JP2565659Y2 - 樽直結式生ビールサービス装置 - Google Patents

樽直結式生ビールサービス装置

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JP2565659Y2
JP2565659Y2 JP2974892U JP2974892U JP2565659Y2 JP 2565659 Y2 JP2565659 Y2 JP 2565659Y2 JP 2974892 U JP2974892 U JP 2974892U JP 2974892 U JP2974892 U JP 2974892U JP 2565659 Y2 JP2565659 Y2 JP 2565659Y2
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恵三 田口
一彦 関戸
勝興 河西
良 坂詰
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Sapporo Holdings Ltd Japan
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Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は生ビール樽から瞬冷式の
生ビールサーバを介して生ビールを供給する生ビールサ
ービス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、この種の瞬冷式生ビールサービ
ス装置を示す構成図である。CO2 ボンベ81からは調
圧弁82およびガスホース83を介して、生ビール樽8
0のフィッティング84に炭酸ガスが供給される。フィ
ッティング84から供給された炭酸ガスに押圧され、生
ビール樽80の中の生ビールは、フィッティング85を
介してビール供給ホース86に供給される。ビール供給
ホース86に供給された生ビールは、瞬冷式の生ビール
サーバ90の冷却コイル91を通過する際、冷却され
る。冷却された生ビールは注出コック92が開とされる
と、グラス93に注がれる。また冷却コイル91は冷却
ユニット95により冷却された冷却水タンク94中の冷
却水によって冷却されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の瞬冷式
生ビールサービス装置は、ビール供給ホースが常温中に
露出されているために、生ビール樽交換等でフィッティ
ング部分が汚れる危険性がある。フィッティング部分が
汚れるとビール供給ホースの汚れにつながり、その結
果、ビール品質の低下ともなる。このため頻繁にホース
の交換を行わなければならない。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑み、ビール供給
ホースを用いず汚染されにくい瞬冷式の生ビールサービ
ス装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の樽直結式生ビー
ルサービス装置は、フレーム上に搭載された瞬冷式の生
ビールサーバと、生ビールサーバの底部に取り付けら
れ、生ビールサーバの冷却コイルを介して注出コックと
接続されたフィッティングプローブと、フィッティング
プローブと接続される口金が取り付けられた生ビール樽
と、樽搭載用の昇降板と、昇降板を指定された位置に移
動し、水平に保つ昇降装置と、昇降板上で移動可能に昇
降板に取り付けられた押え板と、押え板を所望の位置に
移動および固定し、昇降板に搭載される生ビール樽が押
え板に当接設置され、昇降装置により上昇されたとき、
生ビール樽の口金とフィッティングプローブとを接続さ
れるように押え板の位置出しを行う押え板移動設定装置
とを有する。
【0006】また、前記昇降板は樽スライド機構を有
し、樽スライド機構上に搭載された前記生ビール樽を前
記所望の位置までスライド可能とさせるのが好ましい。
【0007】
【作用】昇降装置により昇降板を降下させる。押え板移
動設定装置により、押え板を所望の位置に設定する。昇
降板に生ビール樽を搭載し、押さえ板に当接させる。次
に昇降装置により昇降板を上昇させ、生ビール樽の口金
とフィッティングプローブとを接続する。したがって、
注出コックを開とすると生ビール樽に供給されたCO2
ガスに押圧された生ビールがフィッティングプローブお
よび冷却コイルを介して注出コックから注出される。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本考案の樽直結式生ビールサービス
装置の一実施例を示す縦断面図、図2は図1のA−A断
面図である。
【0009】生ビールサーバ10は支柱21,22,2
3,24に支えられたフレーム上に搭載されている。生
ビールサーバ10の冷却水タンク12の底部にはフィッ
ティングプローブ30が取り付けられており、冷却コイ
ル14が冷却水タンク12の冷却水を通って、冷却水タ
ンク12の底部に取り付けられたフィッティングプロー
ブ30と注出コック11とを接続している。フレームの
底面には自在車29が取り付けられ、任意の場所に移動
可能とされ、自在車29に附属のブレーキで所望の所に
固定可能とされている。
【0010】またフレームの下部にはパンタグラフ28
に支持され、水平状態を保ちつつ、昇降装置26により
矢印Y方向に上昇および下降させられる樽搭載用の昇降
板25が備えられている。昇降装置26には昇降操作を
容易化するためのペダル27が設けられている。昇降板
25の上面には生ビール樽70の中心合せのためのセン
タリング装置50が備えられている。センタリング装置
50のスライドシャフト53は、昇降板25に固定され
たガイド52により矢印X方向にスライドできるように
保持されている。スライドシャフト53の一端にはV字
形をした押え板51が取り付けられ、他端にはねじ付シ
ャフト54の一端が軸心周りに回転自在に取り付けられ
ている。ねじ付シャフト54は、昇降板25に固定され
たガイド55と螺合し、他端にはハンドル56が固定さ
れている。したがって、ハンドル56を回転すれば押え
板51が矢印X方向で昇降板25に平行にスライドし、
押え板51に当接される生ビール樽70の位置を決定で
き、ひいては口金60の位置をフィッティングプローブ
30の位置に容易に合致させることができる。
【0011】次にフィッティングプローブ30と口金6
0との関係について図3および図4(a),(b),図
5を参照してさらに説明する。生ビールサーバ10の冷
却水タンク12の底部に固定されたコネクタ15は、フ
ィッティングプローブ30の接続パイプ31の一端に備
えられたコネクタ32と接続されている。さらに接続パ
イプ31はナット33,34により生ビールサーバー1
0の底板13に固定されている。
