JP2571186C - - Google Patents

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JP2571186C
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JP
Japan
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cement
mortar
weight
hose
water
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Japanese (ja)
Original Assignee
デンカグレース株式会社
岡部株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は山間部の法面など工事が困難な施工箇所に混練・空気圧送機を用いて
、コンクリート層或いはモルタル層を設ける工法に使用する空気圧送式湿式吹付
モルタルに関する。 【0002】 【従来の技術】 山間部の崖面を保護し、崖崩れを防止するためには崖面に鉄筋コンクリートの
擁壁を構築することが好ましいが、元来、足場の悪い場所であるため、このよう
な作業を行うための場所を確保することすら困難であった。より場所を取らない 方法として、セメント配合物を予め混練し、圧送された空気によりこのセメント
配合物を直接崖面に吹付けて施工する方法が採用されている。この吹付工法を利
用した特殊法面工法としては、鉄製、木製、樹脂製、布製又は紙製の枠体を前も
って法面に配置し、この枠体に混練した湿式モルタルを吹付けることにより実質
的に鉄筋コンクリートに相当する強度のコンクリート層で崖面を保護する工法が
ある。鉄製枠体には種々の枠体があり、金網、コイル枠、パンチングメタル、丸
棒、角材、板材、H鋼等を単独で或いは2種以上を組合わせて用いたものがある
。 【0003】 この方法は例えば、図1に示すように、ホッパーと駆動部と混練部と吐出口を
有するガンと呼ばれる混練・空気圧送機を設置し、ガン1の吐出口とノズル2を
ホース3で連結し、作業者が崖上からロープで身体を保護しながら崖に上り、崖
面4にコンクリートやモルタルを吹付けるものである。5は骨材であり、計量器
6で計量しながら一定量をベルトコンベアでミキサー7に送る。ミキサー7にセ
メント8を投入し、骨材とセメントを混合し、更にベルトコンベアでガン1のホ
ッパーに投入する。ガン1においては水槽9から一定量の水を加え、骨材とセメ
ントとの混合物に水を加えて混練する。この混練物をコンプレッサー10から供
給される圧搾空気により吐出し、上記ホース3を介してノズル2から崖面に噴射
させて施工するものである。また、ミキサーを使用することなく、ベルトコンベ
アーから直接ガン1に原料を投入する方法も一般的である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記工法によっても吹付機械一式の重量は約4トンに達し、こ
の機械一式をセットするためにはある程度の広さの平坦地を要する。また、少な
くとも崖下から崖上に達するまでの長さのホースを必要とする。このホースは長
ければ長い程、一回の吹付機械のセットで施工できる面積が増大し、作業性の面
で好ましいものであり、吹付機械をセットする場所も得難い作業現場であれば、
無理をしてでも長いホースで作業しなければならない実情にある。 【0005】 しかし、現実にはホースが長すぎるとホース内で材料の分離が生じ、ある部位
では骨材が異常に多い混練物を吐出し、或る部位ではセメント成分が異常に多い
混練物を吐出するといった現象が生じ、吹付物全体の均一性が損なわれ品質、主
に圧縮強度の低下が著しい。更に、このように材料分離したセメント混練物では
ホースの脈動が生じる。内径42〜50mmのホースを使用し、セメントや骨材を
含有する成分を高圧空気で吹付けているため、この脈動のエネルギーは大きく、
人間が吹き飛ばされる事故が発生することもある。 【0006】 吹付機械の設置場所が得られない場合には、上記の問題があっても長いホース
を使用せざるを得ず、作業能率向上のためにモルタル硬化後の品質を無視して水
を添加して水/セメント比を大きくしたり、細骨材の量を増大させたり、比重が
小さく明らかにモルタルの品質、特に圧縮強度を低下させるような細骨材を使用
したりしている。 【0007】 コンクリートの強度は一般に水/セメント比に比例するといわれ、55〜60
%以下に維持する必要がある。また、セメント:細骨材比も1:4程度に押さえ
るべきであるが、材料分離に起因する脈動を避けるためには水セメント比が60
%を越えるか、或いはセメント:細骨材比が1:5〜1:7程度の吹付モルタル
を使用している現状である。このように、水や骨材の量を増加させると当然に強
度の低下が生じるが、機械設置場所が確保できない現状から長すぎるホースを使
用して作業した部位は強度の不足したコンクリートで被覆されていることになる
。一般に、充分な強度が得られるセメント配合比の吹付モルタルを用いて使用で
きるホースの長さの限界は100〜120m程度であった。 【0008】 本発明は、吹付機械から離れた部位であっても、長いホースを用いて材料の分
離や脈動を防止しながら作業することが可能であって、しかも充分な強度のコン
クリート、モルタル施工面が得られる空気圧送式湿式吹付モルタルを提供するこ
とを目的とする。 【0009】 【課題解決の手段】 本発明の構成は、セメント、骨材及び水を配合混練してなる吹付モルタルを、
長さ100m以上のホースを介して空気圧送してノズル先端から吹付け、施工面
にモルタル層を設ける工法に使用する吹付モルタルであって、上記吹付モルタル
がセメント100重量部に対し、オキシエチレン基を有するポリカルボン酸系セ
メント減水剤成分、0.01〜0.3重量部と超微粉2〜7重量部がを配合され
ていることを特徴とし、好ましくはオキシエチレン基を有するポリカルボン酸系
セメント減水剤成分の、オキシエチレン基含有量が50重量%以上であることを
特徴とする。 【0010】 本発明におけるセメントとは、ポルトランドセメント、アルミナセメント、シ
リカセメント、スラグセメント、フライアッシュセメント、急硬性セメント、膨
張性セメントなど、水硬性物質といわれるものであり、ポルトランドセメントが
一般的である。 【0011】 骨材としては、天然骨材、破砕骨材(砕石、砕砂)、鉱さい、軽量骨材等一般
に骨材といわれるものは使用できる。砂などの細骨材及びより大型の粗骨材が使
用されるが、空気圧送式の湿式吹付モルタルを使用する本発明においては、ホー
スの内径は細骨材のみを使用するモルタルではやや細く、直径42mm程度であり
、細骨材と粗骨材を使用するコンクリートではやや太く、50mm程度であり、こ
の場合の粗骨材も径15mm以下のものを配合することが好ましい。 【0012】 本発明における吹付モルタル或いはモルタルの用語は単に細骨材のみを使用し
た狭義のモルタルに限定せず、やや小さめの粗骨材を使用したコンクリートも包
含する広い概念である。また、本発明におけるノズル先端からの吹付けとは、ノ
ズル先端またはホースそのものからの吹付けを包含する概念である。 【0013】 本発明に使用する減水剤はポリカルボン酸系セメント減水剤である。すなわち
アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸などの重合性カルボン酸と、これと 共重合できる他のモノマーとの共重合体であり、分子中に多数のカルボキシル基
を有するものである。重合性カルボン酸としてはマレイン酸が好ましく使用され
る。遊離の酸として或いはアルカリ金属、アルカリ土類金属などのカチオンの塩
