JP2565996B2 - ガス焚加湿器 - Google Patents

ガス焚加湿器

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JP2565996B2 JP63303998A JP30399888A JP2565996B2 JP 2565996 B2 JP2565996 B2 JP 2565996B2 JP 63303998 A JP63303998 A JP 63303998A JP 30399888 A JP30399888 A JP 30399888A JP 2565996 B2 JP2565996 B2 JP 2565996B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はガス焚加湿器に関し、特にガスを熱源として
室内空間等の空気に対して湿分を供給するガス焚加湿器
に関する。
従来の技術 従来の加湿は、上水、温水、又は蒸気を空気中に噴霧
若しくは蒸発させて行なっている。その方法には、水に
圧力を加えノズルから噴霧する水スプレー法、水に超音
波振動を作用させて噴霧する超音波加湿法、水を不織布
にしみ込ませ気化させる気化式、遠心力を利用して水を
細かく砕き噴霧する遠心式、水を加熱して水蒸気の状態
で噴霧する蒸気式等がある。また規模の面からは、中央
で加湿した空気を各室へ分配する中央方式と各室ごとに
加湿する分散方式がある。
発明が解決しようとする課題 中央方式の蒸気加湿の場合には、ガス焚又は石油焚の
蒸気ボイラで蒸気を作り空調機等へ供給する。しかし、
蒸気ボイラを使用するにはボイラ取扱資格者が必要であ
り、中央方式にはランニングコストが嵩む問題がある。
分散方式の場合には、電気を熱源とし抵抗線ヒータ加
熱又は電極で水中に電流を流す加熱方法がとられてい
る。しかし、電気を熱源とする方法は単に建物の電力負
荷を増大させ変圧器容量格上げの原因となるだけでな
く、電熱器自体の熱容量のため蒸気発生の立上りが遅く
なる欠点が避けられない。また、電力を熱として使うの
で効率が低く省資源の立場からは必ずしも望ましくな
い。
従って本発明の目的は、分散方式であって蒸気発生の
立上りが速い低コストのガス焚加湿器を提供するにあ
る。
問題点を解決するための手段 第1図の実施例を参照するに、本発明のガス焚加湿器
は、上部に蒸気放出孔を有する中空円筒形の釜1、下端
を釜1の下部と連通させ且つ上端を釜1の蒸気放出孔と
連通させ釜1の中空部1aに全表面を連続的に露出させて
取付けた熱交換コイル7、釜1及び熱交換コイル7の下
方に設けたガスバーナ3、並びに釜1内の水位を検出し
て釜1への給水を制御する制御装置10を備えてなる構成
を用いる。
作用 第1図において、中空円筒形の釜1内の水はガスバー
ナ3に加熱されて水蒸気を発生する。発生された水蒸気
は、直接に又は好ましくは釜1の蒸気放出孔に取付けた
蒸気管4を介して室内の空気中に放出され、分散方式の
加湿器の機能が果される。また釜1の内部圧力は大気圧
と同程度であり高圧容器とする必要がなく、もちろんボ
イラ取扱資格者の必要もない。即ち、釜1を家庭用ガス
焚湯沸器と同程度の強度の構造体とすれば足りるので低
コストで製作できる。しかも大気圧と同程度の圧力で使
用されるので、法規により特別の資格のある管理者の要
求されることがないので運転費も低く抑えられる。
さらに、、下端が釜1の下部と連通し且つ上端が釜1
の蒸気放出孔と連通し更に全表面が中空部1aに連続的に
露出する熱交換コイル7を取付けてあるので、コイル7
の広い表面がガスバーナ3の燃焼熱に曝され、ガスバー
ナ3の着火直後短時間でコイル7内の水を蒸発させ、釜
1の蒸気発生孔からの蒸気発生の速い立上りを確保する
ことができる。
こうして、本発明の目的である「分散方式であって蒸
気発生の立上りが速い低コストのガス焚加湿器の提供」
が達成される。
実施例 第1図は本発明の一実施例の図式的断面図を示し、第
2図はその図式的斜視図を示す。釜1を鋼板・ステンレ
ス等の金属材料製とすれば低コスト量産が可能である。
給水管2により水を釜1の中に注ぎ、ガスバーナ3を着
火してこれを加熱し、釜1の上部から水蒸気を発生させ
これを蒸気管4を通して目的の部位、例えば空調機、ダ
クト、室内等へ供給する。
釜1内の水位が所定レベル以上に高くならないように
するため、溢流管5が釜1の適当な高さの部位に取付け
られる。また、水から析出するスケール等が釜1の内壁
面や底面に付着し熱伝導が妨げられるのを防止するため
