JP2565538Y2 - リールドラム用シャワー装置 - Google Patents

リールドラム用シャワー装置

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JP2565538Y2
JP2565538Y2 JP4605392U JP4605392U JP2565538Y2 JP 2565538 Y2 JP2565538 Y2 JP 2565538Y2 JP 4605392 U JP4605392 U JP 4605392U JP 4605392 U JP4605392 U JP 4605392U JP 2565538 Y2 JP2565538 Y2 JP 2565538Y2
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博 斉藤
茂 小田島
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Oji Holdings Corp
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Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リールドラム用シャワ
ー装置であって、更に詳しくは作業員の手を煩わさず損
紙をリールスプールに巻付くのを簡単に防止してパルパ
ーに容易に導くことができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙工程では、各種の紙を連続的に製造
しており、抄替やオンマシンコーターのブレード替え等
において、切り換え時の中間品は製品にならない。その
ため、従来ではリールスプールに一旦巻付けた後、作業
員によって剥紙、損紙処理等を行っている。又、リール
への通紙は小幅のシートをリールドラム通紙ロープ(キ
ャリアーロープ)を使って運び通紙を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般にシートは、リー
ルドラムとリールスプールとの部分では、リールドラム
とリールスプールとのニップ間からリールスプールに巻
付くようになっており、リールドラムを介してパルパー
へ落とすのが困難であり、前述従来の方法では前記中間
品又は損紙をそのままリールスプールへ巻付け、枠替え
後巻付いた中間品を剥離処理するか又はワインダーで巻
取処理後、剥離損紙処理しているが、この方法では作業
性が悪く、抄紙工程の能率も悪いという欠点がある。
【0004】更に、紙切れ、抄出し通紙により、リール
スプールに小幅のシートを巻付けた後、全幅に広げるた
め、幅方向で巻付きシートの厚みが異なり、リールスプ
ールの下巻不良による不良品の発生並びに通紙用ロープ
トラブルによる抄紙機、ロール等の損傷事故発生の原因
となることがあった。
【0005】本考案は前述従来の欠点を改善し、全幅に
広げた後にリールスプールへ巻付けることができ、他方
中間品をリールドラム側に付着させてパルパーへ落とす
ことを可能ならしめ、更にリールドラムに小幅シートを
通す際、従来キャリアーロープを1本又は数本使用して
運んでいたが、確実にリールドラムにシートが付着する
ことからロープを使用しないで通紙を可能にする装置で
もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、抄紙機の巻取
り部であるリールスプールとリールドラムにおいて、リ
ールドラムに平行してシャワーパイプが取付けられてお
り、該シャワーパイプには、リールドラムの軸に沿って
単数又はほぼ等間隔に複数のノズルが取付けられ、バル
ブの開閉によって該ノズルからリールドラムに散水又は
散水を停止するリールドラム用シャワー装置である。該
シャワーパイプはリールドラムの紙入口側に設置されて
おり、リールドラムの一部又は全幅に亙って水を霧状に
散布するものである。
【0007】
【作用】本考案は以上の如き構成のものからなり、通常
の抄紙の場合にはシャワーの散水を停止させておき、シ
ートをリールスプールに巻付けている。その後、抄紙条
件の変更があった場合又は紙切れ等が生じた場合には、
直ちにシャワーの散水を行い、リールドラム外周面に水
を霧状に散布する。この散水量及び幅はシートをリール
ドラム側に付着させるために重要なファクターであっ
て、この散水量及び幅はリールドラムの面長、周速、表
面形状、リールドラム、リールスプールの材質、ロール
の表面性及びシートの材質等によって適宜変更して散布
すれば良い。次に、シャワー水量が安定したところで、
通常の枠替え時と同様の方法により巻取ロールをリール
ドラムから離して行き、更にエアを巻取ロールとリール
ドラム間の紙面に吹き付けることにより紙を切断する。
このエア吹き付けは、通常の巻取装置に設置されている
公知の紙切り用エア吹き付け装置を用いて実施すればよ
い。
【0008】以上のように、リールドラムに水を散布す
るとリールドラムとリールスプールとのニップ間を通る