として使用される。本発明においては、重合性カルボン酸と共重合できる他のモ
ノマーとしてエチレンオキサイドを用いた減水剤を使用する。必ずしも他のモノ
マーの全てがエチレンオキサイドであることを必要としないが、重合体中のオキ
シエチレン基含有量が50重量%以上であることが好ましい。このような重合体
としては、日本触媒化学(株)製のFC−600S、竹本油脂(株)製のチュー
ポールHP8などの市販品を容易に入手することができる。 【0014】 オキシエチレン基を含有するポリカルボン酸系セメント減水剤は少量で顕著な
効果を有し、特に優れた減水剤である。その使用量はセメント100重量部に対
し減水剤有効成分(上記市販品を使用する場合には固形分換算量と実質的に一致
する)として0.01〜0.3重量部である。 【0015】 超微粉とは水に不溶性或いは難溶性の平均粒径が5μ以下の粉体であり、シリ
カヒューム、フライアッシュ、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム
などが挙げられるが、シリコン、含シリコン合金製造の際に副生するシリカヒュ
ームが特に好ましい。超微粉はセメント粒子とセメント粒子との間隙に充填され
、セメント凝固体を緻密化し、その強度を増大させる。本発明の高性能セメント
減水剤と併用すると水/セメント比が大きくても充分な強度を発現することがで
き、ホースの長さをより延長することができる。 その使用量はセメント100重量部に対し2〜7重量部である。10重量部を
越えると作業性が低下し、2重量部未満では効果が不充分である。超微粉は前も
って20〜50重量%のスラリー或いはペースト状にしたものを用いると取扱い
が容易である。 【0016】 本発明に使用する吹付機械は特に限定はなく、一般に市販されているものを使
用できる。すなわち、セメントと骨材の混合物を投入できるホッパーと、投入さ れた混合物に減水剤、超微粉スラリーなどの混和剤を配合した水或いは通常の水
を加えて混合する撹拌機と撹拌スペースと、撹拌のための駆動モーターと得られ
た吹付モルタルをコンプレッサーから送られる圧縮空気と共に圧送する吐出口と
を備えたものであればよい。 【0017】 【作用】 本発明は空気圧送機の設置場所にも苦労する山間部の法面などにコンクリート
層やモルタル層を打設するに際し、スラリー圧送用の長いホースの使用を可能に
するものである。長いホース内においてはセメントスラリーの分離、ホースへの
粘着性などに起因してホースの脈動により人命の危険が生じる。本発明は、従来
使用できなかった或いはたとえ使用しても材料配合比を変えて吹付けられたモル
タルやコンクリートの強度を低下させていた長いホースを、充分な強度を維持し
つつ、脈動を防止して使用可能にしたものである。 【0018】 すなわち、高性能セメント減水剤の中でもオキシエチレン基を含有するポリカ
ルボン酸系セメント減水剤が、特に有効であることを見出して完成したものであ
る。オキシエチレン基を有するポリカルボン酸系セメント減水剤は、その減水性
能のみをみれば、他のポリカルボン酸系セメント減水剤との間に有為の差が認め
られないが、本発明のような長いホースを用いた湿式吹付に使用する場合には、
ホース内における材料分離を防止する特有の効果を有する。 【0019】 本発明の高性能減水剤に超微粉を併用することにより、更に長いホースによる
吹付けが強度を低下させることなく可能になり、水/セメント比やセメント:骨
材比を適正に保ちつつ250mにも達する長いホースを用いた湿式吹付モルタル
の施工法によって高強度のモルタルやコンクリートを打設することが可能になっ
た。 【0020】 【実施例】実施例1及び比較例1 普通ポルトランドセメント(比重3.15)、細骨材(山形県長井市寺泉産の
川砂(比重2.58)及び水道水を用いて水/セメント比56%、セメント:細
骨材比1:4の吹付モルタルを調製した。これは従来から使用されていた吹付モ
ルタルであり、これを比較例1とした。水道水に、ポリカルボン酸系セメント減
水剤(日本触媒化学(株)製FC−600S)を配合した混練水を用い、比較例
1と同様の流動性が得られるように混練水量を増減した以外は比較例1と同様に
して表1に示す実験No.1から実験No.8の吹付モルタルを調製した。 【0021】 混練・吹付機(ガン1)として、三和式S4C−1T(空気圧送式)、容量1
7.0m3/分のコンプレッサー、電動計量機及び7mのベルトコンベアを用い、
これらを10KVAの発電機で駆動させた。先端にノズルを有する内径42mmの
ホースを用い、幅300mm、高さ300mm、長さ1000mmの型枠をブルーシー
ト上に置き、各種配合のモルタルを上記ガンのノズル先端より型枠が一杯になる
まで吹付け、現場養生した。ホースは長さ100mと160mの2種のホースを
用いた。 【0022】 吹付3日経過後に、吹付体の表面の長さ方向中心線を中心にして等間隔に4個
の直径100mmの円筒状コアを表面から垂直に切り取り(長さ約300mm)、翌
日に両端を切断して長さ200mm、直径100mmの供試体を得、この供試体につ
いて圧縮強度を測定し、表1に併記した。1週間後の強度は現場養生であり、4
週間後の強度は長さ200mm、直径100mmの供試体を上記方法で得た後、水中
に浸漬して以後水中養生した供試体の圧縮強度である。 【0023】 【表1】 【0024】 表1及び後述する表2、表3における分離抵抗性はノズルから吐出したモルタ
ルを吹付けてその均一状態を目視して以下の基準で判定した。 ◎: きわめて均一な状態 ○: 均一な状態 △: 多少の分離がみられる状態 ×: 作業不可能なまでに分離している状態 また、作業性は次の基準で判定した。 ◎:ホースの脈動が全くなく、安心して作業ができる。 ○:わずかに脈動を感じるが作業に差支えない。 △:脈動はあるが、作業可能な程度である。 ×:作業不可能な程度に脈動がある。 【0025】比較例2 ポリカルボン酸系高性能減水剤として日本ゼオン(株)製、ワーク500(マ
レイン酸と炭素数5の不飽和炭化水素との共重合体)をセメント00重量部に対
し0.20重量部配合した以外は実施例1と同様に試験を行い、その結果を比較
例1、実施例1の実験No.5と共に表2に記載した。 【0026】 【表2】 【0027】実施例2 超微粉としてシリカヒュームの20%スラリーを用い、このスラリーをセメン
ト100重量部に対し、表3に示す割合で配合した以外は実施例1と同様にして
吹付及び試験を行い、その結果を表3に示した。 【0028】 【表3】 【0029】実施例3 ホースの長さを220mとした以外は実施例1と同様の機械器具を用い、比較
例1及び実施例1の実験No.5の配合の吹付モルタルを吹付けて実施例1と同様
にして試験を行った。比較例1の場合には材料の分離及び脈動が著しく作業不可
能であった。実施例1の実験No.5の場合には材料分離が少なく、脈動を感じる
が作業には影響のない程度であった。吹付けたモルタルの圧縮強度を実施例1と 同様にして測定したところ、4週後の圧縮強度は336 kgf/cm2であった。 【0030】 【発明の効果】 空気圧送式の湿式吹付モルタルにオキシエチレン基を有するポリカルボン酸系
セメント減水剤を配合する本発明により、長いホースを通過させても吹付モルタ
ルの均一性を維持できると共に、足場の悪い場所においても安全に高強度のモル
タルを吹付けることができる。更に、超微粉を本発明のセメント減水剤と併用す
ることにより、より高強度のモルタルやコンクリート吹付層を得ることができる
