JP2575679Y2 - 電気機器のコード - Google Patents

電気機器のコード

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Publication number
JP2575679Y2
JP2575679Y2 JP1991059168U JP5916891U JP2575679Y2 JP 2575679 Y2 JP2575679 Y2 JP 2575679Y2 JP 1991059168 U JP1991059168 U JP 1991059168U JP 5916891 U JP5916891 U JP 5916891U JP 2575679 Y2 JP2575679 Y2 JP 2575679Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cord
temperature indicating
power cord
electrical equipment
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991059168U
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English (en)
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JPH056545U (ja
Inventor
和徳 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はヘアードライヤや電気か
みそりなどの各種電気機器に接続される電源コードに係
り、その断線末期症状箇所の早期発見対策を講じたもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の可撓性を有する電源コードで
は、図4に示すように電源コード3の特に電気機器1の
コード導出口部分において曲げや捩り荷重を繰り返して
受けやすいため断線しやすく、このため、一般にその箇
所はコードアーマ4で覆って断線事故から防護してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、こうした電
源コード3はコードアーマ4で覆われている部分を補強
できても当該箇所から少し出た別の箇所Pに曲げや捩り
荷重が集中しやすくなり、今度は当該箇所Pで図5に示
すごとく断線を起こしやすくなる。その断線の末期症状
で火花が生じ、芯線5のうち切れずに残った導電可能な
芯線5aが赤熱する。ヘアードライヤなどのヒータ電流
は10〜12Aで特に大きい。その熱で芯線5を覆う塩
化ビニルなど絶縁被覆体6が瞬間的に溶けて飛び散り人
体に火傷を負わせ、または徐々に加硫的に硬化促進して
撓み性能の低下を来したり、亀裂が入り、この亀裂口か
ら芯線5が露出する危険性を生じるといった問題があっ
た。
【0004】そこで実開平1−131170号公報に見
られるような示温材料をコードに巻きつけ、コードの異
常昇温を視覚的に表示する手段が提案されている。しか
しながらこの種従来の手段においては周囲環境温度のち
がいによりコード表面温度が異常であるか否かの判定基
準が異なるにもかかわらず(例えば夏場においてはコー
ドの周囲温度が40℃程度となっても正常と判断しなけ
ればならないが、真冬の場合では、コードの周囲温度が
40℃となれば異常状態と判断すべきである。)変色温
度値を単一にしか設定出来ないので、異常発熱の正確な
判定は困難であり、誤った判断をするおそれがある。
【0005】また示温材料として温度に応じて多色に変
色するものがあるが色と温度の関係を知らなければ、コ
ード周面上の絶対的な温度だけでなく、温度の変化量も
把握出来ずやはり不都合である。
【0006】本考案の目的は、こうした従来の欠点を解
消し、電源コードの切れかかった箇所がユーザによって
逸速く適格に発見でき、判り易くすることにより、電源
コードの交換の促進や安全性を図る点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の電源コードは、
図1に例示するように、芯線5を覆う絶縁被覆6の表面
に、変色温度の異なる複数種の示温マークが縦横それぞ
れにすべての種類が混在して配列された示温テープを巻
回したものである。
【0008】
【作用】示温マーク9が点在する箇所の芯線5が切れか
けて発熱すると、示温マーク91〜93のうち、この周
囲温度にとって最適な示温マーク91が縦方向,横方向
のいずれかの近傍に存在するのでこの示温マークの呈色
状態が変化する。
【0009】
【考案の効果】従って、本考案によれば示温マークの変
色状態を通常時と比較して確認することで変色した示温
マークの量が増加したら周囲環境の温度に関係なく異常
発熱が生じていると判断出来、非常に都合が良い。又こ
れらの示温マークは、コードの巻回されることにより、
コードの同一周上及び長手方向上全ての種類が存在した
配列で点在させているので発熱が小範囲で生じても、発
熱箇所の近傍の示温マークが反応出来る利点がある。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図1に基づき説明する
と、ヘアードライヤなど電気機器1のコード導出口2か
ら導出する電源コード3の断線しやすい箇所、とくにコ
ードアーマ4で覆われている部分から少し出た箇所にお
ける、芯線5を被覆する塩化ビニルなど絶縁被覆体6の
表面に、示温材料からなる示温マーク9を点在させてい
る。
