JP2569440C - - Google Patents

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JP2569440C
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等に信号を記録する装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、ディスクへデジタル記録する方式に角速度一定方式(以下CAV方式と
称す)と線速度一定方式(以下CLV方式と称す)が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 CAV方式はCLV方式にくらべディスクの回転速度可変制御のための装置が 不要であるから記録・再生装置が簡単となる。又再生の際アクセスタイムが短か
いという長所があるが、ディスク外周に行くに従って記録密度が低くなるためデ
ィスク全体の記録容量がCLV方式に比べて少ないという欠点がある。 【0004】 一方CLV方式はディスク内外周で記録密度の差がなくCAV方式にくらべ記
録容量が多くなるが、慣性質量が大きいディスクの回転数をディスクの半径に応
じて制御しなければならない為記録再生装置とも複雑、高価となる。又再生の際
アクセスタイムが長くなるという欠点がある。 そこで両方式の長所を兼ねそなえる光ディスク装置、すなわち高速アクセスが
可能で大記録容量の光ディスク装置が提案されている。例えば光ディスクのトラ
ックを回転中心からの距離によって複数のグループに分け、各グループ内ではC
AV方式を取り、グループ間では段階的にCLV方式を取るものである。しかし
この方式では、記録、再生両装置に依然として回転速度可変制御装置が必要であ
り、また最内周から最外周へのアクセスの様に、大きく離れているグループへの
アクセスには結局CLV方式程度のアクセスタイムが必要となるという欠点があ
った。 【0005】 本発明はこれらの欠点を解決し、CAV方式の簡単な構成と高速アクセス機能
及びCLV方式の大記録容量(高記録密度)を併せ持つ信号記録装置を得ること
を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 上記課題の解決のため、本発明は、らせん状或いは同心円状の記録トラックを
有する円盤状記録媒体を一定回転させる回転駆動手段と、前記記録トラックに信
号を書き込み、あるいは書き込まれた前記信号を読み出すヘッドと、前記記録媒
体に書き込むべき信号を入力し記憶し、あるいは前記ヘッドから出力される読み
出された信号を入力し記憶するメモリ手段と、前記ヘッドの前記記録媒体に対す
る半径方向位置が外側であるほど高い周波数のクロックを出力する第1のクロッ
ク発生手段と、信号の書き込み時には、前記第1のクロック発生手段からのクロ ックで前記メモリ手段に記憶された前記書き込むべき信号を読み出し前記ヘッド
に出力し、信号の読み出し時には、前記メモリ手段に記憶された前記読み出され
た信号を出力装置に適合したタイミングで読み出すメモリ制御手段とを備えた構
成とした。 【0007】 【作用】 本発明においては、円盤状記録媒体を一定回転とし、その記録媒体に書き込む
べき信号を一時メモリ手段に蓄える。ヘッドの半径方向位置に応じた周波数(す
なわち、半径方向位置が外側であるほど高い周波数)のクロックによりメモリ手
段から前記信号を出力しヘッドに入力することにより、円盤状記録媒体上の信号
を記録する半径位置に応じて信号の記録周波数を変えることができる。 【0008】 ここでCLV方式の様に、全てのトラックに同一記録密度でピットが形成され
る場合、ディスク半径riの所に回転数niで回転するディスク上に周波数fで
ピットを形成するとき、f=2π・ri・ni/2dであり、これよりピットの
長さdは(1)式で表わされる。 d=π・ri・ni/f………(1) ここで全てのトラックに於いて記録密度が一定であるということは、同一周波
数を記録したとすると、ピット長dがディスク半径にかかわらず、一定であると
いうことに外ならず、よってディスク半径と回転数の積ri・niを一定にする
必要がある。すなわちディスク半径riの変化に応じて回転数niを制御して積
ri・niを一定に保つ。 【0009】 次にこの様にして形成したピット長dを定速回転即ちCAV方式で再生するこ
とを考える。 一定回転数Nで回転し、ディスク半径r上にあるピット長dによって得られる
周波数FはF=2πrN/2dであるから(2)式で表わされる。 F=πrN/d………(2) (1)式を(2)式に代入して(3)式を得る。 【0010】 F={(rN)/(ri・ni)}f………(3) (3)式はCLV方式で記録した周波数fの信号を一定回転数N、ディスク半
