JP2577518B2 - 軟弱地盤上への道路等の基礎地盤建設方法 - Google Patents
軟弱地盤上への道路等の基礎地盤建設方法Info
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟弱地盤上に建設する
道路等の地盤沈下防止工法に関する。
道路等の地盤沈下防止工法に関する。
【0002】
【従来の技術】日本の発展に伴って、道路は延長され、
軟弱地盤上にも道路を建設しなければならなくなってい
る。
軟弱地盤上にも道路を建設しなければならなくなってい
る。
【0003】軟弱地盤上に道路を建設する場合には、安
定性の不足、或いは、過大な沈下によって、道路自体に
大きな被害を生じるだけではなく、沿道地域に対してま
で被害を及ぼすことが多い。そのため、軟弱地盤の調
査、設計、施工には入念な配慮が必要である。
定性の不足、或いは、過大な沈下によって、道路自体に
大きな被害を生じるだけではなく、沿道地域に対してま
で被害を及ぼすことが多い。そのため、軟弱地盤の調
査、設計、施工には入念な配慮が必要である。
【0004】然しながら、軟弱地盤の性状は、複雑であ
って、一般に、計画の段階で正確に予測することは困難
である。それ故、軟弱地盤で行う工事は、予測外の被害
をあたえる事が多い。
って、一般に、計画の段階で正確に予測することは困難
である。それ故、軟弱地盤で行う工事は、予測外の被害
をあたえる事が多い。
【0005】軟弱地盤の区分は種々あるが、一般に地下
水位が高く、泥炭質地盤・粘土質地盤・砂質地盤等が挙
げられる。標準貫入試験によって、泥炭地などでは、N
値=1以下を、粘土質地盤ではN=4以下を軟弱地盤で
あると考える等、N値だけでは軟弱地盤と定めることは
出来ない。土質の一軸圧縮強度においては、泥炭質地盤
では、有機質の多少によって影響するが、0.4kgf
/cm2以下を、粘土質地盤では、1kgf/cm2以下
を軟弱地盤と考えて良い。
水位が高く、泥炭質地盤・粘土質地盤・砂質地盤等が挙
げられる。標準貫入試験によって、泥炭地などでは、N
値=1以下を、粘土質地盤ではN=4以下を軟弱地盤で
あると考える等、N値だけでは軟弱地盤と定めることは
出来ない。土質の一軸圧縮強度においては、泥炭質地盤
では、有機質の多少によって影響するが、0.4kgf
/cm2以下を、粘土質地盤では、1kgf/cm2以下
を軟弱地盤と考えて良い。
【0006】ここにN値とは土の硬軟、しまり具合を評
価するもので、重量63.5kgのハンマーを75cm
自由落下させて標準貫入試験用サンプラーを30cm打
ち込むのに要する打撃数をいう。
価するもので、重量63.5kgのハンマーを75cm
自由落下させて標準貫入試験用サンプラーを30cm打
ち込むのに要する打撃数をいう。
【0007】土質試験の結果から、湿潤単位体積重量
は、多く、1.25〜1.4g/cm3程度であり、自然
含水比は150%程度の土が多く、間隙比(e)は15
と大きいのが、特徴である。
は、多く、1.25〜1.4g/cm3程度であり、自然
含水比は150%程度の土が多く、間隙比(e)は15
と大きいのが、特徴である。
【0008】全沈下量Sは、
【0009】
【数1】 の式で求めることが出来る。
【0010】ここに、eo:圧密層の初期間隙比 el :圧密層の圧密後の間隙比、載荷によって生ずる圧
密である。
密である。
【0011】H :圧密層の層厚。
【0012】mv:体積圧縮係数 Δp:初期荷重より増加応力 これらの式からも判る通り、軟弱地盤でも、新たに載荷
されない場合には、eo=elであり、Δp=0であるか
ら、S=0となり、沈下現象は起こらない。
されない場合には、eo=elであり、Δp=0であるか
ら、S=0となり、沈下現象は起こらない。
【0013】道路の建設以外にも、この原理を応用する
ことによって実施することが出来るが、此処に、軟弱地
盤対策工法の種類と概要を掲げて置く。
ことによって実施することが出来るが、此処に、軟弱地
盤対策工法の種類と概要を掲げて置く。
【0014】(1) 表層処理工法(軟弱処理工・盛土
工等の機械施工を容易にする) a)敷設材工法(基礎地盤の表面に化学繊維の布等を敷
き広げる) b)表層混合処理工法(基礎地盤の表面をセメント等で