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method of providing a concrete layer or a mortar layer by using a kneading / pneumatic pump at a place where construction is difficult, such as a slope in a mountainous area. The present invention relates to a pneumatically fed wet spray mortar for use in air conditioning. 2. Description of the Related Art In order to protect cliffs in mountainous areas and to prevent cliffs from falling, it is preferable to construct reinforced concrete retaining walls on cliffs. However, it was difficult even to secure a place for performing such work. As a method of taking up less space, a method of kneading a cement composition in advance and spraying the cement composition directly on a cliff surface by using air supplied by pressure is employed. As a special slope construction method using this spray construction method, a frame made of iron, wood, resin, cloth or paper is placed in advance on the slope and sprayed with a wet mortar kneaded on the frame. There is a construction method that protects cliffs with a concrete layer having the strength equivalent to reinforced concrete. There are various types of iron frames, including wire meshes, coil frames, punched metal, round bars, square bars, plates, H steel, and the like, used alone or in combination of two or more. In this method, for example, as shown in FIG. 1, a kneading / pneumatic pump called a gun having a hopper, a driving unit, a kneading unit, and a discharge port is installed, and a discharge port of a gun 1 and a nozzle 2 are connected to a hose 3. The worker climbs up the cliff while protecting the body with a rope from the cliff, and sprays concrete or mortar on the cliff surface 4. Reference numeral 5 denotes an aggregate, and a constant amount is sent to a mixer 7 by a belt conveyor while being measured by a measuring device 6. The cement 8 is put into the mixer 7, the aggregate and the cement are mixed, and further put into the hopper of the gun 1 by a belt conveyor. In the gun 1, a certain amount of water is added from the water tank 9, and water is added to the mixture of the aggregate and the cement and kneaded. The kneaded material is discharged by compressed air supplied from the compressor 10 and injected from the nozzle 2 to the cliff surface through the hose 3 for construction. Further, a method of directly charging the raw material to the gun 1 from the belt conveyor without using a mixer is also common. [0004] However, even with the above-mentioned method, the weight of the spraying machine set reaches about 4 tons, and a certain level of flat ground is required to set the spraying machine set. In addition, a hose of at least a length from the bottom of the cliff to the top of the cliff is required. The longer this hose is, the larger the area that can be constructed with one set of spraying machine is increased, which is preferable in terms of workability.If it is difficult to obtain a place to set the spraying machine,
The fact is that you have to work with a long hose even if you try. However, in reality, if the hose is too long, material separation occurs in the hose, and a kneaded material having an abnormally large amount of aggregate is discharged in a certain portion, and a kneaded material having an abnormally large amount of cement component is discharged in a certain portion. A phenomenon such as ejection occurs, and the uniformity of the entire sprayed material is impaired, and the quality, mainly the compressive strength, is significantly reduced. Further, in the cement kneaded material separated from the material as described above, the pulsation of the hose occurs. Using a hose with an inner diameter of 42 to 50 mm and blowing components containing cement and aggregate with high-pressure air, the energy of this pulsation is large,
