JP2571964Y2 - 細胞培養輸送器 - Google Patents

細胞培養輸送器

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JP2571964Y2
JP2571964Y2 JP1991105019U JP10501991U JP2571964Y2 JP 2571964 Y2 JP2571964 Y2 JP 2571964Y2 JP 1991105019 U JP1991105019 U JP 1991105019U JP 10501991 U JP10501991 U JP 10501991U JP 2571964 Y2 JP2571964 Y2 JP 2571964Y2
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cell culture
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JPH0553616U (ja
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捷彦 佐々木
正茂 桑山
基一 吉川
正勝 佐藤
脩三 井田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は細胞培養の輸送器に関
し、詳しくは、受精卵又は未成熟卵子を生きたまま輸送
したり、或いは電源のない場所で長時間恒温状態に保持
し得る輸送器に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜の体外受精技術の普及に伴い、受精
卵、或いは卵胞内卵子の輸送が重要になるが、それらの
輸送として従来は、温水を入れた水筒や恒温器、又は電
源をコンセントや自動車のシガーライターから採り、そ
れによってヒータを加熱調節することによって恒温槽内
の主に水の温度を管理するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した恒温器等は、
受精卵や細胞等を試験管等に入れ、その試験管を恒温槽
内に縦に入れて輸送する為、輸送中の振動等によって該
試験管が倒れるなどして試験管中の受精卵や細胞等が損
傷したり、所在が不明になるといった問題点を有する。
又、ヒータを自動車のシガーライターから得た電源等に
よって加熱し、温度を一定温度に保つようにしたものが
あるが、シガーライターの電源を必要とする為、宅配便
等の第三者に輸送を委託出来ないという問題を有する。
【0004】更に、水筒形式の恒温器は、蓋を外すと試
験管全体が外気に触れることになり、温度の変化が大き
く、一定温度の管理が難しいといった問題点を有する。
【0005】本考案は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、輸送中
の振動による影響が無く、且つ蓋を開けた時の外気との
接触量を最小限に止めて温度変化を少なくし、宅配業者
等にも安心して委託することが出来る細胞培養輸送器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本考案における細胞培養輸送器は、断熱保温機能を備
えたケース本体内に、バッテリー及び試験管(ストロ
ー)を水平状態で収容保持するヒータを備えた試験管保
持容器を内蔵すると共に、その試験管保持容器の開閉自
在な蓋体は大小二分割して夫々独立して開閉可能とし、
更にケース本体内の温度を調節する温度調節機構を装備
したことを特徴とする。
【0007】上記のケース本体は、合成樹脂材によって
成型した内、外ケースの間に発泡スチロール等の断熱材
を充填したもので、そうしたケース本体内に、密閉型の
バッテリーが発泡スチロール等の保持材を介して収容さ
れている。又、試験管保持容器は、面状のヒータを内蔵
した金属製平板の表面に試験管(ストロー)を水平に嵌
合し得る略U字状の溝を多数本形成した容体と、その容
体の上に開閉可能に取付けられる蓋体とから成り、蓋体
はストローの一方側表面に表示される品番表示部の範囲
を覆う小蓋と、ストローのそれ以外の範囲を覆う大蓋と
に二分割されている。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、試験管保持容器のヒータ
はバッテリーによって加熱され、しかもその加熱温度は
温度調節機構によって設定した温度に保持される。そし
て、試験管保持容器に保持される受精卵や細胞を収容し
たストローは水平状態であるため、輸送中の振動の影響
を受けることが少なく、且つストローに表示された品番
表示部を見る時は、該部分を覆っている小蓋を開けて確
認出来、受精卵等を収容した部分は大蓋で覆われて、外
気が触れないようにしてある。
【0009】
【考案の効果】本考案の細胞培養輸送器は以上の様な構
成としたものであるから、受精卵や細胞を収容した試験
管(ストロー)は水平状態で保持出来、輸送中の振動に
よって受精卵等が損傷したりするのを確実に防止するこ
とが出来る。しかも、その試験管(ストロー)を収容す
る試験管保持容器の蓋体は、大蓋と小蓋に二分割されて
おり、その小蓋は試験管の品番表示部の範囲を覆ってい
るため、試験管の品番を確認する時は確認に必要な小蓋
のみを開ければ良いため、外気との接触による温度変化
を最小限に止めることが出来、それによって設定温度を
安定良く維持することが出来る。更に、ヒータを加熱す
る熱源としてバッテリーを内蔵しているため、宅配業者
等の第三者に安心して輸送を委託することが出来るもの
である。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
ると、1はケース本体で、合成樹脂材で成型した内外部
材の間に断熱保温機能を発揮する発泡材を挟入したもの
で、容体1aと蓋体1bとで構成され、蓋体1bは蝶番によっ
て開閉可能に取付けられている。
【0011】上記のケース本体1の内部には、発泡スチ