処理する) c)表層排水工法(排水溝を設けて改良する) d)サンドマット工法(圧密排水の排水層を形成する) (広い意味で、垂直に打設するバーチカルドレーンやサ
ンドコンパクションパイル等は原理的にはこれに属す
る) (2) 置換工法(軟弱層の一部又は全部を良質材で置
き換える工法) a)掘削置換工法 b)強制置換工法(盛土の重さで押し出して置き換える
工法) (3) 押え盛土工法(盛土の側方に押さえ盛土をした
り、法面勾配を緩くして滑りに抵抗して破壊を防止す
る) (4) 盛土補強工法(盛土中に鋼製ネット等を設置し
破壊を防止する) (5) 荷重軽減工法(盛土本体の重量を軽減し、原地
盤へ与える影響を少なくする工法) (6) 漸増載荷工法・段階載荷工法(盛土の施工に時
間を掛けてゆっくり仕上げる)ところでノルウェーで、
同様の目的に、発泡スチロールブロックを使用している
上、日本に於いても、その軽量性を利用して、沈下防止
や地滑り対策工事等を実施した実績が二三あり、何れも
工場生産の軽量ブロックが使用されている。
工等の機械施工を容易にする) a)敷設材工法(基礎地盤の表面に化学繊維の布等を敷
き広げる) b)表層混合処理工法(基礎地盤の表面をセメント等で
処理する) c)表層排水工法(排水溝を設けて改良する) d)サンドマット工法(圧密排水の排水層を形成する) (広い意味で、垂直に打設するバーチカルドレーンやサ
ンドコンパクションパイル等は原理的にはこれに属す
る) (2) 置換工法(軟弱層の一部又は全部を良質材で置
き換える工法) a)掘削置換工法 b)強制置換工法(盛土の重さで押し出して置き換える
工法) (3) 押え盛土工法(盛土の側方に押さえ盛土をした
り、法面勾配を緩くして滑りに抵抗して破壊を防止す
る) (4) 盛土補強工法(盛土中に鋼製ネット等を設置し
破壊を防止する) (5) 荷重軽減工法(盛土本体の重量を軽減し、原地
盤へ与える影響を少なくする工法) (6) 漸増載荷工法・段階載荷工法(盛土の施工に時
間を掛けてゆっくり仕上げる)ところでノルウェーで、
同様の目的に、発泡スチロールブロックを使用している
上、日本に於いても、その軽量性を利用して、沈下防止
や地滑り対策工事等を実施した実績が二三あり、何れも
工場生産の軽量ブロックが使用されている。
【0015】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、工場生産の
軽量ブロックは、軽量であればあるほど、空気を輸送し
ている様なものであって、大型ブロックの輸送費に難点
があるばかりでなく、ブロックの積み重ねは、特に継目
に於て曲げに弱い上に、発泡スチロールは、熱に弱く、
耐油性も無いことから、長期安定性を望むことはできな
いという欠点を含んでいる。又、一般の軽量コンクリー
トは吸水性があって表面処理をする等、現場打ちコンク
リートとしては使用出来ない。
軽量ブロックは、軽量であればあるほど、空気を輸送し
ている様なものであって、大型ブロックの輸送費に難点
があるばかりでなく、ブロックの積み重ねは、特に継目
に於て曲げに弱い上に、発泡スチロールは、熱に弱く、
耐油性も無いことから、長期安定性を望むことはできな
いという欠点を含んでいる。又、一般の軽量コンクリー
トは吸水性があって表面処理をする等、現場打ちコンク
リートとしては使用出来ない。
【0016】
【発明の構成】本願発明は、軟弱地盤上に道路等を建設
する方法において、 (1) 道路等建設区域の周囲に、止水用連続矢板を打
設し、 (2) 矢板に囲まれた区域内の土を掘削除去し、 (3) 該掘削底面に止水層を、見掛け比重が0.8−
1.2の軽量コンクリートによって形成し、 (4) 該止水層の上に、見掛け比重が0.5−0.8
の軽量コンクリートによって基礎部分を打設し、 (5) 該基礎部分の上に、上層路盤及び表層を設け、 (6) そして止水用矢板を除去する、ことを特徴とす
る方法に関する。前記上層路盤は、一軸圧縮強度30k
gf/cm2、比重0.6〜0.9の軽量コンクリート
であることが好ましい。
する方法において、 (1) 道路等建設区域の周囲に、止水用連続矢板を打
設し、 (2) 矢板に囲まれた区域内の土を掘削除去し、 (3) 該掘削底面に止水層を、見掛け比重が0.8−