In some cases, humans are blown away. [0006] When the installation location of the spraying machine is not available, a long hose must be used even if the above-mentioned problem is encountered. Additions have been made to increase the water / cement ratio, increase the amount of fine aggregate, and use fine aggregate having a low specific gravity and obviously reducing the quality of mortar, especially compressive strength. It is generally said that the strength of concrete is proportional to the water / cement ratio, and
% Must be maintained. In addition, the cement: fine aggregate ratio should be suppressed to about 1: 4. However, in order to avoid pulsation due to material separation, the water-cement ratio should be 60%.
% Or a spray mortar having a cement: fine aggregate ratio of about 1: 5 to 1: 7. In this way, increasing the amount of water and aggregates naturally lowers the strength.However, since the machine installation location cannot be secured, the part that was worked with a hose that was too long was covered with concrete with insufficient strength. Will be. Generally, the limit of the length of a hose that can be used by using a spray mortar having a cement mixing ratio that provides sufficient strength was about 100 to 120 m. [0008] The present invention is capable of working while preventing material separation and pulsation using a long hose even at a site distant from the spraying machine, and has sufficient strength for concrete and mortar construction. It is an object of the present invention to provide a pneumatic wet blast mortar capable of obtaining a surface. Means for Solving the Problems [0009] The constitution of the present invention is to provide a spray mortar obtained by mixing and kneading cement, aggregate and water,
A spray mortar used for a method of providing a mortar layer on a construction surface by blowing air from a nozzle tip by pneumatic feeding through a hose having a length of 100 m or more, wherein the spray mortar is based on 100 parts by weight of cement and Characterized in that 0.01 to 0.3 parts by weight of a polycarboxylic acid-based cement water-reducing agent component and 2 to 7 parts by weight of ultrafine powder are blended, preferably a polycarboxylic acid-based compound having an oxyethylene group. The oxyethylene group content of the cement water reducing agent component is 50% by weight or more. The cement in the present invention is a hydraulic material such as Portland cement, alumina cement, silica cement, slag cement, fly ash cement, rapid-hardening cement, and expansive cement. Portland cement is generally used. is there. As the aggregate, those commonly referred to as aggregate, such as natural aggregate, crushed aggregate (crushed stone, crushed sand), mining tail, lightweight aggregate and the like can be used. Although fine aggregates such as sand and larger coarse aggregates are used, in the present invention using a pneumatically fed wet spray mortar, the inner diameter of the hose is slightly thinner in