径rの所で再生した時に得られる周波数Fを示している。ここでri・niは任
意に決定される定数であって、記録すべき信号の最高周波数fmax のディスク上
でのピット長dをどの程度の寸法にすべきかによってその値は決定される。例え
ばf max =5M Hz とし、d=1μm程度にするのであればri・ni=1500m
m/sec.である。この場合ri=50mmとすればniは1800rpm(30rps)である。ま
たNも任意に決定される定数である。再生に際しては、CAV方式(一定回転数
N)によって行うと周波数Fが再生される。これを前記(3)式によって逆変換
(f={(ri・ni)/(rN)}F)することにより周波数fの信号が再生
される。 【0011】 本発明は上記の原理に基くものである。 【0012】 【実施例】 以下本発明を光ディスク静止画記録再生装置に適用した実施例について図1、
図2を用いて説明する。図1に於いて光ディスク1はスピンドルモータ2によっ
て一定回転数Nで回転し、その回転数Nをパルス発生器3によって計測する。光
ピックアップ4はスライダでディスク半径方向に移動しその位置rはリニアスケ
ール5で計測する。 【0013】 7は半径rと回転数Nとを用いて前記(3)式によってデータの周波数の変換
を行なう演算回路であって半径rに応じた電圧あるいはデジタル値を出力するも
のであり、ハード或いはソフトで構成する。15は周波数可変パルス発生回路で
入力の値によってパルス出力の周波数が変わるものであり、前記演算回路7の出
力が電圧のときはVCO(ボルテージコントロール オシレータ)で、また前記
演算回路7の出力がデジタル値のときはPD(プログラマブルデバイダ)でそれ
ぞれ構成する。 【0014】 タイミング信号検出回路6は光学ヘッド4で再生した信号から、タイミング信
号を抜き出し、タイミングパルスを発生する。 クロック発生回路8はスイッチ18の切換えによりタイミング信号検出回路6
或いは周波数可変パルス発生回路15からのパルスを分周し、クロックを発生さ
せるものである。 【0015】 出力装置用クロック発生回路10は出力装置14に適合したクロックを発生す
る。 メモリ制御回路9はメモリの入出力の切換え、メモリへのクロックの供給、お
よびメモリのリフレッシュ等の制御を行なう。メモリ制御回路9へのクロックは
クロック発生回路8或いはクロック発生回路10から供給し、その選択はスイッ
チ23によって行なう。メモリ11は静止画1枚分の容量を持ち、ダイナミック
RAMあるいはスタチックRAMによって構成する。メモリ11の出力はスイッ
チ21によってレーザダイオード駆動回路12か又は復調回路17かのいずれか
に接続可能に構成する。入力装置13はTVカメラあるいはリニアセンサーアレ
イを用いた静止画読み取り装置(例えばファクシミリの入力部)等でその出力は
ディジタルである。 【0016】 変調回路16は光ディスク装置の記録に適したディジタル変調(例えばMFM
)を行ない、さらに光ディスクから誤り無く信号を再生する為に誤り訂正信号及
びタイミングパルス発生装置25からのタイミングパルスに基くタイミング信号
を付加するものである。22は記録時、再生時によって切換えられるスイッチで
ある。復調回路17はディジタル変調された信号を出力装置14に入力出来る信
号に復調する。 【0017】 出力装置14はCRTとかプリンターである。レーザ駆動回路12は、メモリ
11の出力に応じて、レーザダイオード(LD)を駆動しレーザ光の強度変調を
行なう。 以上の如き構成の光ディスク装置の動作を以下に述べる。先ず記録モードにつ
いて説明する。スイッチ類は図1の実線の如く接続する。即ちスイッチ22を1
6側へ、スイッチ21を12側へ、スイッチ18を15側へ、スイッチ23を8
側へそれぞれ接続する。静止画像を入力装置13で電気信号に変換し、ディジタ
ル信号として変調回路16に入力する。変調回路16でディジタル変調し、周波
数f 1 のタイミングパルスに基づいてタイミング信号等を付加する。図2(a
)が変調回路16の出力である。24はタイミング信号、20は誤り訂正信号を
含む画像信号である。 【0018】 タイミング信号24は信号20と区別出来る様に例えば一定のデューティー比
のパルスが一定数連続する信号をタイミング信号と定め、(勿論タイミング信号
24の周波数はf1 である)をこれをメモリ11に記憶する。 記録すべき位置に光ヘッドを移動させる。その位置をリニアスケール5によっ
て読み取る。ディスク回転数Nとri×niとは前述の如く定数であるため、前
記式(3)によってFが求められる。演算回路7でFに応じた電圧が出力される
とこの出力が周波数可変パルス発生回路15に入力され周波数がFのパルスを発
生する。クロック発生回路8で周波数Fを分周し、周波数nFのクロックを得る