紙は、リールスプールから離れ、リールドラム外周面に
確実に付着し、外周面に沿って移送され、その下に位置
するパルパーに落下する。従って、紙質変更による中間
品や紙切れ等による損紙は、従来の如く一旦巻枠に巻取
り、その後巻枠を替えるという手間もかからず簡単に、
かつ確実に中間品又は紙切れ通紙後の損紙等をリールス
プールに巻付けずパルパーに落下せしめることができ
る。また、従来はキャレンダーから出て来る紙をリール
に通紙する場合には、通紙する紙の下方にエアを吹き出
すガイド板等を設置し、上方には図1の破線で示すよう
なキャリアーロープを設置することにより紙をガイドし
ていたが、本考案のシャワー装置によってリールドラム
外周面に散水すると紙が容易にリールドラムに付着する
ため、エアとガイド板により紙の進行方向を調整するの
みで、上方に設置していたキャリアーロープを省略する
ことが可能である
【0009】
【実施例】図1及び図2は、本考案の一実施例を示した
ものであるが、次ぎに図示例を参照して本考案を具体的
に説明する。抄紙機のリールドラム1の通紙側の側面に
該リールドラム1の軸に平行にシャワーパイプ2が取付
けられている。
【0010】該シャワーパイプ2は、図2に示すように
リールドラムの幅方向に亙ってほぼ等間隔に複数のシ
ャワーノズル3、‥‥、3が取付けられており、該ノズ
ル3はバルブ4の開閉によってリールドラム1外周面に
水を幅方向にわたって均一に散水できるようになってい
る。尚、図1、図2中符号5はリールスプール、図1中
符号6はドクター、符号7はパルパー、符号8はキャリ
アーロープ及びSは紙である。
【0011】抄紙機が通常の状態で操業されているとき
は、バルブ4は閉めておき、紙Sはリールドラム1とリ
ールスプール5のニップ間を通ってリールスプール5に
巻取られている。その後、紙質変更を行って中間品が発
生する時には、直ちにバルブ4を開いて水をリールドラ
ム1外周面に散布し紙をリールドラム外周面に付着さ
、シャワー水量が安定したところで巻取ロールをリー
ルドラムから離して行き、エアにより紙を切断し、更に
紙をリールドラムに沿って下方のパルパーに落下させ
【0012】要するに、リールドラム1外周面に水を散
しながらリールドラム1を回転させると、リールドラ
ム1とリールスプール5とのニップ間を通る紙は水の作
用によってリールドラム1外周面に付着してリールドラ
ム1の回転方向(図1中下側方向)へ移動してパルパー
7へ落下するのである
【0013】例えば、リールドラム1の面長が6,810mm
であり、リールドラムの周速820m/分の場合、シャワー
パイプ2を直径1 1/2Bで、長さが7,000mm、また、シャ
ワーノズルの孔径が1.7mm、該ノズルの個数16個、ノズ
ルの取付ピッチが400mm、シャワーノズル1個当りの散
水量を30リットル/分とし、バルブサイズ1 1/2Bとした
ときに、リールドラム外周面への散水量は、ほぼ下記式
に示すようになる。 30リットル/分×16 ──────────× 60%≒50cc/m2 6.81m×820m/分 (但し、式中60%は散布した水が実際にリールドラムに
残る割合である。)
【0014】
【考案の効果】以上の如く本考案は、紙質の変更又は紙
切れ等が生じたときに、リールドラムに水を散布するこ
とによって中間品又は紙切れ等の損紙をリールスプール
に巻付けることなくリールドラム側に付着させ、その後
公知のエアで簡単に切断し、該中間品又は紙切れ損紙等
をパルパーに落下せしめることができる。従って、紙質
変更の能率を高めることができ、損紙等の処理も簡単、
かつ能率的に行うことができる。更に、紙がリールドラ
ムに付着するため、小幅シートを通紙する際に使用して
いたキャリアーロープも使用せずに通紙できるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】シャワーパイプの取付状態を示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1:リールドラム 2:シャワーパイプ 3:シャワーノズル 4:バルブ 5:リールスプール 6:ドクター 7:パルパー 8:キャリアーロープ S:紙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機の巻取り部であるリールスプール
    とリールドラムにおいて、リールドラムに平行してシャ
    ワーパイプが取付けられており、該シャワーパイプに
    は、リールドラムの軸に沿って単数又はほぼ等間隔に複
    数のノズルが取付けられ、該ノズルからリールドラムに
    散水、散水停止自在とされていることを特徴とするリー
    ルドラム用シャワー装置。
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JPH061354U JPH061354U (ja) 1994-01-11
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