a mortar using only fine aggregates, It is about 42 mm in diameter, and it is slightly thick in concrete using fine aggregate and coarse aggregate and about 50 mm. In this case, it is preferable to mix coarse aggregate having a diameter of 15 mm or less. The term “spray mortar” or “mortar” in the present invention is not limited to mortar in a narrow sense using only fine aggregate, but is a broad concept including concrete using slightly smaller coarse aggregate. Further, the term "spraying from the nozzle tip" in the present invention is a concept including spraying from the nozzle tip or the hose itself. The water reducing agent used in the present invention is a polycarboxylic acid cement water reducing agent. That is, it is a copolymer of a polymerizable carboxylic acid such as acrylic acid, methacrylic acid, and maleic anhydride with another monomer copolymerizable therewith, and has many carboxyl groups in the molecule. Maleic acid is preferably used as the polymerizable carboxylic acid. It is used as a free acid or as a salt of a cation such as an alkali metal or an alkaline earth metal. In the present invention, a water reducing agent using ethylene oxide is used as another monomer copolymerizable with the polymerizable carboxylic acid. It is not necessary that all of the other monomers be ethylene oxide, but it is preferable that the oxyethylene group content in the polymer is 50% by weight or more. As such a polymer, commercially available products such as FC-600S manufactured by Nippon Shokubai Chemical Co., Ltd. and Tupole HP8 manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd. can be easily obtained. The polycarboxylic acid-based cement water reducing agent containing an oxyethylene group has a remarkable effect in a small amount, and is a particularly excellent water reducing agent. The amount of use is 0.01 to 0.3 parts by weight as a water reducing agent active ingredient (substantially equivalent to the solid content in the case of using the above-mentioned commercial product) based on 100 parts by weight of cement. The ultrafine powder is a powder having an average particle diameter of 5 μm or less, which is insoluble or hardly soluble in water, and examples thereof include silica fume, fly ash, calcium carbonate, titanium oxide, and aluminum oxide. Silica fume by-produced during alloy production is particularly preferred. The ultrafine powder fills the gaps between the cement particles and densifies the cement coagulate, increasing its strength. When used in combination with the high-performance cement water reducing agent of the present invention, sufficient strength can be exhibited even when the water / cement ratio is large, and the length of the hose can be further extended. The used amount is 2 to 7 parts by weight based on 100 parts by weight of cement. If the amount exceeds 10 parts by weight, the workability decreases, and if the amount is less than 2 parts by weight, the effect is insufficient. It is easy to handle the ultrafine powder by using a slurry or paste of 20 to 50% by weight in advance. [0016] The spraying machine used in the present invention is not particularly limited, and a commercially available machine can be used. That is, a hopper into which a mixture of cement and aggregate can be added, a stirrer and a stirring space for adding and mixing water or ordinary water mixed with a