1.2の軽量コンクリートによって形成し、 (4) 該止水層の上に、見掛け比重が0.5−0.8
の軽量コンクリートによって基礎部分を打設し、 (5) 該基礎部分の上に、上層路盤及び表層を設け、 (6) そして止水用矢板を除去する、ことを特徴とす
る方法に関する。前記上層路盤は、一軸圧縮強度30k
gf/cm2、比重0.6〜0.9の軽量コンクリート
であることが好ましい。
【0017】本発明は、工事前の土の重量と、盛土及び
舗装自体の重量+交通荷重との合計が、同等か、より軽
くなるようにすれば、前述の沈下量の計算式によって判
る通り、沈下を防止しうる事を応用したものである。
舗装自体の重量+交通荷重との合計が、同等か、より軽
くなるようにすれば、前述の沈下量の計算式によって判
る通り、沈下を防止しうる事を応用したものである。
【0018】この場合、測定しなければならない土の性
質は、排土した土の平均湿潤単位体積重量である。これ
は他の土質試験に比して、簡単で正確に測定できる試験
で良い事が、本工法の一つの特徴である。
質は、排土した土の平均湿潤単位体積重量である。これ
は他の土質試験に比して、簡単で正確に測定できる試験
で良い事が、本工法の一つの特徴である。
【0019】此処に使用する、軽量コンクリートは、他
の軽量ブロックとは違って、舗装現場に於いて、混合打
設するのであるから、ブロックを積み上げるのとは違っ
て、全体が一体の軽量コンクリートとなる。このこと
は、しばしば発生する恐れのある軟弱地盤の不等沈下に
対して、甚だ有利に働く曲げ強度を持つ事となり、局部
の不等沈下現象を抑える結果になるのである。
の軽量ブロックとは違って、舗装現場に於いて、混合打
設するのであるから、ブロックを積み上げるのとは違っ
て、全体が一体の軽量コンクリートとなる。このこと
は、しばしば発生する恐れのある軟弱地盤の不等沈下に
対して、甚だ有利に働く曲げ強度を持つ事となり、局部
の不等沈下現象を抑える結果になるのである。
【0020】本発明において、軽量コンクリートとは見
掛け比重が1.2以下のコンクリートをいい、その例と
しては、ポルトランドセメント系軽量コンクリート組成
物、アルミナセメント系軽量コンクリート組成物等をあ
げることができる。 ポルトランドセメント系軽量コン
クリート組成物とは、たとえば (1)ポルトランドセメント−−−98〜91重量% (2)ナフタリンスルホン酸アルカリ金属塩−−−0.
5〜3重量% (3)ステアリン酸アルカリ金属塩及び/又はステアリ
ン酸アルカリ土類金属塩−−−0.5〜3重量% (4)重炭酸アルカリ金属塩及び又は塩化カルシウム−
−−1〜3重量%から成る組成物Aと、該組成物Aの1
容積部に対して3〜5容積部の軽量骨材Bを含有するモ
ルタル組成物である。
掛け比重が1.2以下のコンクリートをいい、その例と
しては、ポルトランドセメント系軽量コンクリート組成
物、アルミナセメント系軽量コンクリート組成物等をあ
げることができる。 ポルトランドセメント系軽量コン
クリート組成物とは、たとえば (1)ポルトランドセメント−−−98〜91重量% (2)ナフタリンスルホン酸アルカリ金属塩−−−0.
5〜3重量% (3)ステアリン酸アルカリ金属塩及び/又はステアリ
ン酸アルカリ土類金属塩−−−0.5〜3重量% (4)重炭酸アルカリ金属塩及び又は塩化カルシウム−
−−1〜3重量%から成る組成物Aと、該組成物Aの1
容積部に対して3〜5容積部の軽量骨材Bを含有するモ
ルタル組成物である。
【0021】アルミナセメント系軽量コンクリート組成
物とは、たとえばアルミナセメント99.5〜87.0
重量%と、下記(a)及び(b)から選ばれた少くとも
一種: (a)ステアリン酸アルカリ塩及び/又はステアリン酸
アルカリ土類金属塩0.5〜3.0重量% (b)ジルコニア及び/又はマグネシア0.5〜10.
0重量%からなる組成物Aと、該組成物Aの1容量部に
対して2〜4容量部の軽量骨材Bと、組成物A70重量
部に対して25〜35重量部の水を含有する組成物であ
る。
物とは、たとえばアルミナセメント99.5〜87.0
重量%と、下記(a)及び(b)から選ばれた少くとも
一種: (a)ステアリン酸アルカリ塩及び/又はステアリン酸
アルカリ土類金属塩0.5〜3.0重量% (b)ジルコニア及び/又はマグネシア0.5〜10.
