JP2572138B2 - 化学的紡織材料から作られた不織シートに基づく支持体およびその製造 - Google Patents

化学的紡織材料から作られた不織シートに基づく支持体およびその製造

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【発明の詳細な説明】 本発明は、寸法安定性の、化学的紡織材料から作られ
た不織シートに基づく支持体、およびその製造方法に関
する。
本発明は、要約すれば、次の通りである:化学的紡織
材料に基づき、連続の繊維またはフィラメントの形態の
少なくとも1つの不織シート、および長さ方向に互いに
対して平行に配置された高い弾性率の強化用糸化合物、
すべての製造条件においてすぐれた寸法安定性を有す
る、平らな物品のための不織シートに基づく支持体。ガ
ラス糸は強化用糸として好ましく使用される。強化用糸
は不織シートと化学的結合または加熱結合および/また
はニードリングにより組み合わされる。支持体は封止膜
の強化材、タフトカーペットのための一次または二次の
支持体、床のカバーのチルト(tilting)のための強化
材、コーティングのための支持体、フロックのための支
持体などとして使用することができる。
化学的紡織材料、とくに合成紡織材料、例えば、ポリ
エステルから作られた不織シートを、多くの用途におい
て支持体:封止膜(sealing membrane)、床のカバー、
例えば、カーペット[タフト、ニードルルーム(needle
loom)など]、タイル(プラスチック、紡織材料)、
壁カバー、コーティングの支持体、フロックの支持体な
どとして使用することは知られている。
概して、これらの物品の共通の特徴は、一方におい
て、横たえるときおよび熟成のときの両者において高い
寸法安定性が要求されることおよび、他方において、製
造の間同時に高い機械的応力および熱応力に暴露される
ことであり、これらの応力は一般に使用の過程において
受ける応力より高い;これらの応力は歪み:長さ方向に
おける伸び、横方向における収縮および、「弾性回復」
の現象のための、横たえられた物品の熟成の過程におけ
る逆歪みの危険を生ずることがあり、これはより精確に
は軽量の支持体、例えば、150g/m2に等しいか、あるい
はそれより低い重量の支持体の場合である。
こうして、建築工業において使用されている封止膜
は、しばしば、ビチューメンの支持体または強化材から
成る。これらの支持体は、本来、ジュートおよびセルロ
ース繊維のファブリック、次いでガラス繊維のボイルで
あった。数年前にに出現した封止製品の新しい世代は、
第1に、エラストマーおよび/またはブラストマーで変
性したビチューメンの目覚ましい改良によりそして、第
2に、ポリエステルの紡織材料、主としてポリエチレン
テレフタレートから作られた不織シートに基づく強化材
の組み合わせた使用により、この分野において顕著な前
進に寄与し、増大した歪みの要件を満足し、支持体(屋
根、断熱)の寸法変化によりよく耐えることができるよ
うにし、そしてこうして製造されたビチューメン/強化
材の複合体のパーフォレーション(perforation)抵抗
を非常に顕著に増加した。
しかしながら、多くの場合において、不織製品(溶融
手段、乾式手段、または湿式手段により作られた)は相
互に化学的に結合され、これは一般に有利な工業的結果
を生じ、この結合作業は化学的生成物の特別の組成物を
使用し、反復した加工をもちいて実施され、そしてコス
トがかかる。
さらに、得られる結果は、ビチューメン処理の間また
は製造されそし引き続いてて屋根の上に横たえられたカ
バー(膜)において、シートの引き続く性能の観点か
ら、とくに寸法安定性に関して、完全には満足すべきも
のではない。前述したように、これは歪み:ビチューメ
ン処理の間および屋根上の熟成後において強化材の横方
向の収縮および長さ方向の伸び、逆歪みおよびしわ形成
の危険を生じ、そしてこれは殊に150g/m2より少ない
か、あるいはそれに等しい重量を有する場合である。
ここで、現在の傾向は、経済的および技術的理由:コ
ストの減少および貯蔵および取り扱いの容易さのため
に、より軽量のビチューメンのカバーの構成成分を使用
することである。なぜなら、最も軽量の封止膜の場合に
おいて、多くの製造業者らは少なくとも1つのポリエス
テルの不織シートと、ガラスボイルまたは織製または接
着剤で結合したガラスグリッドとの組み合わせからなる
複合体から成る強化材を使用するからである。不織また
はガラスのボイルは、一般に、ビチューメン処理の間
に、両者の強化材の同時含浸により組み合わされる。ま
た、ガラスボイルおよび不織ポリエステルをニードリン
グ(needling)または接着剤の結合により組み合わせる
ことができる。
このような製品を記載している文献の例は、次のとお
りである:フランス国特許第2,562,471号、ここでポリ
エステル不織物をガラス繊維に基づく2つの外側層と組
み合わせる;米国特許第4,539,254号、これは不織物、
ガラスグリッドおよびポリエステルを組み合わせた、一
緒に結合された少なくとも3層からなる膜を記載してい
る;および英国特許第1,517,595号、ここで不織ポリエ
ステルをガラス糸(グリッド/交差糸)の格子と組み合
わせる。これらの実施態様において、ガラスの量は、質
量を過度に増加しないようの制限されるが、それにもか
かわらず比較的大きいままであり、経済性を考慮すると
き、コストの増加を伴う。
