JP2575444B2 - インライン式焼鈍線の製造方法 - Google Patents
インライン式焼鈍線の製造方法Info
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- JP2575444B2 JP2575444B2 JP2658088A JP2658088A JP2575444B2 JP 2575444 B2 JP2575444 B2 JP 2575444B2 JP 2658088 A JP2658088 A JP 2658088A JP 2658088 A JP2658088 A JP 2658088A JP 2575444 B2 JP2575444 B2 JP 2575444B2
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- annealed
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インライン式焼鈍線の製造方法に関するも
のである。
のである。
(従来の技術とその課題) 従来、この種のインライン式焼鈍線の製造では、線材
サプライから引き出された線材11は、インライン伸線機
12にて所定の径に伸線された後、焼鈍装置13に導かれ焼
鈍されて焼鈍線が製造されていた。
サプライから引き出された線材11は、インライン伸線機
12にて所定の径に伸線された後、焼鈍装置13に導かれ焼
鈍されて焼鈍線が製造されていた。
第2図は、従来の熱風循環式焼鈍炉を用いたインライ
ン式焼鈍線の製造方法に係る装置の要部を示す説明図で
ある。
ン式焼鈍線の製造方法に係る装置の要部を示す説明図で
ある。
すなわち、第2図において、サプライ(図示せず)か
ら繰り出された線材11は、インライン伸線機12により所
望の径まで引き落とされた後、熱風循環式焼鈍装置13に
おいて循環する熱風14に対して、向流に走行させて焼鈍
される。
ら繰り出された線材11は、インライン伸線機12により所
望の径まで引き落とされた後、熱風循環式焼鈍装置13に
おいて循環する熱風14に対して、向流に走行させて焼鈍
される。
しかしながら、このような従来の製造方法における製
造装置では、その焼鈍能力に限界があるため、焼鈍を受
ける線材の柔軟性にも限界があった。
造装置では、その焼鈍能力に限界があるため、焼鈍を受
ける線材の柔軟性にも限界があった。
本発明は、このような従来の欠点を改善し、エナメル
線等の線材の柔軟性をさらに向上することができるエナ
メル線等用の焼鈍線材をインライン方式にて得る製造方
法を提供しようとするものである。
線等の線材の柔軟性をさらに向上することができるエナ
メル線等用の焼鈍線材をインライン方式にて得る製造方
法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、その一実施例に係る製造装置の要部が第1
図にみられるように、線材サプライから引き出した線材
をインライン伸線機にて所定の径に伸線した後、熱風循
環式焼鈍装置に導き焼鈍して焼鈍線を製造する方法にお
いて、サプライ(図示せず)から繰り出された線材1を
前記熱風循環式焼鈍装置2の風速方向と同一方向に走行
させ焼鈍を行ない、その後、この焼鈍線を連続してイン
ライン伸線機3にて所望の径まで引き落とした後、再び
前記熱風循環式焼鈍装置2に風速方向と相反する方向よ
り連続して導入走行させて、再度焼鈍することを特徴と
する。
図にみられるように、線材サプライから引き出した線材
をインライン伸線機にて所定の径に伸線した後、熱風循
環式焼鈍装置に導き焼鈍して焼鈍線を製造する方法にお
いて、サプライ(図示せず)から繰り出された線材1を
前記熱風循環式焼鈍装置2の風速方向と同一方向に走行
させ焼鈍を行ない、その後、この焼鈍線を連続してイン
ライン伸線機3にて所望の径まで引き落とした後、再び
前記熱風循環式焼鈍装置2に風速方向と相反する方向よ
り連続して導入走行させて、再度焼鈍することを特徴と
する。
すなわち、本発明のインライン式焼鈍線の製造方法で
は、サプライ(図示せず)から繰り出された線材1をま
ず熱風循環式焼鈍装置2中に一旦風速方向(矢印)と同
一方向に走行させ焼鈍を行ない、インライン伸線機3に
て伸線し所望の径まで引き落とした後、リターンシーブ
等により、再び同一焼鈍装置2に、風速方向と相反する
方向に、即ち元に戻す方向に連続走行させ再度焼鈍する
ものである。この場合、図面の参照数字4は加熱源であ
り、同じく5は送風器である。
は、サプライ(図示せず)から繰り出された線材1をま
ず熱風循環式焼鈍装置2中に一旦風速方向(矢印)と同
一方向に走行させ焼鈍を行ない、インライン伸線機3に
て伸線し所望の径まで引き落とした後、リターンシーブ
等により、再び同一焼鈍装置2に、風速方向と相反する
方向に、即ち元に戻す方向に連続走行させ再度焼鈍する
ものである。この場合、図面の参照数字4は加熱源であ
り、同じく5は送風器である。
こうして焼鈍された線材1は、その後、適当な巻取装
置(図示せず)に巻き取られて製品となる。
置(図示せず)に巻き取られて製品となる。
つまり、サプライ(図示せず)から繰り出された硬材
の線材1を、第1回目の焼鈍後、インライン伸線機12に
より小さい減面率にて伸線し、所望のサイズに引き落し
た線材に第2回目の焼鈍処理を行なった場合、得られた
