JP2577901Y2 - プッシュプルケーブル - Google Patents

プッシュプルケーブル

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JP2577901Y2
JP2577901Y2 JP1990054305U JP5430590U JP2577901Y2 JP 2577901 Y2 JP2577901 Y2 JP 2577901Y2 JP 1990054305 U JP1990054305 U JP 1990054305U JP 5430590 U JP5430590 U JP 5430590U JP 2577901 Y2 JP2577901 Y2 JP 2577901Y2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/26Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
    • F16C1/28Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes with built in bearings, e.g. sheathing with rolling elements between the sheathing and the core element

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は柱上用開閉器あるいは地下埋(地中)用開閉
器を遠隔操作するためのプッシュプルケーブルに関する
もので、詳しくはその端末構造の改良に関するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
高圧配電線路において電路の区分用あるいは分岐用と
して使用される柱上用開閉器や地下埋(地中)開閉器を
数メートルあるいは十数メートル離れた場所に配置した
操作箱から開閉を遠隔操作することが行なわれている。
この場合、操作箱と開閉器間に連結されて操作箱側の操
作軸に加えられた操作力を開閉器側の操作ハンドルに伝
達して開閉器を開閉させるためにプッシュプルケーブル
が使用される。
ところで上記のごとく使用される従来形のプッシュプ
ルケーブルにあっては第10図に示すようにその両端の端
末金具20e(21e)内には、チューブ8e内に設けられてい
るような転動するころがり要素(ベアリング)12e,13e
が存在しないため、特に重荷重の押圧(プッシュ)操作
時において可撓性部材からなるセンターレース9eが第11
図のように端末金具20e(21e)内において蛇行すること
があった。
センターレース9eが蛇行すれば図からも分かるように
同レース9eと端末金具20e(21e)との摩擦抵抗が増えて
操作力が充分伝達できなかったり、さらには同レースが
折損したりする。したがって従来においては、上記の蛇
行が起こらないようにするためにやむ無くストローク
{この場合のストロークは、力伝達棒44e(45e)のチュ
ーブ側端部44ae(45ae)とアンカー装置28e(29e)の外
端部間の長さを言う}の短いプッシュプルケーブル6eを
使用していた。つまり、プッシュプルケーブル6eを開閉
器2の操作ハンドル3に取付ける場合、第9図に示すよ
うに開閉操作時の必要ストロークが短くなるハンドル軸
(ハンドルの中心)3a側に寄せて取付けなければならな
かった。(この場合、プッシュプルケーブルをハンドル
の端末3b側に取付けるとケーブルのストローク不足によ
り開閉器2は開閉操作がその途中が停止され半投入また
は半開放の不完全な状態になる。) それ故開閉時には操作ハンドルの端末3bに取付けた場
合に比較して大きな操作力が必要になり、例えば操作箱
側に特別に蓄力機構を設けたりする対策が必要になっ
た。
また高圧配電線路に付設されたこの種の開閉器はメー
カ毎、または機種毎に開閉操作時の必要ストロークが異
なっているのが常であり、ストロークが短いケーブルの
場合には取付位置がハンドル軸3a側に寄りすぎてしまい
使用できないと言う問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記力伝達用のプッシュプルケーブルにおい
てそのストロークが短いこと(端末金具内においてセン
ターレースを支持するころがり要素が存在しないこと)
に起因する諸々の問題を解決するようにしたもので、可
撓性を有するチューブ(8)の端部にパイプ状の端末金
具(20)を連結し、上記チューブ(8)内にセンターレ
ース(9)と該センターレース(9)の表裏面両側に位
置してアウターレース(10)(11)をそれぞれ配設し、
さらに上記センターレース(9)とアウターレース(1
0)(11)との間に多数のボールベアリング(12)(1
3)を介在し、さらに上記端末金具(20)内にはチュー
ブ側に位置してアンカー装置(28)を収納し、さらにア
ンカー装置(28)を貫通する上記センターレース(9)
の端部を端末金具(20)内に進退(摺動)可能に嵌挿し
た力伝達棒(44)に対し連結するようにしたプッシュプ
ルケーブルにおいて、 上記端末金具(20)内には力伝達棒(44)とアンカー
装置(28)間に位置して、均等の間隔に配置したガイド
部材(50)すなわちガイド板(54)と円錐バネあるいは