water reducing agent and an admixture such as an ultrafine powder slurry to the charged mixture, and stirring. And a discharge port for pressure-feeding the obtained spray mortar together with the compressed air sent from the compressor. The present invention makes it possible to use a long hose for pumping a slurry when placing a concrete layer or mortar layer on a slope in a mountainous area where it is difficult to install an air pump. It is. In a long hose, the pulsation of the hose causes a danger to human life due to separation of the cement slurry, adhesion to the hose, and the like. The present invention prevents the pulsation of long hoses that could not be used conventionally, or even if used, had reduced the strength of mortar or concrete sprayed by changing the material mixing ratio while maintaining sufficient strength. It is made usable. That is, among the high-performance cement water reducing agents, the polycarboxylic acid-based cement water reducing agent containing an oxyethylene group was found to be particularly effective and completed. Polycarboxylic acid-based cement water reducing agent having an oxyethylene group has no significant difference from other polycarboxylic acid-based cement water reducing agents by looking only at its water-reducing performance, but as in the present invention. When using for wet spraying with a long hose,
It has a specific effect of preventing material separation in the hose. By using ultra-fine powder in combination with the high-performance water reducing agent of the present invention, spraying with a longer hose becomes possible without lowering the strength, and the water / cement ratio and the cement: aggregate ratio are properly maintained. On the other hand, it has become possible to cast high-strength mortar or concrete by a wet spray mortar construction method using a long hose as long as 250 m. Example 1 and Comparative Example 1 Ordinary Portland cement (specific gravity 3.15), fine aggregate (water sand from Teraizumi, Nagai-shi, Yamagata prefecture, specific gravity 2.58) and water / water using tap water were used. A spray mortar having a cement ratio of 56% and a cement: fine aggregate ratio of 1: 4 was prepared, which is a conventionally used spray mortar, which is referred to as Comparative Example 1. A polycarboxylic acid-based tap water was used. Using kneading water mixed with a cement water reducing agent (FC-600S, manufactured by Nippon Shokubai Kagaku Co., Ltd.), in the same manner as in Comparative Example 1 except that the amount of kneading water was increased or decreased so that the same fluidity as in Comparative Example 1 was obtained. A spraying mortar of Experiment No. 8 was prepared from Experiment No. 1 to Experiment No. 8. A kneading and spraying machine (gun 1), Sanwa S4C-1T (pneumatic feeding type), capacity 1
Using a compressor of 7.0m 3 / min, an electric weighing machine and a belt conveyor of 7m,
These were driven by a 10 KVA generator. Using a hose with an inner diameter of 42 mm with a nozzle at the tip, place a formwork with a width of 300 mm, a height of 300 mm, and a length of 1000 mm on a blue sheet, and apply mortar of various formulations until the formwork is full from the nozzle tip of the gun. Sprayed, cured on site. Two types of hoses having a length of 100 m and 160 m were used. After three days of spraying, four cylindrical cores having a diameter of 100 mm are cut vertically (about 300 mm in length) from the surface at equal intervals around the longitudinal center line of the surface of the sprayed body, and the next day, Both ends were cut to obtain a specimen having a length of 200 mm and a diameter of 100 mm, and the compressive strength of this specimen was measured. The strength after one week is on-site curing, 4