線材は柔軟性が向上することは公知である。しかし、柔
軟性を大きく向上させるためには、第1回目の焼鈍と第
2回目の焼鈍の条件設定がむづかしく、設定を誤ると中
間焼鈍の効果はなくなる。
の線材1を、第1回目の焼鈍後、インライン伸線機12に
より小さい減面率にて伸線し、所望のサイズに引き落し
た線材に第2回目の焼鈍処理を行なった場合、得られた
線材は柔軟性が向上することは公知である。しかし、柔
軟性を大きく向上させるためには、第1回目の焼鈍と第
2回目の焼鈍の条件設定がむづかしく、設定を誤ると中
間焼鈍の効果はなくなる。
本発明方法では、サプライから引き出された線材を第
1回目の焼鈍時と第2回目の焼鈍時との熱風循環式焼鈍
装置12中の走行方向を変えることにより、焼鈍装置内の
線材に対する相対風速を変えることができ、風速を変化
させることにより、中間、及び最終焼鈍を一設備にて簡
単に、まとめて、それぞれ、最適な焼鈍条件に設定する
ことが可能になるという利点が得られる。
1回目の焼鈍時と第2回目の焼鈍時との熱風循環式焼鈍
装置12中の走行方向を変えることにより、焼鈍装置内の
線材に対する相対風速を変えることができ、風速を変化
させることにより、中間、及び最終焼鈍を一設備にて簡
単に、まとめて、それぞれ、最適な焼鈍条件に設定する
ことが可能になるという利点が得られる。
勿論、この焼鈍を従来の如く、2つの焼鈍装置で行な
うことは可能であろうが、設備費、ランニングコスト、
スペース等において、本発明に優るものはない。
うことは可能であろうが、設備費、ランニングコスト、
スペース等において、本発明に優るものはない。
なお、図面では往復の線材を上下に描いたが、これ
は、水平面内に通過させることも勿論可能である。
は、水平面内に通過させることも勿論可能である。
(発明の効果) 本発明の熱風循環式焼鈍線の製造方法をエナメル線の
製造ラインに組込み実施することにより、エナメル線の
柔軟性を大幅に向上させることが可能となった。
製造ラインに組込み実施することにより、エナメル線の
柔軟性を大幅に向上させることが可能となった。
第1図は本発明の一実施例に係る製造装置の要部を示す
断面略図であり、 第2図は従来の焼鈍線の製造装置の一例の要部を示す断
面略図である。 1,11……線材、2……インライン伸線機 3……熱風循環式焼鈍装置 4……加熱源、5……送風器 12……インライン伸線機、13……熱風循環式焼鈍装置 14……熱風
断面略図であり、 第2図は従来の焼鈍線の製造装置の一例の要部を示す断
面略図である。 1,11……線材、2……インライン伸線機 3……熱風循環式焼鈍装置 4……加熱源、5……送風器 12……インライン伸線機、13……熱風循環式焼鈍装置 14……熱風
Claims (1)
- 【請求項1】線材サプライから引出した線材をインライ
ン伸線機にて所定の径に伸線した後、熱風循環式焼鈍装
置に導き焼鈍して焼鈍線を製造する方法において、 サプライから繰り出された線材を前記熱風循環式焼鈍装
置の風速方向と同一方向に走行させ焼鈍を行ない、その
後、この焼鈍線を連続してインライン伸線機にて所望の
径まで引き落とした後、再び前記熱風循環式焼鈍装置に
風速方向と相反する方向より連続して導入走行させて、
再度焼鈍することを特徴とするインライン式焼鈍線の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2658088A JP2575444B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | インライン式焼鈍線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2658088A JP2575444B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | インライン式焼鈍線の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01205036A JPH01205036A (ja) | 1989-08-17 |
JP2575444B2 true JP2575444B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=12197492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2658088A Expired - Fee Related JP2575444B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | インライン式焼鈍線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575444B2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP2658088A patent/JP2575444B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01205036A (ja) | 1989-08-17 |
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