JP2573717B2 - リードフレーム収納マガジン - Google Patents

リードフレーム収納マガジン

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 リードフレーム状態の電子部品を積み重ねて収納する
リードフレーム収納マガジンに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のリードフレーム収納マガジンは、第４
図，第５図の様に金属又は樹脂によって作られその底部
内面にリードフレーム保持の為の突起４を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のリードフレーム収納マガジン底部内面
の突起が長い場合、積み重ねて収納されたリードフレー
ム状態の電子部品５に接触し運搬中に生じる振動等によ
り電子部品と突起部がこすれ接触面に傷を付ける。
又、底部内面の突起が短かい場合、突起はリードフレ
ームの電子部品両側に位置する金属枠部に接触すること
になる。
この金属枠部は通常0.2mm程度の厚さに作られてい
る。
マガジン内に多数リードフレーム状態の電子部品が収
納された場合、突起のある底面を下にして置かれると内
部のリードフレームの全荷重が最下部に位置するリード
フレームの金属枠にかかることになる。
前記の如くこの金属枠部は薄い為、上に積まれた全リ
ードフレームの荷重に耐えられず、塑性変形を生じると
いう欠点がある。
〔発明の従来技術に対する相違点〕
上述した従来のリードフレームマガジンに対し、本発
明は積み重ねて収納されるリードフレーム状態の電子部
品を支え、且つ筒状内空間を自由に移動する平板状可動
底板を持つという相違点を有する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のリードフレーム収納マガジンは、積み重ねて
収納されるリードフレーム状態の電子部品を支えるスト
ッパー部と該マガジンを使用する装置のリードフレーム
取り出し部であるメカ・吸着あるいは電磁式チャックの
逃げ部を持つ平板状可動底板を有している。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の縦断面、第２図は底面図
である。
リードフレーム収納マガジン１の内部を上下する金属
あるいは樹脂にて作られた平板状可動底板２のストッパ
ー部３は、リードフレーム収納マガジン内の突起４に
て、その上に積み重ねて収納されるリードフレーム５を
支える。
又、該マガジンが使用される装置の取り出し部である
メカあるいは吸着チャックの逃げ部６を有している。
第３図は本発明の他の実施例の底面図で、リードフレ
ーム収納マガジンは実施例１と同様の機構を持ち且つ平
板状可動底板が非磁性体で作られることにより、該マガ
ジンが使用される装置の電磁式チャックに吸着されるこ
となくリードフレームを収納できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明はリードフレーム収納マガ
ジン筒状内空間を自由に移動し該マガジンが使用される
装置のリードフレーム取り出し部であるメカ・吸着ある
いは電磁式チャックの逃げを持つ平板状可動底板を有す
ることにより、積み重ねて収納されるリードフレーム状
電子部品に傷を付けたり、変形させたりすることなく収
納できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明のリードフレーム収納マガジンの縦断面
図、第２図，第３図は底面図、第４図，第５図は従来の
リードフレーム収納マガジンの縦断面図である。 １……リードフレームマガジン、２……平板状可動底
板、３……ストッパー部、４……突起、５……リードフ
レーム状態の電子部品、６……逃げ部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】外殻が金属あるいは樹脂にて作られ断面形
    状が長方形をもつ筒状で、筒の一端が開放、他端一部が
    閉じ内部にリードフレーム状態の電子部品を積み重ねて
    収納するリードフレーム収納マガジンにおいて、筒状内
    空間を自由に移動し該マガジンが使用される装置のリー
    ドフレーム取り出し部であるメカ・吸着あるいは電磁式
    チャックの逃げを持つ平板状可動底板を有することを特
    徴とするリードフレーム収納マガジン。
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