The strength after one week is the compressive strength of a specimen having a length of 200 mm and a diameter of 100 mm obtained by the above method, immersed in water and then cured in water. [Table 1] The separation resistance in Table 1 and Tables 2 and 3 described below was determined based on the following criteria by spraying mortar discharged from a nozzle and visually observing the uniform state. ◎: Extremely uniform state :: Uniform state Δ: State where some separation was observed X: State where separation was performed to the point where work was impossible The workability was determined according to the following criteria. :: There is no pulsation of the hose at all, and the work can be performed with confidence. :: Slight pulsation is felt, but there is no problem in work. Δ: There is pulsation, but work is possible. ×: There is pulsation to the extent that work is impossible. Comparative Example 2 Work 500 (a copolymer of maleic acid and an unsaturated hydrocarbon having 5 carbon atoms) manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd. was used as a polycarboxylic acid-based high-performance water reducing agent in an amount of 0 parts by weight with respect to 00 parts by weight of cement. A test was conducted in the same manner as in Example 1 except that .20 parts by weight was blended. The results are shown in Table 2 together with Comparative Example 1 and Experiment No. 5 of Example 1. [Table 2] Example 2 Spraying and testing were carried out in the same manner as in Example 1 except that a 20% slurry of silica fume was used as the ultrafine powder, and this slurry was blended at a ratio shown in Table 3 with respect to 100 parts by weight of cement. Table 3 shows the results. [Table 3] Example 3 Using the same equipment as in Example 1 except that the length of the hose was changed to 220 m, spraying mortar having the composition of Experiment No. 5 of Comparative Example 1 and Example 1 was sprayed. The test was performed in the same manner as in Example 1. In the case of Comparative Example 1, the separation and pulsation of the material were remarkably impossible. In the case of the experiment No. 5 in Example 1, the material separation was small, and pulsation was felt but the work was not affected. When the compressive strength of the sprayed mortar was measured in the same manner as in Example 1, the compressive strength after 4 weeks was 336 kgf / cm 2 . According to the present invention in which a polycarboxylic acid cement water reducing agent having an oxyethylene group is added to a pneumatically fed wet spray mortar, the uniformity of the spray mortar can be maintained even after passing through a long hose. At the same time, high-strength mortar can be safely sprayed even in places with poor scaffolding. Further, by using the ultrafine powder together with the cement water reducing agent of the present invention, a mortar or concrete spray layer having higher strength can be obtained.

