JP2573498Y2 - 高温ゲート弁のガイド潤滑装置 - Google Patents
高温ゲート弁のガイド潤滑装置Info
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- JP2573498Y2 JP2573498Y2 JP1992089280U JP8928092U JP2573498Y2 JP 2573498 Y2 JP2573498 Y2 JP 2573498Y2 JP 1992089280 U JP1992089280 U JP 1992089280U JP 8928092 U JP8928092 U JP 8928092U JP 2573498 Y2 JP2573498 Y2 JP 2573498Y2
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- Japan
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- valve
- guide
- valve box
- box
- lubricant
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば石油精製プラン
トにおける高温ガスが流動する配管系に使用される複式
ディスクウエッジゲート弁のような高温ゲート弁のガイ
ド潤滑装置に関する。
トにおける高温ガスが流動する配管系に使用される複式
ディスクウエッジゲート弁のような高温ゲート弁のガイ
ド潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複式ディスクウエッジゲート弁
は、図3,図4および図5に示すように、弁箱1と、互
いに対向する1対の弁ディスク2,3と、先端が弁ディ
スク2,3に接続され両弁ディスク2,3を往復移動さ
せて開閉するピストンロッド4と、このピストンロッド
4の先端に接続されたバルブステム4Bと、バルブステ
ム4Bの先端に配設されて、弁ディスク2,3を、図3
の全閉位置で離間方向(図の左右方向)に付勢するウエ
ッジ5を具備し、弁箱1の上部開口がバルブステム4B
を気密かつ摺動自在に挿通したボンネット6によって気
密に覆われた構成になっている。そして、弁箱1には、
1対の弁箱シートリング7,8がくさび状側面を呈して
対向配設され、弁ディスク2,3には、弁箱シートリン
グ7,8に対応する弁シートリング9,10が設けら
れ、この弁シートリング9,10の両側外部にボルト1
1によってディスクガイド12,13を取付け、ディス
クガイド12,13に対応する弁箱ガイド14,15が
溶接により弁箱1に取付けられている。
は、図3,図4および図5に示すように、弁箱1と、互
いに対向する1対の弁ディスク2,3と、先端が弁ディ
スク2,3に接続され両弁ディスク2,3を往復移動さ
せて開閉するピストンロッド4と、このピストンロッド
4の先端に接続されたバルブステム4Bと、バルブステ
ム4Bの先端に配設されて、弁ディスク2,3を、図3
の全閉位置で離間方向(図の左右方向)に付勢するウエ
ッジ5を具備し、弁箱1の上部開口がバルブステム4B
を気密かつ摺動自在に挿通したボンネット6によって気
密に覆われた構成になっている。そして、弁箱1には、
1対の弁箱シートリング7,8がくさび状側面を呈して
対向配設され、弁ディスク2,3には、弁箱シートリン
グ7,8に対応する弁シートリング9,10が設けら
れ、この弁シートリング9,10の両側外部にボルト1
1によってディスクガイド12,13を取付け、ディス
クガイド12,13に対応する弁箱ガイド14,15が
溶接により弁箱1に取付けられている。
【0003】したがって、図示していない油圧シリンダ
の作動によって、ピストンロッド4を往復移動(図示例
では昇降移動)させ、バルブステム4Bを介して弁ディ
スク2,3を同時に往復移動させることにより、ディス
クガイド12,13が弁箱ガイド14,15に摺動しな
がら、図4の全開位置から図3のように、弁箱1の底部
に配置されているストッパ16に下端が当接して停止す
る全閉位置までのストローク量で往復移動して開閉を行
う。弁ディスク2,3下降は、その下端(先端)がスト
ッパ16に当接するストローク終端において完了し、弁
シートリング9,10の全周が弁箱シートリング7,8
の全周にほぼ均等に当接する。つまり全閉位置では、弁
シートリング9,10の側面形状が弁箱シートリング
7,8のくさび状側面に合致するくさび状になる。弁デ
ィスク2,3の移動が完了しても、僅かにピストンロッ
ド4およびバルブステム16が閉じ方向に移動する。そ
の結果、ウエッジ5のくさび作用によって弁ディスク