竹の子バネ(56)とが交互に設けられたガイド部材を複
数個設けたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例について説明する。
第8図は柱上用開閉器の開閉を遠隔操作する場合にお
けるプッシュプルケーブル6の使用例を示すもので、柱
上の腕金1に取付けた手動形開閉器2の開閉用の操作ハ
ンドル3と、電柱4の地上近傍の途中に取付けた操作箱
(操作部)5との間をプッシュプルケーブル6で連結し
たもので、操作箱5内に設けた操作部に携帯用ハンドル
(特に図示しない)を装着し、これを操作するとチュー
ブ8内を進退自在に嵌挿したプッシュプルケーブル6の
力伝達部材、つまり、センターレース9と同レース9の
先端に連結固着した力伝達棒44,45が動き、さらに同棒
が動くことによりハンドルアタッチメント7を介して開
閉器2の操作ハンドル3が開閉動作するようになってい
る。
次にプッシュプルケーブル6について説明する。
8は可撓性を有する金属性のチューブ、9はセンター
レースで、その表裏面側に長手(進退)方向に沿ってガ
イド溝9a,9bを形成しかつ若干厚目のステンレス板から
形成されている。10,11はセンターレース9の上下に配
設したステンレス板からなる1枚のアウターレースであ
り、センターレース9側には長手方向に沿って後述のボ
ールベアリング12,13が嵌まるガイド溝9a,9bが形成され
ている。14,15はセンターレース9とアウターレース10,
11との間に介在したレース状のボールガイド16,17と、
同ガイドの長手方向に沿って多数形成した保持穴16a,17
aに対し回転自在に収納したボールベアリング12,13とか
らなるころがり要素である。18,19はチューブ8の端末8
a(8b)と端末金具20(21)とを連結するためのパイプ
状の端末用連結ボルトであり、一方のネジ部18a(19a)
には袋ナット22(23)によりチューブの端末8a(8b)が
締め込まれ、さらに他方のネジ部18b(19b)にはパイプ
状の端末金具20(21)がネジ着されている。25(26)は
気密用のOリングである。27はスフェリカルベアリング
でチューブ8の一方の端末用連結ボルト18の鍔部18cと
端末金具20との間に介在しさらに端末金具20とのネジ着
によって固定されている。又28(29)はセンターレース
9の両端、つまりはプッシュプルケーブル6の両端のパ
イプ状の端末金具20(21)内に備えたアンカー装置であ
り、同装置28(29)はパイプ状の端末金具20(21)のチ
ューブ8側に形成した大径穴のアンカー装置収納室20a
(21a)内に収納されている。該アンカー装置28(29)
は、円内管30(32)と同管に対し外側に嵌挿した外円管
(31)(33)の内外2重の同心円管と、アウターレース
10(11)の末端に設けた係止穴にその頭部34a,35a(36
a,37a)を脱落しないように止着し、さらに首下部34b,3
5b(36b,37b)の先端を第4図、第6図及び第7図のご
とく円内管30(32)の斜状溝30b(32b)と外円管31(3
3)の斜状溝31b(33b)が形成する同心円管の交差穴a
に対し嵌入するようにしたリベット状のピン34,35(36,
37)とセンターレース9を中心にその上下に設けた2つ
の分割片からなる鞘形のスペサー38,39(40,41)とから
構成されている。なお、スペサー38,39(40,41)は銅板
でかつ上下対称に作られており、水平部38a,39a(40a,4
1a)の両側に当接部38d,39d(40d,41d)を折曲形成し、
また前端にはストッパー部38b,39b(40b,41b)を垂直に
折曲形成している。上記のストッパー38,39(40,41)は
水平部38a,39a(40a,41a)がセンターレース9の表裏
(上下)面に、またストッパー部38b,39b(40b,41b)が
アンカー装置38,39の収納室20a(21a)の端面と同心円
管との隙間sに嵌入された状態で設けられている。
52(53)は収納室20a(21a)の反チューブ側に位置し
て同部分ネジ着あるいは係止した支持板であり、同板の
中心穴52a(53a)にはセンターレース9が貫通してい
る。また50(51)は端末金具20(21)に対し同金具の外
端(反チューブ)側から進退(摺動)自在に嵌挿した力
伝達棒44(45)の端部44a(45a)と端末金具20(21)の
チューブ側に形成した収納室20a(21a)内に位置するア
ンカー装置28(29)の端部、詳しくは端末金具20(21)
と一体の支持板52(53)との間に付設したガイド部材で
あり、センターレース9の端末金具20(21)内での進退
(摺動)に伴ってその進退方向に従動するように設けら
れるもので、中心のガイド穴54a(55a)をセンターレー
ス9に対し貫通させて同レース9を支持するようにした
端末金具20(21)の内径より若干小さ目の直径からなる
円形のガイド板54(55)と、同板54(55)をセンターレ
ース9の進退に伴ってその進退方向に従動させるための
バネ56(57)とから構成されている。なお、ガイド板54
(55)は滑らかで摩擦係数が小さくかつ機械的強度を有
する金属製、合成樹脂製、セラミックス製のもの等が使
用され、また同ガイド板54(55)を付勢するためのバネ
56(57)にはコイルバネが使用され、なかでも圧縮或い
は非圧縮の状態で進退方向に対して寸法変化が大きい円