技術に関する場合、これらの種々の実施態様は、封止
膜がいったん横たえられたとき、その寸法安定性を改良
することができる。ある程度、それらは、また、機械を
通過するとき、長さ方向の伸びを限定することによっ
て、ビチューメン処理の間のポリエステルシートの歪
み、および屋根上への横たえ後の熟成の間のカバーの弾
性回復の傾向に関連する引き続く歪みを減少することが
できる。
しかしながら、これらの解決法は、とくに2つの別々
の強化材の場合において、完全には満足すべきものでは
ない。事実、ビチューメンの含浸は、シートあるいはむ
しろ不織ポリエステル+ガラスボイルの複合体を、含浸
トラフに通過させるすることによって実施する。含浸の
品質は種々の因子、とくにビチューメンの粘度、温度お
よび滞留時間の関数として定義される、および溶中の機
械的転向および排液システムに依存する。ポリエステル
の分解のために、温度は制限されるので、必要な滞留時
間は含浸を完結するために十分に長くなくてはならず、
そしてこれは十分に長いトラフの通過を意味し、それゆ
えガイドまたは棒フィーダーの複合体の通過を意味し、
これは80daN/mシート幅までの上昇することがある、引
張り応力を増加する摩擦を発生させる。
ここで、含浸または表面処理浴の温度、160〜200℃の
程度の温度の頻度、および機械の駆動力の組み合わされ
た効果下で、ガラスシートおよびポリエステルシート
は、含浸作業および、横たえたとき、カバーの緩和の間
に、異なって挙動することがあり、そしてこれは表面の
不均一な現象:しわ形成、割れなどを生成することがあ
る。
さらに、二重に強化したカバーの機械的挙動は、引張
り現象の間、頻繁に非常に異質的である。事実、その低
い破断点伸び(5%より少ない)のために、ガラスボイ
ルは最初に優先的破断ラインに沿って切断する。これら
の破断ラインが存在する場合、より高い伸びのポリエス
テル強化材への応力は局在化するが、この局在化は全体
の荷重、伸びおよび疲れ強さ特性の減少を伴う。これは
カバーの亀裂の危険を生じうる。
われわれのフランス国特許第2,546,537号において、
われわれは封止膜のための強化材およびこの強化材を使
用して製造された膜を記載し、この膜はすぐれた経時的
寸法特性を示しそして、さらに、経済的に有利な条件に
おいて製造された。この封止膜において、強化材は加熱
結合された連続フィラメントの不織シートであり、この
不織シートは、好ましくはニードリングされており、 − 70〜90%のポリエチレンテレフタレート、および − 30〜10%のポリブチレンテレフタレート、 を含有する。
この強化材の製造方法は、2つのポリマーから成る連
続フィラメントのシートを押出により製造し、必要に応
じて得られるシートをニードリングし、次いでそれを22
0℃〜240℃の温度において最も融合可能な構成成分を溶
融させることによって連続的に加熱結合することからな
る。
封止膜を製造するために、強化材をシートのフィラメ
ントの加熱結合温度より低い温度においてビチューメン
で処理する。ビチューメン処理後、全体を必要に応じて
通常の処理、例えば、砂または天然スレートの処理にか
ける。この場合において、不織ポリエステルと一緒にガ
ラスボイルを使用することは排除された、そしてこれは
技術的にかつ経済的に有利である。
しかしながら、とくに150g/m2より低いか、あるいは
それに等しい低い重量/単位面積の場合において、寸法
安定性の多少の問題は、シートから膜を製造する間、高
い機械的および熱的応力のためになお発生し、そしてテ
ラス上で仕上げた膜を使用する条件において、弾性回復
現象のために、製造の間生ずるものに対する逆方向に、
歪みが経時的に生成する。
ガラスボイル中に無機材料の強化用糸を長さ方向に導
入することは、また、知られており、次いで前記ボイル
を予備団結した合成繊維のシートと組み合わせて封止膜
の支持体を得る。この種の複合体は、第1に防火性を与
えそして第2にすぐれた寸法安定性を与えることを目的
とし、欧州特許出願第0,242,524号の主題を形成する。
しかしながら、この出願は使用条件(80℃までかつ応力
がない)における寸法安定性を取り扱うが、ビチューメ
ン処理の間、すなわち、高い温度および応力に暴露され
るとき、の製品の安定性について何も述べていない。こ
こで、ビチューメン処理の間の挙動は、使用条件におけ
る引き続く挙動を大きい程度に決定し、そしてこの処理
の間の歪みは、また、引き続いて有害であることが分か
った。
封止において直面するものに類似する問題は、また、
床のカバーとして使用するとき生ずる。
この出願において、例えば、合成紡織材料の不織シー
トはタフトカーペットのための一次支持体(一次裏張
り)および/または二次支持体(二次裏張り)として使
用する。カーペットの製作は、既知の作業:逆コーティ
ング、下塗りの付着、染色または揀染からなり、それら
は製品を製造の過程において高い温度および高い応力に
同時に暴露する。これは歪みを生じうる:長さ方向の伸
び、一次および二次の裏張りの横方向の収縮、結局、い
ったんカーペットが横たえられると、歪みを逆転する傾
向、これは、とくに接合することができるパターンをも
つ印刷の場合、有害である。
製作の間の歪みおよび熟成のとき歪みを逆転する傾向
の同様な危険は、また、不織シートで強化されるプラス
チックまたは紡織材料の床のタイルの場合において直面
することがあるが、これらはきわめてすぐれた寸法安定
性を要求する製品である。
本発明の目的は、上の問題を解決することである。本