2,3を押し拡げるて、弁シートリング9,10の全周
を弁箱シートリング7,8の全周に圧接させて、高いシ
ール性を確保するるとともに、不活性ガス供給系17か
らボンネット6内に窒素ガスなどの不活性ガスを供給し
てガスシールを行うようにしている。
の作動によって、ピストンロッド4を往復移動(図示例
では昇降移動)させ、バルブステム4Bを介して弁ディ
スク2,3を同時に往復移動させることにより、ディス
クガイド12,13が弁箱ガイド14,15に摺動しな
がら、図4の全開位置から図3のように、弁箱1の底部
に配置されているストッパ16に下端が当接して停止す
る全閉位置までのストローク量で往復移動して開閉を行
う。弁ディスク2,3下降は、その下端(先端)がスト
ッパ16に当接するストローク終端において完了し、弁
シートリング9,10の全周が弁箱シートリング7,8
の全周にほぼ均等に当接する。つまり全閉位置では、弁
シートリング9,10の側面形状が弁箱シートリング
7,8のくさび状側面に合致するくさび状になる。弁デ
ィスク2,3の移動が完了しても、僅かにピストンロッ
ド4およびバルブステム16が閉じ方向に移動する。そ
の結果、ウエッジ5のくさび作用によって弁ディスク
2,3を押し拡げるて、弁シートリング9,10の全周
を弁箱シートリング7,8の全周に圧接させて、高いシ
ール性を確保するるとともに、不活性ガス供給系17か
らボンネット6内に窒素ガスなどの不活性ガスを供給し
てガスシールを行うようにしている。
【0004】この種の複式ディスクウエッジゲート弁
は、石油精製プラントの配管系のように、高温ガスが流
動し、しかも差圧の大きい過酷な条件下で使用される
上、弁ディスク2,3の開閉が比較的高い頻度で反復さ
れる。したがって、ディスクガイド12,13および弁
箱ガイド14,15の摺動による摩耗が激しい。そのた
めに、従来は、石油精製プラントを停止して行われる定
期点検時にディスクガイド12,13と弁箱ガイド1
4,15に対して潤滑剤(グリース)を作業者の手作業
により塗布している。しかし、プラントの定期点検は、
通常、1〜2年サイクルで行われるので、前回の定期点
検時において塗布された潤滑剤の潤滑作用を次の定期点
検時まで継続して発揮させることは到底不可能である。
実際は、塗布後の比較的短い時間で潤滑剤が熱負荷によ
り炭化して潤滑機能が消失する。したがって、ディスク
ガイド12,13および弁箱ガイド14,15の摩耗損
傷による交換頻度がきわめて高い欠点を有している。
は、石油精製プラントの配管系のように、高温ガスが流
動し、しかも差圧の大きい過酷な条件下で使用される
上、弁ディスク2,3の開閉が比較的高い頻度で反復さ
れる。したがって、ディスクガイド12,13および弁
箱ガイド14,15の摺動による摩耗が激しい。そのた
めに、従来は、石油精製プラントを停止して行われる定
期点検時にディスクガイド12,13と弁箱ガイド1
4,15に対して潤滑剤(グリース)を作業者の手作業
により塗布している。しかし、プラントの定期点検は、
通常、1〜2年サイクルで行われるので、前回の定期点
検時において塗布された潤滑剤の潤滑作用を次の定期点
検時まで継続して発揮させることは到底不可能である。
実際は、塗布後の比較的短い時間で潤滑剤が熱負荷によ
り炭化して潤滑機能が消失する。したがって、ディスク
ガイド12,13および弁箱ガイド14,15の摩耗損
傷による交換頻度がきわめて高い欠点を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、潤滑剤によってディスクガイドと弁箱ガイドの摩
耗損傷を有効に抑えることができない点である。
点は、潤滑剤によってディスクガイドと弁箱ガイドの摩
耗損傷を有効に抑えることができない点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、弁ディスクに
設けたディスクガイドが弁箱に設けた弁箱ガイドに摺動
して開閉運動を行う高温ゲート弁のガイド潤滑装置であ
って、ディスクガイドおよび弁箱ガイド付近の弁箱を貫
通して潤滑剤供給通路を設け、この供給通路の外周を冷
媒ジャケットで取囲み、該冷媒ジャケットに冷媒源を接
続したことを特徴とし、ディスクガイドと弁箱ガイドの
摩耗損傷を有効に抑える目的を簡単な構造で達成した。
設けたディスクガイドが弁箱に設けた弁箱ガイドに摺動
して開閉運動を行う高温ゲート弁のガイド潤滑装置であ
って、ディスクガイドおよび弁箱ガイド付近の弁箱を貫
通して潤滑剤供給通路を設け、この供給通路の外周を冷
媒ジャケットで取囲み、該冷媒ジャケットに冷媒源を接
続したことを特徴とし、ディスクガイドと弁箱ガイドの
摩耗損傷を有効に抑える目的を簡単な構造で達成した。
