タイプとしたことを特徴とする使い捨てカイロ。
JP1333093U 1993-02-26 1993-02-26 使い捨てカイロ Expired - Lifetime JP2586609Y2 (ja)

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JPH0666648U JPH0666648U (ja) 1994-09-20
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