0重量%からなる組成物Aと、該組成物Aの1容量部に
対して2〜4容量部の軽量骨材Bと、組成物A70重量
部に対して25〜35重量部の水を含有する組成物であ
る。
【0022】ここにステアリン酸アルカリ金属塩とは、
例えば、ステアリン酸ソーダ、ステアリン酸カリウム等
をいう。
例えば、ステアリン酸ソーダ、ステアリン酸カリウム等
をいう。
【0023】ステアリン酸アルカリ土類金属塩とは、例
えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシ
ウム等をいう。
えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシ
ウム等をいう。
【0024】重炭酸アルカリ金属塩とは、例えば、重炭
酸ソーダ、重炭酸カリウム等をいう。
酸ソーダ、重炭酸カリウム等をいう。
【0025】軽量骨材Bとは、膨張頁岩を主体とする骨
材、フライアッシュ、高炉水さい等を混合した軽量骨
材、パーライト等の人工軽量骨材、火山灰、天然軽石砕
等の天然軽量骨材等をいう。
材、フライアッシュ、高炉水さい等を混合した軽量骨
材、パーライト等の人工軽量骨材、火山灰、天然軽石砕
等の天然軽量骨材等をいう。
【0026】ジルコニアは、酸化ジルコニウムであり、
マグネシアは、比較的低温(800〜900℃)で焼成
した軽焼又はカ焼カ性マグネシアを使用することができ
る。この軽量コンクリートは見掛け比重が軽いばかりで
なく、吸水性の少ない事に重要な特徴がある。例え長期
間水中にあっても、その比重が水を含むことなく軽い事
が必要だからである。
マグネシアは、比較的低温(800〜900℃)で焼成
した軽焼又はカ焼カ性マグネシアを使用することができ
る。この軽量コンクリートは見掛け比重が軽いばかりで
なく、吸水性の少ない事に重要な特徴がある。例え長期
間水中にあっても、その比重が水を含むことなく軽い事
が必要だからである。
【0027】ポルトランドセメント系及びアルミナセメ
ント系組成物に於て、この吸水性に関係するものは、ポ
ルトランドセメント系では、ステアリン酸アルカリ金属
塩及び又はステアリン酸アルカリ土類金属塩、アルミナ
セメント系に於けるステアリン酸アルカリ塩及び又はス
テアリン酸アルカリ土類金属塩、ジルコニア及び又はマ
グネシアである。ポルトランドセメント系軽量コンクリ
ート組成物の成型方法は以下の通りである。
ント系組成物に於て、この吸水性に関係するものは、ポ
ルトランドセメント系では、ステアリン酸アルカリ金属
塩及び又はステアリン酸アルカリ土類金属塩、アルミナ
セメント系に於けるステアリン酸アルカリ塩及び又はス
テアリン酸アルカリ土類金属塩、ジルコニア及び又はマ
グネシアである。ポルトランドセメント系軽量コンクリ
ート組成物の成型方法は以下の通りである。
【0028】組成物Aの4成分を粉末のまま先ず混合し
て、軽量コンクリート用硬化剤として貯蔵する。
て、軽量コンクリート用硬化剤として貯蔵する。
【0029】組成物Aと軽量骨材を計量して混合し、水
を加えて十分に撹拌混合する。
を加えて十分に撹拌混合する。
【0030】尚、練り混ぜは、硬化剤と軽量骨材を計量
して、約2分間練り混ぜ、水を加えて約3分間練り混ぜ
る。水量は粘度が適度になるように決定する。
して、約2分間練り混ぜ、水を加えて約3分間練り混ぜ
る。水量は粘度が適度になるように決定する。
【0031】そしてこの組成物を現場の所要区域に流し
込み、約1日放置し、硬化させる。組成物A中の重炭酸
アルカリ金属塩及び又は塩化カルシウム等は早強剤であ
つて約1日で硬化させるために添加するものである。ア
ルミナセメント系では必要ない。アルミナセメント系軽
量コンクリート組成物は、上記組成物Aの1容量部に対
し、2〜4容量部の軽量骨材を含有し、更に、組成物A
の、70重量部に対して25〜35重量部の水を加えて
混練し、現場の所要区域に流し込んで成形する。
込み、約1日放置し、硬化させる。組成物A中の重炭酸
アルカリ金属塩及び又は塩化カルシウム等は早強剤であ
つて約1日で硬化させるために添加するものである。ア
ルミナセメント系では必要ない。アルミナセメント系軽
量コンクリート組成物は、上記組成物Aの1容量部に対
し、2〜4容量部の軽量骨材を含有し、更に、組成物A
の、70重量部に対して25〜35重量部の水を加えて
混練し、現場の所要区域に流し込んで成形する。
【0032】見掛け比重は、上記組成物Aと軽量骨材B
との混合割合によって変化し、軽量にすると、一軸圧縮
強度が低下する。これらの関係は使用する軽量骨材によ
って変化するから、使用骨材についてその都度実験によ
って求める必要がある。
との混合割合によって変化し、軽量にすると、一軸圧縮