。周波数nFのクロックでメモリ11から出力しレーザ駆動回路12によってレ
ーザ光の強度変調を行ない光ディスク1上にピットを形成し記録が終了する。 【0019】 次に再生モードについて説明する。再生時スイッチ18、21、22は図1の
点線で示す側に接続される。 光ピックアップで再生される信号は、ディスク半径rで読み出せば図2(a)
の如くである。タイミング信号24の周波数はFとなっている。タイミング信号
検出回路6は図2(a)に示す信号からタイミング信号24を抜きだし、それを
図2(b)に示す如くタイミングパルス19に変換する。該タイミングパルス1
9はスイッチ18を介してクロック発生回路8に入力される。該クロック発生回
路8は分周を行なって、図2(c)に示すnFのクロックを出力する。クロック
の周波数nFで光ピックアップ4の信号をメモリ11に記憶する。 【0020】 次にスイッチ23を出力装置用クロック発生回路10の側に切換えて周波数n
fのクロックを発生する。ここでスイッチ23の切換えは一画面分の画像信号が
メモリ11に記憶された後にクロック発生回路8から出力装置用のクロック発生
回路10へ切換え動作する様に制御する。一画面分の画像信号がメモリ11に記
憶された事は種々の公知手段によって知ることができる。例えばメモリ11の特
定番地に信号が記憶されたことによって、或いはあらかじめ一画面の最後に特定
の信号を記録しておき、これを検出することによって知ることができる。メモリ
11から画像信号をクロック周波数nfで出力し、復調回路17に入力する。復
調回路17で出力装置14を動作させることができる信号に復調し出力装置14
に出力し、再生画像を得る。 【0021】 本実施例では記録と再生の両方について、ディスク回転数一定で行なったが勿
論従来のCLV方式によって記録されたディスクであっても全く同様に再生する
ことができる。 図1の実施例では光ピックアップの位置rをリニアスケール5によって求めた
。しかし案内トラックのある光ディスクを用いる時はリニアスケール5を用いな
くても良い。なぜならディスクのトラックピッチは一定に保たれているため、ト
ラック番地がわかるとその位置を例えばマイクロコンピュータによって計算する
ことができるからである。又、周波数可変パルス発生回路15は発振周波数領域
の異なる複数の回路で構成し、周波数Fに応じて使用する回路を選択する様にし
ても良い。 【0022】 さらに実施例ではタイミング信号24は変調時に付加するものを示したが、セ
ルフロックが可能な変調法(例えばMFM:Modified Frequency Modulation,P
E:Phase Encoding等)を採用すればタイミング信号24を付加する必要はない
。 【0023】 【発明の効果】 以上のように本発明によれば記録媒体の駆動を定速回転している為構成が簡単 でかつ高速アクセスが可能であり、記録媒体の記録容量を大きくすることができ
る。また、全記録トラックに亘って一定記録密度とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明による信号記録装置が適用された光ディスク静止画像記録再生装置の構
成図。 【図2】 図1に於ける各所の信号波形図。 【符号の説明】 1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 パルス発生器 4 光ピックアップ 5 リニアスケール 7 演算回路 8 クロック発生回路 9 メモリ制御回路 11 メモリ 12 レーザダイオード駆動回路 15 周波数可変パルス発生回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 らせん状或いは同心円状の記録トラックを有する円盤状記録媒体を一定回転さ
    せる回転駆動手段と、 前記記録トラックに信号を書き込み、あるいは書き込まれた前記信号を読み出
    すヘッドと、 前記記録媒体に書き込むべき信号を入力し記憶し、あるいは前記ヘッドから出
    力される読み出された信号を入力し記憶するメモリ手段と、 前記ヘッドの前記記録媒体に対する半径方向位置が外側であるほど高い周波数
    のクロックを出力する第1のクロック発生手段と、 信号の書き込み時には、前記第1のクロック発生手段からのクロックで前記メ
    モリ手段に記憶された前記書き込むべき信号を読み出し前記ヘッドに出力し、信
    号の読み出し時には、前記メモリ手段に記憶された前記読み出された信号を出力
    装置に適合したタイミングで読み出すメモリ制御手段と を備えたことを特徴とする信号記録再生装置。

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