発明によれば、化学的紡織材料に基づき、繊維または連
続フィラメントの形態の不織シートの支持体であって、
前記シートは20〜500g/m2の重量を有しそして、それに
結合した、シートの長さ方向に互いに対して平行に配置
された、高い弾性率の強化用糸からなり、前記強化用糸
は20GPaより大きいヤング率を示し、強化用糸の量は、1
80℃において前記支持体が長さ方向の引張り力を受ける
とき、強化用糸の切断が少なくとも80daN/m幅の応力下
に起こるようなものであり、そして前記支持体の周囲温
度におけるヤング率は、同一条件下に測定した、強化用
糸をもたない不織ベースシートの同一の弾性率に関して
感知しうる程度に変更されない、ことを特徴とする、不
織シートの支持体が提供される。
不織シートは乾式手段、湿式手段またはフィラメント
(不織シート)の形態の溶融した塊の押出により得るこ
とができる。温度は一般に合成である。合成ポリマー、
例えば、ポリアミドまたはポリエステルから作られた連
続フィラメントのシートを使用することが好ましく、こ
れは物品の製作および使用の条件においてすぐれた安定
性を示す。
ポリエステルに基づくフィラメントは有利使用され
る。ポリエチレンテレフタレートそれ自体またはそれと
ポリブチレンテレフタレートとの組み合わせはポリエス
テルとして使用することができ、両者のポリマーは2成
分:2層、並列または同軸の形態で一緒に紡糸されるか、
あるいは同一のダイからまたは異なるダイから別々に紡
糸することができる。シートのフィラメントは任意の断
面:平ら、丸いまたは異形の形状であることができる。
丸い断面を使用することが好ましい。シートは好ましく
はニードリングおよび有利には加熱結合により団結され
る。
単離において考慮されるシートの特性およびとくに引
張り挙動は、常温であるとき、好ましくは既にその使用
の範囲内の支持体の場合において要求される特性に一致
するか、あるいはそれに密接に関係する。
不織シートの重量は、使用に依存して、広い限界内で
変化することができる。それは20〜500g/m2、好ましく
は50〜250g/m2であり、そして本発明は150g/m2より少な
いか、あるいはそれに等しいの重量をもつシートの場合
においてとくに有利であり、これは物品の製作作業の間
歪みを発生する可能性が最もある。
高い弾性率の糸は、20GPaより大きい、好ましくは50G
Paより大きい(1GPamm103Pa)の弾性率を有する糸を意
味する;これらの値は周囲温度において測定するが、糸
が200℃以上程度の温度に暴露されるとき、実質的に変
更しない。次の材料に基づく糸を、高い弾性率の糸とし
て述べるすることができる:ガラス、アラミド、芳香族
ポリアミド、種々の高い強力のポリエステル、炭素、金
属など。ガラス糸を使用することは好ましく、これらの
高い弾性率の糸は不織シートの長さ方向の強化材を構成
する。それらは一方または双方の面上に堆積させるか、
あるいは不織シート中にサンドイッチすることができ
る。強化用糸および不織シートは、適当な化学的結合
剤、加熱結合および/またはニードリングにより組み合
わせることができ、これらの手段は糸と不織シートとの
間のきわめてすぐれた凝集を得ることを可能とすること
が期待される。
強化用糸の量は、それらと組み合わせるシートの特
性、とくに常温および物品の製作の間に到達する温度に
おける引張り性能、およびこのプロセスの間に耐える応
力の関数である。最小量は、物品の製作プロセスの間に
到達する高い温度において経験する引張り応力に対する
支持体(不織シート+強化用糸)の要求される抵抗によ
り決定される。この量は糸の切断を防止するために十分
でなくてはならない。それは、強化されたシートを応力
/長さ方向の長さの試験にかけるとき、ガラス糸の切断
が少なくとも80、好ましくは少なくとも100daN/m幅の応
力の場合において記録されるようなものである。最大量
は、常温において、不織シートの荷重/伸び曲線の関数
として決定される。それは、強化されたシートの荷重/
伸び曲線の形状が変化されないシートのそれに出来るだ
け類似するように、決定される。とくに、ヤング率は感
知するほで変更せず、そして強化用糸の切断を記録する
とき、曲線の形状が主要な不連続性を示さない。
強化用糸の量は、直径(番手)および密度(間隔)に
より表される。これらの2つのパラメーターは、出来る
だけ均質に性能する支持体を得るように最適化される。
所定のタイプのシートの場合において、荷重/伸び曲線
は、ガラス糸を使用する好ましい場合においておよび連
続的ポリエステルフィラメントの不織シートの場合にお
いて、その重量に本質的に依存することが知られてお
り、その重量は50〜250g/m2であり、そしてそれらが化
学的に結合される、加熱結合されるおよび/またはニー
ドリングにより結合されるかどうかに依存し、有利には
ガラス糸を使用し、ここで要素の繊維の直径は5μ〜13
μであり、その番手は2.8〜272texであり、そしてそれ
らは2mm〜30mmで均一に間隔を置いて配置されている。
好ましくは、ガラス糸を使用し、ここでその番手は22〜
68texであり、10〜30mmの間隔を置いて配置されてい
る;上に示す番手は標準の商用糸のそれらである。
実際には、50〜250g/m2の好ましい重量のポリエステ
ルシートの場合において、そして重炭酸ナトリウムの究
極的用途(封止、カーペット、床のタイルなど)が何で
るかにかかわらず、数g/m2のガラス糸の使用は十分であ