強度が低下する。これらの関係は使用する軽量骨材によ
って変化するから、使用骨材についてその都度実験によ
って求める必要がある。
【0033】本発明方法を以下に説明する。
【0034】先ず、下層路盤・路床等を流し込む区域の
周囲に、止水用連続矢板を打設する。このため、打設機
器の走る地盤を、土壌凝結硬化材、例えばフジベトンに
よって、表層安定処理すれば便利である。
周囲に、止水用連続矢板を打設する。このため、打設機
器の走る地盤を、土壌凝結硬化材、例えばフジベトンに
よって、表層安定処理すれば便利である。
【0035】矢板の長さは、土留め工根入れの長さを考
慮して定める必要がある。
慮して定める必要がある。
【0036】例えば、式Da=((γ・3.5β)H−
4.0Co)/3.5βによって所要土留め根入れ長さ
Daを求めることができる。
4.0Co)/3.5βによって所要土留め根入れ長さ
Daを求めることができる。
【0037】ここに、Da:土留め根入れの長さ、γ:
土の単位堆積重量、β:深さに関する係数、Co:地盤
の粘着力、H:掘削高これらを計算すれば、例えば2.
2mの掘削高に対して、3.4mの矢板が必要である。
土の単位堆積重量、β:深さに関する係数、Co:地盤
の粘着力、H:掘削高これらを計算すれば、例えば2.
2mの掘削高に対して、3.4mの矢板が必要である。
【0038】そして作業に適当な区域に仕切って、矢板
に囲まれた区域内の土を掘削する。このとき多分、地下
水によって、区域内は水没する。これを、ポンプで汲み
出しながら、掘削底面に止水層を、半ば水中コンクリー
トの条件で約20cm流し込む。この層は、軽量コンク
リートであるが、泥が混入する為、見掛け比重は約1と
する。これが完成すれば、湧水は減少して、掘削区域内
の仕事は容易になる。
に囲まれた区域内の土を掘削する。このとき多分、地下
水によって、区域内は水没する。これを、ポンプで汲み
出しながら、掘削底面に止水層を、半ば水中コンクリー
トの条件で約20cm流し込む。この層は、軽量コンク
リートであるが、泥が混入する為、見掛け比重は約1と
する。これが完成すれば、湧水は減少して、掘削区域内
の仕事は容易になる。
【0039】次に下層路盤・路床・荷重バランス用床の
軽量コンクリートを、厚さ約2m、打設する。これで、
基礎部分は完成である。
軽量コンクリートを、厚さ約2m、打設する。これで、
基礎部分は完成である。
【0040】この軽量コンクリートは、出来るだけ軽く
する事が大切であるが、強度に於いても、下層路盤に相
当する強度(舗装要綱によれば、セメント安定処理の場
合10kgf/cm2)を保つ必要がある。
する事が大切であるが、強度に於いても、下層路盤に相
当する強度(舗装要綱によれば、セメント安定処理の場
合10kgf/cm2)を保つ必要がある。
【0041】尚、この基礎は、断面積=幅(25m)×
高さ(2m)としたが、幅をこれだけ採る事が出来ない
場合には、幅の代わりに深さを増すことによって、補う
事ができる。
高さ(2m)としたが、幅をこれだけ採る事が出来ない
場合には、幅の代わりに深さを増すことによって、補う
事ができる。
【0042】後は、上層路盤としての、軽量コンクリー
トを、基礎の中央に盛土として、流し込み、その上に表
層・基層を敷けば、道路は完成する。
トを、基礎の中央に盛土として、流し込み、その上に表
層・基層を敷けば、道路は完成する。
【0043】盛土の勾配は約1:1とし、出来れば、表
層・基層は、路盤に埋め込まれた様に構築することが好
ましい。
層・基層は、路盤に埋め込まれた様に構築することが好
ましい。
【0044】最後に、止水壁を撤去する。これによっ
て、地下水位が復元して、路床基礎部分に浮力を持ち、
軟弱地盤への土圧は、一層減少することになる。
て、地下水位が復元して、路床基礎部分に浮力を持ち、
軟弱地盤への土圧は、一層減少することになる。
【0045】以下実施例により本発明を説明するが、実
施例中、軟弱地盤の土の物性を次の通りとする。
施例中、軟弱地盤の土の物性を次の通りとする。
【0046】 自然湿潤単位体積重量:1.35gf/cm3 標準貫入試験N値:0.5 一軸圧縮強さ(qu):0.5kgf/cm2 故に、CBRは、qu=0.225・CBRより約2と
なる。
なる。
【0047】発明者等が開発した、現場打ち軽量コンク
リートの物性は、 単位体積重量:0.6kgf/cm3〜0.7kgf/c
m3 一軸圧縮強度(qu):15.0kgf/cm2〜30k
gf/cm2 曲げ強さ(σ):5.0kgf/cm2〜10kgf/c
m2 修正CBRは、アスフアルト舗装要綱の下層路盤の材料