【0007】
【作用】本考案によれば、潤滑剤供給通路からディスク
ガイドおよび弁箱ガイドにグリースなどの潤滑剤を供給
する場合に、冷媒源から冷媒ジャケットに不活性ガスな
どの冷媒を送込むことで、潤滑剤が熱負荷により潤滑剤
供給通路内で炭化(固化)するのを確実に防止できる。
したがって、潤滑剤供給通路内で潤滑剤の流動を妨げる
ことなくディスクガイドおよび弁箱ガイドに供給するこ
とができる。そのために、弁箱が高温雰囲気に保持され
ているプラントの運転中であっても、ディスクガイドお
よび弁箱ガイドに対する潤滑剤の供給が可能になる。
ガイドおよび弁箱ガイドにグリースなどの潤滑剤を供給
する場合に、冷媒源から冷媒ジャケットに不活性ガスな
どの冷媒を送込むことで、潤滑剤が熱負荷により潤滑剤
供給通路内で炭化(固化)するのを確実に防止できる。
したがって、潤滑剤供給通路内で潤滑剤の流動を妨げる
ことなくディスクガイドおよび弁箱ガイドに供給するこ
とができる。そのために、弁箱が高温雰囲気に保持され
ているプラントの運転中であっても、ディスクガイドお
よび弁箱ガイドに対する潤滑剤の供給が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は本考案を適用した複式ディスクウエッジゲ
ート弁の半截正面図、図2は要部の拡大横断面図であ
り、前記図3ないし図5の従来例と同一もしくは相当部
分には、同一符号を付して説明する。
する。図1は本考案を適用した複式ディスクウエッジゲ
ート弁の半截正面図、図2は要部の拡大横断面図であ
り、前記図3ないし図5の従来例と同一もしくは相当部
分には、同一符号を付して説明する。
【0009】図1および図2においてにおいて、複式デ
ィスクウエッジゲート弁は、弁箱1と、互いに対向する
1対の弁ディスク2,3と、先端が弁ディスク2,3に
接続され両弁ディスク2,3を往復移動させて開閉する
ピストンロッド4と、このピストンロッド4の先端に接
続されたバルブステム4Bと、バルブステム4Bの先端
に配設されて、弁ディスク2,3を、図3の全閉位置で
離間方向(図の左右方向)に付勢するウエッジ5を具備
し、弁箱1の上部開口がバルブステム4Bを気密かつ摺
動自在に挿通したボンネット6によって気密に覆われた
構成になっている。そして、弁箱1には、1対の弁箱シ
ートリング7,8がくさび状側面を呈して対向配設さ
れ、弁ディスク2,3には、弁箱シートリング7,8に
対応する弁シートリング9,10が設けられ、この弁シ
ートリング9,10の両側外部にディスクガイド12,
13を取付け、ディスクガイド12,13に対応する弁
箱ガイド14,15が弁箱1に取付けられている。
ィスクウエッジゲート弁は、弁箱1と、互いに対向する
1対の弁ディスク2,3と、先端が弁ディスク2,3に
接続され両弁ディスク2,3を往復移動させて開閉する
ピストンロッド4と、このピストンロッド4の先端に接
続されたバルブステム4Bと、バルブステム4Bの先端
に配設されて、弁ディスク2,3を、図3の全閉位置で
離間方向(図の左右方向)に付勢するウエッジ5を具備
し、弁箱1の上部開口がバルブステム4Bを気密かつ摺
動自在に挿通したボンネット6によって気密に覆われた
構成になっている。そして、弁箱1には、1対の弁箱シ
ートリング7,8がくさび状側面を呈して対向配設さ
れ、弁ディスク2,3には、弁箱シートリング7,8に
対応する弁シートリング9,10が設けられ、この弁シ
ートリング9,10の両側外部にディスクガイド12,
13を取付け、ディスクガイド12,13に対応する弁
箱ガイド14,15が弁箱1に取付けられている。
【0010】したがって、図示していない油圧シリンダ
の作動によって、ピストンロッド4を往復移動(図示例
では昇降移動)させ、バルブステム4Bを介して弁ディ
スク2,3を同時に往復移動させることにより、ディス
クガイド12,13が弁箱ガイド14,15に摺動しな
がら、図4の全開位置から図3のように、弁箱1の底部
に配置されているストッパ16に下端が当接して停止す
る全閉位置までのストローク量で往復移動して開閉を行
う。弁ディスク2,3下降は、その下端(先端)がスト
ッパ16に当接するストローク終端において完了し、弁
シートリング9,10の全周が弁箱シートリング7,8
の全周にほぼ均等に当接する。つまり全閉位置では、弁
シートリング9,10の側面形状が弁箱シートリング
7,8のくさび状側面に合致するくさび状になる。弁デ
ィスク2,3の移動が完了しても、僅かにピストンロッ
ド4およびバルブステム16が閉じ方向に移動する。そ
の結果、ウエッジ5のくさび作用によって弁ディスク
2,3が押し拡げるられるとともに、不活性ガス供給源