【0012】接続パイプ31の下端はプローブパイプ3
5の上端に当接するように接続ナット36により接続さ
れている。ナット34と接続ナット36との間に平面を
形成するようにサポーティングプレート37が底板13
にボルト38で固定されている。プローブパイプ35に
はフィッティングハウジング39がプローブパイプ35
の下端まで摺動可能に外嵌されている。接続ナット36
で接続された接続パイプ31とプローブパイプ35との
外側に配置されたスプリング40は、フィッティングハ
ウジング39をプローブパイプ35の下端に向けて押圧
している。フィッティングハウジング39から突出して
いるCO2 ガス供給端47(図4参照)にはCO2 ガス
源へ接続される接続ターミナル48が接続ナット46に
より取り付けられている。図4に示されるように、Oリ
ング41,42は、フィッティングハウジング39がプ
ローブパイプ35の下端に押圧されている時には、プロ
ーブパイプ35の外壁と当接しCO2 ガス供給端47か
らのガス供給路49を封止している。
【0013】弁用のボール45は、プローブパイプ35
の下端よりCO2 ガス圧を受けると、内壁に通路が設け
られた上方(点線で示された位置)に移動しプローブパ
イプ35を開放状態にする(図4(b))。また、プロ
ーブパイプ35の下端よりCO2 ガス圧を受けていない
場合は、ボール45は上方より圧力を受けプローブパイ
プ35の下端に位置し、プローブパイプ35を閉塞状態
とする(図4(a))。
【0014】生ビール樽70が上昇させられ、口金60
がフィッティングプローブ30に近づくと、まずフィッ
ティングハウジング39のガスケット43がガスケット
当接面63(図5参照)に当接し、フィッティングハウ
ジング39がプローブパイプ35に対し摺動を開始す
る。次にガスケット44がCO2 バルブ62の先端に当
接し、スプリング65の押圧力に抗してCO2 バルブ6
2を押し下げCO2 バルブ62を開にさせる。CO2
ルブ62が開となると、CO2 ガスはガス通路67を通
って生ビール樽70内に導入される。
【0015】さらに生ビール樽70が上昇させられる
と、フィッティングプローブ30のプローブパイプ35
の下端がビアバルブ64をスプリング66の押圧力に抗
して押し下げ、ビアバルブ64を開にさせる。ビアバル
ブ64が開となると、CO2 ガスに押圧された生ビール
がダウンチューブ68を通って上昇し、フィッティング
プローブ30および生ビールサーバ10の冷却コイル1
4を経て、開とされた注出コック11から注出される。
【0016】したがって本実施例で明らかなように生ビ
ールサーバ10と生ビール樽70との間にはパイプある
いはチューブ等の長尺な接続部材が介在せず、接続部材
による汚染防止あるいは汚染に伴う接続部材の頻繁な取
付交換が不要となるという利点を有する。
【0017】なお、本実施例では生ビール樽70は直接
搭載用の昇降板25に搭載されているが、生ビール樽7
0は重いので昇降板25にスライド機構を設け、例えば
生ビール樽70をフレーム外からスライドさせて搭載し
てもよい。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、生ビール
サーバのフィッティングプローブと、生ビール樽の口金
とで接続することにより、長尺なホース等の接続部材が
不要となり、汚染を防止しやすくなるとともに装置の稼
働率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の樽直結式生ビールサービス装置の一実
施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例のA−A断面図である。
【図3】図1の実施例のフィッティングプローブの拡大
図である。
【図4】(a)は図1のフィッティングプローブの下部
が閉塞状態となっているときの拡大断面図である。
(b)は図1のフィッティングプローブの下部が開放状
態となっているときの拡大断面図である。
【図5】図1の口金の拡大断面図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 生ビールサーバ 11 注出コック 12 冷却水タンク 13 底板 14 冷却コイル 15 コネクタ 25 樽搭載用の昇降板 26 昇降装置 27 ペダル 30 フィッティングプローブ 31 接続パイプ 32 コネクタ 33,34 ナット 35 プローブパイプ 36 接続ナット 37 サポーティングプレート 38 ボルト 39 フィッティングハウジング 40 スプリング 41,42 Oリング 43,44 ガスケット 45 ボール 46 接続ナット 47 CO2 ガス供給端 48 接続ターミナル 50 センタリング装置 51 押え板 52,55 ガイド 53 スライドシャフト 54 ねじ付シャフト 56 ハンドル 60 口金 62 CO2 バルブ 64 ビアバルブ 67 ガス通路 68 ダウンチューブ 70 生ビール樽

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム上に搭載された瞬冷式の生ビー
    ルサーバと、 生ビールサーバの底部に取り付けられ、生ビールサーバ
    の冷却コイルを介して注出コックと接続されたフィッテ
    ィングプローブと、 フィッティングプローブと接続される口金が取り付けら
    れた生ビール樽と、 樽搭載用の昇降板と、 昇降板を指定された位置に移動し、水平に保つ昇降装置
    と、 昇降板上で移動可能に昇降板に取り付けられた押え板
    と、 押え板を所望の位置に移動および固定し、昇降板に搭載
    される生ビール樽が押え板に当接設置され、昇降装置に
    より上昇されたとき、生ビール樽の口金とフィッティン
    グプローブとが接続されるように押え板の位置出しを行
    う押え板移動設定装置とを有する樽直結式生ビールサー
    ビス装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降板は樽スライド機構を有し、樽
    スライド機構上に搭載された前記生ビール樽を前記所望
    の位置までスライド可能とさせる請求項1記載の樽直結
    式生ビールサービス装置。
JP2974892U 1992-05-07 1992-05-07 樽直結式生ビールサービス装置 Expired - Lifetime JP2565659Y2 (ja)

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JPH0586898U JPH0586898U (ja) 1993-11-22
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