る;2〜3g/m2のガラス糸は封止膜の製作に意図する50〜1
50g/m2のシートの場合において十分である;ビチューメ
ン処理機械を使用する実験はこの場合においていかなる
問題をも生じさせないで実施される。事実、1mの機械幅
にわたるガラス糸の切断荷重は次のようにして計算する
ことができる。2.244g/m2のガラス糸、すなわち、15mm
の間隔を置いて配置されている34texの66本の糸の場合
において、ガラス糸のシートの幅1m当たりの切断荷重
は、次のとおりであろう: 34(糸の番手、tex)×66(糸の本数/m) ×33.5(糸の強力、g/tex)=75.145g =75.174kg(すなわち、実質的に73.67daN) 110g/m2の連続的フィラメントのポリエステルシート
上への糸のアセンブリー、引き続く加熱結合の場合にお
いて、幅5cm(3本の糸を考慮する)および20cmのジョ
ウ間隔(AFNOR規格07001)の試験片の荷重/伸び曲線上
のガラス糸の切断は18daNにおいて記録し、これは18×2
0=360daN/1m幅に相当する。ガラス糸の初期の切断荷重
のこのかなり明らかな増加は、溶融結合繊維による、全
体の完全に均質な切断挙動を生ずる、紡繊材料の構造中
の糸の接着結合の多くの領域の結果として、きわめてす
ぐれた糸/不織物の凝集により説明される。
実施例において詳述するように、計量した量のガラス
糸で強化された前記不織シートの荷重/常温伸び曲線を
検査すると、次のことが示される: − ヤング率は、常温であるとき、長さ方向において、
同一の強化されない不織シートと比較したとき、同一で
ある、 − 曲線において過度に大きい切断を生じさせない、ガ
ラス糸のほぼ半分の荷重の切断。
他方において、180℃における曲線の荷重/伸びを観
察すると、加熱したとき、ヤング率は顕著に改良される
ことが示される。この弾性率は少なくとも2倍、好まし
くは2.5〜3倍である。
これらの試験に従い、明瞭に理解できるように、ビチ
ューメン処理の作業の間、安定化は完全であることがで
き、機械の引張り力は100daN/m幅を越えずそして、他方
において、使用条件における生成物の寸法安定性は顕著
に改良され、これは記憶効果の減少のためである。これ
らの結果は非常にわずかのガラスを使用して、かつ0.08
FF/m2程度の最小コストで得られる。この材料のコスト
は、次の場合と比較すべきである:ポリエステルのツイ
ン(twin)強化を有するカバーにおいてしばしば使用さ
れる、50g/m2のガラスボイル、および1×1×34texの
不織−ガラスグリッドの複合体の製造をともなうガラス
ボイルなど(1糸/cm、たて糸およびよこ糸)の場合に
おいてほぼ0.80FF/m2のコスト、実際的観点から最小と
考えられる構造体、およびそのコストは、すべての場合
において、1FF/m2より大きい。
本発明は、また、化学的紡繊材料の不織シートの製造
の間または後に、強化用糸を適当な手段により導入し、
そして前記糸を互いに対して連続的に平行に前以て決定
した距離で不織シートの少なくとも1つの面に対してあ
るいは前記シートの2層の間に配置し、そして前記糸を
前記シートに結合することからなる、上の支持体を製造
する方法に関する。
溶融手段によりシートを製造するために、ポリマーを
押出し、そしてシートを好ましくはフランス国特許第2,
229,438号に記載されている手段により製造する。強化
用糸の配置は、連続的にあるいは不連続的に実施するこ
とができる。両者の場合において、糸をシート付近に配
置されたビームまたはリールから供給しそして分配し
て、それらが互いに対して平行に均一な前以て決定した
間隔で長さ方向に巻戻されるようにする。強化用糸の配
置は、好ましくは、シートの製作と連続的に、シートの
製作の直後または間に、コーティングの間に実施され
る。
シートへの糸の結合は、化学的結合剤の適用による
か、あるいは好ましくはニードリングおよび/または加
熱結合により実施される。
化学的結合の場合において、化学的結合剤でコーティ
ングした糸を使用することができるか、あるいは化学的
結合されたシートの場合において、シートを化学的結合
するとき、糸をシート中に導入することができる。
加熱結合の場合において、ホットメルト接着剤生成物
でコーティングするか、あるいはホットメルト接着剤糸
で巻かれた糸を使用することができるか、あるいは、加
熱結合されたシートの場合において、シートの製作中に
糸をシートに結合し、そしてシートが加熱結合されると
き、シートおよび糸を結合することができる。第1の解
決法:ホットメルト接着剤糸は、例えば、加熱結合の場
合において、前のニードリングおよび表面への糸の適用
なしに、使用される。
ニードリングの場合において、特別の針を好ましくは
使用し、強化用糸は表面中に、あるいは絡み合った紡織
フィラメントの本体中に埋め込まれる。例えば、ニード
リングおよび1つの面上のアセンブリーの場合におい
て、丸い断面をもち、長さ方向に配向して位置するバー
ブ(barb)を有する2つの対向するうねを有する、特別
の針を使用して、強化用糸と接触するようにする:ピン
チ・ブレード(Pinch Blades)型フォスターズ・ニー
ドルズ(Fosters Needles)。
移動法に従う横たえる段階において強化用糸を導入す
る場合において、糸を2つの横たえ装置の間に組み込む
ことが望ましい。この場合において、標準の針[例え
ば、シンガー(Singer)40RB針]を使用して、まずシー