として、セメント安定処理:一軸圧縮強さ10kgf/
cm2の等値換算係数は0.25であるとし、修正CBR
30以上のクラシヤーランも又、0.25であるとして
いる点から、これら軽量コンクリートの修正CBRは、
30以上であると考えることが出来る。
リートの物性は、 単位体積重量:0.6kgf/cm3〜0.7kgf/c
m3 一軸圧縮強度(qu):15.0kgf/cm2〜30k
gf/cm2 曲げ強さ(σ):5.0kgf/cm2〜10kgf/c
m2 修正CBRは、アスフアルト舗装要綱の下層路盤の材料
として、セメント安定処理:一軸圧縮強さ10kgf/
cm2の等値換算係数は0.25であるとし、修正CBR
30以上のクラシヤーランも又、0.25であるとして
いる点から、これら軽量コンクリートの修正CBRは、
30以上であると考えることが出来る。
【0048】これらのデータを基にして、上記軟弱地盤
上に、アスファルト舗装要綱による交通区分B交通(大
型車交通量250以上〜1,000未満/日・台)に耐
える舗装を、軽量コンクリートを使用しない場合と、使
用した場合とに分けて、比較することにする。
上に、アスファルト舗装要綱による交通区分B交通(大
型車交通量250以上〜1,000未満/日・台)に耐
える舗装を、軽量コンクリートを使用しない場合と、使
用した場合とに分けて、比較することにする。
【0049】
【実施例】図1は、盛土高を30cmとして、本発明の
軽量コンクリートによる、無沈下舗装工法の断面図の一
例を示した。図1において、1は表層、2は上層路盤、
3は地上面、4は基礎部分、5は地下水位面、6は止水
層、7は止水用連続矢板、8は軟弱地盤を夫々示す。
軽量コンクリートによる、無沈下舗装工法の断面図の一
例を示した。図1において、1は表層、2は上層路盤、
3は地上面、4は基礎部分、5は地下水位面、6は止水
層、7は止水用連続矢板、8は軟弱地盤を夫々示す。
【0050】盛土部分の軽量コンクリートの一軸圧縮強
さqu=30kgf/cm2とし、地表面以下の軽量コ
ンクリートは、qu=15kgf/cm2としている。
その理由は、出来るだけ軽量にするには、強度を犠牲に
しなければならない為で、盛土部分は、アスファルト舗
装要綱の上層路盤と同様の強度を保たせる為、見掛け比
重を0.7とし、地表面下は、見掛け比重を、0.6にし
た代わりに、強度は、舗装要綱の下層路盤に相当するq
u=15kgf/cm2の強度とした。最下層の止水層
6は、掘削した溝底に於いて、泥水に埋まつている軟弱
地盤8の表面に直接流し込む水中軽量コンクリートであ
る為、比較的に重い物になった。
さqu=30kgf/cm2とし、地表面以下の軽量コ
ンクリートは、qu=15kgf/cm2としている。
その理由は、出来るだけ軽量にするには、強度を犠牲に
しなければならない為で、盛土部分は、アスファルト舗
装要綱の上層路盤と同様の強度を保たせる為、見掛け比
重を0.7とし、地表面下は、見掛け比重を、0.6にし
た代わりに、強度は、舗装要綱の下層路盤に相当するq
u=15kgf/cm2の強度とした。最下層の止水層
6は、掘削した溝底に於いて、泥水に埋まつている軟弱
地盤8の表面に直接流し込む水中軽量コンクリートであ
る為、比較的に重い物になった。
【0051】上部の軽量コンクリートを、前述の通り、
qu=30kgf/cm2〜15kgf/cm2とした結
果、舗装要綱に準じて、表層1の直下から、軽量コンク
リートとすることが出来るようになった。
qu=30kgf/cm2〜15kgf/cm2とした結
果、舗装要綱に準じて、表層1の直下から、軽量コンク
リートとすることが出来るようになった。
【0052】先ず、始めに、軟弱地盤8上に何も構築し
ない時、図1の地下水位面5に於ける自然状態の垂直土
圧を算出すると、1.35の比重の土が、2.2m堆積し
ているのであるから、1.35t/m3×2.2m=3.0
t/m2となる。
ない時、図1の地下水位面5に於ける自然状態の垂直土
圧を算出すると、1.35の比重の土が、2.2m堆積し
ているのであるから、1.35t/m3×2.2m=3.0
t/m2となる。
【0053】この土圧以下の範囲で、図1の舗装が施工
出来れば、沈下の心配は遠退くことになる。
出来れば、沈下の心配は遠退くことになる。
【0054】荷重計算を実施する。
【0055】
【数2】 表層・基層の重量 2.3 t/m3×0.1m(厚さ)×8m(幅)×1m(単位長)=1.84t/m 盛土部分の重量 0.7 ×0.2 ×(8+8.6)/2×1 =1.16 合 計 0.3m =3.00t/m この荷重は、図1で判る通り、基礎部分4の幅が25m
に広がっているから、3.00×(8.6/25)=1.