ロールからなる保持材2が嵌合され、その保持材2に凹
部3が穿設されて密閉型バッテリー4が嵌合定着される
と共に、そのバッテリー4への充電用端子17がケース本
体1の側面に突出配備されている。又、上記保持材2の
上部には、試験管保持容器5と温度調節機構6が夫々水
平に配設されている。
【0012】試験管保持容器5は、熱伝導性の良い金属
板、例えばアルミニウム板を用いてその表面に試験管
(ストロー)7を嵌合し得るU字状の嵌合溝8を多数本
並設した容体5aと、その容体5aに形成した嵌合溝8を被
覆する蓋体5bとで構成され、その蓋体5bは大蓋9と小蓋
10とに二分割されて容体5aに蝶番で開閉可能に取付けら
れている。又、上記の容体5aと、蓋体5bには夫々面状の
ヒータ11が取付けられ、バッテリー4によって加熱され
るようになっている。
【0013】上記の蓋体5bにおける小蓋10の大きさは、
試験管7の一方側の外表面に表示されている品番等の表
示部の範囲を覆う大きさで、品番等の確認において蓋体
5b全体を開けなくとも良いようにしてある。又、以上の
如く構成した試験管保持容器5は、保持材2の上部にク
ッション材12を介して水平に配設されると共に、該容器
5の周囲もクッション材12で覆われ、試験管保持容器5
に収容された試験管7の両側端がクッション材12と衝合
して、該試験管7の移動が阻止されるようになってい
る。
【0014】温度調節機構6は、基板13、温度設定部1
4、設定温度表示部15等で構成され、設定温度等のメモ
リー及び温度検出センサはバッテリー4から充電される
電池16によってバックアップされ、駆動するようになっ
ていると共に、上面には該機構を取付け、取外しするの
に供する把手16が取付けられている。
【0015】以上の如く構成した細胞培養輸送器に収容
して輸送する受精卵等は、ストロー内に培養液と共に詰
め、且つ両側に空気層を設けて仕切り、ストローの両端
を栓したもので、そうしたストローが試験管保持容器5
に水平に収容されるため、輸送中に振動があっても、該
ストローは振動の影響を受ず、安心して輸送することが
出来る。そして、ストローはバッテリーで作動されるヒ
ータにより、一定温度の下で保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の細胞培養輸送器の一実施例を示す断面
図である。
【図2】図1の輸送器の蓋体を外して一部を切欠して示
す平面図である。
【図3】試験管保持容器を示す平面図である。
【図4】図3の3−3線に沿える断面図である。
【符号の説明】
1…ケース本体 4…バッテリー 5…試験管保持容器 6…温度調節機構 5b…蓋体 9…大蓋 10…小蓋 11…ヒータ 7…試験管(ストロー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉川 基一 群馬県前橋市金丸312 社団法人家畜改 良事業団・家畜改良技術センター内 (72)考案者 佐藤 正勝 群馬県前橋市金丸312 社団法人家畜改 良事業団・家畜改良技術センター内 (72)考案者 井田 脩三 東京都文京区本郷6丁目11番6号 富士 平工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−242061(JP,A) 特開 昭60−190946(JP,A) 実開 平3−83515(JP,U) 実公 昭48−1263(JP,Y1) 実公 昭35−12462(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61D 19/00 A61D 19/02 A61D 19/04 B65D 81/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱保温機能を備えたケース本体内に、バ
    ッテリー及び試験管を水平状態で収容保持するヒータを
    備えた試験管保持容器を内蔵すると共に、その試験管保
    持容器の開閉自在な蓋体は大小二分割して夫々独立して
    開閉可能とし、更にケース本体内の温度を調節する温度
    調節機構を装備したことを特徴とする細胞培養輸送器。
JP1991105019U 1991-12-19 1991-12-19 細胞培養輸送器 Expired - Lifetime JP2571964Y2 (ja)

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JP1991105019U JP2571964Y2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 細胞培養輸送器

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JP1991105019U JP2571964Y2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 細胞培養輸送器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0553616U JPH0553616U (ja) 1993-07-20
JP2571964Y2 true JP2571964Y2 (ja) 1998-05-20

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ID=14396353

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106818706A (zh) * 2017-01-10 2017-06-13 南京农业大学 一种便携式多功能胚胎移植箱

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JPH0553616U (ja) 1993-07-20

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