JP2586417Y2 - 斜面の崩壊検知装置 - Google Patents

斜面の崩壊検知装置

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JP2586417Y2
JP2586417Y2 JP1992041437U JP4143792U JP2586417Y2 JP 2586417 Y2 JP2586417 Y2 JP 2586417Y2 JP 1992041437 U JP1992041437 U JP 1992041437U JP 4143792 U JP4143792 U JP 4143792U JP 2586417 Y2 JP2586417 Y2 JP 2586417Y2
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JP
Japan
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support frame
receiving plate
pressure receiving
sensor
slope
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Application number
JP1992041437U
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JPH0594717U (ja
Inventor
陽一 藤山
修一 安井
Original Assignee
株式会社東横エルメス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は道路や線路等の近傍の斜
面の崩壊を検知する斜面の崩壊検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例年、大量の降雨等により道路や鉄道周
辺の斜面が崩壊する事故が頻発している。この種の崩壊
事故が発生した場合、早期に崩壊を知ることが復旧作業
や通行車両の規制を行う上で重要である。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】現在までのところ、
こうした斜面の崩壊の有無を監視するための有効策が提
案されていない。
【0004】
【本考案の目的】本考案は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、耐久性に優れ、しかも
誤動作がなく正確に検知できる、斜面の崩壊検知装置を
提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案は、斜面の下流
側に立設した支持枠と、上部を、支持枠の上流側に回動
自在に連結して垂下され、支持枠に阻止されて支持枠よ
り下流側には回動しないよう構成した受圧板と、支持枠
と受圧板の間に縮設したばね材と、支持枠または受圧板
のお互いに対向する側に設置し、受圧板の回動を感知す
るセンサとよりなり、センサにより斜面の崩壊を検知す
ると共に、斜面の崩壊を受圧板を介して支持枠に反力を
とって抑えるよう構成した、斜面の崩壊検知装置であ
る。これによって、斜面の崩壊により受圧板が押された
場合でも、受圧板は支持枠により回動を阻止され、支持
枠より下流側に回動することがない。従って、斜面の崩
壊を受圧板を介して支持枠に反力をとって抑えることが
でき、防護フェンスとしても十分な機能を発揮すること
ができる。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本考案の実施例に
ついて説明する。 <イ>全体の構成 図1に本考案に係る崩壊検知装置の一例を示す。崩壊検
知装置は斜面の近傍に立設する剛性の支持枠1と、支持
枠1の上端にヒンジ2を介して回転自在に連結した受圧
板3と、支持枠1及び受圧板3の間に縮設したばね材4
と、支持枠1の前面または受圧板3の背面に配置したセ
ンサ5とにより構成される。
【0007】<ロ>支持枠 支持枠1は受圧板3を支えるための剛性体で、複数の支
柱11と支柱11間を水平に連結する梁12と、控え材
13とにより構成されている。
【0008】<ハ>受圧板 受圧板3は崩壊した土砂を受けるための板体で、その形
状や寸法に制限を受けない。支持枠1の途上と受圧板2
の下部間にはばね材4が縮設されている。このばね材4
は動物の衝突或いは強風等で受圧板2が回転してセンサ
5に容易に圧着させないためと、センサ5の動作位置を
規制するためのもので、コイルスプリングや公知のアブ
ソーバ等を使用できる。また図2に示すように図示しな
い支持枠1と受圧板3との間にボルト6を貫通し、ボル
ト6の貫通端にワッシャ61を介してナット62を螺着
すれば、ナット62の回転操作によりばね力を調節する
ことで、センサ5の作動位置を任意に設定することがで
きる。
【0009】<ニ>センサ センサ5は加圧により電気抵抗が変化する公知のセンサ
である。図3に示すセンサ5はシリコンゴム51と金属
粒子52とを組み合わせ、圧力の刺激に応じて絶縁状態
(数メガオーム以上)から導通状態(数オーム以下)へ
急激に電気抵抗を変化させる導電ゴム製のセンサを示
し、図4は導電ゴム53の両側に平織線54、54を積
層し、全体を高電圧用のシリコンゴム55で被覆したコ
ードスイッチ製のセンサの一例を示す。またセンサ5に
よる感知信号の利用の仕方については、遠隔の監視セン
ターへ送信して処理したり、或いは崩壊感知装置1にセ
ンサ5の感知信号に連動して作動するサイレンや信号灯
を組み込み、音や光或いはこれらの組み合わせで斜面の
崩壊を知らせることに利用する方法が考えられる。
【0010】
【作用】つぎに崩壊検知装置1の作用について説明す
る。
【0011】図5に示すように、線路7の近傍で受圧板
3を斜面8へ向けた状態で、複数の崩壊感知装置1を所
定の間隔をおいて設ける。そして斜面8が崩壊すると崩
壊土砂9が崩壊感知装置1に衝突する。すると受圧板3
はばね材4のばね力に抗しながら線路7方向に回動す
る。受圧板3の背面がセンサ5に当接すると、センサ5
から土砂の崩壊信号が出力される。このセンサ5の信号
を受けてサイレンや信号灯が作動したり、或いはセンサ
5の信号が遠隔の監視センターへ送信されて崩壊の発生
を瞬時に知ることができる。 また各センサ5の出力信
号を識別できるようにしておけば、崩壊位置も同時に知
ることができる。
【0012】
【その他の変形例】受圧板3の表面にフッ素樹脂加工を
施すると共に、黒色の着色を施しておくと、積雪による
誤作動を防止することができる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 簡単な構成であるから、設置作業や保守点検が
容易である。 <ロ> 風雨、積雪、温度等の自然条件に起因した故障
を生じ難く、耐久性に優れる。 <ハ> 受圧板をばね材で付勢しているので、風雨や動
物の接触による後動作を回避できる。 <ニ> 斜面の崩壊を早期に知ることができるので、斜
面崩壊に対処するうえで極めて有利である。 <ホ> 斜面の崩壊だけでなく雪崩の検知等にも適用で
き、汎用性に富む。 <ヘ> 無接点式のセンサを使用することで、安定した
測定精度が得られると共に、鳥獣等の外乱による誤動作
を回避でき、さらにコストの低廉化が図れる。 <ト> センサが過荷重に対して復元するので、センサ
の反復使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を破断した崩壊検知装置の斜視図
【図2】 受圧板の下部の部分拡大図
【図3】 センサの動作原理の説明図
【図4】 他のセンサの動作原理の説明図
【図5】 斜面崩壊時における崩壊検知装置の側面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 21/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面の下流側に立設した支持枠と、 上部を、支持枠の上流側に回動自在に連結して垂下さ
    れ、支持枠に阻止されて支持枠より下流側には回動しな
    いよう構成した受圧板と、 支持枠と受圧板の間に縮設したばね材と、 支持枠または受圧板のお互いに対向する側に設置し、受
    圧板の回動を感知するセンサとよりなり、 センサにより斜面の崩壊を検知すると共に、斜面の崩壊
    を受圧板を介して支持枠に反力をとって抑えるよう構成
    した、 斜面の崩壊検知装置。
JP1992041437U 1992-05-26 1992-05-26 斜面の崩壊検知装置 Expired - Lifetime JP2586417Y2 (ja)

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JPH0594717U JPH0594717U (ja) 1993-12-24
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JP3033494U (ja) * 1996-04-15 1997-01-28 株式会社日本レジャーシステム 食品容器付き飲料容器
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