トのニードリングにより凝集物を製造することができ
る。実際に、この方法を使用するとき、強化用糸は全体
により容易に凝着し、その間針の攻撃に耐えことができ
ることが発見され、ここでこれらの糸の両側に位置する
シートのフィラメントによる保護を考慮する。このニー
ドリングに引き続いて、インライン加熱結合を実施する
ことは有利である。これらの連続する作業の間、化学的
フィラメントのシートおよび強化用糸のアセンブリーに
十分な張力を加えて、強化用糸が団結段階を通じて完全
に伸長して、本発明による物品のための支持体を構成す
る強化用シートの長さ方向に最大の弾性率を得るように
するように、よく注意を払う。
乾式手段によりシートを製造するために、使用する方
法は通常この技術において使用される方法である。強化
用糸の導入、シートへのそれらの結合およびシートの任
意の団結は、溶融手段により得られるシートの場合と同
一の方法で実施する。
湿式手段によりシートを製造するために、使用する方
法は通常この技術において使用される方法である。強化
用糸のコーミングはシートの製作後実施、そしてシート
への強化用糸の結合は、前記シートへのあるいは2枚の
より軽いシートの間への、化学的または熱的接着結合に
より実施する。
本発明による、平らな物品のための不織シートに基づ
く支持体は、使用において多くの利点を提供する:例え
ば、封止膜の強化、タフトカーペットのための一次また
は二次の強化、床のカバーのタイルの強化など。
1− 一般的観点から − 物品の製作において含まれる処理の間の高温におけ
る機械的応力下のシートの歪みの排除; − 横たえたとき物品中の熟成のときの逆歪みの排除、
前の歪みの除去; − 材料の節約および製作の低いコスト。
2− 2つの強化材の使用と組み合わせた、封止膜の場
合において:ガラスボイルおよび不織物、これらは含浸
の間の同時におよび一緒に結合される: − 原料の実質的な節約; − ビチューメン処理したカバーの製作により二重強化
材の貯蔵の排除; − 含浸の容易さ、カバー製造適度の実質的な増加の可
能性を与える; − 非常に異なる弾性率の2つの強化材の使用のため
の、カバーの外観の問題の排除:折り畳み、割れ、しわ
の形成など。
− 非常により満足すべき機械的切断の挙動:カバーの
荷重/伸び曲線のよりすぐれた連続性、よりすぐれた疲
れ(亀裂)抵抗性を生ずる; − カバーのより大きい柔軟性、冷たい気候におけるカ
バーの横たえをより容易にする。
3− 封止膜の場合において、不織−ガラスグリッドの
複合体と比較したときあるいは不織−ガラスボイルの複
合体と比較したとき(含浸前の組み合わせ): − 合計量/m2の容易な制限; − 原料の節約; − 容易な含浸; − ガラスの量の制限のため、より均質な機械的切断挙
動; − カバーのより大きい柔軟性; − 含浸および引き続く使用の間の2枚のシートの異な
る物理学的挙動による、外観および/または寸法的面に
おける変化の危険の排除。
実施例および図面により、本発明を説明する。
第3図に線図的に示されている方法に従い、支持体を
単一の段階で製造し、強化用糸は不織シートの製造過程
において不織シートと組み合わせられ、そしてそれに結
合される。シートは、フランス国特許第1,582,147号に
記載されている方法に従い、溶融手段により、フランス
国特許第2,299,438号に記載されているような、移動型
の横たえ装置(図示せず)を使用する、フィラメント1
の形態の溶融ポリマーの押出により、これらのフィラメ
ントの空気延伸および受容エプロン2上への堆積により
製造される。強化用糸3は形成されつつあるシートと、
それが受容エプロンに入るとすぐに、組み合わされる。
それらは、供給クリール5上に設置されているリール4
から供給され、張力棒システム6の上を通過し、次いで
各々は案内アイレット7を通過する。アイレット7は、
受容エプロン2の入口に、整列されかつ賢明に間隔を置
いて配置されており、糸3を互いに対して平行にかつ受
容エプロン2上で所望の間隔で案内する。したがって、
不織シート8は受容エプロン2上で形成され、強化用糸
3はその下面上に統合される。受容エプロン2を去る
と、シートおよび強化用糸は連続的にニードラー9を通
過し、ここでそれらはシート/強化用糸の結合の一部分
を保証するニードリング作業にかけられる。結合はカレ
ンダー10を通過するとき加熱結合により完結される。こ
うして形成される本発明による支持体11は、受容手段12
上に巻かれる。
第4図に線図的に示す方法は、第3図に示すものに類
似し、そして受容エプロン2上への強化用糸3の供給の
みがそれと異なる。ここで、糸は2層のシートの間に配
置され、そして受容エプロン上でそれぞれAおよびbに
位置する2つの横たえ装置の間に個々の案内管13により
供給される。第3図におけるように、アイレット7は管
の各々の出口に配置されており、アイレットの組は糸を
所望の間隔で平行に位置決めする。
実施例1 幅2mの100g/m2の不織フィラメントシートは、それぞ
れ87%/13%の比率の7dtexのフィラメントの、押出され
たポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレ
フタレートの糸から製造した。
シリコーンEC 9 34 T 6 Z 28型のガラス糸
(繊維の直径9ミクロン、34tex、6型のサイズ剤。Z28
t/m撚り)(WETROTEXカンパニー)を、第4図に線図的
に示す手段を使用して、横たえの時にこのシート中に1.