03t/m2に底面では分散される。
に広がっているから、3.00×(8.6/25)=1.
03t/m2に底面では分散される。
【0056】基礎部分4の重量は、0.6t/m3×2.
0m(厚さ)=1.20t/m2 止水層6の重量は、1.0t/m3×0.2m
=0.2 t/m2 これに、交通輪荷重の1t/m2を加えて、合計荷重=
1.03+1.20+0.2+1.0=3.43t/m2とな
る。これは、先に計算した3.0t/m2に比して、0.
43t/m2重い。
0m(厚さ)=1.20t/m2 止水層6の重量は、1.0t/m3×0.2m
=0.2 t/m2 これに、交通輪荷重の1t/m2を加えて、合計荷重=
1.03+1.20+0.2+1.0=3.43t/m2とな
る。これは、先に計算した3.0t/m2に比して、0.
43t/m2重い。
【0057】然し、水中では、0.6t/m3の軽量コン
クリートは、1立方米当たり約0.4tの浮力を示すか
ら、0.4/0.4=1.0m3の軽量コンクリートによっ
て支持出来ることになる。故に、路床の2.2mの厚さ
内、下部から100cm以上、工事が終了して、止水用
矢板7を抜いた後に、地下水が侵入して来るならば、道
路を建設する以前の荷重に等しくなることになるのであ
る。この場合軽量コンクリートは吸水性の無い事が条件
となる事は申すまでもない。
クリートは、1立方米当たり約0.4tの浮力を示すか
ら、0.4/0.4=1.0m3の軽量コンクリートによっ
て支持出来ることになる。故に、路床の2.2mの厚さ
内、下部から100cm以上、工事が終了して、止水用
矢板7を抜いた後に、地下水が侵入して来るならば、道
路を建設する以前の荷重に等しくなることになるのであ
る。この場合軽量コンクリートは吸水性の無い事が条件
となる事は申すまでもない。
【0058】
【比較例】図2は、軟弱地盤上に建設する道路の一般工
法の断面図の一例を示す。図2において、11は表層、
12は上層路盤、13は下層路盤、14は遮断層、15
は地上面、16は表層混合処理層、17はサンドコンパ
クシヨンパイル、18は支持地盤を夫々示す。
法の断面図の一例を示す。図2において、11は表層、
12は上層路盤、13は下層路盤、14は遮断層、15
は地上面、16は表層混合処理層、17はサンドコンパ
クシヨンパイル、18は支持地盤を夫々示す。
【0059】図で明らかな様に、軟弱地盤上の舗装に
は、遮断層(砂層)14を設ける事になっている。更
に、この地盤の修正CBRは、N値、一軸圧縮強さ等か
ら、前述の通り、概略2程度であろうと計算することが
できる。然し、図に見る通り、沈下防止と安定性の増加
の為、サンドコンパクションパイル17を、支持地盤1
8まで打設して、地盤を締固めると共に、砂杭17の支
持力によって安定性を増しているから、盛土下面の設計
CBRは、4程度になると仮定した。この場合アスファ
ルト舗装要綱によれば、図2の様な厚さの表層11、上
層路盤12及び下層路盤13が必要になる。この場合、
これらの合計厚が、最低の盛土高になる。サンドコンパ
クションパイル工法は、シルト或いは粘土層等の軟弱地
盤の深さによって、甚だしく工事費に影響するであろう
事は想像出来る。
は、遮断層(砂層)14を設ける事になっている。更
に、この地盤の修正CBRは、N値、一軸圧縮強さ等か
ら、前述の通り、概略2程度であろうと計算することが
できる。然し、図に見る通り、沈下防止と安定性の増加
の為、サンドコンパクションパイル17を、支持地盤1
8まで打設して、地盤を締固めると共に、砂杭17の支
持力によって安定性を増しているから、盛土下面の設計
CBRは、4程度になると仮定した。この場合アスファ
ルト舗装要綱によれば、図2の様な厚さの表層11、上
層路盤12及び下層路盤13が必要になる。この場合、
これらの合計厚が、最低の盛土高になる。サンドコンパ
クションパイル工法は、シルト或いは粘土層等の軟弱地
盤の深さによって、甚だしく工事費に影響するであろう
事は想像出来る。
【0060】図2は、完全な軟弱地盤の対策を網羅して
いる訳ではないが、如何に、沈下防止工は大変な工事で
あるか例示したのである。
いる訳ではないが、如何に、沈下防止工は大変な工事で
あるか例示したのである。
【0061】
【効果】現場で、確実に、軽く製造できる場所打ち軽量
コンクリートを使用した曲げにも強い本無沈下工法を完
成した。
コンクリートを使用した曲げにも強い本無沈下工法を完
成した。
【図1】この発明の実施例により建設した道路の断面図
である。
である。
【図2】従来の工法により建設した道路の断面図であ
る。
る。
1・・・・表層 2・・・・上層路盤 3・・・・地上面 4・・・・基礎部分 5・・・・地下水位面 6・・・・止水層 7・・・・止水用連続矢板 8・・・・軟弱地盤 11・・・表層 12・・・上層路盤 13・・・下層路盤 14・・・遮断層 15・・・地上面 16・・・表層混合処理層 17・・・サンドコンパクションパイル 18・・・支持地盤