錐バネあるいは竹の子バネが使用に適している。このよ
うな構成のガイド部材50(51)は、センターレース9の
ストロークに合わせて使用されるもので単独あるいは複
数組重ねて適宜使用される。
次にガイド部材50(51)について第2図および第3図
によりその動作を説明する。
第2図は押圧操作終了の状態を示すもので、力伝達棒
44およびこれに連結固着するセンターレース9は端末金
具20のチューブ8(内端)側に位置しており、そのため
にガイド部材50(51)の3枚のガイド板54と同板54を反
チューブ側に押しやるためのバネ56が図面右側(チュー
ブ側)に位置している。
そしてかかる状態から引張操作すればそれにより力伝
達棒44並びにセンターレース9が動いて力伝達棒44が反
チューブ側(外端部側)に動きガイド板54がバネ56に押
し出されセンターレース9に従動し、最終的には引張操
作終了の第3図の状態のように端末金具20内に位置する
センターレース9はガイド板54とバネ56によりその進退
方向について適当な間隔でもって何か所かが支持された
状態となる。これによってセンターレース9は端末金具
20内においては蛇行が防止されることになる。
上記説明は端末金具20側の動作説明であるが、この場
合、端末金具20と反対の端末金具21側では上記動作が逆
の関係になることは言うまでもないことである。
〔考案の効果〕
本考案のプッシュプルケーブルは以上の構成からな
り、ころがり要素が存在しない端末金具部分においても
同金具内には、力伝達棒(44)(45)とアンカー装置
(28)(29)との間に均等の間隔に配置されたカイド板
(54)によってセンターレース(9)を均等に支持して
いるために同レース(9)の蛇行(曲がり)を防止する
ことができる。つまり、この蛇行防止によってケーブル
のストロークが長くできるため同ケーブルは各種開閉器
の開閉操作用として広く適用できるのは勿論のこと、必
要ストロークが長いハンドル端末側に対してもケーブル
の取付ができるため操作力が軽くなりその結果、操作箱
側の蓄力機構等を省略できる。
また、ガイド部材がガイド板とバネの簡単な構成のた
めコストが安価で実施しやすい。
また、上記のごとくガイド部材はガイド板とバネとか
ら構成されているため、これらの組合数を増やしたり逆
に減らしたりすることで簡単にストロークを長くしたり
逆に短くしたりする場合にも対処できる。また、押圧時
における力伝達棒の端部アンカー装置の端部間の衝突に
よる衝撃を両者間に付設したガイド板とバネとからなる
ガイド部材によって緩衝することもできる。
また、ガイド板を薄板にし、そしてバネには円錐バネ
あるいは竹の子ハネを使用したことによりセンターレー
スの進退方向の寸法を極力小さくすることができ、した
がってガイド部材を端末金具内に収納してもさほどセン
ターレースのストロークを犠牲にしなくても済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すプッシュプルケーブルの
中間部を省略した要部断面図、第2図は同じく押圧操作
終了時の状態を示す端末金具部分の拡大断面図、第3図
は同じく引張操作終了時の端末金具部分の拡大断面図、
第4図は第1図におけるA−A線断面図、第5図は第1
図におけるB−B線断面図、第6図はアンカー装置の同
心円管の斜視図、第7図はアンカー装置の組立状態図、
第8図はプッシュプルケーブルを柱上用開閉器に適用し
た場合における使用状態図、第9図は従来形のプッシュ
プルケーブルを使用した場合におけるケーブルと操作ハ
ンドルとの取付状態を示す拡大図、第10図は従来形のプ
ッシュプルケーブルの断面図、第11図は端末金具におけ
るセンターレースの蛇行状態を示す拡大図である。 6……プッシュプルケーブル、8……チューブ、9……
センターレース、10,11……アウターレース、12,13……
ボールベアリング、20……端末金具、28……アンカー装
置、44……力伝達棒、50……ガイド部材、54……ガイド
板、56……バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有するチューブ(8)の端部にパ
    イプ状の端末金具(20)を連結し、上記チューブ(8)
    内にセンターレース(9)と該センターレース(9)の
    表裏面両側に位置してアウターレース(10)(11)をそ
    れぞれ配設し、さらに上記センターレース(9)とアウ
    ターレース(10)(11)との間に多数のボールベアリン
    グ(12)(13)を介在し、さらに上記端末金具(20)内
    にはチューブ側に位置してアンカー装置(28)を収納
    し、さらにアンカー装置(28)を貫通する上記センター
    レース(9)の端部を端末金具(20)内に進退(摺動)
    可能に嵌挿した力伝達棒(44)に対し連結するようにし
    たプッシュプルケーブルにおいて、 上記端末金具(20)内には力伝達棒(44)とアンカー装
    置(28)間に位置して、均等の間隔に配置したガイド部
    材(50)すなわちガイド板(54)と円錐バネあるいは竹
    の子バネ(56)とが交互に設けられたガイド部材を複数
    個設けたことを特徴とするプッシュプルケーブル。
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