【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は湿式吹付モルタルを用いた作業状態を示す説明図である。 【符号の説明】 1 ガン 2 ノズル 3 ホース 4 崖面 5 骨材 6 計量器 7 ミキサー 8 セメント 9 水槽 10 コンプレッサー [Brief description of the drawings]     FIG.   FIG. 1 is an explanatory view showing a working state using a wet spray mortar.     [Explanation of symbols]   1 Gun   2 nozzles   3 hose   4 Cliff surface   5 Aggregate   6 measuring instrument   7 mixer   8 cement   9 Aquarium   10 Compressor

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 セメント、骨材及び水を配合混練してなる吹付モルタルを、長
さ100m以上のホースを介して空気圧送してノズル先端から吹付け、施工面に
モルタル層を設ける工法に使用する吹付モルタルであって、上記吹付モルタルが
セメント100重量部に対し、オキシエチレン基を有するポリカルボン酸系セメ
ント減水剤成分が、0.01〜0.3重量部配合されていることを特徴とする空気
圧送式湿式吹付モルタル。 【請求項2】 オキシエチレン基を有するポリカルボン酸系セメント減水剤成
分の、オキシエチレン基含有量が50重量%以上であることを特徴とする請求項
1記載の空気圧送式湿式吹付モルタル。 【請求項3】 セメント、骨材及び水を配合混練してなる吹付モルタルを、長
さ100m以上のホースを介して空気圧送してノズル先端から吹付け、施工面に
モルタル層を設ける工法に使用する吹付モルタルであって、上記吹付モルタルが
セメント100重量部に対し、オキシエチレン基を有するポリカルボン酸系セメ
ント減水剤成分、0.01〜0.3重量部と超微粉2〜7重量部が配合されている
ことを特徴とする空気圧送式湿式吹付モルタル。
[Claim 1] A mortar obtained by mixing and kneading cement, aggregate and water is blown from the nozzle tip by air pressure feeding through a hose having a length of 100 m or more, and mortar is applied to a construction surface. A spray mortar used in a method of forming a layer, wherein the spray mortar is mixed with 0.01 to 0.3 parts by weight of a polycarboxylic acid-based cement water reducing agent component having an oxyethylene group per 100 parts by weight of cement. Pneumatic wet blasting mortar. 2. The pneumatically fed wet spray mortar according to claim 1, wherein the polycarboxylic acid-based cement water reducing agent component having an oxyethylene group has an oxyethylene group content of 50% by weight or more. 3. A spray mortar obtained by mixing and kneading cement, aggregate and water, is pneumatically fed through a hose having a length of 100 m or more and sprayed from a nozzle tip, and is used in a method of providing a mortar layer on a construction surface. Spray mortar, wherein the spray mortar is 100 to 100 parts by weight of cement, a polycarboxylic acid-based cement water reducing agent component having an oxyethylene group, 0.01 to 0.3 parts by weight, and 2 to 7 parts by weight of ultrafine powder. Pneumatically fed wet spray mortar characterized by being compounded.

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