ドレン管6が釜1の底部に設けられる。
手動操作する場合には、釜1に水位検出用の連通管
(図示せず)などを設けて釜1内の水位を監視し、その
水位低下に応じて給水管2から水を適宜補給する必要が
ある。
加湿器を自動式とするときは、釜1に適当な電極その
他の水位検出器8を設け、その出力を制御装置10に加え
る。制御装置10には、湿度や温度などの情報を加えても
よい。制御装置10により給水管2の給水弁2aを水位検出
器8の検出レベルに応じ自動的に開閉制御することがで
きる。水位感知部と制御用の電気接点とを有するボール
タップ等を制御装置10の代りに使ってもよい。
図示例では、ガスバーナ3のバーナ弁11を制御装置10
の制御信号aにより湿度や温度に応じて制御するととも
に、制御装置10の制御信号bによって種火9の点火用弁
12を制御する。必要に応じ、ドレン管6のドレン弁6aを
制御装置10の制御信号cにより自動開閉し、スケール処
理を自動化してもよい。
バーナ弁11及び点火用弁12を閉めれば、ガスバーナ3
の火及び種火9が消える。点火用弁12を開いていて種火
9が不着火であるときの事故を防ぐため、適当な不着火
事故防止装置(図示せず)を設けることが望ましい。
ガスバーナの燃焼が長時間に及ぶとき又はその燃焼が
頻繁に繰返されるときには、釜1内の水面の動きが激し
くなり、適切な水位の確認が困難となるので、緩衝槽
(第3図)や重ね板(第4図、第5図)などの対策が必
要になる。第3図の実施例では、釜1の底部を連通管13
により緩衝槽14に接続する。釜1内の水面の激動がその
まま緩衝槽14へ伝搬するのを防止するため、オリフィス
や弁等からなる抵抗部13aを連通管13に設ける。緩衝槽1
4に第1図の水位検出器8と同様な検出器(図示せず)
を設け、釜1の水位を緩衝槽14の水位によって監視し、
それによって給水管2からの給水等を制御する。
第4図及び第5図は、釜1の最高水位面の近くに重ね
板15を2段に設けた実施例の図式的平面図及び図式的断
面図を示す。重ね板15は、相互に間隔をあけた扇形部材
からる構成とするか又は孔16を穿った構造とし、水面の
上下動エネルギーを吸収するが、水蒸気の通過を妨げな
いものとする。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明によるガス焚加湿器
は、上部に蒸気放出孔を有する中空円筒形の釜、下端を
前記釜の下部と連通させ且つ上端を前記釜の蒸気放出孔
と連通させ釜の中空部に全表面を連続的に露出させて取
付けた熱交換コイル、釜及び熱交換コイルの下方に設け
たガスバーナ、並びに釜内の水位を検出して釜への給水
を制御する制御装置を備えてなる構成を用いるので次の
効果を奏する。
(イ)分散方式加湿用のガス焚加湿器が低コストで提供
される。
(ロ)電気を熱源とする場合に比し、立上りの速い加湿
機が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の図式的断面図、第2図はそ
の図式的斜視図、第3図は緩衝槽の説明図、第4図及び
第5図は重ね板を示す図式的平面図及び図式的断面図で
ある。 1……釜、1a……中空部、2……給水管、3……ガスバ
ーナ、4……蒸気管、5……溢流管、6……ドレン管、
7……熱交換コイル、8……水位検出器、9……種火、
10……制御装置、11……バーナ弁、12……点火用弁、13
……連通管、14……緩衝槽、15……重ね板、16……孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に蒸気放出孔を有する中空円筒形の
    釜、下端を前記釜の下部と連通させ且つ上端を前記釜の
    蒸気放出孔と連通させ前記釜の中空部に全表面を連続的
    に露出させて取付けた熱交換コイル、上記釜及び熱交換
    コイルの下方に設けたガスバーナ、並びに前記釜内の水
    位を検出して前記釜への給水を制御する制御装置を備え
    てなるガス焚加湿器。
JP63303998A 1988-12-02 1988-12-02 ガス焚加湿器 Expired - Lifetime JP2565996B2 (ja)

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JPH02150638A JPH02150638A (ja) 1990-06-08
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