11から不活性ガス供給系17を通してボンネット6内
に窒素ガスなどの不活性ガスを供給してガスシールを行
うようにしている。
の作動によって、ピストンロッド4を往復移動(図示例
では昇降移動)させ、バルブステム4Bを介して弁ディ
スク2,3を同時に往復移動させることにより、ディス
クガイド12,13が弁箱ガイド14,15に摺動しな
がら、図4の全開位置から図3のように、弁箱1の底部
に配置されているストッパ16に下端が当接して停止す
る全閉位置までのストローク量で往復移動して開閉を行
う。弁ディスク2,3下降は、その下端(先端)がスト
ッパ16に当接するストローク終端において完了し、弁
シートリング9,10の全周が弁箱シートリング7,8
の全周にほぼ均等に当接する。つまり全閉位置では、弁
シートリング9,10の側面形状が弁箱シートリング
7,8のくさび状側面に合致するくさび状になる。弁デ
ィスク2,3の移動が完了しても、僅かにピストンロッ
ド4およびバルブステム16が閉じ方向に移動する。そ
の結果、ウエッジ5のくさび作用によって弁ディスク
2,3が押し拡げるられるとともに、不活性ガス供給源
11から不活性ガス供給系17を通してボンネット6内
に窒素ガスなどの不活性ガスを供給してガスシールを行
うようにしている。
【0011】一方、弁箱1のディスクガイド12,13
および弁箱ガイド14,15付近を貫通して潤滑剤供給
管18,18を設け、この供給管18,18の入口に
は、たとえばグリースニップル18Aが取付けられてい
る。また、潤滑剤供給管18,18の外周を冷媒ジャケ
ット19で取囲んでいる。冷媒ジャケット19の出口は
弁箱1内に開口し、入口は不活性ガス供給系17に接続
される。つまり、冷媒ジャケット19の入口は不活性ガ
ス供給系17を介して不活性ガス供給源(冷媒源)11
に接続されている。図中20は電磁弁を示す。
および弁箱ガイド14,15付近を貫通して潤滑剤供給
管18,18を設け、この供給管18,18の入口に
は、たとえばグリースニップル18Aが取付けられてい
る。また、潤滑剤供給管18,18の外周を冷媒ジャケ
ット19で取囲んでいる。冷媒ジャケット19の出口は
弁箱1内に開口し、入口は不活性ガス供給系17に接続
される。つまり、冷媒ジャケット19の入口は不活性ガ
ス供給系17を介して不活性ガス供給源(冷媒源)11
に接続されている。図中20は電磁弁を示す。
【0012】前記構成において、ディスクガイド12,
13および弁箱ガイド14,15に対して供給する場
合、まず、電磁弁20を開弁して窒素ガスなどの不活性
ガスを冷媒ジャケット19に送り込み、潤滑剤供給管1
8,18を冷却する。この状態で、潤滑剤供給管18,
18のグリースニップル18Aにグリースポンプ(図示
省略)をあてがい、潤滑剤としてグリースを潤滑剤供給
管18,18に圧入する。冷媒ジャケット19に不活性
ガスなどの冷媒を送込むことで、グリースが熱負荷によ
り潤滑剤供給管18,18内で炭化(固化)するのを確
実に防止できる。したがって、潤滑剤供給管18,18
内でグリースの流動を妨げることなくディスクガイド1
2,13および弁箱ガイド14,15の摺動面に有効に
供給することができる。そのために、弁箱1が高温雰囲
気に保持されているプラントの運転中であっても、ディ
スクガイド12,13および弁箱ガイド14,15に対
するグリースの供給が可能になり、グリースの供給頻度
を高めてディスクガイド12,13と弁箱ガイド14,
15の摩耗損傷を有効に抑えることができる。
13および弁箱ガイド14,15に対して供給する場
合、まず、電磁弁20を開弁して窒素ガスなどの不活性
ガスを冷媒ジャケット19に送り込み、潤滑剤供給管1
8,18を冷却する。この状態で、潤滑剤供給管18,
18のグリースニップル18Aにグリースポンプ(図示
省略)をあてがい、潤滑剤としてグリースを潤滑剤供給
管18,18に圧入する。冷媒ジャケット19に不活性
ガスなどの冷媒を送込むことで、グリースが熱負荷によ
り潤滑剤供給管18,18内で炭化(固化)するのを確
実に防止できる。したがって、潤滑剤供給管18,18
内でグリースの流動を妨げることなくディスクガイド1
2,13および弁箱ガイド14,15の摺動面に有効に
供給することができる。そのために、弁箱1が高温雰囲
気に保持されているプラントの運転中であっても、ディ
スクガイド12,13および弁箱ガイド14,15に対
するグリースの供給が可能になり、グリースの供給頻度
を高めてディスクガイド12,13と弁箱ガイド14,
15の摩耗損傷を有効に抑えることができる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、潤滑剤
が熱負荷により潤滑剤供給通路内で炭化(固化)するの