5cm毎に連続的に取り込む。
これらの糸は、33.5g/texの引張り強さおよびほぼ5.5
%の破断点伸びを有する。それらは、第4図に示すよう
なクリール上に取り付けられた2.5kgのリールから供給
される。
ポリエステルシート+案内管の複合体を、シンガー
(Singer)40RB針[40ゲージ、レギュラー・ハーブス
(Regular harbs)]で50バーフォレーション/cm2、12
mm貫通においてニードリングする。
ニードラー(needler)を去るとき、シートは、非粘
着性コーティングを有するロールを装備したカレンダー
で、235℃において25daN/cmの圧力下にカレンダー加工
する。条件:カレンダー加工速度13m/分、S通過、シー
トと2つのロールとの間の接触時間:15秒、次いで冷却
ロール上を通し、そして巻き取られる。こうして、重さ
107g/m2の強化されたシートが得られる。この強化材の
機械的強度特性を、ガラス糸をもたない強化材と比較し
て、下の表1および表2に示す。表1は常温(20℃)で
測定した特性に関する。表2は180℃において測定した
特性に関する。特性は幅5cm(3本の糸を考慮する)お
よび長さ20cmの試験片について測定する;常温はNF規格
G07001に従い、そして熱は同一の寸法基準および引き速
度に従うが、引きシステムおよびジョウに固定した試験
片は180℃の温度に制御された加熱室内に存在する。荷
重/伸び曲線を第1図(常温)および第2図(180℃)
において再生し、L:長さ方向、T:横方向、C1:糸を使用
する、C2:糸を使用しない。
表1および第1図を参照すると、荷重およびこの長さ
方向の強化の破断点伸びは、ガラスを添加するとき、非
常にわずかに変化するだけであることを見ることができ
る。また、3daNおよび5daN下の長さ方向の伸びは不変化
に止まること、および10daN下の伸びはそれ自体事実上
不変化であることを見ることができる。これはヤング率
の不存在を反映する。18daNにおけるガラス糸の切断は
長さ方向の切断においてよく局在化し、そしてこれは切
断荷重の主要な増加を構成する。なぜなら、3本の糸
は、シートの中から取り出すと、一緒に考慮したとき、
3.35daNの理論的切断荷重を有するからである。この切
断は、その切断曲線が感知しうる変更をもたないで連続
する不織シートに関して摂動を生じない。
表2および第2図を参照すると、180℃における張力
計の曲線は、強化されたシートの源において主要な増加
を示す。3daN、5daNおよびさらには10daN下の伸びは顕
著に減少する。支持体(強化材)がビチューメン処理の
間に受ける応力は最大80〜100daN/直線m、すなわち、
4〜5daN/幅であることが知られているので、これはビ
チューメン処理(またはその最終目的に従い他の熱処
理)の間非常に小さい歪みを生じ、それゆえビチューメ
ン処理または他の熱処理の間および引き続いて、いった
ん支持体が配置されたときの両者において、改良された
寸法安定性を生ずる。ガラス糸の切断は5daNにおいて記
録され、この値はビチューメン処理(または他の熱処
理)の間に受ける応力に、ガラス糸の切断の危険なし
に、耐えるために十分に高い。
強化材は、また、ビチューメン中で加熱および張力下
に試験した。
ビチューメンの試験は、第5図に示す装置の助けによ
り実施する。装置は、主に、ビチューメン50を受容する
ことを意図し、加熱および温度制御手段21を装備したト
ラフ20、トラフ中に試験片23を導入しかつ維持すること
を意図した、目盛り定めした寸法の除去可能なバスケッ
ト22、試験片の移動を定める、種々の案内または戻りプ
ーリー24−25、およびミリメートルで目盛り定めした読
み取り目盛り26から成る。
使用するビチューメンは、シェル(Shell)カンパニ
ーの含浸用ビチューメン(参照、100−130PX)、針入度
100/130(NT規格T66004に従い測定、25℃において、1/1
0mmの針入度)である。
10×120cmの試験片をシートの長さ方向で切断する。
前記幅から取った3つの試験片を使用し、1つは中央か
ら、1つは各へりから、耳から10cmにおいて取る。
試験は次の方法に従い実施する: − 加熱装置にスイッチを入れる=温度185℃、そして
温度を安定化させる。
− クリップを試験片23の各端に取り付け、これらの27
の1つは静止点を構成する。
− 試験片を熱ビチューメン中にバスケット22の助けに
より導入し、次いでこれを底に静置する。バスケットを
棒クリップ28で固定化し、ビチューメンのレベルおよび
バスケットの寸法は、ビチューメン中に500mmの長さが
浸漬されるように決定する。
− 荷重29を107g/m2のシートについて固定する、すな
わち、4daNに、次いで7daNに固定する。
− 30秒の待機期間後、伸びをミリメートルの目盛りの
助けにより決定する。
伸びは浸漬長さの百分率として表す。
− 荷重およびバスケットを除去した後、試験片を取り
出し、そして適当な装置の助けにより排液する。
− 試験片を垂直に懸垂しそして、完全に冷却した後、
幅の収縮を測定しそして幅の百分率として表す。
値を下表3に記録する。
他の試験は、より精確に、200℃の熱室内で、幅20cm
および長さ30cmの試験片(試験片の長さはシートの長さ
方向に取った)についてクリップの間で実施する。試験
片は、上のクリップを使用して、200℃の熱室内に下の
クリップに掛けた8daNの荷重で懸垂する。試験片の寸法
の変化を、周囲温度への冷却後長さ方向および横方向に
測定し、そしてこれらの変化を%で表す。
値は下表4に記録する。
これらの2つの試験において、非常に顕著に改良され
た性質が、強化した不織シートの加熱時および張力下の
歪みにおいて、強化しない不織シートと比較したとき、
見いだされた(参照、表3および4において種々の歪み
の程度)。
不織シートに基づく支持体は、封止膜の強化材として
使用することができる。
強化材のビチューメン処理は、第6図に線図的に示す