【0011】示温マーク9は図3に良く表されているよ
うに示温テープ7にコード3の同一周上に複数種存在し
た状態でペイントもしく貼着されている。そして、示温
テープ7が絶縁被覆体6の必要な位置に巻回される。
【0012】可逆性示温顔料としては、たとえば、Ag
HgI、CuHgI、AgHgI−Cu
HgI固溶体などがある。
【0013】図2は他の実施例を示しており、これでは
示温マーク9を印刷した示温テープ7を絶縁被覆体6の
外径よりも細い径のリング状に形成し、これを絶縁被覆
体6の外周に縛り付けるように巻回する。これによれば
示温テープ7が絶縁被覆体6の外周面に対し圧接状態と
なるので感温反応性が良くなるとともに、アーマ効果を
も持たせることができる。その示温テープ7としては、
たとえば、ゴムチューブ、あるいは塩化ビニルなど熱収
縮性チューブなどを用いるとよい。
【0014】図3に具体的実施例として、40℃〜60
℃で変色する示温マーク91,50℃〜70℃で変色す
る示温マーク92,60℃〜100℃で変色する示温マ
ーク93の3種を点在した例を示す。
【0015】これによれば、環境温度が40℃近くあ
り、通電すれば通常でもコード周囲温度が40℃を超え
るような真夏であっても通常時と発熱時での温度差を、
通常時が示温マーク91のみ変色した状態、発熱時が示
温マーク91に加えて92,93も変色した状態へ変化
することになり、使用者は変色した示温マークの数量の
変化で異常発熱を察知出来る。又通常時にコード周囲温
度が10℃程度しかない場合は示温マークが全く変色し
ない状態から示温マーク91が変色した状態へ変化する
ことになり、やはり変色した示温マークの数量の変化で
異常発熱を知ることが可能となる。いずれにしても発熱
位置の近傍に必ず該当する示温マーク9が存在するので
小規模な発熱にも対応出来る。
【0016】なお、電源コードとしては、平行コードタ
イプのほか、キャブタイヤケーブや袋打ちコードなど各
種のものに適用でき、袋打ちコードの場合はその外被繊
維に示温材料を混入するか塗布すればよい。また電源コ
ードは電気機器から一体的に延出したものに限られず、
電気機器に対して着脱可能に接続するものにも同様に適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気機器に付けた電源コードの斜視図である。
【図2】他の実施例を示す電源コードの一部の平面図で
ある。
【図3】更に他の実施例を示す電源コードの一部の平面
図である。
【図4】従来例の電源コードの斜視図である。
【図5】図4に示す電源コードの一部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】 1 電気機器 3 電源コード 5 芯線 6 絶縁被覆体7 示温テープ 9 示温マーク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線5を覆う絶縁被覆6の表面に、変色
    温度の異なる複数種の示温マーク91〜93が縦横それ
    ぞれにすべての種類が混在して配列された示温テープ7
    を巻回したことを特徴とする電気機器の電源コード。
JP1991059168U 1991-07-01 1991-07-01 電気機器のコード Expired - Lifetime JP2575679Y2 (ja)

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JP1991059168U JP2575679Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 電気機器のコード

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JP1991059168U JP2575679Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 電気機器のコード

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JPH056545U JPH056545U (ja) 1993-01-29
JP2575679Y2 true JP2575679Y2 (ja) 1998-07-02

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ID=13105587

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JP1991059168U Expired - Lifetime JP2575679Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 電気機器のコード

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63181209A (ja) * 1987-01-22 1988-07-26 三菱電機株式会社 電気導体
JP3068313U (ja) * 1999-10-19 2000-05-12 有限会社 幸福の光 液体運搬可能なダンプカ―

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Publication number Publication date
JPH056545U (ja) 1993-01-29

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