Claims (1)
- 【請求項1】 軟弱地盤上に道路等を建設する方法にお
いて、 (1) 道路等建設区域の周囲に、止水用連続矢板を打
設し、 (2) 矢板に囲まれた区域内の土を掘削除去し、 (3) 該掘削底面に止水層を、見掛け比重が0.8−
1.2の実質的に吸水性のない軽量コンクリートによっ
て形成し、 (4) 該止水層の上に、見掛け比重が0.5−0.8
の実質的に吸水性のない軽量コンクリートによって基礎
部分を打設し、 (5) 該基礎部分の上に、上層路盤及び表面層を設
け、 (6) そして止水用矢板を除去する、ことを特徴とす
る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10910192A JP2577518B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 軟弱地盤上への道路等の基礎地盤建設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10910192A JP2577518B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 軟弱地盤上への道路等の基礎地盤建設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05287723A JPH05287723A (ja) | 1993-11-02 |
JP2577518B2 true JP2577518B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=14501606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10910192A Expired - Fee Related JP2577518B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 軟弱地盤上への道路等の基礎地盤建設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577518B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3247085B2 (ja) * | 1998-07-06 | 2002-01-15 | 株式会社イノアックコーポレーション | 軽量盛土構造 |
JP3373488B2 (ja) * | 2000-08-18 | 2003-02-04 | 株式会社テノックス | 道路構築体 |
JP5067307B2 (ja) * | 2008-08-04 | 2012-11-07 | 株式会社大林組 | 道路の変状防止構造及び道路の変状防止方法 |
JP2011017124A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Tobishima Corp | 木材の腐朽対策方法 |
CN103774514B (zh) * | 2014-01-10 | 2015-10-07 | 江苏中瑞路桥建设有限公司 | 一种预制管桩路堤结构及其施工方法 |
CN106676993B (zh) * | 2017-01-20 | 2023-03-31 | 山西省交通科学研究院 | 一种加筋碎石框架结构路基加固体系及其加固方法 |
CN109653049B (zh) * | 2018-12-18 | 2021-12-03 | 中铁十五局集团第一工程有限公司 | 一种处理软弱地基上桥头填方路段的施工方法 |
CN110195379B (zh) * | 2019-05-17 | 2023-09-22 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 考虑剧烈气温影响的无砟轨道粗粒盐渍土路堤结构及构筑方法 |
JP7336049B1 (ja) * | 2023-06-01 | 2023-08-30 | 株式会社不動テトラ | 盛土体積の算出方法 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP10910192A patent/JP2577518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05287723A (ja) | 1993-11-02 |
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