プラントにより、ビチューメン処理したカバーを製造す
ることによって実施する。強化材11を供給ロール30から
巻戻し、次いでアセンブリーステーション31を通過さ
せ、貯蔵セル32中に入れる。アセンブリーステーション
は処理されている強化材の長さの終わりへの新しいロー
ルの開始を取り付けさせ、そして貯蔵セルはそれに供給
の不連続性を吸収させる。次いで、強化材は第1ビチュ
ーメン処理ステーション33、第2ビチューメン処理ステ
ーション34、天然スレート処理ステーション35、プラス
チックフィルム適用ステーション36、冷却ゾーン37、第
2貯蔵セル38を通過し、そして強化材切断手段40を装備
した受容装置39に受容され、切断手段40は、受容端に巻
取りが所望の長さ到達したとき、強化材を切断する。
ビチューメンの処理は2つの段階で実施する: − 180℃における第1の完全な浴の含浸段階(ステー
ション33)引き続く酸化されたビチューメン、100/40
型、40/10mmの針入度(NF規格T66.004に従う)、環球軟
化点(NF規格T66.008に従う)を使用する2本の金属ロ
ール41−42の間の排液。
− 第2のいわゆる表面処理段階(ステーション34)、
SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)型のエラスト
マーのビチューメンを使用する175℃における両面のコ
ーティング、引き続くカバーの所望の厚さに依存するプ
リセットギャップのロール43−44の間の大きさ目盛り定
め、1つの面上への天然スレートフレークの堆積および
他方の面上へのポリプロピレンフィルムの適用およびゾ
ーン37におけるドラム上の冷却。
107g/m2のこの同一の強化しない強化材は、機械にお
いて長さ方向および横方向に非常に大きい歪みなしにビ
チューメン処理することができず、カバーを完全に使用
不可能とする極端なしわを形成した外観をもっていた。
本発明の場合において、ビチューメン処理の間の性質
はきわめてすぐれており、そしてカバーは外観が完全に
平らである。UEATC(Union Eurpeenne pour l′Atr
ement Technique dans la Construcion)が推奨す
る、80℃における寸法安定性におけるカバーの引き続く
性は、寸法変動の要件に従う、すなわち、両方向におけ
る変動は0.5%より少ない。
本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
1、化学的紡織材料に基づき、繊維または連続フィラメ
ントの形態の不織シートの支持体であって、前記シート
は20〜500g/m2の重量を有しそして、それに結合した、
シードの長さ方向に互いに対して平行に配置された、高
い弾性率の強化用糸からなり、前記強化用糸は20GPaよ
り大きいヤング率を示し、強化用糸の量は、180℃にお
いて前記支持体が長さ方向の引張り力を受けるとき、強
化用糸の切断が少なくとも80daN/m幅の応力下に起こる
ようなものであり、そして前記支持体の周囲温度におけ
るヤング率は、同一条件下に測定した、強化用糸をもた
ない不織ベースシートの同一の弾性率に関して感知しう
る程度に変更されない、ことを特徴とする、不織シート
の支持体。
2、同一条件下に測定した、強化用糸をもたない不織ベ
ースシートの同一の弾性率の少なくとも2倍に等しい、
180℃におけるヤング率を有する、上記第1項記載の支
持体。
3、同一条件下に測定した、強化用糸をもたない不織ベ
ースシートの同一の弾性率2.5〜3倍の180℃におけるヤ
ング率を有する、上記第2項記載の支持体。
4、強化用糸は50GPaより大きいヤング率を示す、上記
第1、2または3項記載の支持体。
5、不織シートは溶融手段により得られ、20〜250g/m2
の重量をもつシートである、上記第1、2または3項記
載の支持体。
6、強化用糸の切断は少なくとも100daN/m幅の応力下に
起こる、上記第1、2または3項記載の支持体。
7、不織シートは、溶融手段により得られ、50〜250g/m
2の重量をもつ、ポリエステルに基づく連続フィラメン
トのシートであり、そして強化用糸は2.8〜272テックス
の番手をもちそして2〜30mmで均一に間隔を置いて配置
されているガラス糸である、上記第1、2または3項記
載の支持体。
8、ガラス糸は22〜68テックスを有し、そして10〜30mm
の間隔を置いて配置されている、上記第7項記載の支持
体。
9、強化用糸は化学的結合によりシートへ結合されてい
る、上記第1、2または3項記載の支持体。
10、ガラス糸は加熱結合および/またはニードリング
(needling)によりシートへ結合されている、上記第
1、2または3項記載の支持体。
11、コーティング、とくにフロックを有する、上記第1
項記載の支持体。
12、上記第1項記載の支持体で強化された、ビチューメ
ン処理された封止膜(sealing membrane)、タフトカー
ペットまたは床のカバーのチルト(tilting)。
13、化学的紡織材料に基づき、繊維または連続フィラメ
ントの形態の不織シートの支持体であって、前記シート
は20〜500g/m2の重量を有しそして、それに結合した、
シートの長さ方向に互いに対して平行に配置された、高
い弾性率の強化用糸からなり、前記強化用糸は20GPaよ
り大きいヤング率を示し、強化用糸の量は、180℃にお
いて前記支持体が長さ方向の引張り力を受けるとき、強
化用糸の切断が少なくとも80daN/m幅の応力下に起こる
ようなものであり、そして前記支持体の周囲温度におけ
るヤング率は、同一条件下に測定した、強化用糸をもた
ない不織ベースシートの同一の弾性率に関して感知しう
る程度に変更されない、不織シートの支持体を製造する
方法であって、20〜500g/m2の重量をもつ化学的紡織材
料の不織シートの製造の間または後に、所望の量の高い
弾性率の強化用糸を適当な手段により導入し、そして前
記糸を互いに対して連続的に平行に前以て決定した距離