を確実に防止できる。したがって、潤滑剤供給通路内で
潤滑剤の流動を妨げることなくディスクガイドおよび弁
箱ガイドに供給することができる。そのために、弁箱が
高温雰囲気に保持されているプラントの運転中であって
も、ディスクガイドおよび弁箱ガイドに対する潤滑剤の
供給が可能になり、潤滑剤の供給頻度を高めてディスク
ガイドと弁箱ガイドの摩耗損傷を有効に抑えることがで
きる。
が熱負荷により潤滑剤供給通路内で炭化(固化)するの
を確実に防止できる。したがって、潤滑剤供給通路内で
潤滑剤の流動を妨げることなくディスクガイドおよび弁
箱ガイドに供給することができる。そのために、弁箱が
高温雰囲気に保持されているプラントの運転中であって
も、ディスクガイドおよび弁箱ガイドに対する潤滑剤の
供給が可能になり、潤滑剤の供給頻度を高めてディスク
ガイドと弁箱ガイドの摩耗損傷を有効に抑えることがで
きる。
【図1】本考案を適用した複式ディスクウエッジゲート
弁の半截正面図である。
弁の半截正面図である。
【図2】要部の拡大横断面図である。
【図3】従来例の縦断側面図である。
【図4】従来例の半截正面図である。
【図5】図2に対応する従来例の拡大横断面図である。
1 弁箱 2 弁ディスク 3 弁ディスク 11 不活性ガス供給源(冷媒源) 12 ディスクガイド 13 ディスクガイド 14 弁箱ガイド 15 弁箱ガイド 18 潤滑剤供給管(潤滑剤供給通路) 19 冷媒ジャケット
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ディスクに設けたディスクガイドが弁
箱に設けた弁箱ガイドに摺動して開閉運動を行う高温ゲ
ート弁のガイド潤滑装置であって、ディスクガイドおよ
び弁箱ガイド付近の弁箱を貫通して潤滑剤供給通路を設
け、この供給通路の外周を冷媒ジャケットで取囲み、該
冷媒ジャケットに冷媒源を接続したことを特徴とする高
温ゲート弁のガイド潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089280U JP2573498Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 高温ゲート弁のガイド潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089280U JP2573498Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 高温ゲート弁のガイド潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653865U JPH0653865U (ja) | 1994-07-22 |
JP2573498Y2 true JP2573498Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=13966310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992089280U Expired - Lifetime JP2573498Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 高温ゲート弁のガイド潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573498Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11920692B2 (en) | 2018-01-23 | 2024-03-05 | Z & J Technologies Gmbh | Slide valve and use of a slide valve |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP1992089280U patent/JP2573498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11920692B2 (en) | 2018-01-23 | 2024-03-05 | Z & J Technologies Gmbh | Slide valve and use of a slide valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0653865U (ja) | 1994-07-22 |
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