JP2577247B2

JP2577247B2 - 立体迷路遊戯施設

Info

Publication number: JP2577247B2
Application number: JP12194788A
Authority: JP
Inventors: 宏治石井; 覚吉田
Original assignee: Ishii Iron Works Co Ltd
Current assignee: Ishii Iron Works Co Ltd
Priority date: 1988-05-20
Filing date: 1988-05-20
Publication date: 1997-01-29
Anticipated expiration: 2012-01-29
Also published as: JPH01291888A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、立体迷路の中央部に空間部を設け、当該
空間部と外部を最短距離で結ぶ脱出用の連絡路を設けた
立体迷路遊戯施設に関する。

（従来の技術）従来例における立体迷路遊戯施設は、いわゆるジャン
グルジム状に支柱を組枠して骨組みを形成し、支柱を組
枠した空間を平板状の板で仕切り迷路を形成したもの
で、例えば本願出願人のなした特開昭62−213787号の発
明が存在する。

従来例の立体迷路遊戯施設では、脱出用の連絡路を設
けたものは存在しない。

（発明が解決しようとする課題）施設自体が迷路に形成されているので、緊急時に脱出
するのに時間がかかり過ぎてしまう問題点がある。

また施設が主として子供を対象として構成されている
ので、大人が救出のため施設内に入っても、通路間隔や
空間が狭過ぎて充分な動きがなし得ない問題点も存在し
た。

また迷路自体が大きい施設のものでは、透明又は半透
明な部材によって、立体迷路を構成しても立体迷路の中
央部は見えにくく、充分な監視ができない問題点があっ
た。

この発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであ
り、緊急時に容易に脱出することができ、かつ、大人の
救出活動が出来やすいような立体迷路遊戯施設を提供し
ようとするものである。

（課題を解決するための手段）上記の目的を達成するために、この発明における立体
迷路遊戯施設では、立体迷路遊戯施設の中央部に地表か
ら各段層を貫通する透明又は半透明な壁材によって囲ま
れた空間を設けると共に、各段から当該空間に通じる通
路開口を設け、同時に地表面に空間から施設外に最短距
離で通じる連絡通路を設けたものである。

（作用）透明又は半透明部材を使用して構成するので各段の迷
路内から空間を容易に認識できる。

また空間内面から各段の迷路内の状態の容易に認識す
ることが可能となる。

空間は最短距離で施設外に連絡されているので緊急時
の脱出がしやすくなる。

また子供を対象とした施設であっても緊急時に大人の
出入りが容易であり救出作業を迅速に行うことが可能と
なる。

（実施例）実施例について図面を参照して説明する。

第１図は一部を欠除した立体迷路遊戯施設の斜視説明
図、第２図はその中央縦断面説明図である。

第１図および第２図において骨組み（１）は、円管
柱、円形柱若しくは型鋼柱を立方格子状に組枠して形成
する。

立方格子は一の辺の長さを60センチメートル〜100セ
ンチメートルとし、子供が無理なく通過し得る大きさに
形成する。

通路（２）は立方格子状の骨組み（１）の一面若しく
は複数面を平板（３）で封塞し、互いに直交する一方路
又は複数方路を組合せて経路に形成する。図示の実施例
は、ピラミッド状に５段階の段層迷路を組合せた立体迷
路遊戯施設である。

この場合通路（２）には各断層内で迷路を形成すると
共に各断層内つまり上下方向にも連絡して通り抜けられ
る開口（５）を設けて迷路を構成するように形成する。

利用者は、入口（６）より侵入し、通路（２）を抜け
開口（５）から順次上段へと上って行き、最上段に設け
た出口（７）より頂部床台（８）に至る。

地上へは、滑り台（９）を滑り降りてもよく、また階
段（10）を利用してもよい。

空間（13）は立体迷路遊戯施設の中央部に地表面つま
り施設基盤から最上段層又は中途段層まで鉛直に通貫し
て形成する。

すなわち地表面に下部を固定した円管柱、円形柱若し
くは型鋼柱で形成した複数本の支柱（11）を隔接して設
け、当該支柱（11）間を透明又は半透明の平板状又は湾
曲板状の壁材（12）で、方形若しくは円形の一様な断面
形状を有する筒体状に形成する。さらに筒体状に形成し
た空間（13）の壁材（12）には各断層の通路（２）に連
通する通路開口（４）を設け、また第１段層つまり地表
面段層には、立体迷路遊戯施設に最短距離で通じる連絡
路（14）を設けて形成する。

この連絡路（14）を、各段層に形成し、各段層の施設
外側に、各々、通ずるように形成してもよい。

当該空間（13）の一辺の長さが1.5メートル〜４メー
トル程度の大きさに形成することが望ましく、複数人の
大人が自在に動き得る大きさを保つように形成する。

また空間（13）の壁材（12）における空間（13）側の
内面に、梯子若しくは柱を設け、各段層の通路開口
（４）から容易に上下に移動できるように形成してもよ
い。

（効果）この発明は、以上のように構成されているので以下に
記載するような効果を奏する。

緊急時に立体迷路遊戯施設からの脱出が容易となる。
又、大人の救出活動がし易くなる。

また、緊急時以外の場合では、空間および連絡路を遊
び空間および遊戯路として利用できるので遊戯を多様化
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る一部を欠除した立体迷
路遊戯施設の斜視説明図、第２図は第１図の中央部縦端
面説明図、第３図は、第２図におけるＡ−Ａ矢視平面説
明図である。 12……壁材 13……空間 14……連絡路

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】立方格子状に組枠して形成した骨組みと当
該骨組みの一面若しくは複数面を平板で封塞して形成し
た通路を設けてなる立体迷路遊戯施設において、立体迷
路遊戯施設の中央部に各段層を貫通し、通路より大きく
形成し、透明若しくは半透明の壁材で囲まれた空間と当
該空間から立体迷路遊戯施設の外側に最短距離で連通す
る連絡路を設けたことを特徴とする立体迷路遊戯施設。