で不織シートの少なくとも1つの面に対してあるいは前
記シートの2層の間に配置し、そして前記糸を前記シー
トに結合することを特徴とする方法。
14、強化用糸と不織シートとの間の結合を化学的結合に
より生成する、上記第13項記載の方法。
15、強化用糸と不織シートとの間の結合をニードリング
および/または加熱結合により生成する、上記第13項記
載の方法。
16、不織シートの製造は、溶融手段による連続フィラメ
ントの押出の少なくとも1つの段階および横たえる段階
からなり、そして強化用糸をシートと横たえ作業の開始
時に組み合わせる、上記第13項記載の方法。
17、不織シートの製造は、溶融手段による連続フィラメ
ントの押出の少なくとも1つの段階および横たえる段階
からなり、そして強化用糸をシートと横たえ作業の間に
組み合わせ、そして2つの横たえた層の間に配置する、
上記第13項記載の方法。
18、シートの製造は、さらに、化学的結合によりシート
を団結する段階からなり、そして強化用糸のシートへの
結合はシートの前記化学的結合の間に実施する、上記第
16または17項記載の方法。
19、シートの製造は、さらに、ニードリングおよび/ま
たは加熱結合によりシートを団結する段階からなり、そ
して強化用糸のシートへの結合はシートの前記ニードリ
ングおよび/または加熱結合の間に実施する、上記第16
または17項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、強化用糸をもたない不織シートおよび本発明
による支持体:不織シート+強化用糸の組み合わせの、
それぞれ、長さ方向および横方向における、荷重/常温
伸びの線図の比較を示す。 第2図は、180℃の温度における、第1図と同一のシー
トの荷重/伸びの比較を示す。 第3図は、本発明による方法の第1実施態様を線図的に
示す。 第4図は、本発明による方法の第1実施態様を線図的に
示す。 第5図は、本発明による支持体を使用して製造した封止
膜の特性を測定する装置を線図的に示す。 第6図は、本発明による支持体を使用して封止膜を製造
する方法を線図的に示す。 1……フィラメント 2……受容エプロン 3……強化用糸 4……リール 5……供給クリール 6……張力棒システム 8……不織シート 7……案内アイレット 9……ニードラー 10……カレンダー 11……支持体、強化材 12……受容手段 13……案内管 20……トラフ 21……加熱および温度制御手段 22……除去可能なバスケット 23……試験片 24……案内または戻りプーリー 25……案内または戻りプーリー 26……読み取り目盛り 28……棒クリップ 29……荷重 30……供給ロール 31……アセンプリーステーション 32……貯蔵セル 33……第1ビチューメン処理ステーション 34……第2ビチューメン処理ステーション 35……天然スレート処理ステーション 36……プラスチックフィルム適用ステーション 37……冷却ゾーン 38……第2貯蔵セル 39……受容装置 40……強化材切断手段 41……金属ロール 42……金属ロール 43……ロール 44……ロール 50……ビチューメン A……位置 B……位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−91967(JP,A) 特開 昭60−104571(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学的紡織材料に基づき、繊維または連続
    フィラメントの形態の不織シートの支持体であって、前
    記シートは20〜500g/m2の重量を有しそして、それに結
    合した、シートの長さ方向に互いに対して平行に配置さ
    れた、高い弾性率の強化用糸からなり、前記強化用糸は
    20GPaより大きいヤング率を示し、強化用糸の量は、180
    ℃において前記支持体が長さ方向の引張り力を受けると
    き、強化用糸の切断が少なくとも80daN/m幅の応力下に
    起こるようなものであり、そして前記支持体の周囲温度
    におけるヤング率は、同一条件上に測定した、強化用糸
    をもたない不織ペースシートの同一の弾性率に関して感
    知しうる程度に変更されない、ことを特徴とする、不織
    シートの支持体。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の支持体で強化
    された、ビチューメン処理された封止膜、タフトカーペ
    ットまたは床のカバーのチルト。
  3. 【請求項3】化学的紡織材料に基づき、繊維または連続
    フィラメントの形態の不織シートの支持体であって、前
    記シートは20〜500g/m2の重量を有しそして、それに結
    合した、シートの長さ方向に互いに対して平行に配置さ
    れた、高い弾性率の強化用糸からなり、前記強化用糸は
    20GPaより大きいヤング率を示し、強化用糸の量は、180
    ℃において前記支持体が長さ方向の引張り力を受けると
    き、強化用糸の切断が少なくとも80daN/m幅の応力下に
    起こるようなものであり、そして前記支持体の周囲温度
    におけるヤング率は、同一条件下に測定した、強化用糸
    をもたない不織ベースシートの同一の弾性率に関して感
    知しうる程度に変更されない、不織シートの支持体を製
    造する方法であって、20〜500g/m2の重量をもつ化学的
    紡織材料の不織シートの製造の間または後に、所望の量
    の高い弾性率の強化用糸を適当な手段により導入し、そ
    して前記糸を互いに対して連続的に平行に前以て決定し
    た距離で不織シートの少なくとも1つの面に対してある
    いは前記シートの2層の間に配置し、そして前記糸を前
    記シートに結合することを特徴とする方法。
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